■スペーサー

Tittle
■スペーサー
Contents (映画のタイトルをクリックしますと作品案内か所へジャンプします)

■スペーサー
■スペーサー
Wanner Brothers  Warner Bros. Pictures 
1 無法者の群 2 カンサス騎兵隊 3 ヴァジニアの血闘 4 壮烈第七騎兵隊
5 サン・アントニオ 6 死の谷 7 ダラス 8 追跡
9 セントルイス 10 遠い太鼓 11 勇者のみ 12 勇魂よ永遠に
13 無法街の決闘 14 コルト45 15 ホンドー 16 スプリングフィールド銃
17 荒野の貴婦人 18 復讐に来た男 19 七人の無頼漢 20 捜索者
21 友情ある説得 22 左ききの拳銃 23 縛り首の木 24 リオ・ブラボー
25 バファロー大隊 26 荒野のガンマン 27 テキサスの4人 28 遠い喇叭
29 シャイアン 30 テキサスの五人の仲間 31 ファイヤークリークの決斗 32 ワイルドバンチ
33 チザム 34 砂漠の流れ者 35 ギャンブラー 36 11人のカウボーイ
37 大列車強盗 38 ビッグケーヒル 39 アウトロー 40 トム・ホーン
41 ペイルライダー 42 許されざる者 43 ワイアット・アープ 44 マーヴェリック
45 ワイルド・W・ウエスト 46 アメリカン・アウトロー 47 J・ジェームズの暗殺 48







1 無法者の群(Dodge City)(1939)


ストーリーは、家畜業者の代理人のウェイド・ハットン(エロール・フリン)は、昔の仲間であるジェフ・シュレット(ブルース・キャボッ)がルビイ(アン・シェリダ))を情婦にして、無法者がはびこるダッジ・シティで、ボスとなって悪事をはたらいているのを知り、それを見かねて自ら保安官になり、町の治安回復に手腕を発揮するが・・。

Olivia de Havilland & Errol Flynn
この作品は、鉄道が開通したダッジ・シティが人口が増加すると共に牛の取引で発展する一方、無法者を取締まり平和な町へと取組む保安官の活躍を描いたアクション・ウェスタン。エロール・フリンは、1933年にオーストラリア映画で映画デビューし、'30〜'40年代、悪に立ち向かうキャラクターで人気を集めた。数多くの映画で共演したオリヴィア・デ・ハヴィランドを愛していたそうだが、彼女は彼の素行に問題が多く相手にしなかったというが、彼も50歳で世を去った。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 104 min.
■スペーサー
■cast
エロール・フリン / オリヴィア・デ・ハヴィランド / アン・シェリダン / ブルース・キャボット / フランク・マクヒュージョン・ライテル / ヘンリー・トラヴァース
■スペーサー
■staff
製作・監督:マイケル・カーティス
脚本:ロバート・バックナー
撮影:レイ・レナハン
音楽:マックス・スタイナー
美術:テッド・スミス

■linkDodge City


2 カンサス騎兵隊 (Santa Fe Trail)(1940)


ストーリーは、陸軍士官学校卒業を間近に控えて、ジェブ・スチュアート(エロール・フリン)は、同級のレイダー(ヴァン・ヘフリン)と大喧嘩を始めた。レイダーは奴隷制度即時撤廃を主張して、そのためには暴力もやむを得ずとするジョン・ブラウン(レイモンド・マッセイ)の説を支持しためであった。レイダーは退校処分となり、ジェブは親友のジョージ・カスター(ロナルド・レーガン)と共にブラウン一派の勢力圏にあるサンタ・フェ鉄道の起点にある駐屯部隊に配属された。サンタ・フェで駅馬車業を営んでいるサイラス・ホリディ(ヘンリー・オニール)の美しい娘のキット(オリヴィア・デ・ハヴィランド)には、ジェブやカスターも心を奪われていた。ある日、二人は駅馬車を護衛の途中、積荷を聖書と偽り小銃を受け取るブラウン一派と遭遇した。その中にはレイダーもいたが・・・。

Olivia de Havilland
この作品は、南北戦争以前を舞台に戦争の遠因となった奴隷解放運動家ジョン・ブラウンと彼に対抗するカンサス騎兵隊員の戦いを描いたウェスタンの傑作。オリヴィア・デ・ハヴィランドは、1916年、東京生まれ、両親ともイギリス人で5歳の時に離婚、妹のジョン・フォンテイーンと共に母親に連れられカリフォルニアに渡った。カレッジに在学中、サラトガの地方公演に出演、マクス・ラインハルトに推薦され映画『真夏の夜の夢』に企画と共にワーナー・ブラザーズと契約することになった。本作は24歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 105 min.

■スペーサー
■cast
エロール・フリン / オリヴィア・デ・ハヴィランド / レイモンド・マッセイ / ロナルド・レーガン / アラン・ヘイル / ウィリアム・ランディガン / ヴァン・ヘフリン / ジーン・レイノルズ / ヘンリー・オニール / グィン・ウィリアムス / アラン・バクスター / ジョン・ライテル / ホバート・カヴァナ
■スペーサー
■staff
監督:マイケル・カーティズ
脚色:ロバート・バックナー
撮影:ソル・ポリート
音楽:マックス・スタイナー

■linkSanta Fe Trail


3 ヴァジニアの血闘 (Virginia City)(1940)


ストーリーは、南北戦争のさなか、ケンタッキー 州モーガンタウンの南軍検問所にヴァジニア・シティ行きのオーバーランド・ステージ・ラインの駅馬車が停まった。乗客には、脱獄した北軍のケリー・ブラッドフォード大尉(エロール・フリン)らとジュリア・ヘイン(ミリアム・ホプキンス)、金物商に成済ました強盗団の首領ジョン・マレル(ハンフリー・ボガート)などが乗っていた。ヘインは、南軍の危機を救うため、ヴァージニア・シティにある金塊を輸送することを提案し、リッチモンドのリビー捕虜収容所、ここは南部連合国の軍施設で通称「悪魔の巣窟」と云われるとこで、所長のヴァンス・アーヴィ大尉(ランドルフ・スコット)を訪ね話を持ちかける。彼女とアーヴィは南部連邦大統領から許可を得た。やがて、500万の金塊を1900キロに渡って運ぶことになるが・・・。

Miriam Hopkins & Randolph Scott
この作品は、冒頭に1864年12月、73名の男女と子供たちによりアメリカ史に残る大計画が決行された。この作品はその人々に捧げる。人物は架空だが物語りは事実である。とクレジットされるが、4大スターが競演するスケールの大きな味わいのあるウエスタンである。終盤では、南軍の金塊を追って北軍騎兵隊が追跡して来るが、ブラッドフォード大尉は、岩盤に爆薬を仕掛けて金塊を積んだ馬車を崩れた岩で隠してしまう。彼はその場で逮捕され、ヴァジニアで裁判が行われる。戦時禁制品を奪ったことにより、重反逆罪で有罪と評決されるが、彼は金塊を奪ったのは独断で、理由があると云う。これは軍規が及ばない事柄で、金塊は南軍に渡らず、戦争が長期化するのを私は防いだと弁明し、更に、兵士と人間の間で判断が揺れ、正しいと信じる人々を裏切ることはしないと決めたと言う。リーダー(ヴァンス・アーヴィ大尉/戦死する)は、金塊が南部に戻るのを願っていた。生活や誇りを取り戻すために、私はただ信じ、正しいことをしていると、だから私は金塊を北軍に渡さないと申し開きをするが、1865年4月9日の朝被告を規則にのっとって処刑すると申し渡される。

一方、ジュリア・ヘインは、4月8日、処刑まで6時間もない中、リンカーン大統領が多忙の中拝謁が許され、「処刑は間違いで、軍人でなく人として裁いて下さい」と懇願する。大統領は裁判の記録は読んだが、彼の有罪に疑問の余地はないと言いながらも、私も一人の人間だ彼を助けよう、もうだれも殺されないと、それに、明日、アポマトックスで、リー将軍がグランド将軍に会い和平交渉をすると云う。彼女は南軍は負けたのですねと問うが、大統領は、負けたのではない合衆国に戻るのだよ、あなたは3200キロを越え、敵だった人間を愛するがゆえに助けに来た。2人が我が国の未来の象徴と思え、我々アメリカ人の心の中に復讐の思いは無く、敗北の憎しみもない、血と情熱で結ばれた同胞であり、この先運命は分かたれない、悪意を捨て万人に慈悲を、われわれが正義だと固く信じ国家の再建に努めよう、永遠に続く平和を実現しそれを育むのだ・・・。裁判やフィナーレでのセリフが応酬されるシーンには感動させられるが、映像はモノクロでも、アリゾナ州セドナやカルフォルニアのレイク・シャウッドなど美しく撮られており、マックス・スタイナーのスコアもウエスタンに相応しく奏でられている。

ダンサーのジュリア・ヘインを演じたミリアム・ホプキンス (Miriam Hopkins)は、1902年、ジョージア州生まれ、シラキューズ大学卒業後、バレエ・ダンサーを目指してニューヨークに渡るが果たず、ブロードウェイの舞台に立っていた。1928年に「The Home Girl」で映画デビュー、その後、エルンスト・ルビッチ(Ernst Lubitsch)監督に重用され売り出しトップ・スターに登り詰めた。本作では、サルーンで"The Battle Cry of Freedom"をコーラス・ガールと共に唄っている。(Written by George Frederick Root)

ヒゲを生やした悪役の強盗団首領を演じたハンフリー・ボガート( Humphrey Bogart)は、 1899年、ニューヨーク生まれ、1930年代はギャング映画などの悪役多く演じたが、本作以降、『マルタの鷹』(The Maltese Falcon)('41)や『カサブランカ』(Casablanca)('42)などの作品でハードボイルド・スターの地位を確立し、1940〜50年代を代表する名優として、時代の象徴的存在に挙げられることが多く、1999年にAFIが発表した「アメリカ映画スターベスト100」では男優の1位に輝いている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 121 min.

■スペーサー
■cast
エロール・フリン / ミリアム・ホプキンス / ランドルフ・スコット / ハンフリー・ボガート / フランク・マクヒュー / アラン・ヘイル / グィン・ウィリアムス / ジョン・ライテル / ダグラス・ダンブリル / モローニ・オルセン / ラッセル・シンプソン / ディッキー・ジョーンズ / フランク・ウィルコックス / ラッセル・シンプソン / ヴィクター・キリアン
■スペーサー
■staff
監督:マイケル・カーティズ
脚色:ロバート・バックナー
撮影:ソル・ポリート
美術:テッド・スミス
音楽:マックス・スタイナー
録音:オリヴァー・S・ギャレットソン、フランシス・J・シェイド
編集:ジョージ・エイミー

■linkVirginia City



4 壮烈第七騎兵隊 (They Died with their Boots on)(1942)


ストーリーは、1857年、ジョージ・アームストロング・カスター(エロール・フリン)は、ウェスト・ポイント陸軍士官学校に入学した。成績は開校以来最低といわれたが、武勇に長け、勇敢なことでは開校以来と評判であった。カスターは、南北戦争が勃発して卒業が繰り上げられ、恋人のエリザベス・ベーコン(オリヴィア・デ・ハヴィランド)に別れを告げる暇もなく、北軍に加って出征し、スコット中将(シドニー・グリーンストリート)の目にとまって第2騎兵隊に所属することになった。やがて、数々の戦功を立て准将にまで昇進し、めでたくエリザベス・ベーコンと結婚したが、戦争も終わって、退役軍人の生活はあまり幸福ではなかった。気遣った妻は、カスターの復帰に尽力し、ダコタのリンカーン砦にある第7騎兵隊の司令官に任命された。カスターは第7騎兵隊を再建し、インディアンと平和条約を結び、ブラック・ヒルには白人は入らないことを約束したが、金鉱の情報を聞きつけたネッド(アーサー・ケネディ)はインディアン地域に入り込もうとした。だが、カスターの説得も空しく、ついにインディアンは鋒起したのだが・・・。

Errol Flynn(right)
この作品は、戦時中に製作された猛将カスターの実像を豪快な戦闘シーンの中に浮き彫りした伝記スペクタクルのウェスタンで、カスター将軍は、正義と共存を貫くアメリカのシンボルと言われる。映画の中で、本当のアメリカ人はインデイアンだというセリフに出会うがまさにであり、スタン・ステイナーの「ニュー・インディアン」によると、アメリカ独立の頃から1845年にかけて、約115万人と推定されたインディアンの人口が、1870年の25年の間に何と25000人余りに激減している。西部各地で鉱脈が発見されたりして西部への白人の移住が激増したに他ならない。しかし、かつてこの大陸の主人公だったインデイアンたちが、わずかな期間にほんのひとつまみの人口になってしまったのはやはり異常事態であったと云える。カスター将軍を演じたエロール・フリンは、1909年、オーストラリア・タスマニア生まれ、パリの高校、ロンドンのセント・ポール・スクールを経てニューギニア、シドニーを転々、人のすすめで1933年、オーストラリアで映画デビュー、本作は33歳時の作品。アンソニー・クインが、クレージー・ホースを演じている。

南北戦争が1865年に終結し、カスターは退官する。だが、妻の尽力によって、ダコタのリンカーン砦にある第七騎兵隊の司令官に復帰する。1875年になると、サウスダコタの西の外れ、ブラック・ヒルズに金鉱が発見され、これは、スー族の人々にとって連邦政府にそこはインディアンの聖地として認めてもらっていただけに非常に不幸な出来事であった。それは、政府との約束を無視して、一攫千金を狙って多くの山師たちがどっと流れ込んできたからである。フィリップ・シェリダン将軍は一応インディアンの土地での金鉱探しを止めさせようとしたが、彼等の勢いを止めることが出来なかった。インディアンは白人の度重なる背信行為に激怒し、結集した勢力は白人の予想をはるかに上回るもので、シッテイング・ブルやクレージー・ホースに指揮されたスーとシャイアンの連合軍は、モンタナの南端に近いリトル・ビックホーン川のほとりで、アメリカ陸軍の騎兵隊を迎え撃った。この年が丁度アメリカ建国百年祭に当たり、ここで勝利を飾ってあわよくば大統領選挙への出馬もと考えていたらしい第七騎兵隊のジョージ・カスター隊長は、全員を三隊に分け、功を急いでインデイアンの中に突入、そして、カスター以下225名全滅というアメリカ陸軍史上まれにみる結果となった。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 138 min.

