1 駅馬車 (Stagecoach) (1939)
ストーリーは、アリゾナのトントからニューメキシコ州のローズバーグまでは、駅馬車でたっぷり2日かかった。駅馬車には、町の婦人会から追われた娼婦ダラス(クレア・トレヴァー)、呑んだくれの医師ブーン(トーマス・ミッチェル)、身重の体でヴァージニアから来た騎兵大尉の若い妻ルーシー( ルイーズ・ブラット)に酒商人のピーコック(ドナルド・ミーク)などが乗り合わせ、ルシイに心ひかれた賭博師のハットフィールド(ジョン・キャラダイン)は、護衛しようと同乗し、出発した。しばらくすると、脱獄し父と兄弟を殺されて仇を伐つためにローズバーグに向かっていたリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)が同乗するが・・・。
この作品は、アーネスト・ヘイコックスの短編「ローズバーグ行き駅馬車」をもとにジョン・フォードが監督したアメリカ映画史に燦然と輝く西部劇の傑作。西部劇に不可欠のモニュメント・ヴァレーは、監督のジョン・フォードがこの『駅馬車』を最初に9本の西部劇の撮影に使ったところで、ハリウッドでは「フォード・ヴァレー」とか「フォード・テリトリー」などど呼ばれ、ほかの監督たちも彼の聖域と認め、撮影のために立ち入ることがなかったと言われている。また、モニュメント・ヴァレーを映画のロケ地として最初に発見したのはフォードとされているが、実はジョン・ウェインが発見してフォードに進言したという説がある。トーマス・ミッチェルはこの映画でアカデミー賞、助演男優賞を受賞した。
■ アメリカ映画(United Artists)Black and White 99 min.

■cast:
クレア・トレヴァー / ジョン・ウェイン / アンディ・デヴァイン / ジョン・キャラダイン / トーマス・ミッチェル / ルイーズ・ブラット / ドナルド・ミーク
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■staff:
製作:ウォルター・ウェンジャー
監督:ジョン・フォード
原作:アーネスト・ヘイコックス
脚色:ダドリー・ニコルズ
撮影:バート・グレノン、レイ・ビンガー
音楽監督:ボリス・モロス
作曲:リチャード・ヘイゲマン
■link:Stagecoach
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2 赤い河 (Red River) (1948)
ストーリーは、開拓者のトーマス・ダンスン(ジョン・ウェイン)、グルート(ウォルター・ブレナン)の2人は、テキサスに大農場をつくる希望に燃え、レッド・リヴァに向かったが、その途中、ダンスンは少年のマシュウに出会い養子にすることにした。やがて、南北戦争も終わり、成人し参戦したマシュウ(モンゴメリイ・クリフト)も退役した。ダンスンは、広大な土地に家畜を持つようになっていたが、南部には牛肉の買い付け市場がないので、北部や東部の市場へ、鉄道の通っているミズーリへ家畜を移動させるという大胆な計画をマシュウが打ち出したが・・。
この作品は、サタデイ・イブニング・ポストに発表した開拓時代「チザム・トレイル」の映画化で、ハワード・ホークスがはじめて手がけた本格派のウェスタン。主演のジョン・ウェインは初老のカウボーイ役を演じ、この映画で、ハワード・ホークス監督と堅い絆で結ばれ、その後『リオ・ブラボー』('58)という傑作が生まれ、『ハタリ!』('61)、『エル・ドラド』('66)、『リオ・ロボ』('70)などのコンビ作が作られた。後年、ハワード・ホークスは『赤い河』をカラー映画としてでなく、シネマスコープサイズの大型映画で撮りたかったが、この時はまだシネマスコープが出現していなかったので悔やまれると述懐している。
■ アメリカ映画(United Artists)Black and White 127 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / モンゴメリー・クリフト / ジョアン・ドルー / ウォルター・ブレナン / コリーン・グレイ / ハリー・ケリーJr./ ジョン・グロヴァー
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■staff:
製作・監督:ハワード・ホークス
製作総指揮:チャールズ・K・フェルドマン
脚本:ボーデン・チェイス
撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:ジョン・D・アレンスマ
■link:Red River
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3 真昼の決闘(High Noon) (1952)
ストーリーは、西部のハドリーヴィルの町、ある日曜日の朝。この町の保安官ウィル・ケイン(ゲイリー・クーパー)は、保安官事務所でエミイ・ケーン(グレイス・ケリー)と結婚式を挙げていた。これを機に保安官の職を辞し、他の町へ行くつもりだった。ところが、彼の元へ、かつて彼が監獄へ送った無頼漢フランク・ミラー(アイアン・マクドナルド)とベン・ミラー(シェブ・ウーリー)が保釈されて仲間と共に復讐にやって来るという報せが届いた。奴等は正午到着の列車で町に着くが、時計は10時40分。彼は再び保安官のバッジを胸につけた・・。
この作品は、ジョン・W・カニンガム原作の「The Tin Star」をもとに映画化された。
アカデミー賞では主演男優賞、歌曲賞を受賞し、ゲイリー・クーパーは、『ヨーク軍曹』('41)についで2度目のオスカー受賞となった。ディミトリ・ティオムキン作曲、ネッド・ワシントン作詞のバラード「ハイヌーン」がテックス・リッターの歌ではじまり、これがクレジット・タイトルにかぶさり、オープニング・シーンでは物語を暗示させるが、この曲は大ヒットし話題となった。
■ アメリカ映画(United Artists)Black and White 99 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / トーマス・ミッチェル / ロイド・ブリッジス / カティ・フラード / グレイス・ケリー / オット・クルーガー / ロン・チャニー / シェブ・ウーリー
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■staff:
製作:スタンリー・クレイマー
監督:フレッド・ジンネマン
原作:ジョン・W・カニンガム
脚色:カール・フォアマン
撮影:フロイド・クロスビー
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:ルドルフ・スターナド
■link:High Noon
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4 アパッチ (Apache) (1954)
ストーリーは、アパッチ族は捕らえられの酋長ジェロニモ(モント・ブルウ) 以下、合衆国軍に降伏した。ペック大佐(ウォルター・サンド)は、部下のウェドル(ジョン・デアナ)にアルバカーキからフロリダまで列車の護送をさせるが、列車がセントルイスまで来て、停車中にマサイ(バート・ランカスター)は、脱走し、故郷のアパッチへ帰って来た。だが、彼が不在にしていた間に故郷は、すっかり変わってしまっていた。今では恋人ナリンリ(ジーン・ピータース)の父サントス(ポール・ギルフォイル)が、新酋長になったが、名前だけだった。マサイはアパッチ族の自立のために、農業を興すべきだと主張するが、 サントスに裏切られ、 再び騎兵隊に捕らえられてしまう。マサイは護送中に再脱走し、 今度は山中に立てこもって騎兵隊とサントスへの復讐をはじめるが・・。
この作品は、アパッチ族の酋長ジェロニモは凶暴なインディアンの代表的な存在で、保有地に入ることを拒絶、メキシコへ移り、アリゾナ、ニュー・メキシコの辺境を暴れまわった。ジェロニモが降伏して捕らえられた時、唯一人、降伏を拒んで、騎兵隊と闘ったアパッチの若き戦士マサイの、アメリカ歴史の片隅にいた誇り高き勇者の物語。1950年代の後期から、ハリウッドでは、スターや脚本家の独立プロが乱立し、会社は単なる配給というような様相になっていったが、その先陣をきって成功したのは、ハロルドとバート・ランカスターのチームであった。独立第1作は、ジョン・フォンテーン、バート・ランカスターが共演した『暴れ者』('48)で、『アパッチ』に続き『ヴェラクルス』('55)の2本は大きくヒットし、バート・ランカスター製作、監督で『ケンタッキー人』('55)を撮っている。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 87 min.

■cast:
バート・ランカスター / ジーン・ピータース / ポール・ギルフォイル / ジョン・マッキンタイア / チャールズ・バチンスキー
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■staff:
製作:ハロルド・ヘクト
監督:ロバート・アルドリッチ
原作:ポール・ウエルマン
脚本:ジェームス・R・ウエッブ
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:デヴィット・ラクシン

■link:Apache
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5 ヴェラクルス (VeraCruz) (1955)
ストーリーは、革命の嵐が吹き荒れるメキシコに、元将校のベンジャミン・トレイン(ゲイリー・クーパー)がいた。彼は途中でジョー・エリン(バート・ランカスター)と知り合う。ジョーは恋仲のデュバル伯爵夫人(デニーズ・ダーセル)をベラクルスまで護衛する仕事を請け負っていた。しかし、この旅は、伯爵夫人の馬車に隠された財宝を国外に持ち出すのが真の目的であったが・・・。
この作品は、南北戦争直後、メキシコを舞台に一攫千金をねらった2人のガンマンが黄金を巡って対決する痛快ウェスタンで、バート・ランカスターが自らヘクト=ランカスター・プロで製作した彼が絶頂期の第一級スペクタクル大作。この映画の時代背景となっている1866年は、ウインチェスター連発銃が初めて世に出た年であり、また1861年に発明されたガトリング銃が正式にアメリカ陸軍に採用された年でもある。宮殿でトレイン、エリンがウインチェスターの腕前を披露、それにマキリミリアン皇帝がウインチェスターを試し撃ちしするシーンなど効果的に使われている。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 94 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / バート・ランカスター / デニーズ・ダーセル / セザール・ロメロ / サラ・モンティール
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■staff:
製作:ジェームズ・ヒル
監督:ロバート・アルドリッチ
原作:ボーデン・チェイス
脚色:ローランド・カイビー、ジェームズ・R・ウェッブ
撮影:アーネスト・ラズロ
作曲:ヒューゴー・フリードホーファー
作詞:サミー・カーン

■link:Vera Cruz
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6 ケンタッキー人 (The Kentuckian) (1955)
ストーリーは、エリ・ウェークフィールド(バート・ランカスター)は、息子(ドナルド・マクドナルド)をつれテキサスに向うが、途中の村で投獄されてしまう。だが、事情を知る村の食堂に働く娘ハンナ(ダイアン・フォスター)に救われ、3人は一緒にエリの兄ザック(ジョン・マッキンタイア)のいるヒュミリティの町にやって来たが・・。
この作品は、1820年頃のケンタッキー人がある一家との争いを逃れてテキサスに向かい、やがて、新天地に希望を見出すフェリックス・ホルトの小説「ガブリエルの角笛」の映画化。バート・ランカスターの第1回監督作品だが、作品の評価や興行成績も思わしくなく、その後、彼は監督にはあまり興味を示すことはなかったという。 だが、劇中に流れるバーナード・ハーマンのスコアは、おおらかで美しく奏でられ、日本では雪村いずみが歌って当時ヒットした。
■ アメリカ映画(United Artists)(Hecht-Lancaster Productions)Color 104 min.

