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RKO  RKO Radio Pictures  
1 シマロン 2 ならず者 3 拳銃の町 4 無宿者
5 アパッチ砦 6 黄色いリボン 7 幌馬車 8 南部に轟く太鼓
9 果てしなき蒼空 10 無頼の谷 11 地獄の狼 12 バファロウ平原
13 辺境の掠奪者 14 対決の一瞬 15 16






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1 シマロン (Cimarron)(1931)


ストーリーは、1889年4月12日はオクラホマで競争によって土地の占有権を決める日であった。数千の馬車が一斉にスタートし、その競争に加わったヤンシー・クラヴェット(リチャード・ディックス)は、先頭を走っていた。だが、ふとしたことからヤンシー・リーという娘に先を越され土地を専有されてしまった。やむなく彼は故郷のウィチタに帰りオクラホマに移住することにしたが、意見に同意をしたものは妻のサブラ(アイリーン・ダン)だけであった。クラヴェット夫婦は、家族の反対を押し切り息子のシムとイザイアという黒坊の子供とだけを連れてオセイジの町に辿り着いたが・・・。(シマロンとはスペイン語で無法者との意)

Richard Dix & Irene Dunne
この作品は、エドナ・ファーバーの名作小説の映画化で、第4回('31)アカデミー作品賞を受賞し、ハワード・エスタブルックは脚本賞、また、ノイズ・リダクション装置を開発したRKOラジオ映画会社は、科学技術賞を受賞した。1960年にMGMでグレン・フォードとマリア・シェルが共演、アンソニー・マンが監督でリメイクされたが、このランド・レースを題材にしたトム・クルーズが主演した『遙かなる大地へ』('92)は ユニヴァーサル)でも製作された。

アメリカ映画(RKO)Black and White 122 min.

■スペーサー
■cast
リチャード・ディックス / アイリーン・ダン / エステル・テイラー / ナンス・オニール / ウィリアム・コリアー・ジュニア / ロスコー・エイツ/ ジョージ・E・ストーン / スタンリー・フィールズ / ロバート・マクウェード/ エドナ・メイ・オリヴァー / フランク・ダリアン / ユージン・ジャクソン
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■staff
監督:ウェズリー・ラッグルズ
原作:エドナ・ファーバー
脚本:ハワード・エスタブルック
台詞:ハワード・エスタブルック
撮影:エドワード・クロンジェガー
美術:マックス・リー

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■linkCimarron



2 ならず者 (The Outlaw)(1943)


"Full Movie"

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ストーリーは、ニュー・メキシコのある町に、ドク・ホリディ(ウォルター・ヒューストン)という無頼漢が盗まれた馬を探しに来たが、旧友の保安官パット・ギャレット(トーマス・ミッチェル)の協力で馬を見付けた。だが、その馬は若き無法者のビリー・ザ・キッド(ジャック・ビューテル)の手にあり、馬を返そうとしないビリーはギャレットに撃たれた。ホリディは深い傷を負ったビリーを娼婦リオ(ジェーン・ラッセル)のところに運ぶが、ビリーは、かつてリオの兄を殺し昨夜は自分を犯した男であった・・・。

Jane Russell
この作品は、ハワード・ヒューズが、ビリー・ザ・キッド伝説の映画化をするため監督にはハワード・ホークス、脚本をジュールズ・ファーズマンに依頼して、主人公のビリー・ザ・キッドには、新人を起用することになり、多くの若い無名の俳優たちがオーディションを受け、キッド役に元保険会社社員だったジャック・ビューテルが選ばれた。週給75ドルであった。

ヒロインのリオ役には、手足療法医の受付嬢をしていた当時19歳のジェーン・ラッセルが抜擢され、週給150ドルで契約、素人俳優を補佐するためにドク・ホリディ役のウォルター・ヒューストンや、パット・ギャレット役のトーマス・ミッチェルといったベテラン俳優が共演した。ヒューズは、ラッセルの胸の豊かさを強調しようとして、必要以上に撮り直しを強要したため、この映画の影響で女性がラッセルのように胸をむき出しにすることを恐れ検閲の法廷闘争で公開が却下されたが、編集に2年を費やし、製作開始後から4年後の1943年に121分のバージョンがプレミア公開された。その後、103分に再編集されて1946年に再公開、50年にも再公開された。

アメリカ映画(RKO)Black and White 103 min.