■スペーサー
■cast
エロール・フリン / オリヴィア・デ・ハヴィランド / アーサー・ケネディ / チャーリー・グレイプウィン / ジーン・ロックハート / アンソニー・クイン / スタンリー・リッジス / ジョン・ライテル / ウォルター・ハムデン / シドニー・グリーンストリート / レジス・トゥーミー / ハティー・マクダニエル
■スペーサー
■staff
製作:ハル・B・ウォリス、ロバート・フェローズ
監督:ラウール・ウォルシュ
脚本:ウォーリー・クライン、イーニアス・マッケンジー
撮影:バート・グレノン
音楽:マックス・スタイナー
美術:ジョン・ヒューズ
編集:ウィリアム・ホームス
録音:ドルフ・トーマス

■linkThey Died with their Boots on



5 サン・アントニオ(San Antonio)(1945)


ストーリーは、1877年、テキサスの牧畜業者は、家畜強盗団が横行し困惑していた。牧畜業者の1人のクレイ・ハーディン(エロール・フリン)は、強盗の1人を取り押えたが、そのボスがサン・アントニオでダンス・ホールを経営しているロイ・スチュアート (ポール・ケリー) と相棒のルガール(ヴィクトル・フランサン)の2人であることを知り、ハーディンはサン・アントニオに向った。ハーディンは、途中、強盗一味が待ち伏せていることを察知、歌手のジーン・スター(アレクシス・スミス)とマネジャーのサッシャ(S・Z・サコール)が乗っている馬車に相乗りして無事に町へ入った。何にも知らない歌手のジーンは、スチュアートのダンス・ホールで舞台に立ったが・・・。

Alexis Smith
この作品は 戦後初めて公開されたカラー西部劇で、アレクシス・スミスが歌う「サム・サンデー・モーニング」が大ヒットし、アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた。 アレクシス・スミス(Alexis Smith)は、1921年、 カナダ、ブリティッシュコロンビア で生まれ、ロサンゼルスで育った。大学在学中にワーナー・ブラザースにスカウトされ、1940年、『Alice in Movieland 』( Warner Bros.)(uncredited) でデビュー、本作は23歳時の作品。この映画ではアレクシス・スミスが「サム・サンデイ・モーニング」(Some Sunday Morning)と「サムウエア・イン・モントレー」(Somewhere in Monterey)の2曲を歌っているが何れもボビー・クラヴィン(Bobbie Canvin)が吹き替えている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 109 min.

■スペーサー
■cast
エロール・フリン / アレクシス・スミス / S・Z・サコール / ヴィクトル・フランサン / フローレンス・ベイツ / ジョン・ライテル / ポール・ケリー / ロバート・シャイアン / ジョン・アルヴィン / モント・ブルー
■スペーサー
■staff
製作:ロバート・バックナー
監督:デイヴィッド・バトラー
脚本:アラン・ルメイ、W・R・バーネット
撮影:バート・グレノン
音楽:マックス・スタイナー

■スペーサー
■linkSan Antonio



6 死の谷(Colorado Territory)(1945)


ストーリーは、アウトローのウエス・マックイーン(ジョエル・マクリー)は列車強盗で入獄されてるが、脱獄の手助けした仲間と列車強盗をたくらむ。首尾よく大金をせしめ、コロラド・カースン(ヴァージニア・メイヨ)と誰も祝福してくれない荒野での結婚式に束の間の幸せを感じるが・・・。

Virginia Mayo
この作品は、1870年代、中西部のコロラドを舞台に新たな人生を始めようとする脱獄囚の男と不幸続きで人生に疲れ切った女が希望を見出そうとする・・。1941年の『ハイ・シエラ』を大胆にリメイクした情感あふれるウェスタンでコロラドの壮大な景観も見どころになっている。ヴァージニア・メイヨは、1920年、ミズーリ州セントルイス生まれ、演劇学校で学んだ後、ニューヨークへ出てコーラス・ガールからサミュエル・ゴールドウィンに認められ、ゴールドウィン・ガールズとして映画にデビュー、脚線美と妖艶な色気で売り出した。本作は25歳時の作品。ハリウッド・スターの中で離婚歴がない(夫とは死別)。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 109 min.

■スペーサー
■cast
ジョエル・マクリー / ヴァージニア・メイヨ / ドロシー・マローン / ヘンリー・ハル / ジョン・アーチャー / ジェームス・ミッチェル / モリス・アンクラム / ベイジル・ルイスディル / フランク・パグリア
■スペーサー
■staff
製作:アンソニー・ヴェイラー
監督:ラウール・ウォルシュ
原作・脚本:ジョン・トゥイスト、エドモンド・H・ノース
撮影:シド・ヒコックス
音楽:デイヴィッド・バトルフ
編集:オウエン・マークス

■linkColorado Territory



7 ダラス(Dallas)(1950)


ストーリーは、スペイン人牧場主の娘トニア(ルース・ローマン)の婚約者であるマーティン・ウェザービー(リーフ・エリクソン)は、彼女に再会出来る喜びを胸に、連邦保安官としてダラスに赴任して来た。彼は到着後、南軍の大佐だったお尋ねものブライド・ホリスター(ゲーリー・クーパー)と知り会ったが、ある事情により彼を保安官に仕立てねばならぬことになった。
Ruth Roman
ホリスターはお尋ねものとはいえ、実は町の山師マーロウ兄弟(レイモンド・マッセイ、スティーヴ・コクラン )に、わが家を焼かれ、当局に抗議したが南部人への偏見からかえって迫害を受けた。やむなく意を決して独力で悪に対抗しょうとしていたが・・・。

この作品は、南北戦争後、未だ無法者の横行するテキサスを舞台に繰り広げられる痛快ウェスタンで、戦後「ワーナー・ブラザース日本支社」再開の第1回公開となった作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 109 min.

■スペーサー
■cast
ゲイリー・クーパー / ルース・ローマン / レイモンド・マッセイ / スティーヴ・コクラン / バーバラ・ペイトン
■スペーサー
■staff
製作:アンソニー・ヴェイラー
監督:スチュアート・ハイスラー
脚色:ジョン・ツウィスト
撮影:アーネスト・ホーラー
音楽:マックス・スタイナー
美術:ダグラス・ベーコン

■linkDallas



8 追跡(Pursued) (1947)


ストーリーは、孤児のジェブ・ランド(ロバート・ミッチャム)はメドラ・コラム夫人(ジュディス・アンダーソン)に育てられた。だが、義母の育ての恩は十分感じているが愛を素直に受けることが出来なかった。ランドは、メドラの実子アダム・カラム(ジョン・ロドネイ)とソーリー・カラム(テレサ・ライト)と共に育って来たが、同じ年のソーリーといつか相愛の仲となっていた。米西戦争が起こると、ランドは、自分かカラムかが従軍すべきだと言い出し、出征したのはランドであった。やがて、名誉の戦傷を負い英雄として帰って来たが、またアダム・カラムと争うことになったが・・・。

Robert Mitchum & Teresa Wright
この作品は1900年、ニュー・メキシコを舞台にしたヒューマン・ドラマの西部劇で、新人時代のロバート・ミッチャムが主演した。 テレサ・ライトは、1918年、ニューヨーク生まれ、学生時代にヘレン・ヘイズの演技に心うたれて女優を目指したという。劇作家のリリアン・ヘルマンに認められ、その紹介で、原作がリリアン・ヘルマンの舞台劇の映画『偽りの花園』(The Little Foxes)('41)(Samuel Goldwin Company)でデヴュー、更に『ミニヴァー夫人』(Mrs. Miniver)('41)(Loew's)でアカデミー助演女優賞を得ている。本作は29歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 101 min.

■スペーサー
■cast
テレサ・ライト / ロバート・ミッチャム / ジュディス・アンダーソン / ディーン・ジャガー / アラン・ヘイル / ジョン・ロドネイ / ハリー・ケイリー・ジュニア / クリフトン・ヤング
■スペーサー
■staff
製作:ミルトン・スパーリング
監督:ラウール・ウォルシュ
脚本:ナイヴン・ブッシュ
撮影:ジェームズ・ウォン・ホウ
音楽:マックス・スタイナー

■linkPursued



9 セントルイス (South of St. Louis) (1949)


ストーリーは、南北戦争の頃、セントルイスの南方はゲリラの溜まり場であった。キップ・デイビス(ジョレル・マクリイ)、チャリー・バーンズ(ザカリー・スコット)それにリー・プライス(ダグラス・ケネディ)の三人で営む牧場も、ゲリラのルーク・コッテル(ヴィクター・ジョリイ)に焼払われてしまった。報復するため、三人はブラウンスヴィルの町へ乗り込み、ルークを叩きのめしたが、その後、リー・プライスは南軍に志願、キップ・デイビスとチャリー・バーンズの二人は、酒場の歌手ルージュ・デ・リースル(アレクシス・スミス)の勧めで南軍への武器密輸を始めた。キップ・デイビスは、危難に遭遇しながら仕事を続けていたが、テキサス州エデントンの町で許婚者のデボラ・ミラー(ドロシー・マローン)と再会した。彼は牧場再興のため金が必要で結婚を迫る願いを聞き入れようとはしなかったが・・・。

Dorothy Malone
この作品は、南北戦争を舞台に男達の友情を描いたアクション・ウェスタンの傑作。ドロシー・マローンは、1925年、シカゴ生まれ、幼少の頃、モデルとして活躍、ハイランドパークの高校、南メソジスト大学で演技を学び、RKOのエージェントにスカウトされた。1942年『The Man Who Wouldn't Die』 (uncredited) (Twentieth Century-Fox)に端役で出ていたが『Frontier Days』('45) (Warner Bros.)で本格デビューした。本作は24歳時の作品。

この作品は、南北戦争を舞台に男達の友情を描いたアクション・ウェスタン。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 90 min.

■スペーサー
■cast
ジョエル・マクリー Joel McCrea / アレクシス・スミス / ザカリー・スコット / ドロシー・マローン / ダグラス・ケネディ / ヴィクター・ジョリー / ボブ・スティール / アート・スミス / モント・ブルー / ナチョ・ガリンド
■スペーサー
■staff
製作:ミルトン・スパーリング
監督:レイ・エンライト
脚本:ザカリー・ゴールド、ジェームズ・R・ウェッブ
台詞:ジーン・ルイス
撮影:カール・フロイント
音楽:マックス・スタイナー

■linkSouth of St. Louis



10 遠い太鼓 (Distant Drums) (1951)


ストーリーは、1840年のフロリダ地方は、セミノール・インディアンが反抗し、長い間にわたって悪戦苦闘を続けていた。フロリダ周辺の防備にあたるクインシー・ワイアット大尉(ゲイリー・クーパー)は、海軍中尉のリチャード・タツフ(リチャード・ウェッブ )と協力して、インディアン部落を襲撃して、捕虜になっていた白人たちを救った。捕虜だったジュディ・ベケット(マリ・アルドン)をつれて帰る途中、インディアンの大群に襲われ、夜になってから彼等は、完全にインディアンに包囲されてしまった。逃れるには、沼地を歩いて渡るほかに方法はなく、猛獣や毒蛇を警戒しながら奥地へと進んだが・・・。

Gary Cooper & Mari Aldon
この作品は、フロリダのセミノール・インディアンの蜂起を題材に展開されるアクション・ウェスタン。クライマックスの水中でのナイフの死闘はアクション映画に語り継がれる名シーンである。セミノールは18世紀に出現し、ジョージア州、ミシシッピ州、アラバマ州、そしてフロリダ州から来たインディアンで構成されているが、もともとはフロリダ州のインディアンといわれている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 101 min.

■スペーサー
■cast
ゲイリー・クーパー / マリ・アルドン / リチャード・ウェッブ / レイ・ティール / アーサー・ハニカット / ロバート・バラット / グレッグ・バートン / ビバリー・ブランドン / ボブ・バーンズ / シドニー・カーポ / ラリー・チャンス
■スペーサー
■staff
製作:ミルトン・スパーリング
監督:ラウール・ウォルシュ
原作:ナイヴン・ブッシュ
脚色:ナイヴン・ブッシュ、 マーティン・ラッキン
撮影:シド・ヒコックス
音楽:マックス・スタイナー
美術:ダグラス・ベーコン
編集:フォーマー・ブラングステッド
録音:オリヴァー・S・ギャレットソン
技術顧問:ミッチェル・コヴァレスキー

■linkDistant Drums



11 勇者のみ (Only the Valiant) (1951)


ストーリーは、1867年、南北戦争の直後のニュー・メキシコ、リチャード・ランス大尉(グレゴリー・ペック)は、指揮官としては部下から敬遠されていたが、部下を連れて砦を襲ったアパッチ族の酋長を捕らえ本拠のウィンストン砦に帰った。砦の隊長ドラム大佐(ハーバート・ヘイス)は、アパッチ族の報復を恐れ、堅固なグランド砦へ移すことを決定し、護送をウィリアム・ハロウェイ中尉(ギグ・ヤング)に命じた。ところがハロウェイ中尉とランス大尉は、娘キャシー・エヴァーシャム(バーバラ・ペイトン)の恋敵同士だったので、ランスが女を一人じめにする策略だと部下たちは誤解をした。ハロウェイ中尉は、パッチ族に酋長を奪い返され、殺されて砦へ送り届けられたが・・・。

Gregory Peck & Barbara Payton
この作品は、恋敵の同僚を自分の身代わりに危険な任務に就かせたと誤解された騎兵隊大尉が汚名返上するために荒くれや者などのゲリラを指揮し、援軍到来までアパッチを引きつけ撃破するというニュー・メキシコを舞台にした活劇ウェスタンの傑作。

ワード・ボンドは、1903年、ネブラスカ生まれ、1929年『Words and Music』 (uncredited) (Fox Film Corporation)でデビュー、本作は48歳時の作品。黄金期の西部劇で活躍した名脇役の1人。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 90 min.

■スペーサー
■cast
グレゴリー・ペック / バーバラ・ペイトン / ワード・ボンド / ギグ・ヤング / ロン・チェイニー・Jr/ ネヴィル・ブランド / ジェフ・コーリイ / ワーナー・アンダーソン / スティーヴ・ブロディ / ダン・リス / テリー・キルバーン / ハーバート・ヘイス / アート・ベイカー / ヒュー・サンダース / マイケル・アンサラ / ナナ・ブライアント
■スペーサー
■staff
製作:ウィリアム・キャグニー
監督:ゴードン・ダグラス
原作:チャールズ・マーキス・ウォーレン
脚色:エドモンド・H・ノース 、ハリー・ブラウン
撮影:ライオネル・リンドン
音楽:フランツ・ワックスマン
美術:ウィアード・イーネン
編集:ウォルター・A・ハンネマン、ロバート・S・セイター
録音:レスリー・G・ヘウイット

■スペーサー
■linkOnly the Valiant



12 勇魂よ永遠に (Rocky Mountain)(1950)


ストーリーは、ロッキー・マウンティン(Rocky Mountain)は別名幽霊山と言われる。1865年3月26日南軍のバーストウ大尉(エロール・フリン)の指揮する一分隊がカルフォルニアに潜入した。それは、ロバート・リー将軍の密名を受け幽霊山でコール・スミス(ハワード・ペトリー)と落ち合うためであったが、待ち受けていたのは無表情な巨大な岩ばかりであった。3200キロ後方では、リー将軍が激戦に耐えていたが、彼等8名は戦局を好転させる為に派遣されたのだが・・・。

Errol Flynn & Patrice Wymore
この作品は、リー将軍の密名を受けた南軍の一分隊が、ロッキー・マウンティンでカリフォルニアに大きな勢力を持つといわれるコール・スミスと落ち合うが、結局支援は得られずに、最後にはインディアンと壮絶な戦いで全滅する。そこに北軍の一隊が駆けつけ、彼等の勇魂を称え、剣を抜き敬礼して南軍旗を山頂に掲揚するとこなどは感動を呼ぶシーンである。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 83 min.