■cast:
バート・ランカスター / ドナルド・マクドナルド / ダイアン・フォスター / ウォルター・マッソー / ダイアナ・リン / ジョン・マッキンタイア / ウナ・マーケル / ジョン・キャラダイン / マーサ・ハイヤー
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■staff:
製作:ハロルド・ヘクト
監督:バート・ランカスター
原作:フェリックス・ホルト
脚本:A・B・ガスリー・Jr
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:バーナード・ハーマン
■link:The Kentuckian
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7 街中の拳銃に狙われる男 (Man with the Gun)(1955)
ストーリーは、1870年、ワイオミング州シェリダンの町にクリント・トリンジャー(ロバート・ミッチャム)がやって来た。渡世は「町直し保安官」が稼業であったが、三年前に危険な拳銃稼業から足を洗わぬことを嫌って疎遠になった妻のネリー(ジャン・スターリング)がこの町にいるのを知り、ネリーが連れて行った当時二歳の娘ベスに一目会うためであったが、彼女はホールマン(ジョー・バリー)の経営するパレス・サロンの踊り子斡旋業をしていた。馬具商のアトキンス(エミール・メイヤー)は評議会の有力者で、娘のステラ(カレン・シャープ)はジェフ(ジョン・ラプトン)と婚約していたが、彼が建設中の農場がエド(レオ・ゴードン)やジム(クロード・エイキンズ)などホールマン一味の襲撃にあったため、評議会は暴力を駆逐する決議をして、クリントを保安官補に雇うことにしたが・・・。
この作品は、町の評議会に雇われたクリントが町内での銃器携行やサロンの深夜営業などを禁止するなど次々に治安維持をはかる。そして、彼は子供ベスの事をネリーに執拗に問うのであるが、彼女はベスは死んだことを告白し、ホールマンは人情も涙もない男だと激しい言葉でののしるのである。クリントは急遽ホールマンのパレス・サロンに行き、彼を射殺しサロンに火を放つ・・・。やがて、クリントは拳銃稼業を捨てネリーと暮す決意をするのという、サミュエル・ゴールドウィン・ジュニアが製作したウェスタンで、派手な撃ち合いなどのシーンはなく、クリントの心的外傷を持つ男をロバート・ミッチャム演じた暗い作品である。アンジー・デッキンソン( Angie Dickinson)(1931生) (uncredited) がキティ役で出ているが、当時24歳。ネリーを演じたジャン・スターリングは、1921年、ニューヨーク生まれで、"Tycoon" ('47)(RKO) (uncredited) でデビューし、1950年代に積極的に出演して『紅の翼』(The High and the Mighty) ('54)では、ゴールデングローブ最優秀助演女優賞を受賞しアカデミーでは助演女優賞にノミネートされている。(US Version)
■ アメリカ映画(United Artists)(Formosa Productions)Color 83 min.

■cast:
ロバート・ミッチャム / ジャン・スターリング / カレン・シャープ / エミール・メイヤー / ヘンリー・ハル / ジョン・ラプトン / バーバラ・ローレンス / テッド・デ・コルシア / ジョー・バリー / レオ・ゴードン / クロード・エイキンズ
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■staff:
製作:サミュエル・ゴールドウィン・ジュニア
監督:リチャード・ウィルソン
脚本: N・B・ストーン、リチャード・ウィルソン
撮影:リー・ガームス
音楽:アレックス・ノース
■link:The Man with the Gun
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8 赤い砦 (The Indian Fighter)(1955)
ストーリーは、南北戦争が終わりジョニイ・ホークス(カーク・ダグラス)は西部に戻って来た。彼はララミー砦からスー族インディアン酋長レッド・クラウド(エドワード・フランツ)の許へ派遣され、北オレゴンに移住する幌馬車隊がスー族の領土を無事に通れるよう交渉に来たのである。途中、近くの川で水浴をしている美しいインディアン娘に見とれるが、彼はスー族の酋長が白人に対する敵意を知る。それは、悪辣な白人がインディアンの金塊とウイスキーとを交換し、金塊を狙って領土に入って来るからで、酋長は一族に白人との交易を厳禁にしていた。酋長は面識のあるジョニイの申出を承知したが、万一、白人が金塊に手を出したら一族を挙げて報復すると宣言した。やがて、酋長の饗応を受けたジョニイは、先程の娘が酋長の娘オナーティ(エルザ・マルティネッリ)であったことを知った。ジョニイは密交易の悶着から白人のウェス・トッド(ウォルター・マッソー)が、インディアンに囚われ火炙りになるところを助け、酋長との調印も無事に済み、幌馬車隊は北部オレゴンを目指し、彼は道案内を引受けたが・・・。
この作品は、インディアン戦の名うてのしたたか者のジョニイが、幌馬車隊を道案内をするのだが、悪辣な白人がインディアンの金塊を狙ったために幌馬車隊が襲われ、ララミー砦に逃げ帰ったジョニイは非難を浴びる。彼は身の潔白を証明するため、酋長の弟を殺した犯人を追い、金鉱探しの張本人を捕らえるのだが、特にスー族のインディアンが砦を襲撃するシーンは、スー族のインディアン戦法が克明に描かれている。カーク・ダグラスの設立した「ブリナ・プロダクション」の第1回作品。(US Version)
スー族(Sioux)はアメリカ北部中西部に先住するインディアン部族で、ダコタ族、ラコタ族、およびナコタ族の総称で、人口は19世紀半ばには2万人であったが、現在は約7万人に達し、そのうち4分の1が現在も祖先と同じ言葉を解すると考えられている。他のインディアンと同様、1950年代からの連邦政府の権利保留解消の方針を受け、現在では登録されたスー族のうち約半分が、保留地外に住んでいる。居留地とは、アメリカ合衆国内務省の管理下にある、インディアン(先住民族)部族の領有する土地で、リザベーションという呼び名が一般的だが、有力な民族は自治権が強く1つの国家にも等しい力を持つとされ、ネイション(国家)とも呼ばれ、西部開拓時代には「インディアン・テリトリー(インディアン領)」と呼ばれていた。また、現在では「インディアン自治区」と呼ばれることも多い。
■ アメリカ映画(United Artists)(Bryna Productions)Color 88 min.

■cast:
カーク・ダグラス / エルザ・マルティネッリ / ウォルター・マッソー / ディアナ・ダグラス / エドワード・フランツ / ロン・チャニー / アラン・ヘイル・ジュニア / エライシャ・クック / マイケル・ウィンケルマン / ハリー・ランダース
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■staff:
製作:ウィリアム・ショア
監督:アンドレ・ド・トス
原作:ベン・カディッシュ
脚色:フランク・デイヴィス、ベン・ヘクト
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
音楽:フランツ・ワックスマン
美術:ウィアード・イーネン
編集:リチャード・カフーン
■link:The Indian Fighter
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9 地獄の拍車 (Drango) (1957)
ストーリーは、南北戦争が終わり、北軍のドランゴ少佐(ジェフ・チャンドラー)は、軍政官として戦後復興を進めようと南部の町ケネソーにやってきた。だが、北軍に町を焼かれ、家族を失った町の人々は、ドランゴ少佐に敵意を持ったが、北軍側に加担したヘンリー・コルダー(モリス・アンクラム)の裁判を公正に行いたいと考えた。
だが、彼は「北軍駐屯地に連行して守ってほしい」という娘ケイト(ジョーン・ドルー)の願いを聞き入れなかったために、コルダーは、アレン判事(ドナルド・クリスプ)の息子クレイ(ロナルド・ハワード)らによって処刑されてしまったが・・。
この作品は、アトランタの北に位置するケネソーが舞台で、実際には数多くの戦死者が出た激戦地であった。現在は国立公園となっているが、内容は異色のヒューマン・ドラマである。(未公開)
■ アメリカ映画(United Artists)(Earlmar Productions)Black and White 92 min.