■スペーサー
■cast
ジャック・ビューテル / ウォルター・ヒューストン / ジェーン・ラッセル / トーマス・ミッチェル
■スペーサー
■staff
製作・監督:ハワード・ヒューズ
脚本:ジュールス・ファースマン
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:ヴィクター・ヤング
美術:マックス・リー
編集:ウォレス・グリッセル

■スペーサー
■linkThe Outlaw



3 拳銃の町(Tall in the Saddle)(1944)


ストーリーは、西部のある町サンタ・イネスにカウボーイのロックリン(ジョン・ウェイン)がやって来た。彼はK・C牧場の牧童頭として雇われたと言うが、牧場主のレッド・カーデルは3週間まえに何者かに背中を射たれて殺されていた。その牧場は、ロックリンと同じ駅馬車でやって来たクララ(オードリー・ロング )と伯母のマーティン(エリザベス・リスドン)が経営することになったが・・・。

John Wayne & Ella Raines
この作品は、西部のある小さい町で牧場を乗っ取ろうとする2人の悪役、女嫌いの風来坊を巡る2人の美女等、謎解きと犯人捜しをする内容で、1940年代はB級西部劇が大量の製作され、この映画は、知的で巧みな演出の叙事詩的西部劇のミステリー・ロマンスの傑作。戦後初めて封切りされたウェスタンで、サタデー・イブニング・ポスト誌に連載されたゴードン・レイ・ヤング原作の小説の映画化。

アメリカ映画(RKO)Black and White 93 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / エラ・レインズ / オードリー・ロング / エリザベス・リスドン / ジョージ・ギャビー・ヘイス / ワード・ボンド /ドン・ダグラス
■スペーサー

■staff
製作:ロバート・フェローズ
監督:エドウィン・L・マリン
脚本:マイケル・ホーガン&ポール・P・フィックス
原作:ゴードン・レイ・ヤング
撮影:ロバート・デ・グラス
音楽:ロイ・ウエッブ

■スペーサー
■linkTall in the Saddle



4 無宿者(Along Came Jones)(1945)


ストーリーは、駅馬車強盗で4万ドルからの大金を強奪した指名手配の尋ね者ジェラッド(ダン・デュリエ)を恋人のチェリイ(ロレッタ・ヤング)は匿っているが、そこに、西部を渡り歩く2人組のメロディ(ゲイリー・クーパー)とジョージ(ウィリアム・デマレスト)がやって来た。町の酒場では、メロディをジェラッドと間違え恐れらているが、それを良いことに、チェリイはメロディをジェラッドに成りすまさせ、町を去るように頼むのであったが・・・。

Gary Cooper & Loretta Young
この作品は、主演のゲイリー・クーパーが自ら製作したもので、クーパーが拳銃が下手でしかも鼻歌を歌うという従来の西部劇とは一味異なったコメディ・ウエスタンである。ゲイリー・クーパーは、1924年ごろから西部劇映画のエキストラ出演を始め、1926年『夢想の楽園』で本格的に映画デビューし、1929年『バージニアン』で西部劇スターとしての地位を確立した。翌年、マレーネ・ディートリッヒと共演した『モロッコ』で大スターの仲間入りを果たし、1936年『オペラハット』では、アカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、順調にキャリアを重ね、1941年の伝記映画『ヨーク軍曹』でアカデミー主演男優賞を獲得した。翌年、『打撃王』で再びアカデミー主演男優賞にノミネートされ、1952年には『真昼の決闘』で二度目のアカデミー主演男優賞を獲得している。1960年にアカデミー名誉賞が贈られた。元女優のサンドラ・ショーと結婚(1933年)一人娘のマリア・クーパー・ジャニス(画家)(夫はクラシック音楽ピアニストのバイロン・ジャニス/Byron Janis)がいる。

アメリカ映画(RKO)Black and White 90 min.