■スペーサー
■cast
エロール・フリン / パトリス・ワイモア / スコット・フォーブス / グィン・ウィリアムス / ディック・ジョーンズ /ハワード・ペトリー / スリム・ピケンズ / チュビー・ジョンソン / バズ・ヘンリー / シェブ・ウーリー
■スペーサー
■staff
製作:ウィリアム・ジャコブス
監督:ウィリアム・ケイリー
原作:アラン・ルメイ
脚本:ウィンストン・ミラー、アラン・ルメイ
撮影:テッド・マッコード
音楽:マックス・スタイナー
美術:スタンリー・フライシャー

■linkRocky Mountain



13 無法街の決闘 (Forth Worth)(1951)


ストーリーは、ガンマン、ネッド・ブリット(ランドルフ・スコット)は、14年ぶりに故郷のテキサス州、フォート・ワース(ダラス市の約30マイル (48 Km) 西部に位置する)に幌馬車隊と共に向かっていたが、途中、フローラ・タルボット(フィリス・サクスター)も幌馬車隊と合流する。幌馬車隊が野営していた時、ネッドは、牛追いしていたゲイブ・クレベンジャー(レイ・ティール)の一味に襲われ、相手が発砲したことで、牛が暴走し、幌馬車隊は大変な被害を蒙るが、やがて、フォート・ワースに着いた。ブリットは、そこで、幼馴染のブレア・ランスフォード(デビッド・ブライアン)に再会するのだが、フローラは彼の許婚で、牧場主であった。ネッドは、ここで「フォート・ワース・スター」という新聞社を開業するが、ゲイブたちの殺人事件などをスクープすることから、彼らに嫌がらせを受け命を狙われる。ある日、ネッドとブレアは、ゲイブ一味に囲まれ、危ういところ二人は拳銃を捨てる振りして、互いに咄嗟に交換し、危機を脱するのであった。やがて、フォート・ワースにも鉄道が施設されることになり、ネッドとブレアは対決せざるをえない状況となっていくのだが・・・。

Randolph Scott,David Brian & Phyllis Thaxter
この作品は、テキサス州、フォート・ワースを舞台にしたアクション西部劇で、スタンピートなど迫力あるシーンや、鉄道施設がはじまる時期の駅馬車との競争などコミカルに描かれているとこなどは興味深い。フローラ・タルボットを演じたフィリス・サクスター(Phyllis Thaxter)は、1921年、メイン州、ポートランド生まれ、ポートランドのディーリング高校で学び、1939年、18歳でブロードウェイ"What a Life!"でデビュー、"Henry Aldrich"を演じた。映画では、1944年『東京上空30秒』(Thirty Seconds Over Tokyo)で、ヴァン・ジョンスンの妻"Ellen Lawson"を演じている。本作は30歳時の出演作であるが、1950年代以降TV出演が多い。(US Version)

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 80 min. Aspect Ratio:1.37 : 1

■スペーサー
■cast
ランドルフ・スコット / デビッド・ブライアン / フィリス・サクスター / ヘレナ・カーター / ディッキー・ジョーンズ / レイ・ティール / マイケル・トラン / エマーソン・トレ / ボブ・スティール / ウォルターサンデ / チュビー・ジョンソン
■スペーサー
■staff
製作:アンソニー・ヴィーラー
監督:エドウィン・L.マリン
脚本:ジョン・ツイスト
撮影:シドニー・コックス
編集:クラレンス・コルスター

■linkForth Worth



14 コルト45 (Colt 45)(1950)


ストーリーは、西部開拓時代、新式のコルト6連発拳銃のセールスマンであるスチーヴ・ファレル(ランドルフ・スコット)は、レッド・ロックの保安官(チャールズ・エヴァンス)事務所で、無頼漢のジェイソン・ブレット(ザカリー・スコット)に見本のコルトを奪われ、保安官は撃たれ、逃走する。ファレルは、町の人たちからブレットの仲間だと疑われ、留置されるが、やがて、嫌疑は晴れ釈放される。その時、保安官からブレットに5千ドルの懸賞金がかかっていることとを知らされるが、その間、ブレットは、そのコルトを武器に「45ギャング団」を組織して方々を荒らし回っていた。ファレルは、州境を越え、サン・アントニオに向かっていたが、ブレット一味が先住民を襲って、チーフのウォーキング・ベアー(チーフ・サンダークラウド)も負傷するが、ファレルが助ける。ブレットの一味たちは、先住民に変装して、大金を積んであるボナンザ・クリーク駅馬車を襲う計画を立てていたのである。それを遠方から見ていたファレルは、駅馬車に飛び乗り、襲ってくるブレット一味から救うのであるが、乗客は、ブレットの一味のひとりポール・ドノバン(ロイド・ブリッジス)の妻ベス・ドノバン(ルース・ローマン)一人のみであった。ベスは、駅馬車の窓の白いスカーフが見印だと気付いたファレルから咄嗟にファレルの馬で逃げるのであったが・・・。(US Version)

Ruth Roman
コルト45(Colt .45)(TV Series 1957?1960) は、TVシリーズもので日本でも1959年、TBSで放映されたが、クリストファー・コルトにウエイド・プレストンが演じ、実際は陸軍大佐であるがコルト社のピ−スメ−カ−をセールスしながら西部を旅するというもので30分のシリーズ作であった。コルト45ピースメーカーは、1873年にコルト社が開発した6連発の拳銃で、銃の口径即ち弾丸の直径が0.45インチ(11.4mm)であることから「コルト45」と呼ばれた。45口径は拳銃の弾丸としては最も大きく、西部開拓時代に使用されていた回転式拳銃であるが、1892年から20年ほどアメリカ陸軍に採用されていた。 本作のロケは、カルフォルニア、エスコンデオ・キャニオンやアイバーソン・ランチなどで行われている。

ベス・ドノバンを演じたルース・ローマン(Ruth Roman)は、1922年、マサチューセッツ州に生まれ、1943年、21歳で"Stage Door Canteen"でデビュー、本作は、28歳の時に出演、悪女役であったが、最も魅力的な時期であったと思れるが実に美しい。1999年に亡くなり76歳であった。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 74 min. Ratio:1.37 : 1

■スペーサー
■cast
ランドルフ・スコット / ルース・ローマン / ザカリー・スコット / ロイド・ブリッジス / アイアン・マクドナルド / チーフ・サンダー・クラウド / ルサー・クロケット / ウォルター・コイ / チャールズ・エヴァンス
■スペーサー
■staff
製作:ソール・アーキンス
監督:エドウィン・L・マリン
脚色:トム・ブラックバーン
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
美術:ダグラス・ベーコン
音楽:ウィリアム・ラヴァ
録音:ドルフ・トーマス
編集:フランク・マギー
スクリプター:ミッチェル・コバレスキー

■linkColt 45



15 スプリングフィールド銃 (Springfield Rifle) (1952)


ストーリーは、南北戦争、北軍が買い入れる馬は、運搬の途中に必ず南軍に奪われた。アレックス・カーニー少佐(ゲイリー・クーパー)の運搬した馬も南軍の手先に狙われたが、少佐は直ちに馬を捨てて退却を命じた。それを卑怯と見た部下のジョン・ハドソン大尉(ポール・ケイリー)の要求で、彼は軍法会議にかけられることになった。カーニー少佐の正しい報告も信じられず、彼は軍籍を剥奪されて追放された。ハドソン大尉と牧場主のオースチン・マックール(デイヴィッド・ブライアン)との間に商談が成立し、今度は馬をエドワード・テニック(フィリップ・ケイリー)が運搬することになったがこれも失敗に帰した。
Phyllis Thaxter & Gary Cooper
ある日、カーニー少佐の妻エリン・カーネィ(フィリス・サクスター)が、東部から迎えに来た。だが、彼は軍籍剥奪とは見せかけで、実は北軍のスパイ活動の最中で妻の申し出を断わざるを得なかった。やがて、カーニー少佐は牧場主マックールの手下を騙して一味に加わったが・・・。

この作品は、南北戦争末期を舞台に、軍法会議で罷免された北軍の少佐が南軍のスパイの存在を突き止め、新型のスプリング・フィールド銃(単発式元込め銃)で立ち向かうという活劇ウェスタンの傑作であるが、この銃を最初に使用して成功したことから、戦後、合衆国騎兵隊の軍用銃として指定され、騎兵隊は長くこのスプリング・フィールド銃を使っていた。カスター将軍の第七騎兵隊が全滅したのは、騎兵隊がこの単発式元込め銃を使用し、一方、スー族やシャイアン族の連合側は、この時すでに連発銃と使っていたからと云われる。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 90 min.

■スペーサー
■cast
ゲイリー・クーパー / フィリス・サクスター / デイヴィッド・ブライアン / ポール・ケリー / ロン・チャニー / フィリップ・ケイリー / ジェームズ・ミリカン / グィン・ウィリアムス / アラン・ヘイル・ジュニア / マーティン・ミルナー / ウィルトン・グラッフ / リチャード・ヘイル / ジェームズ・ブラウン / ヴィンス・バーネット
■スペーサー
■staff
製作:ルイス・エデルマン
監督:アンドレ・ド・トス
原作:スローン・ニブレー
脚色:チャールズ・マーキス・ウォーレン 、フランク・デイヴィス
撮影:エドウィン・B・デュパー
音楽:マックス・スタイナー

■linkSpringfield Rifle



16 ホンドー(Hondo) (1953)


ストーリーは、騎兵隊連絡員のホンドー・レイン(ジョン・ウェイン)は、インディアンとの小競り合いで馬を失い、アンジー・ロー(ジェラルディン・ペイジ)と息子ジョニー(リー・アーカー)の住む牧場に辿りついたが、アンジーの夫エド・ロウ(レオ・ゴードン)は家を飛出したままであった。ホンドーが馬を買って去って行ったのち、アパッチ族が蜂起し、アンジーの牧場が襲われたが、ジョニーの勇気を気に入った酋長ヴィットロ(マイケル・ペイト)は、今後、この牧場は狙わぬと約束した。
Geraldine Page
ホンドーは国境の監視所で友人のバッファロ(ワード・ボンド)からアパッチの総蜂起を知らされたが、彼は酒場でアンジーの夫と大喧嘩となったが・・・。

この作品はジョン・ウェインとロバート・フェローズのウェイン=フェロウズ・プロの製作で、ジェラルディン・ページがオスカーの助演女優賞にノミネートされた。3D(立体映画)作品でもあり、演出とカメラ・アングルはかなり意識した内容となっている。

アメリカ映画(Warner Bros.)(Wayne-Fellows Productions)Color 83 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ジェラルディン・ペイジ / ワード・ボンド / マイケル・ペイト / ジェームズ・アーネス / レオ・ゴードン / リー・アーカー
■スペーサー
■staff
製作:ロバート・フェローズ
監督:ジョン・ファーロウ
原作:ルイス・ラムーア
脚本:ジェームズ・エドワード・グラント
撮影:ロバート・バークス 、アーチー・スタウト
音楽:エミール・ニューマン、ヒューゴー・フリードホーファー
美術:アルフレッド・ヤバラ
編集:ラルフ・ドーソン
録音:チャールズ・ラング

■linkHondo



17 荒野の貴婦人(Strange Lady in Town) (1955)


ストーリーは、女医のジュリア(グリア・ガースン)が、弟のデイヴィッド少尉(キャメロン・ミッチェル)を頼りにニュー・メキシコ、サンタ・フェへやって来た。彼女はここで開業して、町の人々の尊敬を集めるようになったが、以前から開業している男やもめの医者オブライエン(ダナ・アンドリュース)は、商売仇として何事によらず反目する態度に出る。だが、彼の娘のスパース(ロイス・スミス)は、デイヴィッドを愛していて、姉のジュリアとも親密な間柄となる。だが、デイヴィッドが軍馬の不正売却が発覚し逮捕、留置されたが、脱獄してお尋ね者の仲間に入ってしまった。一方、オブライエンは次第にジュリアの態度に軟化してきて、彼女を愛するようになったが、ジュリアは性格が合わないといって、求婚には応じなかった。ある日、デイヴィッド一味は、官憲に包囲された。ジュリアは弟の自首を勧めに廃屋に向かったが、スパースも廃屋にしのび込んで逃げるように嘆願するのだが・・・。

Greer Garson
この作品は、医者は男だけの商売と考えれていた1879年代の西部を舞台に展開されるウェスタン。 女医のジュリアを演じたグリア・ガースンは、1904年、ロンドン生まれ、ロンドン大学、グルノーブル大学卒業後、広告代理店に勤務。アマチュア劇場でローレンス・オリビエと共演、その後も舞台、テレビで活躍していたことろルイス・B・メイヤーにより見出され渡米、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーと契約、1939年に『チップスさんさようなら』(Goodbye, Mr. Chips)でデビュー、本作は41歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 112 min.

■スペーサー
■cast
グリア・ガースン Greer Garson / ダナ・アンドリュース / キャメロン・ミッチェル / ロイス・スミス / ウォルター・ハムデン / ゴンザレス・ゴンザレス / ジョーン・キャムデン / アデール・ジャーゲンス/ ボブ・ウィルク / フランク・デ・コヴァ / ラッセル・ジョンソン / グレゴリー・ウォルコット / ダグラス・ケネディ
■スペーサー
■staff
監督:マーヴィン・ルロイ
原作:ランク・バトラー
脚色:フランク・バトラー
撮影:ハロルド・ロッソン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:ガブリエル・スコンナミロ
編集:フォーマー・ブラングステッド

■linkStrange Lady in Town



18 復讐に来た男(Tall Man Riding)(1955)


ストーリーは、1870年、モンタナ、ラリイ・マッドン(ランドルフ・スコット)は、5年前の怨みを晴らすためリトル・リヴァの町へと向かっていたが、途中、3人の男と射合うレックス・ウィラード(ビル・チング)に加勢して、1人を射殺し窮地を救った。彼はラリイが、かつて恋したコリンナ(ドロシー・マローン)の夫で、彼女の父である大牧場主のタッカー(ロバート・バラット)は、ラリイが娘を誘惑したと考え、彼を鞭打ったのだが、ラリイが町に戻ったのは、タッカーへの復讐であり、ボスのシボ・ベルロ(ジョン・バラグレイ)から仲間に入れと言われるが断るのであった。一方、ラリイの雇っている弁護士のラディントン(ジョン・デンハー)は、タッカーの牧場は事実上官有地だと言うのである。やがて、ラリイが射殺した男の死体が運び込まれ、シボの腹心である副保安官のバークレイ(ミッキー・シンプソン)は殺人容疑でレックスを連行するが、ラリイは酒場の歌手でコリンナの親友リヴァ(ペギー・キャッスル)の伝言からコリンナに会う。併し、レックスが殺人罪で起訴されても寃罪の証言しようとしないのであるが・・・。

Dorothy Malone
この作品では、連邦裁判所から土地開放の布告をもって土地獲得競争がはじまるのだが、正午を合図に一斉にスタート、我先にと馬車同士が激突したり、壮絶な競争が展開されるシーンは凄まじく描写され、筋としては、牧場横領を狙う悪漢一味の妨害を排除するという慈愛に満ちた西部の男の物語である。ロケは、カルフォルニア、フレンチ・ランチ、バリー・ロード、サウザンド・オークスやワーナー・スタジオ等で行われている。(US Version)