■cast:
ジェフ・チャンドラー / ジョーン・ドルー / ジュリー・ロンドン / ドナルド・クリスプ / ロナルド・ハワード / ジョン・ラプトン / モリス・アンクラム
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■staff:
製作:ホ−ル・バートレット 、ジュールス・ブリッケン、 ジェフ・チャンドラー(uncredited)
監督:ホ−ル・バートレット 、ジュールス・ブリッケン
エグゼクティブ・プロデュサー:メアー・ミシキン
脚本:ホ−ル・バートレット
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽:エルマー・バーンスタイン

■link:Drango
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10 大いなる西部 (The Big Country) (1957)
ストーリーは、サンラファエルに東部からジェームズ・マッケイ(グレゴリー・ペック)が、テリル少佐の1人娘パット(キャロル・ベイカー)と結婚するためにやってきた。出迎えた牧童頭のスチーヴ・リーチ(チャールトン・ヘストン)と、パットは、スチーヴを先に帰して彼と父の牧場に向かったが、途中で酒に酔ったハナシー家の息子パック(チャック・コナーズ)たちに悪戯を受けるのだったが、相手にしなかった。パットの父テリル(チャールズ・ビックフォード)少佐は大地主ルファス・ハナシー(バール・アイヴス)と勢力を二分し、争っていて、共に目をつけているのは、水源のある土地ビッグ・マディであった。この土地は、学校教師でパットの親友ジュリー・マラゴン(ジーン・シモンズ)が所有していたが・・。
この作品は、1870年代のテキサスを舞台に水源のある土地を巡って対立する二つの大牧場の争いが中心だが、詩情豊かに、雄大なスケールで西部が描かれている。西部劇での決闘といえば、お互いに歩いて近づき、にらみ合った後、早撃ち(クイック・ドロー)が、オーソドックスだが、この映画ではグレゴリー・ペックとチャック・コナーズ間で行われるのは、旧大陸時代に使われたフリント・ロック式の単発銃が使われている。
特に印象が残るのは、えんえんと繰り広げられるグレゴリー・ペックとチャールトン・ヘストンの殴り合う"マラソン・フィストファイト"のシーンであるが、男同士のわだかまりは殴り合いで解決するしかないようである。映画史上最長の殴り合いシーンといわれる『静かなる男』('52)はジョン・ウェインとヴィクター・マクラグレンが良く知られているが、アメリカ映画にはドラマチックな殴り合いのシーンが多い。また、タイトル・バックや、劇中に流れるジェローム・モロスの壮大で勇壮なスコアは大西部に相応しく胸を打たれる。
■ アメリカ映画(United Artists)(Earlmar Productions)Black and White 92 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / ジーン・シモンズ / キャロル・ベイカー / チャールトン・ヘストン / バール・アイヴス / チャールズ・ビックフォード / チャック・コナーズ
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■staff:
製作:ウィリアム・ワイラー、グレゴリー・ペック
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:ドナルド・ハミルトン
脚本:ジェームズ・R・ウェッブ、サイ・バートレット、ロバート・ワイルダー
脚色:ジェサミン・ウェスト、ロバート・ワイラー
撮影:フランツ・プラナー
音楽:ジェローム・モロス
美術:フランク・ホテリング
■link:The Big Country
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11 騎兵隊 (The Horse Soldiers) (1959)
ストーリーは、北軍の劣勢を挽回するためにグラント将軍はヴィックスバーグ攻撃強行を決定、補給を断つため敵陣のニュートン駅破壊を指令する。ジョン・マーロー大佐(ジョン・ウェイン)は、騎兵隊を敵の背後500キロの地点にあるニュートン駅に向かう命令を受けた。軍医のケンドール少佐(ウィリアム・ホールデン)が隊に配属されたが、医者ぎらいのマーロー大佐とは、最初からそりが合わない。出発し、敵の偵察隊と交戦したのち、とある農園に宿泊することになった。女主人ハナ(コンスタンス・タワーズ)と黒人の女中ルーキー(アルシア・ギブスン)が隊の将校を食事に招く。しかし、ストーブの煙突を利用して彼女等はマーロー大佐の目的を盗聴、南軍に密告しようとしたが、気付いた大佐は2人を隊に加えて更に行軍を進めることになったが・・・。
この作品は、南北戦争たけなわの1863年を舞台に、展開されるが、追い詰められた南軍は、幼年学校の生徒まで動員し、北軍はさすがに相手にするわけにはいかないと退散するあたり、なんともフォードのユーモアを感じられる。金髪の美しいハナ役のコンスタンス・タワーズは、モンタン生まれの歌手で、社交パーテイで歌っているところをフォード監督の目にとまり起用され、男勝りの気性を持った彼女やモーリン・オハラ、ジョン・ドルーなどフォードのお気に入りらしい。
■ アメリカ映画(United Artists)(Mirisch Copmany) Color 115 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / ウィリアム・ホールデン / コンスタンス・タワーズ / アルシア・ギブスン / アンナ・リー
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■staff:
製作:マーティン・ラッキン、ジョン・リー・メイン
監督:ジョン・フォード
原作:ハロルド・シクレア
脚本:マーティン・ラッキン、ジョン・リー・メイン
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:デイヴィッド・バトルフ
美術:フランク・ホテリング

■link:The Horse Soldiers
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12 無法の拳銃(Day of the Outlaw) (1959)
ストーリーは、土地や女性をめぐる争いの火種がくすぶっている20人たらずのワイオミングの小さな町に軍の資金を強奪、脱走した大尉(バール・アイヴス)の一味が乗り込んできたが・・・。(未公開)
■ アメリカ映画(United Artists)Black and White 91 min.

■cast:
ロバート・ライアン / バール・アイヴス / ティナ・ルイーズ / アラン・マーシャル / ネヘミア・パーソフ / ヴェネチア・スティーヴンソン / エリシャ・クック・ジュニア |

■staff:
製作:シドニー・ハーモン
監督:アンドレ・ド・トス
脚本:フィリップ・ヨーダン
撮影:ラッセル・ハーラン

■link:Day of the Outlaw
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13 アラモ(The Alamo) (1960)
ストーリーは、1836年のメキシコ領のテキサスは各国から多くの移民が入植していたが、メキシコの独裁者サンタ・アナ(ルーベン・パディラ)の圧政に苦しんだテキサス人は義勇軍を組織し、メキシコからの独立をめざし立ちあがり、指揮者にサム・ヒューストン将軍(リチャード・ブーン)が選ばれた。サンタ・アナは討伐軍を派遣したが、テキサス義勇軍は、まだ発足したばかりで、敵軍をサン・アントニオでくい止め、時間を稼ぐ必要があった。ヒューストンはジェイムズ・ボウイ(リチャード・ウィドマーク)と大佐に任じ、サン・アントニオのアラモ砦の構築を命じたが、仕事がはかどらず、後任に弁護士出身のトラヴィス大佐(ローレンス・ハーヴェイ)を派遣した。テキサスの危機を聞いたデヴィ・クロケット(ジョン・ウェイン)は同士とともにサン・アントニオにやってきたが・・。3月6日、アラモ守備軍は全滅、ただ1人ディッキンスン(ジョーン・オブライエン)夫人が生き残った。サンタ・アナはロバを与え、砦の外に送りだした。守備隊の勇猛果敢な活躍は夫人の口から人々に伝えられた・・・。
この作品は、ジョン・ウェインが14年間あたためていた企画を、1960年に私財1200万ドルを投じて製作、監督、主演して出来上がった。アメリカの歴史はアラモから始まったと言っても過言でなく、他国より独立して合衆国の一部を樹立した州はテキサスのほかにない。サンアトニオにある元アラモ伝道所は戦略上重要な基地で、ここをメキシコの領土と主張するサンタ・アナ将軍指揮する軍勢7,000のメキシコ兵と、辺境の開拓者にとって最も要となるこの砦を185名の義勇兵が対峙する。
壮絶な戦いが13日間続き、砦が陥落し、義勇兵は全員戦死する。ここで映画は終わるが、だが、歴史は続く、「アラモを忘れるな!」と叫んだサム・ヒューストンの言葉に奮い立った後続の義勇兵たちは10週間後にサンタ・アナ軍を破り、1836年、アメリカ合衆国からも独立したテキサス共和国が樹立される。この時に有名なローンスター(一つ星)という州旗が誕生する。だが、1845年には第28番目の州として合衆国に加えられた。本作では、英雄デイビー・クロケットがメインに描かれ、2004年のジョン・リー・ハンコック監督の『アラモ』(The Aramo)は、テキサスの独立を軸に描いている作品。
尚、LDでのディレクターズ・カット版での本編のラニング・タイムは、202分ですが、ドキュメンタリー映像が68分あり、計270分で記載してます。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 270 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / リチャード・ウィドマーク / ローレンス・ハーヴェイ / リチャード・ブーン / フランキー・アヴァロン
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■staff:
製作・監督:ジョン・ウェイン
脚本:ジェームズ・エドワード・グラント
撮影:ウィリアム・H・クローシア
作曲:ディミトリ・ティオムキン
作詞:ポール・フランシス・ウェブスター
指揮:ディミトリ・ティオムキン
SFX :リー・ザビッツ
美術:アルフレッド・ヤバラ
■link:Alamo
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14 許されざる者 (The Unforgiven) (1960)
ストーリーは、テキサスで牧場を営むザカリー家は、父親のウィルは他界し、長男のベン(バート・ランカスター)、次男のキャッシュ(オーディ・マーフィ)、3男のアンディ、母親(リリアン・ギッシュ)と養女のレイチェル(オードリー・ヘップバーン)の5人で暮らしている。近くの牧場主のゼブ・ローリンズ(チャールス・ビックフォード)はベンを信頼していて、レイチェルを長男チャーリー(アルバート・サルミ)の嫁に、長女をキャッシュの嫁にと、思っているのだが、レイチェルは秘かにベンを愛していた。
ある朝、カイオワ族のインディアン首領がザカリー家を訪ねて来た。幼い時、別れた妹を返せと言うのであるが、ベンは妹は白人だと拒絶した。だが、ある夜、レイチェルとの婚約のために一家を訪ねたチャーリーは、帰途中待伏せたカイオワ族に惨殺される。ゼフの妻は、レイチェルに汚れたインディアンの血が流れていると罵ったが・・。
この作品は、ヘクト=ヒル=ランカスター・プロが製作、ジョン・ヒューストン監督の始めての西部劇。オードリー・ヘップバーンも唯一の西部劇出演作でインデアンの娘役を演じ演技も高く評価されたが、その熱演が裏目に出る事故に見舞われ、乗馬シーンで落馬、背中を痛めて3週間撮影が中断された。舞台はテキサスだが、撮影はメキシコで行われた。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 117 min.