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■cast
ゲイリー・クーパー / ロレッタ・ヤング / ウィリアム・デマレスト / ダン・デュリエ / フランク・サリイ / ラッセル・シンプソン / アーサー・ロフト / ウィラード・ロバートソン / ン・コステロ / レイ・ティール
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■staff
製作:ゲイリー・クーパー
アソシェト・プロデューサー:ウォルター・トンプソン
監督:スチュアート・ハイスラー
原作:アラン・ルメイ
脚色:ナナリー・ジョンソン
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:アーサー・ランジ
美術:ジュリア・へロン
編集:トーマス・ネフ

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■linkAlong Came Jones



5 アパッチ砦 (Fort Apache)(1948)


ストーリーは、南北戦争で指揮官として失策したサースデイ将軍(ヘンリー・フォンダ)は大佐に降格されフォート・アパッチの守備隊司令官に任命されたが、ここではインディアンとの紛争が絶えなかった。彼は娘フィラデルフィア(シャーリー・テンプル)を連れて赴任して来たが、大佐は無骨な人間で、フォート・アパッチ守備隊に長く配属されているヨーク大尉(ジョン・ウェイン)や、コリングウッド大尉(ジョージ・オブライエン)とも、意見の衝突も多かった。 大佐は、アパッチ族を平定して武名をあげることに狂奔し、インディアンの情勢に詳しいヨーク大尉の意見には耳も貸さず兵隊には、激しい訓練を課した。一方、若く凛々しいオルーク中尉(ジョン・エイガー)は、いつしかフィラデルフィアと愛し合うようになっていたが・・・。

Ward Bond & Henry Fonda
この作品は、ジョン・フォードの有名な騎兵隊3部作の第1作で、2大ヒーローのヘンリー・フォンダとジョン・ウェインが共演した唯一のフォード映画で、更に、1930年代に子役として一世を風靡したシャーリー・テンプルが共演した。新兵の教練、乗馬訓練、懲罰、頑迷な上官、若い士官のロマンス、兵隊たちの合唱等々騎兵隊構成要素が詰まった映画で、ヘンリー・フォンダが扮したサーズディ大佐はカスター将軍がモデルと言われ、功をあせり作戦を誤って部下を全滅に到らせる無能な軍人として描かれているが、ラストではヨーク大尉(ジョン・ウェイン)は、記者団にサーデイズ大佐は勇敢に戦って死んだ英雄であったと述懐する・・・。

アメリカ映画(RKO)Black and White 103 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ヘンリー・フォンダ / シャーリー・テンプル / ジョン・エイガー / ペドロ・アルメンダリス / ワード・ボンド / アイリーン・リッチ / ジョージ・オブライエン / アンナ・リー/ ヴィクター・マクラグレン/ ディック・フォーラン / ジャック・ペニック / ガイ・キッビー 
■スペーサー
■staff
製作:ジョン・フォード&メリアン・C・クーパー
監督:ジョン・フォード
脚本:フランク・S・ニュージランド
原作:ジェームズ・ワ−ナ−・ベラ
撮影:アーチ・スタウト
音楽:リチャード・ハーゲマン
編集:ジャック・マレイ
衣装(デザイン):マイケル・メイヤース、ロバート・カリカート

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■linkFort Apache



6 黄色いリボン(She Wore A Yellow Ribbon)(1949)