コリンナを演じたドロシー・マローン(Dorothy Malone)は、1925年、イリノイ州シカゴに生まれ、ダラスに転居後、子供の頃からモデルとして活躍していたが、1943年、RKOにスカウトされ"Gildersleeve on Broadway"でデビュー、西部劇作品が多く、下記の作品などがある。 『死の谷』(Colorado Territory)(1949)、『セントルイス』(South of St. Louis)(1949)、『地獄への待伏せ』(Bushwhacker)(1951)、 『コロラドの決闘』(Jack Shade)(1953)、『テーブル・ロックの決闘』(Tension at Table Rock)(1956)、『襲われた町』(At Gunpoint)(1956)、『白人部隊撃滅』(Pillars of the Sky)(1956)、『ワーロック』(Warlock)(1959)、『ガン・ファイター』(The Last Sunset)(1961)。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 83 min. Aspect Ratio:1.66 : 1

■スペーサー
■cast
ランドルフ・スコット / ドロシー・マローン / ペギー・キャッスル / ビル・チング / ジョン・バラグレイ / ロバート・バラット / ジョン・デンハー / ミッキー・シンプソン
■スペーサー
■staff
製作:デイヴィッド・ワイスバート
監督:レスリー・セランダー
脚本:ジョセフ・ホフマン
原作:ノーマン・A・フォックス
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
音楽:ポール・ソーテル

■linkTall Man Riding



19 七人の無頼漢(Seven Men From Now)(1956)


ストーリーは、元保安官のベン・ストライド(ランドルフ・スコット)は、7人組の無頼漢に愛妻を殺され、それにウェルズ・ファゴーから2万ドルの大金を奪った一味を追っていた。だが、途中、幌馬車が悪路に抜かって動けないところを助けたが、馬車にはジョン・グリーア(ウォルター・リード)と妻のアニー・グリーア(ゲイル・ラッセル)が乗っていた。彼はカリフォルニアの宿場まで同行することになったが、駅馬車中継所で旧知のビル・マスターズ(リー・マービン)とクリント(ジョン・バラーディノ)に出会った。翌朝、彼らはインディアンに襲われている牧童らしい男を助けたが、インディアンが去った後、その男は背を向けているストライドを撃とうとしたところ、マスターズが射殺した。この男こそ7人組の1人だと、不気味な笑みを浮かべてストライドに言うのである。夜になって、しつこくアニーに戯れ始めたマスターズに怒ったストライドは、クリントとともに追出してしまった。やがて、マスターズはフロラ・ヴィスタで7人組の無頼漢のボス、ボディーン(ジョン・ラーチ)に会うが、彼は、強奪した金はグリーアの幌馬車で運んでくることを漏らした。一方、ストライドもフロラ・ヴィスタに向かおうとしたが、途中ボディーンの部下2人に狙われ相手を射殺するが重傷を負い、意識を無くしていた。そこに通りかかったグリーアとアニイに助けられたが、アニーは親身に介抱するするのである。ストライドは、幌馬車の中でグリーアがボスのボディーンに2万ドルを届ける途中だとアニーに話すことからカラクリを知るのであったが・・・。

Gail Russell
この作品は、愛妻を殺し、2万ドルの大金を強奪した7人の無頼漢を追う元保安官を描いた西部劇で、ウェスタン・スター、ランドルフ・スコットとゲイル・ラッセルが共演している。製作は独立系プロダクション、"Batjac Productions"、配給はワーナー・ブラザーズが行っているが、"Batjac Productions"は、ジョン・ウェインとプロデューサーのロバートのフェローが、 ウェイン・フェロー・プロダクションとして1952年にを設立したが、フェローは、数年後、会社を去ったとき、ウェインは会社名を1948に製作された邦題『怒涛の果て』(Wake of the Red Witch)の会社名"Batjak"からとった綴りをウェインの秘書が、"Batjac"としてスペルミスし、ウェインはそのまま放置したと言われる。 この『怒涛の果て』で、ウェインはゲイル・ラッセルと共演し、彼が死ぬまで彼女を想い続けたのではないかとのエピソ−ドもある。本作のロケは、アラバマ・ヒルズやカルフォルニアのローン・パインで行われている。(US Version)

"Batjac Productions"は、『ホンドー』(Hondo)(1953)、『七人の無頼漢』(Seven Men from Now)(1956)、『アラモ』(The Alamo)(1960)、『マクリントック』(McLintock!)((1963)、『グリーン・ベレー 』(The Green Berets)(1968)、『100万ドルの血斗』(Big Jake)((1971)、『ビッグケーヒル』(Cahill U.S. Marshal)(1973)、『ブラニガン』(Brannigan)(1975)これらの作品の中でも最も有名なのは、『アラモ』で、彼は数年前から予定していたプロジェクトであった。

アメリカ映画(Batjac Productions/Warner Bros.)Color 78 min. Aspect Ratio:1.85 : 1

■スペーサー
■cast
ランドルフ・スコット / ゲイル・ラッセル / リー・マービン / ジョン・ラーチ / ドナルド・バリー / フレッド・グラハム / ジョン・バラーディノ / ジョン・フィリップス / チャック・ロバースン / スティーブ・ミッチェル / ウォルター・リード
■スペーサー
■staff
製作:アンドリュー・V・マクラグレン、ロバート・E・モリソン
監督:バッド・ベティカー
原作・脚本:バート・ケネディ
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ヘンリー・ヴァース
歌:Dunham and Henry Vars

■linkSeven Men From Now



20 捜索者 (The Searchers) (1956)


ストーリーは、南北戦争に従軍したイーサン・エドワーズ(ジョン・ウェイン)は、終戦を迎えて、テキサスで牧場を営む弟アーロン(ウォルター・コイ)の許に戻った。出迎えたのはアーロンの妻マーサ(ドロシー・ジョーダン)や子供達で、それにチェロキー族との混血で、一家がコマンチ族に皆殺しにされ引取られたマーティン(ジェフリー・ハンター)がいた。翌日、牧師も兼ねるテキサス警備隊隊長(ワード・ボンド)がやって来て、牧場主ブラッド・ジョーゲンセン(ハリー・ケリージュニア)の牛がインディアンに盗まれたので追跡すると言う。出発した捜索隊は、白人を家から誘い出すためのコマンチ族の仕業と知り、二隊に別れて引返すが、時すでに遅く、エドワーズ一家は皆殺にされルシイ(ピッパ・スコット)とデビー(ナタリー・ウッド)は誘拐されていた・・。

Natalie Wood & John Wayne
戦後、ジョン・フォードは、『荒野の決闘』('46)に始まり、『アパッチ砦』('47)、『三人の名付け親』('48)、『黄色いリボン』('49、『幌馬車』('50)、『リオ・グランデの砦』('50)と6本も西部劇を次々と放ったが、これらの作品は、開拓期の西部の風俗、人情を詩的な洞察の中に捉えたものであったが、この作品の『捜索者』は、今までになかった暗鬱なテーマを持ち込み、ジョン・フォードとジョン・ウェインの名コンビの第1作『駅馬車』('39)以来17年、9作目にあたる。この後、『馬上の二人』('61)、『リバテイバランスを射った男』('62)など、アメリカ開拓史の一断面の悲劇を扱った傑作を残した。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 120 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ジェフリー・ハンター / ヴェラ・マイルズ / ワード・ボンド / ナタリー・ウッド / ハリー・ケリージュニア
■スペーサー
■staff
製作:メリアン・C・クーパー、パトリック・フォード
監督:ジョン・フォード
原作:アラン・ルメイ
脚本:フランク・S・ニュージェント
撮影:ウィントン・C・ホック
音楽:マックス・スタイナー

■linkThe Searchers



21 友情ある説得 (Friendly Persuasion)(1956)


ストーリーは、1862年、南北戦争(The Civil War, 1861〜65年)開戦中、北インディアナ州に暮すクェーカー教の牧師ジェス・バードウェル(ゲイリー・クーパー)と妻のエリザ(ドロシー・マクガイア)それにジョッシ(アンソニー・パーキンス)とマティ(フィリス・ラブ)に小柄なジェス(リチャード・アイアー)の3人の子供たちがいた。ある日、ジェスは家族と共に馬車で日曜集会に行くところだったが、途中、親友のサム(ロバート・ミドルトン)と、その息子ガード(マーク・リッチマン)の追い抜かれると、口惜しさの余り競争し、クェーカー教とは、どんな誘惑にも毅然としていたものだが、ジェスはその誘惑に負けたのであった。集会には北軍の少佐が出席し、クェーカー教徒も南軍と戦うべきだと説いていたのを聞いた若いジョッシは、この言葉に大きな衝撃を受けクェーカー教徒して責めさいなまされた。やがて、祭りが開かれバードウェル家族も出かけたが、ジョッシは友人の喧嘩に巻き込まれ、ジェスもエリザに内緒にオルガンを買い込んでしまった。祭りが終わるとジェスとジョッシは、旅立ち、寡婦の農場を訪れ、ジェスはそこで自分の馬を取り換えた。だが、南軍の兵士が農場を襲撃するという事件が起り、これにジョッシは再び強い衝撃を受けたのだが・・・。

Anthony Perkins & Dorothy McGuire
この作品は、南北戦争時代に生きる家族を描いた反戦的テーマを持った叙事詩的な映画で、非暴力に生きるクェーカー教徒の生き方などユーモラスな描写と共に、目前に迫る戦いで、止む無く入隊する息子の心境、それに負傷した息子を救出するジェスの撃つべきか撃たざるべきかの葛藤にも共感させられる。ウィリアム・ワイラーのプロダクションによる初めてのカラー作品。公開当時、脚本家のマイケル・ウィルソンは、ハリウッド・ブラックリストに搭載されていて、彼の名前はクレジットに記載されてなく、名前が載るのは1996年になってからであった。1957年のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞している。

クェーカー教とは、キリスト友会(Religious Society of Friends)に対する一般的な呼称で、友会は、17世紀にイングランドで設立された宗教団体。クエーカーというのは俗称で、会員自身はこの言葉を使わずに友会徒(Friends)と自称している。クェーカーという名称は、創始者ジョージ・フォックスに対して判事が使った言葉に由来する。

アメリカ映画(Allied Artists Pictures/Warner Home Video)Color 137 min.Aspect Ratio:1.75 : 1

■スペーサー
■cast
ゲイリー・クーパー / ドロシー・マクガイア / マージョリー・メイン / アンソニー・パーキンス / リチャード・アイアー / フィリス・ラブ / ロバート・ミドルトン / マーク・リッチマン / ウォルター・カトレット
■スペーサー
■staff
製作・監督:ウィリアム・ワイラー
原作:ジェサミン・ウェスト
脚本:マイケル・ウィルソン
脚色:ハリー・クライナー、ウィリアム・ワイラー
撮影:エルスワース・フレデリックス 音楽:ディミトリ・ティオムキン

■linkFriendly Persuasion



22 左ききの拳銃 (The Left Handed Gun) (1958)


ストーリーは、12歳で殺人を犯したウィリアム・ボニイ(ポール・ニューマン)は、行き倒れ寸前のところ牛商人タンストール・コーリン(キース・ジョンソン)に救われるが、彼と敵対する町の保安官や副保安官、それに家畜商等が結託して彼を謀殺したことを知ると、ビリーは恩義に報いるため復讐を決意するのであったが・・・。

Paul Newman & Lita Milan
この作品は、西部開拓史上名高い21人を殺して21才にして死んだビリー・ザ・キッドの無法者伝説を真っ正面から取り組んだ大型ウエスタン。歴代のビリー・ザ・キッド俳優には、キング・ヴィダー監督の『ビリー・ザ・キッド』('30)のジョニー・マック・ブラウン、デビット・ミラー監督の『最後の無法者』('41)のロバート・テーラー、カート・ニューマン監督の『テキサスから来た男』('50)のオーデイ・マーフィ、サム・ペキンパー監督の『ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯』('73)のクリス・クリストファーソン、この映画ではポール・ニューマンが演じているが、彼にとっては7本目の作品だが、西部劇はこれが初めてであった。

アメリカ映画(Warner Bros.)Black and White 103 min.

■スペーサー
■cast
ポール・ニューマン / リタ・ミラン / ジョン・デナー / ハード・ハットフィールド / ジェームズ・コングドン
■スペーサー
■staff
製作:フレッド・コー
監督:アーサー・ペン
原作:ゴア・ヴィダル
脚色:レスリー・スティーヴンス
撮影:ペヴァレル・マーレイ
音楽:アレクサンダー・カレッジ

■linkThe Left Handed Gun



23 縛り首の木(The Hanging Tree) (1959)


ストーリーは、医師のジョー・フレイル(ゲイリー・クーパー)は、単身で金鉱地モンタナのスカルクリークにやって来たが、盗みをしたためフレンチー(カール・マルデン)に肩を射たれた若者のルーン(ベン・ピアザ)を助け、召使に雇った。ある日、駅馬車が強盗に襲われ、暴走した馬車に残った女の乗客1人除いて皆殺しになる事件が起こった。捜索隊が出され、フレンチーやルーンもこれに加わったが、発見された女のエリザベス・マーラー(マリア・シェル)は、激しい太陽光線に顔を焼かれて半死半生の状態であった。医師のフレイルとルーンは、彼女を引き取って治療し、やがて快方に向かった。エリザベスは陽に焼かれた目も全快し、フレイルを思慕するようになっていたが、彼は拒むのであった。彼女はルーンと共にフレイルの家を出て、フレンチーと組んで金鉱採掘をはじめたが、その資金は密かにフレイルが出しているとは彼女は知らなかった。採掘は思うようにはいかなかったが、ある暴風雨の日、倒れた巨木の根元から輝く大金鉱脈が発見された。フレンチーは狂喜して酒に酔い、エリザベスに襲いかかったが・・・。

Gary Cooper & Karl Malden
この作品は、ドロシー・M・ジョンソンの原作の映画化で、ゲイリー・クーパーと『女の一生』のマリア・シェルが初顔を合わせのウェスタンの傑作。カール・マルデンは、1912年、シカゴ生まれ、教育大学に在学中から俳優を志し、卒業後はブロードウエイに進出「ゴールデン・ボーイ」「キー・ラーゴ」「必死の逃亡者」などの舞台に出演し、映画デビューは『They Knew What They Wanted 』(1940) (RKO )だが、本格的な映画出演は1947年ヘンリー・ハサウェイ監督の『 死の接吻』(Kiss of Death)(Twentieth Century-Fox)。本作は47歳時の作品。『欲望という名の電車 』(A Streetcar Named Desire) ('51) で、アカデミー賞助演男優賞を受賞している。

アメリカ映画(Warner Bros./Baroda)Color 107 min.