■cast:
バート・ランカスター / オードリー・ヘップバーン / オーディ・マーフィ / ジョン・サクソン / チャールス・ビックフォード / アルバート・サルミ
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■staff:
製作:ジェームズ・ヒル
監督:ジョン・ヒューストン
原作:アラン・ルメイ
脚本:ベン・マドウ
撮影:フランツ・プラナー
音楽:ディミトリ・ティオムキン
■link:The Unforgiven
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15 荒野の七人(The Magnificent Seven) (1960)
ストーリーは、メキシコの寒村イスカトラン。毎年、夜盗のカルヴェラ(イーライ・ウォラック)一味に襲われてはすべてを奪われてしまうこの村の長老は、村を守るため助っ人を雇うことにした。ひとりあたり僅か20ドルの報酬に過ぎなかったが、村人たちの熱意に打たれ7人のガンマンが集ってきたが・・・。
この作品は、黒沢明の『七人の侍』に惚れ込んだユル・ブリンナーが翻訳権を買い取ってウェスタンとして、ジョン・スタージェスが監督した西部劇の大傑作。ユル・ブリンナーは共演者として無名に近かったスティーヴ・マックイーン、ジェームス・コバーン、チャールズ・ブロンソン等を起用し、個性溢れる7人のガンマンぶりが話題を呼んだ。
劇中に流れるエルマー・バーンスタインのスコアはきらびかで胸が躍る。
■ アメリカ映画(United Artists)(Mirisch Company) Color 128 min.

■cast:
ユル・ブリンナー / スティーヴ・マックイーン / チャールズ・ブロンソン / ジェームス・コバーン / ブラッド・デクスター / ロバート・ボーン / ホルスト・ブッフホルツ /イーライ・ウォラック
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■staff:
製作・監督:ジョン・スタージェス
脚本:ウォルター・ニューマン
撮影:チャールズ・ラング
音楽:エルマー・バーンスタイン
美術:エドワード・フィッツジェラルド
■link:The Magnificent Seven
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16 荒馬と女(The Misfits)(1961)
ストーリーは、スピード結婚と離婚で知られるネバタ州リノ(Reno/ネバダ州北西部に位置する商業、観光都市でラスベガスと共にカジノ・シティとしても名高い)の町には、カウボーイ育ちのゲイ(クラーク・ゲイブル)とギドー(イーライ・ウォラック)、パース・ハウランド(モンゴメリー・クリフト)の3人の男たちは、いずれも束縛を嫌い、自由と冒険を求めて常識的な社会生活から逃げ出しがっている連中であった。この町にやって来て離婚したロズリン・ターボー(マリリン・モンロー)は、世話好きのイザベル(セルマ・リッター)の紹介で、2人の男と知り合う。1人は自動車修理工のギドーで、その親友であるカウボーイのゲイであった。話のはずみで4人は田舎でパーティをやることになったが、田舎での朝、ギドーは、自家用のボロ飛行機で砂漠の上を飛んでいた時、野性の馬の群れを見つけた。馬の肉は罐詰業者に高く売れるのである。早速、ギドーとゲイは、風来坊の青年パースと共に馬狩りの計画を立て始めるのだが・・・。
"Misfits"とは、うまく合わないという意であるが、これは社会生活にうまく適応出来ず、平凡な生活では満足出来ずに夢や、冒険に生きたい男たちを指し、ジョン・ヒューストン自身もそんなタイプであったと知られている。この作品は呪われた映画など言われているが、主演のクラーク・ゲーブルが撮影直後に亡くなり、マリリン・モンローもまた、最後の出演映画になってしまった。ハリウッドを代表する2大スターの寿命を縮めてしまったということで呪われた映画と言われたようで、実際、撮影中はトラブルが続出、ゲーブルは監督の過酷な演出と、撮影当時睡眠中毒だったモンローの気まぐれに振り回されて殺された、というようなことが言われた。これは、荒馬を扱うシーンやリノは砂漠の中にある町で土地が乾燥して暑く、この埃っぽさと暑さが決して若くなかった当時59歳のゲーブルを苦しめ短命にさせたのかもしれない。モンローは、人気絶頂期で、「セールスマンの死」など知られる劇作家アーサー・ミラー の妻だったが、撮影当時は、すでに結婚生活が暗礁に乗り上げ、それが原因で睡眠薬を頼っていたらしい。
平凡なセールスマンにアメリカの夢を託し、子供への過大な期待を抱いて自滅する現代の悲劇を描いた「セー
ルスマンの死」(Death of a Salesman)は、アーサー・ミラーによる全二幕の戯曲、ピューリッツァー賞を受賞したが、1949年2月10日ニューヨークのモロスコ劇場で初演され、エリア・カザンが演出、リー・J・コップ、M・ダンノック出演し、更に、スタンリー・クレイマーがコロムビアと提携して製作した第1回作品として映画化され、スタンリー・ロバーツが脚色、クレイマーが抜擢した新進ラスロ・ベネデクが監督している。
■ アメリカ映画(Seven Arts Productions/United Artists)Black and White 124 min. Aspect Ratio:1.66 : 1

■cast:
クラーク・ゲーブル / マリリン・モンロー / モンゴメリー・クリフト / セルマ・リッター / イーライ・ウォラック / ジェームズ・バートン / エステル・ウィンウッド / ケヴィン・マッカーシー / デニス・ショー、フィリップ・ミッチエル / ウォルター・ラメジ / ペギー・バートン / ルイス・スミス / マリエッタ・ツリー / ボビー・ラシェル / ライアル・ボーカー / ラルフ・ロバーツ
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■staff:
製作:フランク・E・テイラー
監督:ジョン・ヒューストン
脚本:アーサー・ミラー
撮影:ラッセル・メッティ
美術:スティーブン・グライムス、ウィリアム・ニューベリー
音楽:アレックス・ノース
編集:ジョージ・トマシーニ
題字/タイトル:ジョージ・ネルソン
■link:The Misfits
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17 マクリントック(Mclintock!) (1963)
ストーリーは、大牧場主のジョージ・ワシントン・マクリントック(ジョン・ウェイン)は不貞を疑われ、妻のキャサリン(モーリン・オハラ)は家出していた。だが、ある日、家に戻って来て一人娘ベッキー(ステファニー・パワーズ)の後見人に自分がなる事と離婚協諾書にサインをすることを迫ったが・・・。
この作品は、勝ち気な妻に翻弄される男、ジョン・ウェインがコミカルな役を演じたアンドリュー・V・マクラグレン監督の日本デビュー作品。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 128 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / モーリーン・オハラ / イヴォンヌ・デ・カーロ / パトリック・ウェイン / ステファニー・パワーズ / ジャック・クラシェン / チル・ウィルス / ジェリー・ヴァン・ダイク
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■staff:
製作:マイケル・ウェイン
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
脚本:ジェームズ・エドワード・グラント
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ダナム&フランク・デボール
■link:Mclintock!
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18 荒野の用心棒(Per un Pugno di Dollari) (1964)
ストーリーは、ニューメキシコの国境の町、サン・ミゲルは、モラレス一家とロホ一家の対立によって無法地帯となっっていたが、この町に、腕利きのガンマン、ジョー(クリント・イーストウッド)がやって来た。彼は、酒場の亭主からこのニつの勢力が人々を困らせていると聞かされ、この騒動を解決するため一計を案じ、両派を反目させることに成功した。ロホ兄弟はモラレス家に殴り込みの準備をしたが、兄弟の弟のラモン(ジョン・ウェルズ)が子持ち女、マリソル(マリアンネ・コッホ)を自分のものにしようと監禁しているのを知ったジョーは、見張りの手下を始末し、母子を逃がしたが・・・。
この作品は、黒澤明の『用心棒』を西部劇に仕立たもので、マカロニ・ウェスタン・ブームのきっかけとなった作品で世界的にヒットした。主人公は当時映画界では無名であったクリント・イーストウッドが演じた。
■ イタリア・西ドイツ・スペイン合作映画合作(United Artists)Color 99 min.

■cast:
クリント・イーストウッド
マリアンネ・コッホ
ジャン・マリア・ボロンテ
ジョン・ウェルズ
ヨゼフ・エッガー
ヴォルフガング・ルクシー
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■staff:
製作:ハリー・コロンボ、ジョージ・パピ
監督・脚本:セルジオ・レオーネ
脚本:ドゥチオ・テッサリ、ビクトル・A・カテナ、ジェイム・コマス
撮影:ジャック・ダルマス
音楽:エンニオ・モリコーネ
■link:Per un pugno di dollari
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19 ビッグトレイル (The Hallelujah Trail) (1965)
ストーリーは、デンヴァー市の酒は底をつき、市議会がもたれ、鉱山労働者たちはジュールスブルグから一冬文の酒、600樽を40台の幌馬車で運んでくることを決議した。輸送隊長のフランク・ウォリンガム(ブライアン・キース)は、酒を狙うスー族から幌馬車隊を守るためにゲアハート大佐(バート・ランカスター)が指揮するラッセル砦の騎兵隊に護衛を依頼する。このニュースを知った地方新聞記者が、禁酒主義同盟のリーダーのコーラ(リー・レミック)に知らせ、また、スー族も酋長もこのニュースに興味を示したが・・。
この作品は、ビル・ガリックの歴史小説をジョン・スタージェスが自ら製作監督した痛快シネラマ・ウェスタン・コメディ。『おかしなおかしなおかしな世界』('63)に始まるウルトラ・パナビジョンによる70mmフィルム1本方式のスーパー・シネラマは『偉大な生涯の物語』('65)に続く3作目で、東京セントラルと大阪の南街劇場ではスーパー・シネラマで上映され、地方館では普通の70mmで公開された。(ウルトラ・パナビジョン 1×2.6〜2.8、70mmシネマスコープ版は1×2.35)
■ アメリカ映画(United Artists)(Mirisch Company) Color 155 min.