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ストーリーは、1876年の西部、一斉に蜂起したインディアンによって白人は苦境にたたされていたが、スターク砦のブリトルス大尉(ジョン・ウェイン)は、あと6日で退役を迎えた。最後の任務としてシャイアンの掃討作戦を指揮することになり、東部へ帰る隊長の夫人(ミルドレッド・ナットウイック)とその姪のオリヴィア(ジョン・ドルー)を護衛しながら出発したが、駅馬車の駅はすでに焼き払われ、やむなく砦に戻った。砦では、オリヴィアをめぐり、若いコーヒル中尉(ジョン・エイガア)とペネル少尉(ハリー・ケリイ・ジュニア)は恋のさや当てが始まっていたが・・・。



Great Western
"Movit Theme"
この作品は、西部の実話や騎兵隊の生活を基にして書かれたジェームス・ワーナー・ベラの「Command」や「War Party」が原作で、ジョン・フォード監督の戦後の名作のひとつに数えられる作品。同じく「Massacre」を基にした『アパッチ砦』('48)の後に作られた作品。「Mission with No Recod」を基に撮られた『リオ・グランデの砦』('50)(リバブリック作品)と共に「騎兵隊3部作」と呼ばれる。
冒頭に流れる"She Wore A Yellow Ribbon"は、アメリカの古い民謡で、効果的に使われ、また、黄色いリボンの由来は、イギリスでは黄色は身を守る色として生まれ、黄色いハンカチなど身につけるとその身を守ると言い伝えれててきたという。アメリカに渡った黄色は、その姿を「黄色いリボン」として「愛する人の戦場での無事を祈り帰還を願う」シンボルとなったと言われる。

アメリカ映画(RKO)Color 103 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ウェイン / ジョン・ドルー / ジョン・エイガー / ベン・ジョンソン / ハリー・ケリー・ジュニア / ヴィクター・マクラグレン / ミルドレッド・ナットウイック / ジョージ・オブライエン /アーサー・シールズ / マイケル・デュウガン / トム・タイラー / ハリー・ウッズ
■スペーサー
■staff
製作・脚本:ゴットフリート・ラインハルト、ジョン・フォード
原作:スティーブン・クレイン
監督:ジョン・フォード
撮影:ハロルド・ロッスン
音楽:ブロニスター・ケイバー
編集:ジャック・マレイ
スクリプター:ナタリー・カルマス

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■linkShe Wore A Yellow Ribbon



7 幌馬車 (Wagon Master)(1950)


ストーリーは、中西部で冷遇されたモルモン教徒が、聖書にいう「約束の地」を求めて苦難と障害を乗り越えユタ州とアリゾナ州の辺境を目指して進んでいくが・・。

Ben Johnson, Harry Cary Jr.& Joanne Dru
この作品は、監督のジョン・フォードは『黄色いリボン』('49)の撮影に騎兵隊として加わったモルモン教徒が、早朝から日没まで精一杯働く仕事ぶりに感心し、モルモン教徒が西部の開拓者となったいきさつを描く映画として製作したと言われる。
  幌馬車が題材となった映画

『幌馬車』('23)(監督:ジェーム ズ・クルーズ、出演:J・ ウォレン・ケリガン、ロイス・ウ ィルソン、アラン・ヘイル)
『幌馬車時代』 ('34) (監督:アラン・ジェームズ、出演:ケン・メイナード、ドロシー・ディックス)
『戦う幌馬車』('34)(監督:チャールズ・バートン、出演:ランドルフ・スコット、ゲイル・パトリック)
『進め幌馬車』 ('45) (監督:フランク・マクドナルド、出演:ロイ・ロジャース、トリッガー・トレイル )
『幌馬車隊』 ('50) (監督:ロイ・ローランド、出演:ジョエル・マクリー、アーリン・ダール )
『燃える幌馬車』 ('52) (監督:ジョージ・マーシャル、出演:チャールトン・ヘストン、スーザン・モロウ)
『襲われた幌馬車』 ('56) (監督:デルマー・デイヴス、出演:リチャード・ウィドマーク、フェリシア・ファー)
『幌馬車隊西へ!』 ('57) (監督:ウィリアム・ボーディン、出演:フェス・パーカー、ジェフ・ヨーク )
『戦う幌馬車』('67) (監督:バート・ケネディ、出演:ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス )などがある。

アメリカ映画(RKO)Black and White 85 min.