■スペーサー
■cast
ゲイリー・クーパー / マリア・シェル / カール・マルデン / ベン・ピアザ / ジョージ・C・スコット / カール・スウェンソン / ヴァージニア・グレッグ / ジョン・パークス / キング・ドノヴァン
■スペーサー
■staff
製作:マーティン・ジュロー、リチャード・シェファード
監督:デルマー・デイヴス
原作:ドロシー・M・ジョンソン
脚本:ウェンデル・メイス、ハルステッド・ウェルズ
撮影:テッド・マッコード
音楽:マックス・スタイナー
美術:ダニエル・・カスカート
編集:オーウェン・マークス

■linkThe Hanging Tree



24 リオ・ブラボー(Rio Bravo) (1959)


ストーリーは、メキシコ国境近くの砂塵が吹き荒れる町リオ・ブラボーは、恐怖に覆われた町になっていた。保安官のジョン・チャンス(ジョン・ウェイン)は、この地方のボスであるネイサン・バーデット(ジョン・ラッセル)の弟ジョー・バーデット(クロウド・エキンズ )を殺人罪の現行犯で逮捕、拘置して連邦保安官(USマーシャル)が来るまで待つが、ネイサンは、手下のカウボーイや金で雇ったガンマンたちを使って町を封鎖し、弟を奪回しようとする。圧倒的に優勢な敵に立ち向かう保安官の味方は、アル中の保安官助手のデュード(ディーン・マーティン)と片足の不自由なスタンピー老人(ウォルター・ブレナン)だけだった。チャンスに味方しようとする者が出ると、殺し屋に無情にも殺害された。孤立してもなお敢然と戦い続けるチャンスに、女とばく師フェザース(アンジー・ディッキンソン)は、いつしか思いを寄せてくる。そして、デュードもアル中を克服して昔の早撃ちの腕が甦ってくる。更に今まで冷ややかに眺めていた幌馬車隊の護衛をしていたコロラド(リッキー・ネルソン)も味方に加わってきたが・・・。

John Wayne & Angie Dickinson
この作品は、保安官対無法者の対決の物語を見事に造形されたハリウッドの名職人と言われるハワード・ホークス監督の西部劇の最高傑作で、こうした典型的な西部劇としては『真昼の決闘』('52)が最高傑作とみなされてきたが、ハワード・ホークスは『真昼の決闘』へのアンチ・テーゼ(正反対)として『リオ・ブラボー』を作ることを思いついたと自ら語っている。「プロの保安官が町の人々から助けを求めたり、逃げ回ったりしてはいけない」というのがホークスの見方であった。西部劇は、第二次大戦後、異常心理ドラマを取り入れたものや『真昼の決闘』の影響を受けたヒロイズムを否定するリアリズムの西部劇が多くなり、西部劇本来の単純明快な良さが失われる傾向にあったが、本作の大成功でそれを吹き飛ばすものであった。コロラドのセリフに「あの曲は彼がやらしている、あれがバーデットの言葉だ、"デグエイヨ"皆殺しの歌だ・・・」と、皆殺しの歌は、ネルソン・リドルのレコードが大ヒットしたが、ジョン・ウェインは『リオ・ブラボー』公開翌年の1960年、念願の『アラモ』を自ら製作、監督するが、その中にも"デグエイヨ"が流れていた。

ジョン・ウェインは数年前から『アラモ』の製作を企画し、はじめは、1956の大統領選挙にぶつけて公開する予定が、次の1960年になったと言われる。『リオ・ブラボー』の頃は『アラモ』のことで頭がいっぱいだったのか、保安官のチャンスが寝泊りしているのも「ホテル・アラモ」である。ディーン・マーティンとリッキー・ネルソンが保安官事務所で「ライフルと愛馬」(My Rifle, My Pony, and Me)、「シンディ」(Cindy)を歌うシーンは実に楽しく、ディミトリ・ティオムキンのスコアは、哀愁を呼び全編を通してロマンテックな雰囲気を醸し出している。アンジー・ディキンソンは、1931年、ノースダコタ州生まれ、大学卒業後、秘書を経て地方局主催の美人コンテストで優勝後TVなどに出演、1954年『Lucky Me 』 (uncredited)( Warner Bros.)でデビューしたが、ジョン・ウェインが特別出演した『I Married a Woman 』('58)(Gomalco Productions)に出演した当時、無名だったが、ウェインの推薦でホークス監督に抜擢され、『リオ・ブラボー』で一躍スターの仲間入りを果たした。当時32歳。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 135 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ディーン・マーティン / リッキー・ネルソン / アンジー・ディッキンソン / ウォルター・ブレナン / ワード・ボンド / ジョン・ラッセル / ペドロ・ゴンザレス・ゴンザレス / エステリータ・ロドリゲス / クロウド・エキンズ
■スペーサー
■staff
製作・監督:ハワード・ホークス
原作:B・H・マッキャンベル
脚本:ジュールス・ファースマン 、リー・ブラッケット
撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:レオ・K・カテット

■linkRio Bravo



25 バファロー大隊(Sergeant Rutledge) (1960)


ストーリーは、強盗殺人の容疑で黒人軍曹バクストン・ラトレッジ(ウッディ・ストロード)が軍法会議にかけられた。優秀な軍歴を誇っていたラトレッジを知るトム・カントレル中尉(ジェフリー・ハンター)は、彼の弁護を志願するが、予想のとおり圧倒的に不利な状況であった。だが、調査が進展すると共に被害者のルーシイ(トビー・マイケルズ)(uncredited)の物と思われる金の十字架がインデアンの死体から発見された・・・。

Woody Strode,Jeffrey Hunter & Constance Towers
この作品でタイトル・バックに流れる「キャプテン・バファロー」は、(マック・デヴィット作曲、ジェリー・リビングストン作詞)フォード流の豪快な騎兵隊ドラマを連想させワクワクさせる。併し、場面は、すぐに砦の法廷へとカメラが進む。映画史上4度のアカデミー監督賞に輝くジョン・フォードが、これまでタブー視されていた人種差別問題を正面から切り込み、軍法会議での告発、弁護シーンを軸に、インデアンと騎兵隊との戦闘場面をフラッシュ・バックで見せる斬新で緊迫感溢れる映像が話題となった作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 111 min.

■スペーサー
■cast
ジェフリー・ハンター / コンスタンス・タワーズ / ビリー・バーク / ウッディ・ストロード / ファノ・ヘルナンデス
■スペーサー
■staff
監督:ジョン・フォード
製作:ウィリス・ゴールドベック
脚本:ジェームズ・ワーナー・ベラ、ウィリス・ゴールドベック
撮影:バート・グレノン
音楽:ハワード・ジャクソン

■linkSergeant Rutledge



26 荒野のガンマン(The Deadly Companions) (1961)


ストーリーは、南北戦争終結後、北軍に従軍したイエローレッグ(ブライアン・キース)は、南軍兵士を探していた。戦場で負傷した時、この兵士は酔った勢いで頭を剥ごうとし、未だに傷が残っているのであった。ある日、酒場で私刑にされようとしている男ターク(チル・ウィルス)を救ったが、その男の手首には、彼がつけた歯形が残っていた。タークの相棒には拳銃気違いのビリーがいて、三人でチームを組むことになりヒーラー町の銀行を襲う計画を立て、町に着いた三人は、ダンスホールに働くキット(モーリン・オハラ)と知り合いになった。彼女にはミードという9歳の男の子があった。その晩、三人が襲撃しようとした銀行は、他の無法者たちが襲って、怒った三人は、保安官を助け激しい撃ち合いとなった。その時、イエローレッグの弾丸がキットの息子ミードに命中してしまった。全くの不幸な出来事が起こってしまったが・・・。

Brian Keith & Maureen O'Hara
この作品は、復讐、裏切り、決闘などのアクションを描いたサム・ペキンパー監督のデビュー作品。ブライアン・キースは、1921年、ニュージャージー州生まれ、父は俳優のロバート・キース、母も女優、1924年に3歳で映画初出演。その後、ラジオなど子役を経て、1942年海兵隊入隊、除隊後、舞台を経て1952年にコロムビアと契約、翌年「アロウヘッド」(Arrowhead)(Paramount )で映画デビュー、本作は40歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)(Carousel Pro.)Color 93 min.

■スペーサー
■cast
モーリーン・オハラ /ブライアン・キース / スティーヴ・コクラン / チル・ウィルス /ストロザー・マーティン / ウィル・ライト / ジム・オハラ
■スペーサー
■staff
製作:チャールズ・B・フィッツ・シモンズ
監督:サム・ペキンパー
原作・脚本:アーロン・シドニー・フライシュマン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ピーター・ツィンナー

■linkThe Deadly Companions



27 テキサスの4人(4 for texas) (1963)


ストーリーは、銀行の用心棒で賭博師のザック・トーマス(フランク・シナトラ)とジョー・ジャレット(ディーン・マーティン)は偶然にも乗合わせた馬車がマトソン(チャールズ・ブロンソン)一味に襲われた。銀行のハーヴェイ・バーデン(ヴィクター・ブオノ)が、馬車の大金を奪いザックを殺すように命令したのであったが、ジャレットは、どさくさに紛れてその金を横取りして逃走した。トーマスは愛人のイーリア(アニタ・エクバーグ)の許に帰ったが、ジョー・ジャレットが町へ現れたと聞いて、トーマスは彼と会うためレストランを指定して落ち合った。だが、暗闇からマトソンの銃口がザックに向いているのを知ったジャレットは素早くマトソンを撃った。一方、マクシン(アーシュラ・アンドレス)は、賭博師の未亡人であったが、船上で賭博場を開くため出資者を探していたが、ジャレットは、その美しさに魅せられて資金を提供することにしたが・・・。

Dean Martin,Ursula Andress,Frank Sinatra & Anita Ekberg
この作品は、フランク・シナトラ 、ディーン・マーチンと絶妙なコンビネーションと、チャールズ・ブロンソンなど個性派で脇を固めたコミカル・ウェスタンの傑作。アニタ・エクバーグは、1931年、スウェーデン生まれ、ミス・ユニバースのスウェーデン代表となりアメリカで女優となった。コメディなどに出ていたが、フェデリコ・フェリーニに認められイタリアで『甘い生活』に出演し一躍スターになった。本作は32歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 115 min.

■スペーサー
■cast
フランク・シナトラ / ディーン・マーチン / アニタ・エクバーグ / ウルスラ・アンドレス / チャールズ・ブロンソン / ヴィクター・ブオノ/ マイク・マザーキ / ニック・デニス
■スペーサー
■staff
製作:ハワード・コッチ
監督:ロバート・アルドリッチ
脚本:テディ・シャーマン、ロバート・アルドリッチ
撮影:アーネスト・ラズロ
空中撮影:ロジャー・モンテラン
音楽:ネルソン・リドル
美術:ウイリアム・グラスゴー

■link4 for texas



28 遠い喇叭(A Distant Trumpet)(1963)


ストーリーは、1883年、陸軍士官学校を卒業したマシュー・ハザード(トロイ・ドナヒュー)は、少尉に任官され、南アリゾナのデリバリー砦に赴任途中、アパッチに襲われるが、ようやく砦に到着する。砦の隊長は未着任で、メインウェアリング中尉(ウィリアム・レイノルズ)が隊長の代理を務めていた。マシューはメインウェアリング中尉の妻キティ(スザンヌ・プレシェット)に心惹かれるが、彼にはローラ・グリーンリーフ(ダイアン・マクベイン)という婚約者がいた。ある日、メインウェアリング中尉は軍用馬の調達のため、ベイヤード砦に向かい、キティは休暇のためにワシントンへ出発するのであった。一方、マシューは建築用材を伐採に出かけるが、アパッチに襲われ、道に迷ってしまう。そこへ、馭者のいない馬車が暴走して来たが、馬車にはキティ一人だけで、馭者も護衛もアパッチに襲われ、皆殺しにされた。マシューは、キティを助け一緒に砦に帰る途中、嵐にあい、洞窟で一夜を明かす事になったが、やがて、二人は愛しあうようになる。数日後、軍用馬の調達に行った中尉の一隊もアパッチに襲われ全滅、守備隊はアパッチ討伐に向かったが、反撃にあって逃げ返った。これを知った総指揮官のアレキサンダー・クェイト将軍(ジェームズ・グレゴリー)はマシューを使者に、話し合いでアパッチをアリゾナの居留地に帰そうとしたのだが・・・。

Suzanne Pleshette
この作品は、アパッチとの戦闘が繰り返されている砦に赴任した新任の少尉が、中尉の妻と恋に落ち、インディアンに殺された彼女の夫の仇を討つということや、更に、アパッチ酋長に平和の尊さを説き、アパッチをアリゾナに向かわせるという騎兵隊員の活躍を描いているが、騎兵隊とインディアンの戦いは壮絶なもので、特にクエイト将軍(ジェームズ・グレゴリー)とアパッチとのクライマックスの戦闘シーンなどは、当時72歳の監督のラオール・ウォルシュの演出は凄い。(US Version)

スザンヌ・プレシェット(Suzanne Pleshette)は、1937年、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。父親はブルックリンのパラマウント劇場の舞台主任、母親はジェラルディン・リバーという芸名のダンサーであった。シュラキース大学で短期間学んだ後、フィンチ・カレッジでも学んだ。1950年代後半に舞台女優としてデビュー、1958年のヘレン・ケラーの『奇跡の人』でアン・サリバンを演じて注目を集める。当時評論家は、彼女の漆黒の髪と灰がかった青色の美しい眼は冷笑的な気品を持ち、低い声質は情熱的な響きを持っていると絶賛した。映画界にデビューした後、1962年に『恋愛専科』でトロイ・ドナヒューと共演、1963年には結婚し、当時話題をさらったが数ヶ月後に離婚する。2000年には日本映画『千と千尋の神隠し』の英語版の湯婆役の声優を務めた。2006年8月から肺がんを煩い、化学療法を行っていたが2008年1月に呼吸器不全で死去した。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 117 min. Aspect Ratio:2.35 : 1

■スペーサー
■cast
トロイ・ドナヒュー / スザンヌ・プレシェット / ダイアン・マクベイン / ジェームズ・グレゴリー / ウィリアム・レイノルズ / クロード・エイキンズ / ジャドソン・プラット / バートレット・ロビンソン
■スペーサー
■staff
製作:ウィリアム・H・ライト
監督:ラウール・ウォルシュ
脚色:ジョン・ツウィスト
原作:ポール・ホーガン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:マックス・スタイナー

■linkA Distant Trumpet



29 シャイアン (Cheyenne Autumn) (1964)


ストーリーは、インディアン居留地に抑留され、飢えと病気のため全滅寸前のシャイアン族は、2,400キロ北方の故郷イエローストン目指して旅立った。追跡隊のアーチャー大尉(リチャード・ウィドマーク)は、恋人のデボラ(キャロル・ベイカー)が彼等に同行していることもあって同情的であったが、国中から湧き上がるインディアン批判の声に抗しきれないでいた。政府の対応も遅れた挙げ句にアメリカとシャイアン族との全面戦争になだれ込むかに見えたが・・・。

Richard Widmark & Carroll Baker
この作品は、これまでは『駅馬車』('39)を始めに見られるように多くの西部劇でインディアンを悪の側として描いてきたジョン・フォード監督が、彼らインディアンに対して鎮魂の詩を奏でるかのように、その悲劇の歴史に同情を寄せるように優しく、ダイナミックにネイティブ・アメリカンの民族精神を描き挙げ、上映時間2時間35分の生涯最大の大作と言える。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 155 min.