■cast:
バート・ランカスター / リー・レミック / ジム・ハットン / パメラ・ティフィン /
ドナルド・プレゼンス / ブライアン・キース / マーティン・ランドー
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■staff:
製作・監督:ジョン・スタージェス
原作:ビル・ガリック
脚本:ジョン・ゲイ
撮影:ロバート・サーティース
音楽:エルマー・バーンスタイン
■link:The Hallelujah Trail
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20 夕陽のガンマン ( For a Few Dollars More/Per qualche dollaro in piu ) (1965)
ストーリーは、性格の激しい賞金稼ぎのマンゴー(クリント・イーストウッド)と大佐(リー・ヴァン・クリーフ)と呼ばれる初老の男は、冷静、沈着な賞金稼ぎであった。二人はお互い相手を知らなかったが、賞金二万ドルかかった凶悪な殺人鬼のインディオ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)を捕らえるために追っていた。二人の出会いは、互いの不信から決闘寸前にまでいったが、血をみずに済み、目的を果たすために手を結び、賞金は山分けということになった。その頃、インディオは牢獄から部下に助けられ脱走し、インディオの一味はエル・パソの銀行を襲撃する計画を練っていた。この計画を知った二人は、一人がインディオの一味に潜入し、手引きをした末に彼を捕らえることにしたが、マンゴーが潜入することになった。町では銀行襲撃の警備を厳重にしたもの、インディオ一味にあっけなく金庫は奪われてしまったが・・・。
この作品は、ダグラス・モチマー大佐は賞金稼ぎだが、インディオを追い詰める理由にはもう一つあった。それは、妹がインディオに殺され仇を討つということであったが、それが成し遂げられ、マンゴーには総ての賞金を譲る・・・。本作は、セルジオ・レオーネとフルヴィオ・モルセッラのストーリーを、レオーネが『荒野の用心棒』(Per un Pugno di Dollari)('64)(ボブ・ロバートソン(Bob Robertson)の名前を使った)に次いで製作、監督したマカロニ・ウエスタンの傑作で、エンニオ・モリコーネのスコアは、いつまでも強烈な印象を残す。
■ イタリア・スペイン・西ドイツ合作映画(Produzioni Europee Associati/United Artists) Color 132 min.

■cast:
クリント・イーストウッド / リー・ヴァン・クリーフ / ジャン・マリア・ヴォロンテ / マラ・クルップ / ルイジ・ピスティリ / クラウス・キンスキー / ヨゼフ・エッガー / ベニート・ステファネッリ
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■staff:
製作・監督:セルジオ・レオーネ
原作:セルジオ・レオーネ、フルヴィオ・モルセッラ
脚色:ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、セルジオ・レオーネ
撮影:マッシモ・ダラマーノ
音楽:エンニオ・モリコーネ
■link:For a Few Dollars More/Per qualche dollaro in piu
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21 続・荒野の七人 (Return of the Seven) (1966)
ストーリーは、19世紀も終わりに近いメキシコ。貧しい農民たちが砂漠に囲まれた不毛の土地で細々と生活をしていた。ある日、そのあたり一帯を勢力下に治め悪業の限りをつくしている男ロルカ(エミリオ・フェルナンデス)一味が村を襲い、男たちを捕え、中には、かって6人の仲間と村人のために闘ったガンマン、チコ(ジュリアン・マテオス)もいた。彼は村娘ペトラ(エリサ・モンテス)と結ばれて平和な農村生活を送っていたのだった。その頃、クリス(ユル・ブリンナー)とビン(ロバート・フラー)は近くの町で闘牛見物に興じていたが、チコの報が・・、ふたりは仲間を集めをはじめるが・・。
この作品は『荒野の七人』('60)から6年、バート・ケネディが前作のジョン・スタージェスに代わって演出した続編。本作ではチコの村が襲われたことがきっかけとなって、新しい仲間を加え七人が揃って、新たな敵に向かっていくという内容。撮影はスペインで行われた。
■ アメリカ映画(United Artists)(Mirisch Company) Color 97 min.

■cast:
ユル・ブリンナー / ロバート・フラー / ジュリアン・マテオス / ウォーレン・オーツ / ジョーダン・クリストファー / クロード・エイギンス / ビルヒリオ・テヘイラ / エミリオ・フェルナンデス
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■staff:
製作:テッド・リッチモンド
監督:バート・ケネディ
脚本:ラリー・コーエン
撮影:ポール・C・ヴォーゲル
音楽:エルマー・バーンスタイン
■link:Return of the Seven
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22 墓石と決闘 (Hour of the Guns) (1967)
ストーリーは、決闘で生き残ったアイク・クラントン(ロバートライアン)がアープ兄弟に復讐を、弟を殺されたワイアット・アープ(ジェームズ・ガーナー)は、再びドク・ホリデイ(ジェイソン・ロバーズ)の協力を得て、対決を挑むが・・・。
この作品は、1881年、アリゾナ州トゥームストンを舞台に移住してきたアープ兄弟とクラントン一家との確執が決闘まで発展し、ワイアット・アープは、法の遵守への強いこだわりを見せる保安官として描かれ、殺傷を犯した者は必ず裁判にかけ、法廷をも戦いの場としてとらえている。ジョン・スタージェスが『OK牧場の決斗』('57)の後日談を別のキャストで製作した本格派ウェスタン。
■ アメリカ映画(United Artists)(Mirisch Company) Color 102 min.

■cast:
ジェームズ・ガーナー / ジェイソン・ロバーズ / ロバート・ライアン / ジョン・ボイト / フランク・コンバース / サム・メルビル
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■staff:
製作・監督 :ジョン・スタージェス
脚本:エドワード・アンハルト
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

■link:Hour of the Guns
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23 続・夕陽のガンマン 地獄の決斗(The Good The Bad and The Ugly) (1967)
ストーリーは、ジョー(クリント・イーストウッド)とテュコ(イーライ・ウォラック)はコンビを組んで賞金を稼ぎをしていた。テュコが殺人を犯しお尋ね者となり、ジョーがテュコを捕らえ賞金を受け取りテュコが絞首刑という寸前にジョーが救い出すというものであった。ある日、二人は南軍の瀕死の兵士に出会い彼は水を欲しがり、テュコは水を取りに戻って来た時には彼は死んでしまっていたが、ジョーには墓地に隠した20万ドルのありかを教えたのだが・・・。
この作品は、南北戦争末期の西部を舞台に隠された金貨をめぐって争う3人のガンマンを描いたイタリア・アメリカ合作の西部劇で、マカロニ・ウェスタンの代表作。クリント・イーストウッド主演作品の『荒野の用心棒』('64)、『夕陽のガンマン』('65)と併せて「ドル箱3部作」と呼ばれている。エンニオ・モリコーネのスコアは口笛などが加えられ、西部劇的な雰囲気が良く出ているが、彼はテーマ曲をコヨーテの遠吠えに似せたつもりだったと語っている。撮影はスペインで行われた。
■ イタリア・アメリカ合作(United Artists)Color 161 min.