■スペーサー
■cast
ベン・ジョンソン / ジョアン・ドルー / ハリー・ケイリー・ジュニア / ワード・ボンド / チャールズ・ケンパー /アラン・モウブレイ / ジェーン・ダーウェル / ルース・クリフォード /ラッセル・シンプソン / キャサリン・オーマリー / ジェームズ・アーネス / フレッド・リビー / ハリー・コーディング
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■staff
製作:ジョン・フォード 、 メリアン・C・クーパー
監督:ジョン・フォード
脚本:フランク・S・ニュージェント、パトリック・フォード
撮影:バート・グレノン
音楽:リチャード・ヘイゲマン、スタン・ジョーンズ

■linkWagon Master



8 南部に轟く太鼓 (Drums in the Deep South) (1951)


ストーリーは、1861年、南部の旧家の娘キャシー(バーバラ・ペイトン)は、幼なじみのブラクストン(クレイグ・スティーヴンス)と結婚したが、ある日、父親の事業失敗のためにこの地を立ち去った。かつての恋人クレイ・クレイバーン(ジェームズ・クレイグ)が、やはり彼女の幼友達であるウィル・デニング(ガイ・マディソ)と共に訪ねて来た。クレイは人妻になったキャシーを見て落胆したが、未だに愛し合っていることを感じた。丁度その頃南北戦争が勃発し、クレイとブラクストンは南軍、ウィルは北軍と、敵味方に分かれることになった。3年後、南軍は苦戦していた。北軍のシャーマン将軍はアトランタを攻撃することは必至の状況にあると判断した南軍は、クレイ大佐に悪魔の山といわれる山頂に砲台陣地を設置し、北軍の武器弾薬や食料を満載した列車を攻撃するという作戦命令が下ったが・・・。

Barbara Payton & Guy Madison
原題は『深南部の太鼓』で、映画の中で轟くのは太鼓ではなく、大砲であり、15インチのダールグレン巨砲が出てくる。

ガイ・マディソンは、1922年、 カリフォルニア、ベーカーズフィールドで生まれ、ベーカーズフィールド・カレッジで学び、1942年に沿岸警備隊に参加、1944年に休暇でハリウッドを訪問していた時、彼のボーイッシュなルックスと体格からデヴィッド・O・セルズニックに認められ、『Since You Went Away 』('44)(Vanguard Films)でデビュー、本作は29歳時の作品。

アメリカ映画 (King Brothers Productions/RKO) Color 86 min.

■スペーサー
■cast
ジェームズ・クレイグ / バーバラ・ペイトン / ガイ・マディソン / バートン・マクレーン / クレイグ・スティーヴンス / トム・ファーデン / ロバート・オスターロー / テイラー・ホームズ / ロバート・イーストン / リュイス・マーティン / ピーター・ブロッコ / ダン・ホワイト / ルイス・ジーン・ハイト
■スペーサー
■staff
製作:モーリス・キング、フランク・キング
監督:ウィリアム・キャメロン・メンジース
原作:ホリスター・ノーブル
脚色:フィリップ・ヨーダン、シドニー・ハーモン
撮影:ライオネル・リンドン
音楽:ディミトリ・ティオムキン

■linkDrums in the Deep South



9 果てしなき蒼空 (The Big Sky)(1952)


ストーリーは、ジム・デーキンス(カーク・ダグラス)とブーン・コウディル(デューウィ・マーティン)は、ケンタッキーからミズリー河を遡ってブラックフット・インディアンと毛皮の取引きをするために毛皮商人ジュルドネーの船に乗船した。しばらくするとブラックフット・インディアンの娘ティール・アイ(エリザベス・スレット)が、この船に乗っていることがわかった。彼女は3年前に、瀕死のところをブーンの叔父ゼブ(アーサー・ハニカット)に救われたのであったが・・・。