■スペーサー
■cast
リチャード・ウィドマーク / キャロル・ベイカー / カール・マルデン / サル・ミネオ / ドロレス・デル・リオ
■スペーサー
■staff
製作:バーナード・スミス
監督:ジョン・フォード
原作:マリ・サンドス
脚色:ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:アレックス・ノース

■linkCheyenne Autumn



30 テキサスの五人の仲間(A Big Hand for the Little Lady)(1966)


ストーリーは、1896年のある日、テキサスきっての5人の金持ちギャンブラーが、年に1度の恒例のポーカー・ゲームを開く日で、葬儀屋ベンソン・トロップ(チャールス・ビックフォード)、裁判の途中で法廷を抜け出た来た弁護士のオットー・ヘイバーショウ(ケヴィン・マッカーシ)、娘の結婚式を中断して駆けつけたヘンリー・ドラモンド(ジェイソン・ロバーズ)、牛の仲買人ジェス・ビュフォード(ジョン・クオウルン)、それにデニス・ウィルコックス(ロバート・ミドルトン)らがホテル集った。一方、旅の途中のメレディス(ヘンリー・フォンダ)と妻のメリー(ジョアン・ウッドワード)それに息子のジャッキー(ジェラルド・ミチェノード)らは、旅の疲れをとるため、このホテルに一泊することになったが、メレディスは、休憩で部屋を出たヘイバーショウから、ポーカーの話を聞いたとたん目の色が変わった。彼は大変なポーカー狂で、せめて見物だけでもさせて欲しい頼み込むのだ。妻は夫の性分を知りつくしているので承知しないのだが、息子を看視役につけて、見物だけは許すことにし、メリーは、馬車の車輪を修理をするため鍛冶屋にいくのだが・・・。

Jason Robards,John Qualen & Joanne Woodward
この作品は、シドニー・キャロルの脚本を、TV出身フィルダー・クックが製作・監督したポーカー・ゲームを中心としたコメディ・ウェスタンでTV用に製作された。詐欺師を描いた作品には最近作(2003)では『マッチスティック・メン』監督:リドリー・スコット、出演:ニコラス・ケイジ 、『コンフィデンス』監督:ジェームズ・フォーリー、出演:エドワード・バーンズなどの他にも多数あるが、1973年に公開された監督:ジョージ・ロイ・ヒル、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードが出演した『スティング』(The Sting)は出色であった。騙すのは1人ロバート・ショーだったが、本作はポーカー相手のみならず観客まで騙してしまうというエンターテインメント究極と言ってもいい作品である。カードを担保に、銀行に借金を申し込むという思いもよらぬ行動をとるメリー、一旦断られるが、ホテルへ追ってきた銀行主のバリンジャー(ポール・フォード)は、メリーに500ドルを貸し、さらに賭金をつりあげ、メリーの大勝となるのだが、実はメレディスとメリーが夫婦だというのは、偽りで彼らはギャンブラーなのであり、テキサスの5人の仲間に恨みを持つバリンジャーが仕組んだ芝居であった。本作でのジョアン・ウッドワードは実に魅力的なレディを演じている。

アメリカ映画(Warner Bros.Burbank Studios)Color 95 min. Aspect Ratio:1.85 : 1

■スペーサー
■cast
ヘンリー・フォンダ / ジョアン・ウッドワード / ジェイソン・ロバーズ / チャールス・ビックフォード / バージェス・メレディス / ケヴィン・マッカーシー / ロバート・ミドルトン / ポール・フォード、ネッド・グラス / ジェラルド・ミチェノード / ジョン・クオウルン / ジェームス・ケニー / ジェームズ・グリフィス
■スペーサー
■staff
製作・監督:フィールダー・クック
脚本:シドニー・キャロル
撮影:リー・ガームス
音楽:デイヴィッド・ラクシン

■linkA Big Hand for the Little Lady



31 ファイヤークリークの決斗(Firecreek) (1968)


ストーリーは、ボブ・ラーキン(ヘンリー・フォンダ)が、4人の無法者を率いて小さな町ファイヤークリークへやって来た。一方、ジョニー・コップ(ジェームズ・スチュワート)は農夫で、何か事件があった時だけ保安官を務めるのであったが、ラーキンがケガの治療で養生している間に、配下の無法者たちが暴れ回ったため、コップが乗り出して来た。 美しいインディアンの娘メリーが、一味のドルー(ジェームズ・ベスト)に暴行されそうになり、駆けつけた馬丁のアーサー(ロバート・ポーター)が争ったはずみに殺してしまった。保安官のコップは、正当防衛のアーサーを牢に入れた。こうするのが彼の身を守る唯一の方法と考えたからだが、ラーキン一味の横暴は日ましに強まり、アーサーを牢からひきずり出し残虐なリンチを行った。この惨状を目にした保安官のコップは、一味を1人残らず捕まえて絞首刑に処すると宣言したが・・・。

Inger Stevens
この作品は、1870年代の西部が舞台で、二人の名優の対決が楽しめるウェスタンの傑作。共演したインガー・スティーヴンスは、1934年、スウェーデン、ストックホルム生まれ、9歳の時に両親が離婚、父親とニューヨークに移住し、13歳の時にカンザスの高校に通い、16歳でカンサス・バーレスク・ショウ(茶番劇)で働いていた。18歳でカンサスからニューヨークに移り、コーラスガールをしながらアクターズ・スタジオでの授業を受けた。TV出演が多く、『Man on Fire』 ('57)(Metro-Goldwyn-Mayer )でデビュー、本作は34歳時の作品。1959年にビング・クロスビーとのロマンスの結果、自殺未遂があった。1970年薬物多用で他界、35歳だった。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 104 min.

■スペーサー
■cast
ジェームズ・スチュワート / ヘンリー・フォンダ / インガー・スティーヴンス / ゲイリー・ロックウッド / バーバラ・ルナ / エド・ベグリー / ディーン・ジャガー / ジャック・イーラム / ジェームズ・ベスト
■スペーサー
■staff
製作:フィリップ・リーコック
監督:ヴィンセント・マケヴィティ
脚本:カルヴィン・クレメンツ
撮影:ウィリアム・クローシア
音楽:アルフレッド・ニューマン

■linkFirecreek



32 ワイルドバンチ(The Wild Bunch) (1969)


ストーリーは、1913年、西部開拓時代はとうに終わりを告げていたが、パイク・ビショップ(ウィリアム・ホールデン)をボスとする5人の強盗団は、金品を強奪し、すべてを銃で決する生き方を止めようとはしなかった。彼らを捕らえるために仮釈放された元仲間のデーク・ソーントン(ロバート・ライアン)に追われながら、一味はメキシコのある村に辿り着いた。そこでは一党を率いるマパッチ将軍(エミリオ・フェルナンデス)は、アメリカ軍の輸送列車から武器弾薬を奪ってくれば1万ドルやろうとパイクたちに持ちかけたが・・・。



"Theme"

この作品は、最後の西部劇の監督と言われたサム・ペキンパーが、スローモーションを多用し凄まじい暴力描写で、西部の男達への哀惜の思いを描いているが、西部の黄昏、アウトローたちの挽歌でもある。国境の町サン・ラファエルの駅舎襲撃でまんまんと一杯喰わされたパイクは、仲間を前にして、突然、「拳銃の時代は終わりだ」と呟くが、それは拳銃に物言わせて暴れまわってきた西部の時代の終焉を悟っていたものと思われる。

マパッチ将軍が率いる政府軍のアジト、アクア・ベルテの村でパイクらは奇妙な乗り物、オープン・カーを目撃するが、それが自動車とは未だ知らず、シヨックを受けるが、自動車は来るべき新しい時代の象徴で、パイク自身にとっても西部の時代は終わりを告げ、俺たちの出る幕はなさそうだという気持ちにさせる。パイク・ビショップの死後、数年で第一次世界大戦を迎え、パイクの予感は的中し拳銃の時代は終わった。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 144 min.

■スペーサー
■cast
ウィリアム・ホールデン / アーネスト・ボーグナイン / ロバート・ライアン / エドモンド・オブライエン / ウォーレン・オーツ / ベン・ジョンソン / エミリオ・フェルナンデス / ストロザー・マーティン / L・Q・ジョーンズ / アルバート・デッカー / ボブ・ホスキンス / バット・テイラー / アルフォンソ・アラウ
■スペーサー
■staff
製作:フィル・フェルドマン
監督:サム・ペキンパー
原作:ワロ・グリーン、ロイ・N・シックナー
脚色:サム・ペキンパー、ワロ・グリーン
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ジェリー・フィールディング
美術:エドワード・キャレア

■linkThe Wild Bunch



33 チザム(Chisum) (1970)


ストーリーは、1878年、ニューメキシコに広大な牧畜業を築いた大牧場主ジョン・シンプソン・チザム(ジョン・ウェイン)は、相棒のペパー(ベン・ジョンソン)と東部からやってくる姪のサリー(パメラ・マクマイラー)を待っていた。だが、その留守を狙って牧場はメキシコの盗賊たちに襲われ、そうとは知らぬチザムは、ローレンス・マーフィー(フォレスト・タッカー)と会っていた。マーフィーは、保安官や知事を買収し、リンカーンの町の振興勢力となって数々の悪辣な手段で縄張りを拡大、チザムの土地も狙っていた。チザムは、盗賊を追って牧場主のタンストール(パトリック・ノウルズ)やビリー・ザ・キッドの異名のあるボニー(ジョフリー・デュエル)たちと遠出後、マーフィーの弁護士マクスイーン(アンドリュー・プライン)と妻スー(リンダ・デイ)と同じ駅馬車でサリーは到着し、その夜、パーティーが開かれ、彼女は若いビリーに心を奪われた。やがて、パット・ギャレット(グレン・コーベット)が町にやって来た。また、弁護士のマクスイーンは、悪徳保安官とぐるになって無法を働くマーフィ一にに愛想をつかしたが・・・。

John Wayne
この作品は、リンカーン郡戦争での英雄チザムとバット・ギャレット、無法者ビリー・ザ・キッドの活躍を描いたウェスタンの傑作。実在のジョン・チザムは、ニューメキシコ州の牧場主で、家族は1837年にテキサス州に引っ越し、建築請負の仕事をしながら、ラマー郡の書記も兼務し、1854年に牧畜の仕事に関与、ニューメキシコ州で最初の牛の群れを飼った一人で、ペコス川沿いに土地を購入、最終的には10万頭以上の牛を放牧する大牧場へと成長させた。1878年10月、ルイス・ウォレスがニューメキシコ州知事になった時、チザムはリンカーン郡戦争の苦い抗争に巻き込れたすべての人の恩赦を依頼し、1880年、チザムはリンカーン郡の保安官にパット・ギャレットを選出、ギャレットは、すぐさまビリー・ザ・キッドの問題を処理しようと1880年12月、キッドの二人のギャング、トム・オフォリアードとチャールズ・ボードルを銃殺、その後、ビリーはギャレットに逮捕された。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 112 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン /フォレスト・タッカー /クリストファー・ジョージ / ベン・ジョンソン / グレン・コーベット / アンドリュー・プライン / ブルース・キャボット / パトリック・ノウルズ / リチャード・ジャッケル / リンダ・デイ / ジョフリー・デュエル / パメラ・マクマイラー
■スペーサー
■staff
製作:アンドリュー・J・フェナディ
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
製作総指揮:マイケル・A・ウェイン
脚本:アンドリュー・J・フェナディ
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ドミニク・フロンティア
編集:ロバート・シンプソン

■linkChisum



34 砂漠の流れ者(The Ballad of Cable Hogue)(1970)


ストーリーは、西部開拓時代の末期、灼熱の砂漠で砂金掘りのケーブル・ホーグ(ジェイソン・ロバーズ)は、仲間のタガート(L・Q・ジョーンズ)とボーエン(ストロザー・マーティン)の二人にライフルとロバそれに水を奪われてしまった。彼らの墓にツバを吐く日がくるまで、生き抜くと誓い、歩き続けて砂を掘り、やっとの思いで水を探し当てた。やがて通りかかった駅馬車の御者ベン(スリム・ピケンズ)が同乗をすすめたが、彼は断り、砂漠の生活は始まった。駅馬車の中継駅を作ろうと考えたのだ。そんな頃、自称「説教師」と名乗る男ジョシュア(デイヴィッド・ワーナー)が現れ、この土地の所有権の登記を勧めるのであった。そこで彼は町の登記所に行き、2エーカーの登記を済ませ、銀行の頭取に100ドルの資金の融資を受けることに成功した。その町でグラマーな娼婦ヒルディ(ステラ・スティーヴンス)と知り合い、彼女はほどなくホーグの休憩所に訪ね、しばらく留まるが、ヒルディは、昔からの夢であるサンフランシスコへと発って行くが・・・。

Jason Robards & Stella Stevens
この作品は、ホーグが元仲間で裏切った二人に、儲けた金は泉に隠してあると仄めかし、彼等が隠し場所に入るのを見計らって、ガラガラ蛇をほうり込み、二人を裸にして砂漠へ追いやり復讐の快感を味わったりするが、ある日、運転手付きの自動車でヒルディがやって来る。未開の西部に生きるケーブルは驚くが、彼女はサンフランシスコで資産家の老人と結婚したが、老人は腹上死し、いまや百万長者の未亡人になっていた。ケーブルとニューオリンズで新生活のためを迎えに来たのだが、彼は自走した自動車を止めようとして轢かれ死んでしまう。本作は古き良き西部への教訓や風刺などを織りこんだ作品と言えるもので、最後の西部劇作家とも言われるサム・ペキンパーの作品には、スローモーションに煙や銃弾と血しぶきが飛ぶバイオレンスを連想されがちだが、本作はハート・ウォーミングなタッチで、西部の一つの時代の終焉を穏やかに描いた異色のウエスタンであり、本人も、この作品は「自分のベスト・フィルム」だと語っている。ヒロインのグラマーなステラ・スティーヴンス(1936生)も魅力的で、挿入歌"Butterfly Mornin's"(Written by Richard Gillis,Arranged by Jerry Goldsmith)をジェイソン・ロバーズと唄っている。撮影はアリゾナ州アパッチ・ジャンクションなどで行われている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 121 min.

■スペーサー
■cast
ジェイソン・ロバーズ / ステラ・スティーブンス / デビッド・ワーナー / ストローサ・マーティン / L・Q・ジョーンズ / スリム・ピケンズ / マックス・イヴァンス / ピーター・ホイットニー / R・G・アームストロング
■スペーサー
■staff
監督:サム・ペキンパー
製作総指揮:フィル・フェルドマン
製作:サム・ペキンパー
アソシエイト・プロデューサー:ウィリアム・ファラーラ
脚本:ジョン・クロフォード、エドモンド・ペニー
撮影:ルシアン・バラード
美術:リロイ・コールマン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
編集:フランク・サンティロ

■linkThe Ballad of Cable Hogue



35 ギャンブラー(Mccabe & Mrs. Miller)(1971)


ストーリーは、20世紀に変わろうとしていたカナダ国境の近くにプレスビテリアン・チャーチという町があり、名物はミスター・エリオット(コリー・フィッシャー)が建てた71フィートの教会と、腹黒いアイルランド人のパトリック・シーハン(ルネ・オーベルジョノワ)が経営するインチキ酒場であった。この町は、採掘量が最低の亜鉛鉱山があったが、今にも倒れそうな掘ったて小屋が並び、不景気で、あぶれ者の吹きだまりであった。ある日ジョン・マッケイブ(ウォーレン・ベイティ)が流れてきたが、彼は三流のトランプ賭博師だが、ギャンブル好きの鉱夫たちを言葉たくみに酒場に誘い込んでは金を巻き上げ、とうとう町に賭博場を建ててしまった。その頃、自ら売春婦と名のる男まさりのコンスタンス・ミラー(ジュリー・クリスティ)がこの町に到着し、早速マッケイブに、本格的な売春宿をこの町に作るための資金援助を頼み込んだのだが・・・。

Warren Beatty & Julie Christie
この作品は、荒くれ男どもが集まる炭鉱町を舞台に、賭博場を経営する伊達男のギャンブラーと、売春宿の女将を中心に男対男の戦いを描いている。独特の画調は、ヴィルモス・ジグモンド(Vilmos Zsigmond)が担当し、彼の効率のよさと芸術や撮影技術に長けた面がブライアン・デ・パルマやロバート・アルトマン、マイケル・チミノ、スティーブン・スピルバーグといった新進気鋭の若手監督の注目を集め、本作や『スケアクロウ』(Scarecrow)(1973)、『続・激突!/カージャック』(The Sugarland Express)(1974)などのアメリカン・ニューシネマの傑作を数多く担当している。ズームレンズや高感度フィルムといった当時の最先端の技術を駆使し、芸術的な映像美を作り出すことで知られ、『未知との遭遇』では、徹底したリアリズムとファンタシズムの融合という難題をこなし、見事アカデミー撮影賞に輝いた。また、現像処理についても、撮影前にごく少量の光を未感光のフィルムにあて、潰れがちな暗部階調を見え易いように操作する「フラッシング」という手法を開拓するなど技術革新や表現に多大な貢献を果たし、本作でも導入され、アメリカ映画協会 西部劇"BEST10"で、第8位にランクされている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 120 min.