■cast:
クリント・イーストウッド / イーライ・ウォラック / リー・ヴァン・クリーフ
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■staff:
製作:アルベルト・グリマルディ
監督:セルジオ・レオーネ
原作:ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ
脚本:セルジオ・レオーネ、ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、トニオ・スカルペッリ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:エンニオ・モリコーネ
■link:The Good The Bad and The Ugly
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24 大西部への道 (The Way West) (1967)
ストーリーは、1843年、ミズーリ州インディペンデンスの町はオレゴン熱で沸いていた。折から東部一帯には不況の嵐が吹き荒れ、人々がより広い未開の土地オレゴンに豊富な資源があるという噂に飛びついた。そのような時に冒険心旺盛で新たな理想的な町作りに夢を託した上院議員のウィリアム・J・タドロック(カーク・ダグラス)が、その土地へ移住するオレゴン・リバティ会社の幌馬車隊員を募集したが、参加希望者は群れをなして集まった。やがて、4月の春を迎え、数100台の幌馬車をつらねて1000人あまりの開拓者たちが辺境のオレゴンへと出発した。道案内役のディック・サマーズ(ロバート・ミッチャム)を除いて、参加者のほとんどが農夫であったが、逞しい開拓精神に溢れた農場主のライジ・エバンス(リチャード・ウィドマーク)家族を筆頭に、マックビー(ハリー・ケイリー・ジュニア)夫妻と娘マーシー(サリー・フィールド)、新婚のジョニー(マイケル・ウイットネイ)、アマンダ(ジェスリン・ジャステス)夫妻などであった。幌馬車隊は、チムニー・ロックを過ぎてから数日後、スー族のインディアンに遭遇したが、サマーズの機転で無難に切り抜けて野営したが、ジョニーが新妻の目を盗んで、マーシーと密かに会っていた帰り、狼の毛皮を被ったインディアンの少年を誤ってショット・ガンで射ち殺してしまった。殺された少年は酋長の息子で、酋長は単身幌馬車にやって来て、犯人の処刑を要求した。タドロックはショット・ガンを所持している者たちを前に立たせるが、エバンスの息子ボーニー(マイケル・マックグレーヴィ)を犯人に仕立てようとするが、ジョニーが自白、タドロックは涙をのんでジョニーの首に縄をかける。やがて、幌馬車隊が砂漠地帯に入って、飲料水にも事欠く中、水源をめざしたタドロックの10歳になる息子(ステファン・アーリム)の馬車が暴走、死なせてしまう。こんな時、タドロックはエバンスの妻に言い寄って、エバンスとの間に心理的な対立を生み出したが・・・。(US Version)
この作品は、A・B・ガスリー・ジュニアのピュリッツァー賞を受賞した雄大な叙事詩的小説をアンドリュー・V・マクラグレンが監督したウエスタンでオレゴン・トレイル踏破の壮挙を描いているが、西部のフロンティアが開拓されていくのは、開拓農民(パイオニア・セトラーズ)たちによる力が大きく、彼等はそのまま定着して村や町をつくることもあったが、周囲に人口が増えてくると、更に西方へ向かって移住し、より広い土地を探した。勿論、開拓農民たちに西方移住は建国以来行われていたが、一挙に増加したのは、1812年から15年はじめにかけて対英戦争直後のことであった。サンタフェ・トレイルの途中の道は、少なくても当時の農業技術では、耕作不可能と思われ、そのため、一般の開拓農民は、西南にサンタフェへの道をとるより、西北へオレゴンへの道を選ぶものが多かったという。
コロンビア河口から百数十キロ手前の南岸に、南から北へ流れているウイラメット川が注ぎこんでいて、この支流に沿っや平野はすばらしく肥沃であった。合流点の北岸にはヴァンクーヴァー砦があって、川魚や海の魚にも恵まれていた。もっともこの砦は当時ハドソン湾会社所有の交易所で、コロンビア川以北の地はイギリスがその所有を主張していたが、アメリカの開拓農民たちもこの交易所を大いに利用した。オレゴンをめざす幌馬車隊は、ウェストポート・ランディングのすぐ東、ミズーリ川の南岸インデペンデンスを出発点にし、5ヶ月間、三千キロ余りの旅に出かける春先、騒がしさは頂点に達したと云われる。出発点でひとつの隊が作られるが、普通は幌馬車の数が25くらいから、多いときは100を越した。平均は60台くらいで、人員にすると、男女や子供たちで200人くらいだったと云われるているので、1台あたり3人余りということになるが、本映画では、かなり大きな幌馬車隊であったかがわかる。1人分の食料は、ベーコン150ポンド、コーヒー25ポンド、小麦粉15ポンド、砂糖25ポンド、このほかに塩、胡椒、重曹、大豆、酢、薬味の他、家財道具の必需品のやかん、フライパン、コーヒーポット、平なべ、包丁、コップ、ナイフ、フォーク薬品、マッチ、石鹸、鍬、鋤、ハンマー、ライフル、ピストル等々の準備が必要であった。映画での幌馬車隊が目的地に向かう途中、上空からのモニュメント・ヴァレーの姿や遠方に雪をいただく雄大な山並み、砂漠一帯の景観などは目を奪われる美しさであるが、当時の開拓者の魂が彷彿されるシーンには感動させられる。撮影は、オレゴンのベンダ、クルックド川、イュージン、バッチエラ・マウント、ウラメツット谷のほかアリゾナのツーソンなどで行われている。(一ポンドは16オンス、一オンスは約28.35グラム)
■ アメリカ映画(Harold Hecht Productions/United Artists)Color 122 min.

■cast:
カーク・ダグラス / リチャード・ウィドマーク / ロバート・ミッチャム / ローラ・アルブライト / ハリー・ケイリー・ジュニア / コニー・ソウヤー / サリー・フィールド / マイケル・ウイットネイ / ジェスリン・ジャステス / スタッビー・ケイ / マイケル・マックグレーヴィ / エリザベス・フレイザー / ステファン・アーリム / ロイ・グレン / ニック・クラヴァット
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■staff:
製作:ハロルド・ヘクト
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
原作:A・B・ガスリー・ジュニア
脚本:ベン・マドウ
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ブロニスロー・ケイパー、マック・デイヴィッド
■link:The Way West
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25 奴らを高く吊るせ!(Hang 'Em High)(1968)
ストーリーは、もと保安官でカウボーイのジェッド(クリント・イーストウッド)は、突然、9人の男たちに急襲され、未確認のまま牛泥棒と見なされ、しばり首にされた。だが、 通りがかりのマーシャルのビリス(ベン・ジョンソン )に 助けられ、囚人車でオクラホマに運ばれたが、この一抹の事情を知ったフェントン判事(パット・ヒングル)は、ジェッドを無罪放免し、保安官に任命し、私刑した9人の男たちの逮捕を命じるのであったが、無実でリンチをうけた彼には、犯人逮捕には絶好の機会で彼は復讐の鬼と化して9人を追うことになったが・・・。
ジェッド役のクリント・イーストウッドは、マカロニ・ウェスタンの『荒野の用心棒』(Per un Pugno di Dollari)('64)、『夕陽のガンマン』(For a Few Dollars More)('66)それに『続・夕陽のガンマン』(The Good The Bad and The Ugly)('67)で大ヒットを連発したが、本作はアメリカ帰国後に製作されたウェスタンの第一作品。インガー・スティーブンス、エド・ベグリー、デニス・ホッパーそれにベン・ジョンソン等が共演している。
■ アメリカ映画(United Artists)(Leonard Freeman Production) Color 114 min.

■cast:
クリント・イーストウッド / インガー・スティーヴンス / エド・ベグリー / パット・ヒングル / ベン・ジョンソン / チャールズ・マッグロー / アラン・ヘイル・ジュニア / ブルース・ダーン / ネッド・ロメオ
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■staff:
監督: テッド・ポスト
製作:レナード・フリーマン
脚本:レナード・フリーマン、メル・ゴールドバーグ
撮影:リチャード・クライン、レナード・サウス
音楽:ドミニク・フロンティア
美術:ジョン・グッドマン
■link:Hang 'Em High
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26 追跡者 (Lawman) (1971)
ストーリーは、ニュー・メキシコ州サバスの町。大牧場主のビンセント・ブロンソン(リー・J・コッブ)は、牛の輸送時、牧童たちがバノックの町で酔って、1人の老人を殺してしまった。この町のジェレド・マドックス保安官(バート・ランカスター)は、7人の逮捕状を手に引き渡しを要求してきた。だが、サバスの保安官コットン・ライアン(ロバート・ライアン)は、平穏な生活を望み、波風を立てないようにとマドックスを説得しようとしたが・・・。
この作品は、法に身を捧げ非情なまでに信念を持った男の悲劇を描いているが、スタッフがすべてイギリス人、キャストはオール・アメリカ人で製作された。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 99 min.

■cast:
バート・ランカスター / ロバート・ライアン / リー・J・コッブ / シェリー・ノース /ジョゼフ・ワイズマン
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■staff:
製作・監督:マイケル・ウィナー
脚本:ジェラルド・ウィルソン
撮影:ボブ・ペインター
音楽:ジェリー・フィールディング

■link:Lawman
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27 夕陽のギャングたち (Giu la testa/ Duck You Sucker)(1971)
ストーリーは、革命の混乱の最中にある1913年のメキシコ、山賊一家の首領であるファン・ミランダ(ロッド・スタイガー)は、サン・フェリペに通じる街道で、駅馬車を襲ったが、その後、オートバイで通り合わせたアイルランド人ジョン・マロリー(ジェームズ・コバーン)を掴まえた。彼はアイルランド共和国の脱走兵でやたらダイナマイトを振り廻すところから、イギリス政府のおたずね者になっていた。メサ・ベルデの国立銀行襲撃はファンの永年の夢であり、彼を仲間に引き込み、二人はメサ・ベルデ行の列車に乗り込んだ。途中、ファンは警察に見つかり逮捕されそうになったが、謎の人物である外科医のビレガ博士(ロモロ・ヴァッリ)に助けられた。メサ・ベルデで、銀行襲撃計画を敢行してみると、そこには現政権に反抗する政治犯が監禁されている収容所になっており、銀行は移転していた。政治犯を解放したことで、ファンは革命軍の英雄として祭り上げられたが、冷酷なグチエレス大佐(アントニー・セント・ジョン)率いる政府軍によって追われる身となってしまったが・・・。
この作品は、メキシコ革命の動乱を舞台に、アイルランド人の革命家とメキシコ人の山賊の友情を謳いあげた革命の叙事詩と言える映画で、冒頭に「革命とは、贅沢な食事でも、言葉遊びでもない、刺繍の模様でもない、優雅さと丁寧さを持ってなされるものでもない、革命とは、暴力行為なのである 毛沢東」と字幕がでる。セルジオ・レオーネは、本作の製作に最初から深く関わってきたが、あくまで脚本の執筆など仕事のみに徹し、本人が監督をするつもりはなかったと云われる。当初、監督としてピーター・ボグダノヴィッチや、レオーネ作品で長く助監督を務めてきたジャンカルロ・サンティを考えていたが、主演のロッド・スタイガーとジェームズ・コバーンがレオーネが監督しない限り降板すると言い張ったため、止む無くレオーネ本人が監督することになったと云う。また、本作品の興行収入が冴えなかったのは、映画の重厚な雰囲気にそぐわない軽薄なタイトルだったとも指摘されていて、公開数ヵ月後に低調な興行成績を危惧した製作会社により、ジェームズ・コバーンの演じる革命家が爆発物のプロであることから『A Fistful of Dynamite』にタイトルを再変更されたと言わてる。
■ イタリア映画(afran Cinematografica/United Artists)Color 157 min.