Elizabeth Threatt & Kirk Douglas
この作品は西部劇というよりも北西アメリカの未開の森林地帯を舞台に展開する狩人たちの開拓の物語であり、雄大なロケの撮影には、グランド・ティトン国立公園が使われたが、セットの描写なども秀れている。

インディアンの娘ティールを演じたエリザベス・スレットは、イギリス人の父にインディアン・チェロキー一族の母の間に生まれ、19歳でニューヨークでモデルをしていた時、ハワード・ホークス監督に見出され出演したが、この作品のみで引退してしまった。全編に流れるディミトリ・ティオムキンのスコアも一層際立たせている。

アメリカ映画(RKO)(Winchester Pictures Corporation)
Black and White 121 min.

■スペーサー
■cast
カーク・ダグラス / デューイ・マーティン / エリザベス・スレット / アーサー・ハニカット / バディ・ベア / スティーヴン・ジレー / ハンク・ウォーデン / ジム・デイヴィス / アンリ・レトンダル / ロバート・ハンター
■スペーサー
■staff
製作・監督:ハワード・ホークス
原作:A・B・ガスリー・ジュニア
脚色:ダドリー・ニコルズ
撮影:ラッセル・ハーラン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:アルバート・ディアゴスティーノ、ペリー・ファーガソン
編集:クリスチャン・ナイビー

■linkThe Big Sky



10 無頼の谷(Rancho Notorious)(1952)


ストーリーは、ワイオミングに住むヴァーン・ハスケル(アーサー・ケネディ)は、ベス(グロリア・ヘンリー)と近く結婚する予定であったが、ある日、ベスの店に2人組の強盗が入り、売上金をさらった上、ベスは暴行を受け殺害された。彼は、すぐさま保安官や町の者と一緒に強盗の追ったが州境まで来たが見失ってしまった。州境を越えては追跡ができないのでヴァーンは皆と別れ、仇を求めて単身旅に出た。やがて、山中で強盗の1人が重傷で苦しんでいるのを発見し、水を与えて相棒の行方を問いただしたが、男は「チャック・ア・ラック」と口走っただけで息絶えたが・・・。

Marlene Dietrich & Arthur Kennedy
この作品は1860年代の西部を舞台に婚約者を殺された男が、犯人のひとりが遺した言葉を頼りに仲間を追い復讐を遂げる姿を描いたウェスタン・アクション。マルレーネ・ディートリッヒが"Get Away Young Man"(Music and Lyrics by Ken Darby)を披露している。

アメリカ映画(RKO)(Fidelity Pictures Corporation)
Color 89 min.

■スペーサー
■cast
マレーネ・ディートリッヒ / アーサー・ケネディ / メル・フェラー / グロリア・ヘンリー / ウィリアム・フローリー /リザ・フェラディ / ジョン・レイヴン /ジャック・エラム /ジョージ・リーヴス / フランク・ファーガソン /フランシス・マクドナルド / ダン・シーモア
■スペーサー
■staff
製作:ハワード・ウォルシュ
監督:フリッツ・ラング
原作:シルヴィア・リチャーズ
脚色:ダニエル・タラダッシュ
撮影:ハル・モーア
音楽:エミール・ニューマン
録音:ヒュー・マクドウエル、マック・デルグレッシュ
スクリプター:リチャード・ミュラー

■スペーサー
■linkRancho Notorious



11 地獄の狼(Devil's Canyon) (1953)