■スペーサー
■cast
ウォーレン・ベイティ / ジュリー・クリスティ / ルネ・オーベルジョノワ / ヒュー・ミレース / シェリー・デュヴァル / マイケル・マーフィー / ジョン・シャック / コリー・フィッシャー / キース・キャラダイン / ウィリアム・ディヴェイン
■スペーサー
■staff
製作:デイヴィッド・フォスター、ミッチェル・ブロウアー
監督:ロバート・アルトマン
脚色:ロバート・アルトマン、ブライアン・マッケイ
原作:エドモンド・ノートン
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
音楽:レナード・コーエン
編集:ルー・ロンバード

■linkMcCabe & Mrs. Miller



36 11人のカウボーイ(The Cowboys) (1972)


ストーリーは、折からゴールド・ラッシュで人手不足となって、ダブル・オー牧場のウィル・アンダーソン(ジョン・ウェイン)は困り果ててる。仕方なく未経験の11人の少年を雇って牛追いの旅に出たが、新米カウボーイたちにとって ウィルの指導は実に厳しいかった。やがて、彼の人間性に魅力を持つようになるが・・・。

John Wayne & Cowboys
この作品は、1972年、円熟期を迎えていたジョン・ウェインと、無名に近いほとんど10代の少年たちがキャストとなって、老牧場主と若きカウボーイたちの心の交流と彼らの成長を描いているが、ジョン・ウェインが悪漢に惨殺されるという設定も大きな反響を呼んだ。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 135 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ロスコー・リー・ブラウン / ブルース・ダーン / コリーン・デューハースト / スリム・ピケンズ
■スペーサー
■staff
製作・監督:マーク・ライデル
原作:ウィリアム・デール・ジェニングス
脚色:アーヴィング・ラヴェッチ、 ハリエット・フランク・ジュニア 、ウィリアム・デール・ジェニングス
撮影:ロバート・サーティース
音楽:ジョン・ウィリアムス

■linkCowboys



37 大列車強盗(The Train Robbers) (1973)


ストーリーは、ウエルス・ファーゴがら5万ドルの賞金がでるということで、レイン(ジョン・ウェイン)は、若くて美しいロウ未亡人(アン・マーグレット)に手を貸すことにした。夫人と共にメキシコの荒野の奥深くに、廃棄されたボロ機関車に隠されている50万ドルの金を取り戻そうというのである。その金は今は亡き彼女の夫マット・ロウが、生前に列車から強奪したものだった。レインは危険な旅の応援を頼むために、古い相棒のウイル・ジェシー(ベン・ジョンソン)、グラディ(ロッド・テイラー)、ベン・ヤング(ボビー・ヴィントン)などを集めた。グラディは二人の新顔も連れてきた。カルフーン(クリストファー・ジョージ)にサム・ターナー(ジェリー・ガトリン)である。彼等は武器を積み込み、メキシコに向けて出発した。その夜、武装した20人の男たちがレインらの跡をつけて来たが、その内七人はマット・ロウと一緒に列車強盗をした生き残りであったが・・・。

Ann Margre
この作品は、列車強盗で奪われた金塊の賞金5万ドルをめぐって展開する豪快で壮烈な金塊争奪戦を描いたアクション・ウェスタンの傑作。メキシコのギュランゴに町を作り、鉄道を引いてロケが行われた。

アン・マーグレットは、1941年、スウェーデンで生まれ、5歳の時にアメリカに移住、イリノイ州で育った。ノースウェスタン大学中退後、ラスベガスのクラブに出演、ジョージ・バーンズにより見出され、1961年に舞台でデビュー、同年『ポケット一杯の幸福』( Pocketful of Miracles)(United Artists)で映画デビュー。ミュージカル『バイ・バイ・バーディー』(Bye Bye Birdie)('63)(Columbia)で、人気を得、1971年『愛の狩人』(Carnal Knowledge)(AVCO Embassy Pictures)でゴールデングローブ賞助演女優賞、1975年『トミー』(Tommy)(Robert Stigwood Organization )でゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞している。本作は32歳時の作品。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 92 min.

■スペーサー
ジョン・ウェイン / アン・マーグレット / ベン・ジョンソン / ロッド・テイラー / ボビー・ヴィントン / クリストファー・ジョージ / ジェリー・ガトリン / リカルド・モンタルバン
■スペーサー
■staff
製作:マイケル・ウェイン
監督・脚本:バート・ケネディ
撮影:ウィリアム・H・クロシア
音楽:ドミニク・フロンティア
編集:フランク・サンティロ

■linkThe Train Robbers
Old Time Movies - The Great Train Robbery
From the 5/13/81 Uncle Floyd Show. Pseudo silent movie by C M "Mugsy" Calam with Charlie Stoddard, Netto, "Looney" Skip Rooney and Scott Gordon. c1981-The Uncle Floyd Show (Used by permission); c2007 (Digital version with new effects) Scott Gordon Enterprises, Inc. All Rights Reserved



38 ビッグケーヒル(Cahill U.S. Marshal)(1973)


ストーリーは、連邦保安官のケーヒル(ジョン・ウエイン)は重要な任務を終え帰宅したが、思いがけない事件が待ち受けていた。それは、11歳になるビリー・ジョー(クレイ・オブライエン)と17歳のクローディー(ゲイリー・グライムス)の息子が銀行強盗の一味に加担しょうとしていた。それは二人の兄弟が、任務に熱心なあまり家庭を省みない父に反発するかのように牢に入れられている冷酷な悪党のフレイザー(ジョージ・ケネディー)などに近づいたのであるが、悪党たちは銀行襲撃の話しを持ちかたのだが・・・。

US-Mrshal-Badge
この作品は、無法の西部に秩序をもたらす職務に厳しすぎたために家庭から遠ざかってしまった保安官をその息子たちとの愛情を描いたウエスタン。

アメリカ映画(Warner Bros./Batjac Productions)Color 103 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ジョージ・ケネディ / ゲイリー・グライムス / ネヴィル・ブランド / クレイ・オブライエン / マリー・ウィンザー / モーガン・ポール / ダン・ヴァディス / ロイヤル・ダノ / スコット・ウォルカー / デンバー・パイル
■スペーサー
■staff
製作:マイケル・ウェイン
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
原作:バーニー・スレイター
脚色:ハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク
撮影:ジョゼフ・バイロック
音楽:エルマー・バーンスタイン
編集:ロバート・シンプソン

■linkCahill U.S. Marshal



39 アウトロー(The Outlaw Josey Wales)(1976)


ストーリーは、1860年、南北戦争も終結しょうとしていた頃、ミズリーからやってきたカンサス・レッドレッグ(北軍秘密軍事組織)のリーダー、テリル大尉(ビル・マッキニー)は、罪もない農夫のジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)の家を焼き払い妻と息子を殺し、重傷を負ったジョージを残して立ち去った。彼は、幸い命をとりとめたが、復讐の一念に駆られ、憔悴しているところに黒旗を掲げた"レッドレッグ"を討とうとしている一団がやって来た。彼は加わりテリルの追跡が始まったが、テリルを捜す内に戦争は終結していたのであるが・・・。

Clint Eastwood
この作品は、南北戦争時代、レッドレッグの一団に妻子を殺された男の復讐の旅を描くもので、クリント・イーストウッドが主演、監督を手がけ、孤独なヒーローを演じた異色のウェスタン。共演しているソンドラ・ロック(Sondra Locke)は、1947年、テネシー州生まれで、本作の撮影中に監督のクリント・イーストウッドと交際をはじめ、その後12年の間、一緒に暮らし、イーストウッドの映画にも数多く出演している。

アメリカ映画(Warner Bros./Malpaso Company)Color 135 min.

■スペーサー
■cast
クリント・イーストウッド / チーフ・ダン・ジョージ / ソンドラ・ロック / ビル・マッキニー / ジョン・ヴァーノン
■スペーサー
■staff
製作:ロバート・デイリー
監督:クリント・イーストウッド
原作:フォレスト・カーター
脚本:フィリップ・カウフマン、ソニア・チャーナス
撮影:ブルース・サーティーズ
音楽:ジェリー・フィールディング
美術:タンビ・ラーセン
編集:フェリス・ウェブスター

■linkThe Outlaw Josey Wales



40 トム・ホーン(Tom Horn) (1980)


ストーリーは、19世紀末のワイオミング州ハガービル、大牧場主のジョン・コーブル(リチャード・ファーンズワース)は、この地方から牛泥棒を一掃するために早撃ちガンマン、ホーン(スティーヴ・マックイーン)を大牧場主たちに引き会わせた。やがて、彼らの家畜探偵として雇われたホーンは、次々と牛泥棒たちを捕らえ、ワイオミングの人々の評判になったが、ホーンを嫉み、名声を逆転させたいと思っている連邦保安官のジョー(ビリー・グリーン・ブッシュ)がホーンに近づいて来た。そのうち、大牧場主のなかにも、ホーンを非情な男とみる者が現われ、ホーンは孤立する。ある日、町で、15歳くらいの小牧場主の息子が惨殺された。調査の結果、ホーン愛用の銃と同じ口径の銃によるものだった。この事件で、ジョーは、まんまとホーンをワナにはめ、事件の噂を世間に広め、保安官が、助手を連れて酒場にいたホーンを捕えに来たが・・・。

Steve McQueen
この作品は、開拓時代末期の実在の人物トム・ホーンの自伝を基に製作されたガンマン、トム・ホーンの波乱に満ちた孤独な生涯が描かれている。スティーヴ・マックイーンは、1930年、インディアナ州生まれ、生後6ヶ月に両親が離婚、母親の再婚と共に各地を転々、14歳の頃、カリフォルニア州立少年院に入れられ、1年半後に出所、17歳で海兵隊入隊、除隊後バーテンダーやタクシードライバーなどを経て、1951年、ガールフレンドの勧めで俳優をめざしネイバーフッド・プレイハウスに入学、アクターズ・スタジオを経てブロードウェイにデビューした。

1956年『傷だらけの栄光』( Somebody Up There Likes Me)で映画デビュー、1958年、テレビ出演の『拳銃無宿』(Wanted Dead or Alive)がヒット!一躍有名になったが、その後『荒野の七人』(The Magnificent seven)('60)『大脱走』(The Great Escape)('63)、『華麗なる賭け』(The Thomas Crown Affair)('68)、『ブリット』( Bullitt)('68)、『ゲッタウェイ』(The Getaway)('72)『パピヨン』(Papillon)('73)など数々の映画に出演したが、『トム・ホーン』の撮影中、アスベストが原因の中皮腫を発症していることが見つかった。本作完成後の翌年、肺ガンにより死亡した。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 99 min.

■スペーサー
■cast
スティーヴ・マックイーン / リンダ・エヴァンス / リチャード・ファーンズワース / ビリー・グリーン・ブッシュ / スリム・ピケンズ
■スペーサー
■staff
製作:レッド・ワイントローブ
監督:ウィリアム・ウィヤード
製作総指揮:スティーヴ・マックイーン
原作:トム・ホーン
脚色:トーマス・マクゲーン、バッド・シュレイク
撮影:ジョン・A・アロンゾ
SFX:フィル・コーレィ
音楽:アーネスト・ゴールド
編集:ジョージ・グレンヴィル

■linkTom Horn



41 ペイルライダー(Pale Rider)(1985)


ストーリーは、ゴールド・ラッシュに沸くカリフォルニアのカーボン峡谷は、ここも他の峡谷と同様に、鉱山会社を経営するラフッド(リチャード・ダイサート)によって乗っ取られようとしていた。そんな中、ここに住む少女ミーガン(シドニー・ペニー)と母のサラ(キャリー・スノッドグレス)、それに彼女の婚約者であるハル(マイケル・モリアーティ)は、ラフッド一味から嫌がらせを受けていた。だがある時、救世主のごとく一人の流れ者が現われ、彼が次に姿を現わした時には牧師(クリント・イーストウッド)の装いだったことから、プリーチャーと呼ばれた。一方、ラフッドは、決着をつけようと保安官を雇って攻勢に出る。やがて、町中でプリーチャーと保安官と6人の助手たちが相まみえ、激しい銃撃戦が始まるのだが・・・。

The performers
この作品は、ゴールド・ラッシュでにぎわうカリフォルニアの無法の町を舞台に、町の権力者を一掃する流れ者の姿を描くウエスタンの傑作で、クリント・イーストウッドが往年の西部劇を復活させたような作品。主人公の設定などは、1972年の『荒野のストレンジャー』との類似点がいくつか見られるが、アラン・ラッドが出演した『シェーン』とストーリーが酷似した内容になっている。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 115 min.

■スペーサー
■cast
クリント・イーストウッド / マイケル・モリアーティ / キャリー・スノッドグレス / クリストファー・ペン / リチャード・ダイサート / シドニー・ペニー / リチャード・キール / ダグラス・マクグラス / ジョン・ラッセル
■スペーサー
■staff
製作・監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:フリッツ・マーネイズ
脚本マイケル・バトラー、デニス・シュラック
撮影:ブルース・サーティーズ
SFX:チャック・ガスパー
音楽:レニー・ニーハウス
美術:エドワード・C・カーファグノ
編集:ジョエル・コックス
衣装(デザイン):グレン・ライト

■linkPale Rider



42 許されざる者 (Unforgiven) (1992)


ストーリーは、かつては列車強盗や殺人で悪名を轟かせていたウィリアム・マニー(クリント・イーストウッド)も、今は農夫として苦しい生活をしながら2人の子供と身を隠しひっそりと暮らしていた。そんな彼のもとに、若いガンマン、スコフィールド・キッド(ジェームス・ウールヴェット)が賞金稼ぎの話を持ち込んだ。彼は躊躇したが、亡き妻のため、二度と握らないと誓った拳銃を手にすることを決意し、昔の相棒ネット(モーガン・フリーマン)と3人で町に向かったが・・・。

Clint Eastwood
この作品は、1880年のワイオミングを舞台に賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描くウェスタン。'92年度アカデミー賞最優秀作品賞、監督賞、助演男優賞、編集賞受賞作。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 131 min.