■cast:
ロッド・スタイガー / ジェームズ・コバーン / ロモロ・ヴァリ / マリア・モンティ / リク・バッタリア / フランコ・グラチオーシ / アントニー・セント・ジョン
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■staff:
製作:フルヴィオ・モルセッラ
監督:セルジオ・レオーネ
脚色:ルチアーノ・ヴィンセンツォーニ、セルジオ・ドナーティ、セルジオ・レオーネ
原案:セルジオ・レオーネ
撮影:ジュゼッペ・ルゾリーニ
音楽:エンニオ・モリコーネ

■link:Giu la testa
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28 西部決闘史 (Return of Sabata)(1972)
ストーリーは、アメリカ南西部の町ホブソンビルでは、信心深いジョー・マキントック(ジャン・ピエロ・アルベルティーニ)が町民の信望を担って町の建設計画を進めていた。ある日、町にサーカスの一団がやって来て、目玉の「早射ちショー」で人気を博すが、これを見物していた酒場の経営者であるクライド中尉(ライナー・ショーン)の顔色が変わった。それはショーの主役が、彼の軍隊時代の上官で、ポーカーの借金5,000ドルがあるサバタ少佐(リー・ヴァン・クリーフ)であったからある。サバタは、一座の女が殺される事件をきっかけに、マキントックの悪事を嗅ぎつけた。彼は町民から税金と言って集めた金貨を偽札に換金し私腹を肥やす魂胆であった。サバタは、元部下のクライドと組んで、金貨のありかを突き止めようとするが・・・。
この作品は、ウエスタンの007言われるシリーズで、1作目は、『西部悪人伝』(Sabata)('70)(主演:リー・バン・クリーフ)、2作目は、『大西部無頼列伝』(Indio Black)('71)(主演:ユル・ブリンナー)、3作目が本作の『西部決闘史』(Return of Sabata)('72)であるが、原題のタイトルは "Return of Sabata"で、ストーリーは、ミステリー仕立てで、前作を凌ぐシリーズの異色マカロニに仕上がった最終作に相応しいタイトルになっているが、邦題は内容からして首をを傾げるたくなるタイトル?。
■ イタリア・フランス・西ドイツ合作映画(Artemis Film, Jadran Film, Les Productions Artistes Associes/United Artists)Color 100 min.

■cast:
リー・ヴァン・クリーフ / ライナー・ショーン / アナベラ・インコントレラ / ジャンニ・リッツォ / ジャン・ピエロ・アルベルティーニ / ペドロ・サンチェス / ニック・ジョーダン
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■staff:
製作:アルベルト・グリマルディ
監督:フランク・クレイマー
脚本:ジャンフランコ・パロリーニ、レナート・イッツォ
撮影:サンドロ・マンコーリ
音楽:マルチェロ・ジョンビーニ

■link:Return of Sabata
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29 チャトズ・ランド (Chato's Land)(1972)
ストーリーは、南北戦争が終わって間もない頃、アパッチのパードン・チャト(チャールズ・ブロンソン)は、町の酒場のバーテンダー(ヒュー・マクダーモット)に酒を注文していたところに、シェリフのイーライがやって来て、白人の酒場に白人の酒だ、先住民は目障りだと言って銃を抜いてきたので、やむなく撃ち返しイーライを射殺してしまった。町ではインディアンにイーライが殺されたという事で、直ちに追跡隊が編成された。リーダーには、元南軍大尉のクインシー・ホイットモア(ジャック・パランス)、それに、彼の親友ナイ・ビュール(リチャード・ベースハート)、ジョシュア・エバレット(ジェームズ・ウィットモア)や、ジュバル(サイモン・オークランド)とその弟たちであった。彼らは、たかがインディアン1人、半日あればカタがつくと思っていたが、その甘さを思い知らされるのである。チャトは、追跡隊を見越し、急ぐでもなく隠れるでもなく、足跡を残し、姿をちらつかせながら、彼らを山岳の奥深く誘導していくのであったが・・・。
この作品は、正当防衛でシェリフを殺したアパッチ族のチャトと、彼を追いつめて殺そうとする白人追跡者の攻防戦を描いたもので、アパッチの誇り高き男の復讐を描いた西部劇アクションである。チャトを演じたチャールズ・ブロンソンは、1921年11月3日に、ペンシルベニア州エーレンフェルドでリトアニア移民家庭に15人兄弟の5男として生まれた。炭坑夫の父はブロンソンが10歳の時に死去し、ブロンソンは兄たちと共に炭坑に入り、石炭を1トン掘るごとに1ドルを得たと言われる。第二次世界大戦終了後の1946年に軍を除隊し、美術学校に入学、ここで舞台の裏方となり、エキストラも経験し1948年に友人と共にニューヨークに行き、本格的に演技を学ぶが、生活は苦しく、レンガ職人やウェイターをしながら舞台に端役として出演するようになった。記録によると、1943年に陸軍航空隊を志願し、ボーイングB-29の射撃手として東京大空襲にも参加したと言われる。
■ イギリス・スペイン合作映画(Scimitar Films/United Artists)Color 110 min. Aspect Ratio:1.78 : 1

■cast:
チャールズ・ブロンソン / ジャック・パランス / リチャード・ベイスハート / サイモン・オークランド / ジェームズ・ホイットモア / ラルフ・ウェイト / リチャード・ジョーダン
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■staff:
製作・監督:マイケル・ウィナー
脚本:ジェラルド・ウィルソン
撮影:ロバート・ペインター
音楽:ジェリー・フィールディング
編集:フレディ・ウィルソン

■link:Chato's Land
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30 軍用列車 (Breakheart Pass) (1975)
ストーリーは、辺境ネバダの開拓町マートルに臨時列車が止まった。 70名の騎兵隊員と軍馬を乗せた合衆国陸軍徴用の軍用列車であった。燃料補給を済ませ、2人の民間人、連邦保安官ネイサン・ピアース(ロイ・ジョンソン)といかさまカードで捕えられた賭博師のジョン・ディーキン(チャールズ・ブロンソン)が新たに乗り込んだ。列車は、一路ロッキー山間の要塞フンボルト砦に向けて出発した。列車の任務は、ジフテリア菌の蔓延で全滅しかかった砦の救出だというが・・。
この作品は、いかさま賭博師を捕らえた保安官が山岳砦を救援する軍用列車に乗り込んだが、列車内では不可解な事件が相次ぐ・・・、サスペンス映画。
■ アメリカ映画(United Artists)Color 100 min.

■cast:
チャールズ・ブロンソン / ベン・ジョンソン / ジル・アイアランド / チャールズ・ダーニング
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■staff:
製作:ジェリー・ガーシュイン
監督:トム・グリース
製作総指揮:エリオット・カストナー
原作・脚本:アリステア・マクリーン
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
■link:Breakheart Pass
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31 ホワイト・バッファロー (The White Buffalo)(1977)
ストーリーは、インディアン討伐や野牛狩りで勇名を馳せた西部の英雄ワイルド・ビル・ヒコック(チャールズ・ブロンソン)は、放浪生活にすっかり疲れ果て、今では、ホワイト・バッファローの悪夢にうなされる日々が続いていた。ホワイト・バッファローとは、背丈が3メートルもあり、体重が1500キロという人跡未踏の山地に棲息する兇暴な白い野牛のことで、たえず白人やインディアン達を脅かしていた。ある夜、スー族がこの野牛に襲われ、多くのインディアンが死んだ。そして酋長クレージー・ホース(ウィル・サンプソン)の愛娘も、その犠牲者となった。ヒコックは、ジム・オーティスという偽名でゴールドラッシュに湧くブラック・ヒルの町へ向かうが、途中、第7騎兵隊のカスターらの待伏せをかわし、かねてより相愛の仲であるポーカー・ジェニー(キム・ノヴァク)を訪ねたが、白い野牛に執念を抱くヒコックはすぐに女に別れを告げるのだが・・・。
この作品は、西部劇と凶暴で残虐な「ホワイト・バッファロー」の怪獣をミックスさせ、西部史に輝く伝説の男たちが挑んだ異色のモンスター・パニックのウエスタンで、それにワイルド・ビル・ヒコック、クレイジー・ホース、カスター将軍など実在の人物を絡ませ、幻の巨大な白い野牛と、その野牛を追う二人の男との闘いを大自然を背景に描いている。映画での「ハリボテ丸出しの牛」は、いかにもメカ製と目立ち過ぎる感があり、当初、トンプソン監督はバッファローの姿を登場させず、影や音だけで観客にバッファローの恐怖を感じさせるという演出を考えていたそうだが、製作者のディノ・デ・ラウレンティスがそれに難色を示し、現在ならCGをつかったリアルな画像が可能だろうが、当時は機械じかけで動くホワイト・バッファローをわざわざ製作されたと言う。本作のラストでの対決シーンは、白い野牛が凄まじく突進してヒコックに迫り、たった一発しか弾丸をこめない彼の人間対白い野牛の闘いは凄まじい唸りを噴きあげて続けられ見所となっている。
ほんの数分出演しているキム・ノヴァク(Kim Novak)は、1933年、シカゴ生まれ、モデル時代にスカウトされ、1950年代に『ピクニック』や『愛情物語』などの作品で人気を得たが、本作では熟年の44歳、その後次第に出演作は少なくなり、1991年の"Liebestraum"を最後に女優業を引退した。
■ アメリカ映画(Dino De Laurentiis Company/United Artists)Color 97 min.