ストーリーは、1891年のアリゾナ、元保安官のビリー・レイノルズ(デール・ロバートソン)は、保安官時代に獄に送ったジェシー・ゴーマン(スティヴン・マクナリー)の弟2人が復讐にきたと、ジェシーの恋人アビー・ニクソン(ヴァージニア・メイヨ)から知らされ、拳銃をとって2人を射殺、そのため有罪を宣告され、アリゾナ監獄に送られたが、ここには弟の復讐を狙うジェシーが入獄中であった。間もなく、駅馬車襲撃で捕えられたアビーが、この牢獄に入って来たが、たった1人の女囚なので、チーフのスティーブ・モーガン(ロバート・キース)は、処置に困り彼女を獄内病院の看護師にした。アビーは早速ジェシーと渡りをつけ、獄内に銃器を持込む手配をした。ジェシーはかねてよりビリーを狙っていたが、ビリーの房に逃亡用のヤスリを隠し、彼が脱獄すると密告したため、ビリーは厳罰を受けて独房に移された。モーガンは、他にも脱獄を計画している者がいるのではないかと疑って全囚人を房内に閉じこめ、水も食事も与えなかったため、囚人たちは激怒し、獄内は緊迫するのだが・・・。 (US Version)

Title
この作品は、3D(Three Dimensions/立体映画)で製作されたが、日本では通常のシステムで公開されている。ロケは、カルフォルニア、グリフィン・パーク、ブロンソン・キャニオンなどで行われている。ジェシーを演じているヴァージニア・メイヨ(Virginia Mayo)は、1920年、ミズリー州セントルイスで、新聞記者の父のもとに生まれ、セントルイスでは裕福な家庭で、曾祖父はアメリカ革命時代後にイリノイ州にイースト・セントルイスを設立など名士であった。彼女は叔母からダンスを習い、ダンサーとしてヴォードヴィルからブロードウェイ舞台に出演するようになり、プロデューサーのサミュエル・ゴールドウィンに見出され映画に出演するようになり、ダニー・ケイとの共演作も多いが、美しい曲線美でセクシー女優として人気があり、1940〜50年代で活躍した。一方、私生活では離婚歴はなく2005年、満84歳で亡くなった。

アメリカ映画(RKO)Color 92 min. Aspect Ratio:1.37 : 1

■スペーサー
■cast
ヴァージニア・メイヨ / デイル・ロバートソン / スティーブン・マクナリー / アーサー・ハニカット / ロバート・キース / ジェイ・C・フリッペン / ジョージ・J・ルイス / ウィット・ビッセル / モーリス・アンクラム / ジェームズ・ベル / ウイリアム・フィッポス / アール・ホリマン / アーヴィング・ベーコン
■スペーサー
■staff
製作:エドモンド・グレインジャー
監督:アルフレッド・ワーカー
脚本:フレデリック・ハズリット・ブレナン
脚色:ハリー・エセックス
撮影:ニコラス・ミュスラカ
美術:アルバート・ディアゴスティーノ、ジャック・オッケイ
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ 編集: ジーン・パーマー

■スペーサー
■linkDevil's Canyon



12 バファロウ平原(Cattle Queen of Montana)(1954)


ストーリーは、未開地であるバファロウ盆地の政府所有地の権利を入手したポップ・ジョーンズ(モリス・アンクラム)と娘のシェラ・ネヴァタ・ジョーンズ(バーバラ・スタンウィック)は、牛群を追って、権利喪失の1日前に現地に到着し、明日には土地登記を済まし牧場を開こうとしていた。夕方、シェラが水浴をしていたが、その時、ファレル(ロナルド・レーガン)が、インディアンに用心するように注意してくれたが、その夜、インディアンが襲来して、牛群は暴走、白人は皆殺しにされた。シェラは傷を負った牧童頭ナット(チュッビー・ジヨンソン)に助けられ、危うく難を逃れた。この襲来は盆地の顔役トム・マッコード(ジーン・エヴァン)に煽動されたブラックフット・インディアンの乱暴者ノチャ・カワの仕業であった。マッコードはシェラの父の死体から権利書を盗み、土地を自分の名で登記したが、シェラは、森に逃れ、大学の教育を受けたインディアン尊長の息子コロラドス(ランス・ファラー)に助けられた。やがて、牛を取り返したがマッコードが犯人である確証を掴む事は出来なかったが・・・。