■スペーサー
■cast
クリント・イーストウッド / ジーン・ハックマン / モーガン・フリーマン / リチャード・ハリス / ジェームス・ウールヴェット
■スペーサー
■staff
製作・監督:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デイヴィッド・ヴァルデス
脚本:デイヴィッド・ピープルズ
撮影:ジャック・N・グリーン
音楽:レニー・ニーハウス

■linkUnforgiven



43 ワイアット・アープ(Wyatt Earp) (1994)


ストーリーは、ワイアット少年は厳格な父(ジーン・ハックマン)に家族の絆と正義を教え込まれて成長した。やがて、ワイアット・アープ(ケヴィン・コスナー)は、ミズーリ州で法律を学び、美しいウリラ(アナベス・ギッシュ)と結婚するが幸せは長く続かず、彼女は身ごもったままチフスで亡くなる。彼は、思い出の家に火を放ち、街で酒浸りの日々を送り、ついに馬泥棒で拘置された。
Kevin Costner
だが、保釈金を積んで助けてくれた父によって目を覚まし、以後、酒は一滴も口にせず真面目に働くようなった。数年後、兄ジェームズ(デヴィット・アンドリュース)を訪ねてウィチタに来たワイアットは、誰も手が付けられぬ酔っぱらいを持ち前の豪胆さと銃の腕前で取り押さえ、それがきっかけで、彼は保安官のバッジを与えられるが・・。

この作品は、西部開拓史の伝説のヒーロー、ワイアット・アープの波乱万丈の生涯を描いた西部劇で史実に忠実で重厚な人間ドラマとして描かれている。 ワイアット・アープを演じたケヴィン・コスナーは、幼少の頃、西部劇が好きだった父に、シネラマの『西部開拓使』を見せられ、夢中になり将来西部劇に出演出来る俳優になりたいと思ったと言う。

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 191 min.

■スペーサー
■cast
ケヴィン・コスナー / デニス・クエイド / ジーン・ハックマン / ジェフ・フェイヒー / マーク・ハーモン / デヴィット・アンドリュース
■スペーサー
■staff
製作:ローレンス・カスダン、ジム・ウィルソン、ケヴィン・コスナー
監督:ローレンス・カスダン
製作総指揮:ジョン・スラン、ダン・ゴードン、チャールズ・オークン、マイケル・グリロ
脚本:ダン・ゴードン、ローレンス・カスダン
撮影:オーウェン・ロイズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

■linkWyatt Earp



44 マーヴェリック(Maverick) (1994)


ストーリーは、技を極めたギャンブラー、マーヴェリック(メル・ギブソン)は、間もなく開かれる史上最大のポーカーゲームに出場しようとしていた。それで、彼は参加費用の2万5千ドルを集めようと、クリスタル・リヴァーの町にやって来たが、その彼の前に現れた凄腕で美貌の女ギャンブラー、アナベル(ジョディ・フォスター)にして女スリ。そして謎の連邦保安官を名乗るクーパー(ジェームズ・ガーナー)も加わり、同じポーカーゲームを目指す3人の奇妙な道中がはじまる・・・。

Mel Gibson & Jodie Foster
この作品は、1870年代、自慢のカードさばきで開拓期の西部を渡り歩くギャンブラー、美貌の女スリ、謎の保安官の珍道中を、アクションとユーモア豊かに描いたウェスタン。 (LD Version)

アメリカ映画(Warner Bros.)Color 127 min.

■スペーサー
■cast
メル・ギブソン / ジョディ・フォスター / ジェームズ・ガーナー / グラハム・グリーン / アルフレッド・モリーナ
■スペーサー
■staff
製作:ブルース・デイヴィ、リチャード・ドナー
監督:リチャード・ドナー
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
音楽:ランディ・ニューマン

■linkMaverick



45 ワイルド・ワイルド・ウエスト(Wild Wild West)(1999)


ストーリーは、1860年代南北戦争終結直後のアメリカ、捜査官である陸軍第9連隊騎兵隊大尉のジェームズ・ウェスト(ウィル・スミス)は、発明狂の執行官アーティマス・ゴードン(ケヴィン・クライン)と科学者を誘拐して超強力な秘密兵器を製造し、合衆国を脅迫している謎の一団の捜査を、グラント大統領(ケヴィン・クライン=二役)から命じられた。彼等は、かねてから追跡していた元南軍のマグラス将軍(テッド・レヴィン)の行方を追ったが、やがて、博士である父を探しているという女性リタ(サルマ・ハエック)に出会ったが、事件の黒幕が南部きっての陰謀家にして天才発明家のアーリス・ラヴレス博士(ケネス・ブラナー)だと知るのであるが・・・。

Performer
この作品は、テレビシリーズ『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(1965〜69)の映画化で、破天荒な連邦特別捜査官コンビの活躍を描いたコミック感覚のSFXアクション・ウェスタン。最低の映画を決めるゴールデンラズベリー賞では最悪作品賞、監督賞、スクリーンカップル賞、脚本賞、主題歌賞の5部門受賞の結果となった作品。ゴールデンラズベリー賞とは、主催者のゴールデンラズベリー賞財団により、毎年アカデミー賞授賞式の前夜に最低の映画を選んで表彰するもので、正式にはラジー・アウォード(Razzie Award)で、ラジー賞(Razzies)などとも呼ばれる。「ヤジ」を意味する「Razz」から命名された「Razzie Award」が正式な賞名で「Razz」のもうひとつの意味である「Raspberry」(ラズベリー/木イチゴ)の実を模したトロフィーのデザインにより「Golden Raspberry Award」とも呼ばれ、ラズベリーには、ブーイングの音という意味がある。英語の「ラズベリータルト」(raspberry tart)が「fart」(おなら) と韻を踏んでいるため、おならをまねた音を指すようになった。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)から映像製作、映画宣伝の道に進んだジョン・ウィルソンにより1981年に創設され、初期はB級映画が各部門受賞を独占することが多かったが、近年は輝かしい実績があるにもかかわらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優や、前評判と実際のギャップが著しく激しい大作などが受賞する傾向にあり、選考される映画が必ずしも駄作、B級とは限らず、興行的に失敗し何の賞も受賞できずラジーの候補にさえなれない作品こそが本当の駄作とする意見もあるようである。

アメリカ映画(Peters Entertainment.ets/Warner Bros.)Color 106 min.

■スペーサー
■cast
ウィル・スミス / ケヴィン・クライン二役 / ケネス・ブラナー / サルマ・ハエック / テッド・レヴィン / M・エメット・ウォルシュ / フレデリック・ヴァン・デル・ウォル / ミュゼッタ・ヴァンダー / ソフィア・エング / バイ・リン
■スペーサー
■staff
製作:ジョン・ピータース
監督:バリー・ソネンフェルド
エグゼクティブプロデューサー:ビル・トッドマン・ジュニア、ジョー・サイモン、キム・ルマスターズ 、トレイシー・グレイザー 、バリー・ジョセフソン
脚本:エス・エス・ウィルソン 、ブレント・マドック、ジェフリー・プライス、ピーター・エス・シーマン
原案:ジム・トーマス、ジョン・トーマス
撮影:ミハエル・バルハウス
美術:ボー・ウェイチ
音楽:エルマー・バーンスタイン
編集:ジム・ミラー

■linkWild Wild West



46 アメリカン・アウトロー(American Outlaws)(2001)


ストーリーは、南北戦争終戦間近の戦闘で、ジェシーたち南軍の遊撃隊は北軍に待ち伏せされ、北軍のガトリング機関銃や大砲等で遊撃隊はピンチに陥るが、ジェシー・ジェームス(コリン・ファレル)の活躍で危機を脱する。ジェシーと兄のフランク・ジェームス(ガブリエル・マクト)のジェームズ兄弟とコール・ヤンガー(スコット・カーン)、ボブ・ヤンガー(ウィル・マコーマック)のヤンガー兄弟は、南軍の遊撃隊に参加していたが、4年ぶりに故郷リバティの町に戻って来た。だが、そこで彼らは州政府をバックにロック・アイランド鉄道会社の強引な土地の買い占めで、土地を失った農民たちが苦しめられているのを知るのである。人々は農地を売ることに反対するが、鉄道会社は暴力で農民に圧力をかけ、それでも逆らうと、納屋や家に放火し、さらに爆弾を放り込んで、ジェシーたちの家も鉄道会社が雇った男たちに襲われ、母親は亡くなってしまう。ジェシーたちは、この悪行を打破することに決意し、会社と関係のある銀行や列車を標的に鉄道や駅馬車のルートを寸断して徹底的に鉄道建設を妨害するのだが・・・。

Colin Farrell & Ali Larter
この作品は、南北戦争後、銀行、列車、駅馬車などを次々に襲って勇名をとどろかせた無法者、ジェシー・ジェームズの半生を描いたもので、ジェシーと兄フランクのジェームズ兄弟と、コール、ボブ、ジムのヤンガー兄弟を中心に、兄弟愛と友情の物語に仕上げている。ジェシー・ジェームスは、15歳の頃から戦場に駆り出さられ、親にも会う機会も少なく、その環境の原因もあって若くして殺人が平気になってしまった。このようなジェシー・ジェームス役を悩んだ挙句にアイルランド人のコリン・ファレルを起用し、不安だったが、結果として大正解だったと監督のレス・メイフィールドは述懐し、彼は勇気があって、スタントも積極的で、恐れを知らず、役を理解しヒーローの演じ方を心得た優れた役者で、大切なのは微笑と緊張感だと言っている。

追跡する探偵社のアラン・ピンカートンは、スコットランド人で23歳の時にアメリカに渡り創業した有名な探偵社でジェシー・ジェームスの追跡を依頼された。このスコットランド人のピンカートン役はティモシー・ダルトンが演じ、真実味が増し、いつも緊張感を漂わしている素晴らしい俳優とも言っている。コール・ヤンガー(スコット・カーン)は、短気なキャラクターで、資料によると彼は当時、最も恐れられていて、何時もジェシーと対立し、一味の名前を変えようと言い出し、またリーダーにもなりたかったらしく、その資質はあったと言われるが、併し、ジェシーのカリスマ性には勝てなかった。ボブ・ヤンガー(ウィル・マコーマック)は、コールの弟で一味の仲間で目立ちがりやであった。兄のフランク・ジェームス(ガブリエル・マクト)は兄弟の中で思慮深く、良心的であり陰の指導的な存在であった。ジェシーと恋に落ちるジ・ミムス役のアリ・ラーターは、コリン・ファレルとの共演は楽しかったし、笑いが絶えなかったといっている。

「西部のロビン・フッド」として歌にまで謳われ、アメリカの民衆に絶大な人気のある無法者、ジェシー・ジェームズの物語は、多くの作品が製作されたが、ジェシーに関しては、諸説があるから批判される筋合いはないと、だから自分なりの発想で製作した。今でもジェシーの遺骨を捜しているくらいだから、彼がどんな人物でどこで死んだかは謎であり、だからその謎に一石を投じたいと監督が言っている。本作は緻密に計算された特撮が満載されて魅力的であり、楽しい冒険活劇作で、確かに結末も気持ちがいい仕上がりとなっている。

ジェシー・ジェームスを主人公にした映画には、下記のような作品がある。
『地獄への道』 (Jesse James)(1939)(DVD)
監督:ヘンリー・キング、出演:タイロン・パワー、ヘンリー・フォンダ
『地獄への逆襲』 (The Return of Frank James)(1940)(DVD)
監督:フリッツ・ラング、出演:ヘンリー・フォンダ、ジーン・ティアニー
『命知らずの男』 (Kansas Raiders) (1951)
監督:レイ・エンライト、出演:オーディ・マーフィ、トニー・カーティス
『無法の王者・ジェシイ・ジェイムス』 (The True Story of Jesse) (1957)(DVD/US-Version)
監督:ニコラス・レイ、ロバート・ワグナー、ジェフリー・ハンター、ホープ・ラング
『ミネソタ大強盗団』(The Great Northfield Minnesota Raid)(1972)(DVD)
監督:フィリップ・カウフマン、 クリフ・ロバートソン、ロバート・デュヴァル
『ロング・ライダーズ』 (The Long Riders) (1980)(DVD)
監督:ウォルター・ヒル、出演:デヴィット・キャラダイン、キース・キャラダイン
『ワイルド・ガンズ』(Wild Guns Frank & Jesse)(1994)
監督:ロバート・ボリス、ビル・パクストン、ロブ・ロウ
『ジェシー・ジェームズの暗殺』 (The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford) (2007) (DVD)
監督:アンドリュー・ドミニク、出演:ブラッド・ピット、ケイシー・アフレック

アメリカ映画(Morgan Creek Productions/Warner Bros.)Color 94 min.Aspect Ratio:1.85 : 1

■スペーサー
■cast
コリン・ファレル / スコット・カーン / アリ・ラーター / ガブリエル・マクト / グレゴリー・スミス / ハリス・ユーリン / キャシー・ベイツ / ティモシー・ダルトン / ウィル・マコーマック / ロニー・コックス / テリー・オクイン / ナサニエル・アルカン / タイ・オニール / ジョー・スティーヴンス / バリー・タブ
■スペーサー
■staff
製作:ビル・ゲーバー、ジェームス・G・ロビンソン
監督:レス・メイフィールド
製作総指揮:ジョナサン・A・ジンバート
原作:ロデリック・テイラー
脚本:ロデリック・テイラー、ジョン・ロジャース
撮影:ラッセル・ボイド
音楽:トレヴァー・ラビン
編集:マイケル・トロニック

"Full Movie"が楽しめます。(It's possible to enjoy Full Movie")
アメリカン・アウトロー(American Outlaws)

■linkAmerican Outlaws



47 ジェシー・ジェームズの暗殺
(The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford) (2007)


ストーリーは、南北戦争にゲリラとして参加したが、その後、お尋ね者となったジェシー・ジェームス(ブラッド・ピット)とその兄フランク(サム・シェパード)が率いるジェームズ一味は、列車強盗の計画を立てるが、ひとりの若者ロバート・フォード(ケイシー・アフレック)が加わった。彼は新聞などでジェシー一味の活躍を知り、ジェシーに心酔していたのだが、列車強盗を行なった後、一味は分散して身を潜めたが、ジェシーにロバートは残るように言われたが・・・。

Brad Pitt
この作品は、アメリカ西部開拓時代の伝説的アウトロー、ジェシー・ジェームズと、彼を慕いながらも最終的に彼を背後から撃ち殺した卑怯者としてその名を残すロバート・フォードとの切なくも皮肉な運命を描いたウェスタン・ドラマ。

アメリカ映画(Waner Bros.)Color 160 min.

■スペーサー
■cast
ブラッド・ピット / ケイシー・アフレック / ポール・シュナイダー / メアリー=ルイーズ・パーカー / ジェレミー・レナー ズーイー・デシャネル / サム・ロックウェル / サム・シェパード
■スペーサー
■staff
製作:ブラッド・グレイ トニー・スコット リサ・エルジー ベンジャミン・ウェイスブレン
監督:アンドリュー・ドミニク
脚本:アンドリュー・ドミニク
原作:ロン・ハンセン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:ニック・ケイヴ
編集:ディラン・ティチェナー

■linkThe Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford






<