■cast:
チャールズ・ブロンソン / ウィル・サンプソン / キム・ノヴァク / ジャック・ウォーデン / クリント・ウォーカー / スチュアート・ホイットマン / ジョン・キャラダイン
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■staff:
製作:ディノ・デ・ラウレンティス
監督: J・リー・トンプソン
原作・脚本:リチャード・セイル
撮影:ポール・ローマン
SFX:リチャード・M・パーカー
音楽:ジョン・バリー
■link:The White Buffalo
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32 ロング・ライダーズ (The Long Riders) (1980)
ストーリーは、ミネソタ州ノースフィールドの目抜き通りにあるファースト・ナシヨナル銀行が襲われた。主犯格は元南軍ゲリラ隊のフランク(ステイシー・キーチ)と弟のジェーシー(ジェームス・キーチ)で、他に7人の仲間が用心深く目を配っていた・・・。
この作品は、南北戦争後、最強の強盗団を組織し、西部を荒らしまわり、銀行、列車、駅馬車を襲うこと26回、50万ドルを強奪し、官憲から逃れること15年、西部で最も恐れられたジェームス/ヤンガー・ギャングをウォルター・ヒルが強烈なバイオレンス・タッチで描いた80年代代表のウェスタン。
■ アメリカ映画(United Artists) Color 100 min.

■cast:
デヴィット・キャラダイン / キース・キャラダイン / ロバート・キャラダイン / ジェームス・キーチ / ステイシー・キーチ / デニス・クエイド / ランデイ・クエイド
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■staff:
製作:ティム・ジンネマン
監督:ウォルター・ヒル
製作総指揮:ジェームス・キーチ、ステイシー・キーチ
脚本:ビル・ブランドン、スティーブン・フィリップ・スミス、ジェームス・キーチ、ステイシー・キーチ
撮影:リック・ウエイト
音楽:ライ・クーダー
■link:The Long Riders
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33 天国の門(Heaven's Gate)(1981)
ストーリーは、1870年、ジェームズ・アベリル(クリス・クリストファーソン)とビル・アーバイン(ジョン・ハート)は、ハーバード大学を卒業し、それから20年が経過した。アメリカは混乱期を迎え、ワイオミングにも、東ヨーロッパからの移民たちが押し寄せ、すでに生活を築いていた人々とのトラブルが絶えなかった。そこで、家畜業者協会/ワイオミング・ストック・グロウワーズ協会(WSGA)の評議会が召集され、リーダーであるフランク・カントン(サム・ウォーターストン)は、移民による牛泥棒の対策として粛清の議案を提出したが、人数は125名に達していた。アーバインも会議に出席していたが、今や情熱を失い酒浸りの生活を送っていた。やがて、この地の保安官としてやって来たアベリルは、再会したアーバインから、粛清の計画を聞き、それを阻止しようと、移民の集まる酒場の主人ジョン(ジェフ・ブリッジス)に協力を求める。それに、彼が想いを寄せる娼館ホッグ・ランチの女主人であるエラ(イザベル・ユペール)に逢いに行くが、彼女を愛しているもう1人の男であるネイト・チャンピオン(クリストファー・ウォーケン)は、家畜業者協会に雇われた殺し屋であったが・・・。
この作品は、ジョンソン郡戦争という避けられない事態に翻弄される男女三人の恋愛関係を死んでいった者と生き残った者の悲劇を描いている。当初製作費は1100万ドルの予定でスタートしたが、撮影期間などの超過による約4400万ドルといわれる巨額の製作費が注ぎ込まれた。その割には、興行成績が思わしくなく、ユナイテッド・アーティスツは倒産に追い込まれるなどの問題作となった。あまりにも長くなりすぎた5時間30分のフィルムから多くのシーンが削られ219分に編集した後、試写会での批評家の反応の悪さから更に148分に短縮され、上映時間の大幅短縮による構成の破綻やアメリカ人の神経を逆撫でするようなテーマに対するマスコミの酷評などが祟り、映画は全くヒットせず1週間で興行を打ち切られ、チケットの払い戻しが殺到したと言われる。また、『天国の門』のタイトルにふさわしくないフィナーレを迎え、新聞には「Heaven turns into Hell(天国の門から地獄の門へ)」という見出しが載った。併し、この映画は、景観撮影や美術の美しいショットやダンス・シーンに代表される流麗なカメラ・ワークは、特に素晴らしく、壮大な物語構成などは注目すべき点も多い。
ジョンソン郡戦争は、1892年ワイオミング州ジョンソン郡で起き、ロシア、東欧系小牧場主と富裕層である先行移民の大牧場主との闘争で、きっかけとなったのは、小牧場主による牛泥棒の多発であった。それに対し、大牧場主はリンチによる殺人など行き過ぎた行為が目立った。更に、大牧場主の組織であるワイオミング牧畜業者協会(WSGA)によって雇われた殺し屋で構成された50人の遠征隊は、独自のブラック・リストによる虐殺を開始し、最終的には遠征隊とジョンソン郡保安官のレッド・アンガスが集めた200人の民兵隊との戦闘行為へと発展した。民兵隊に包囲された遠征隊は、ワイオミング州の知事を通じてベンジャミン・ハリソン大統領へ救助を求め、大統領は、第6騎兵隊を派遣し戦争は終結、遠征隊及びワイオミング牧畜業者協会のメンバーは逮捕されたが不起訴処分なった。
■ アメリカ映画(Partisan Productions/United Artists) Color 149 min.

■cast:
クリス・クリストファーソン / クリストファー・ウォーケン / ジョン・ハート、サム・ウォーターストン / ブラッド・ドゥーリフ / イザベル・ユペール / ジョゼフ・コットン / ジェフ・ブリッジス
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■staff:
製作:ジョアン・カレリ
監督・脚本:マイケル・チミノ
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
音楽:デイヴィッド・マンスフィールド
美術:タンビ・ラーセン
編集:トム・ロルフ、ウィリアム・レイノルズ、リサ・フラックマン、ジェリー・グリーンバーグ
衣装(デザイン):アレン・ハイフィル
■link:Heaven's Gate
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34 ワイルド ビル(Wild Bill)(1995)
ストーリーは、1867年ミズリー準州から、1870年カンザス州ヘイズ・シティへ、更にサウス・ダコタの金鉱発見に賑わうデッドウッドに流れ着いたワイルド・ビル・ヒコック(ジェフ・ブリッジス)は、昔なじみのカラミティ・ジェーン(エレン・バーキン)と再会し、平穏の日々をしばらく過ごすのだが、かつて愛した女スザンナ・ムーア(ダイアン・レイン)の息子から命を狙われることになった・・・。
この作品は、男の美学を求め続けるウォルター・ヒル監督が、伝説のガンマン、ワイルド・ビル・ヒコックを描いたウエスタンで、西部史上に名高い伝説のガンマンの生きざまを描いているが、映画では、ワイルド・ビル・ヒコックの葬儀から始まり、フラッシュバックされて物語が進行していく。劇場未公開作品。
ワイルド・ビル・ヒコック(Wild Bill Hickok)は、1837年、イリノイ州に生まれ、サンタ・フェとオレゴン・トレイルの駅馬車御者になるため父親のもとを離れ、カンザス州ジョンソン郡、モンティセロ郡区の治安官になり1861年には、ネブラスカ州で町の保安官になった。やがて、駅馬車の御者やバッファロー・ハンターとして生計を立てていたが、南北戦争では北軍に属し、御者や斥候として、一時はカスターの部下としてインディアンと戦ったりして活躍し、戦後ミズーリ州スプリングフィールドで除隊、その後、バッファロー・ビルが主催する西部劇ショーの「Wild West Show」に参加して東部を巡業したが、その後ショーを辞め、ガイドや賭博をして生活するが1876年、金採掘に出かけたサウス・ダコタの酒場にて、ポーカーをしている最中、彼を仇と狙う男に突然うしろから後頭部を撃たれて39年間の生涯を閉じた。死に方まで、彼は伝説を生みやすい条件を残したと言える。
ワイルド・ビル・ヒコックを題材にした作品について
■ 平原児( The Plainsman)('36)(セシル・B・デミル監督、出演:ゲイリー・クーパー、ジーン・アーサー)
■ ミズーリ大平原(Pony Express)('53)(ジェリー・ホッパー監督、出演:フォレスト・タッカー、ロンダ・フレミング)
■ カラミティ・ジェーン(Calamity Jane)('53)(デイヴィッド・バトラー監督、出演:ハワード・キール、ドリス・デイ)
■ シャイアン砦(The Plainsman)('66)(デヴィッド・ローウェル・リッチ監督、出演:ドン・マレー、ガイ・ストックウェル)
■ ホワイト・バッファロー(The White Buffalo)('77)(J・リー・トンプソン監督、出演:チャールズ・ブロンソン、ウィル・サンプソン)
■ アメリカ映画(United Artists) Black and White/Color 98 min.

■cast:
ジェフ・ブリッジス / エレン・バーキン / ジョン・ハート / ダイアン・レイン / キース・キャラダイン / デヴィッド・アークエット / クリスティナ・アップルゲイト / ブルース・ダーン / ジェームズ・ギャモン / マージョー・ゴートナー / ジェームズ・レマー / カレン・ヒューイ / スティーヴ・リーヴィス / ロバート・ノット / リー・デ・ブロー
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■staff:
製作:リチャード・ザナック、リリ・フィニー・ザナック
監督:ウォルター・ヒル
原作:ピート・デクスター
原作戯曲: トーマス・ベイブ
脚本:ウォルター・ヒル
撮影:ロイド・エイハーン二世
音楽:ヴァン・ダイク・パークス
■link:Wild Bill
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