Ronald Reagan & Barbara Stanwyck
この作品は、バファロウ盆地の独占を企んだこの土地の顔役が、インディアンを煽動して白人を全滅させ、鎮定のため軍隊を出動させてインディアンを討つという一石二鳥の手法を使って目的を達成しょうとするが、ファレルやコロラドスの協力でそれを阻止するという開拓期のモンタナを舞台にした牧畜業者の権利争いとインディアン蜂起を描いているが、ロングドライブのカウボーイたちにとって一番恐れたのは牛群の暴走(スタンピード)だったそうである。シェラを演じたバーバラ・スタンウィックは、20歳で"Broadway Nights" ('27) でデビュー(uncredited) 、本作は47歳時の作品。
(US Version)

この地域には多くのインディアン部族が居住しており、ほとんどがバッファローや鹿を糧とした狩猟民族で、インディアン部族がロッキー山脈の東西をまたいで、活発な交易を行っていたが、白人とインディアンの土地をめぐる、直接的な軍事行使としては最後の戦いの場所となった。クロウ族はアメリカ軍に協力し、宿敵部族であるスー族掃討のためインディアン斥候となって働いたと云われる。スー族、シャイアン族、アラパホ族がカスターが率いる「第七騎兵隊」の奇襲を撃破した「リトルビッグホーンの戦い」は、現在のハーディンの近くで戦闘が行われ、ネ・ペルセ族の逃亡、追跡戦である「ネ・ペルセ戦争」の最後の戦いもモンタナ州の山中で戦われている。カスターの「第七騎兵隊」が全滅したのは、騎兵隊がスプリング・フィールド銃、いわゆる単発式元込め銃を使っていたことにあると云われ、一方、スーやシャイアンなどの連合側は、この時すでに連発銃を使っていた。単発銃は弾込めに時間がかかるため、連合側の波状攻撃に太刀打ちできなかった。

アメリカ映画(RKO)(Benedict Bogeaus Production)Color 88 min.

■スペーサー
■cast
バーバラ・スタンウィック / ロナルド・レーガン / ジーン・エヴァンス / ランス・フーラー / アンソニー・カルーソ / モリス・アンクラム / チュビィ・ジョンソン
■スペーサー
■staff
製作:ベネディクト・ボジャース
監督:アラン・ドワン
原作:トム・ブラックバーン
脚色:ロバート・ブリース、ハワード・エスタブルック
撮影:ハル・ペレイラ
作曲:ルイス・フォーブス
美術:ヴァン・ネスト・ポルグレズ
編集:カール・ロダト

■スペーサー
■linkCattle Queen of Montana



13 辺境の掠奪者(The Americano)(1955)


ストーリーは、サム・デント(グレン・フォード)は、テキサスで大牧場の経営を夢見て、牛を売って資金を稼ごうと、牛を高値で買うという南米ブラジル奥地の牧場主のバルボサを訪ねるが、そこで、私立探偵と称するマノエルからバルボサが殺されたと聞かされた。だが、バルボサの牧童頭のベント(フランク・ラヴジョイ)が牛を買うだろうというのでデントは牧場へ向かったが、途中、牛を奪われそうになり、捕まえてみると意外にも女であったが・・・。

The performer
この作品は、牧童がテキサスから南米のブラジルまで3頭の種牛を運んで行くという舞台が南米ということもあって西部劇でもかなり異色的であり、劇中、歌われる歌曲はアビー・レーンが歌い、作詞、作曲は夫で南米音楽第一人者のザヴィエル・クガートが担当した。

アメリカ映画(RKO) Color 90 min.

■スペーサー
■cast
グレン・フォード / フランク・ラヴジョイ / シーザー・ロメロ / ウルスラ・シース / アビー・レーン /ロドルフォ・ホヨス・Jr / サルヴァドール・バグエス / トム・パワーズ / ダン・ホワイト / フランク・マーロウ / ジョージ・ナヴァロ
■スペーサー
■staff
製作:ロバート・ステルマン
監督:ウイリアム・キャッスル
脚本:ガイ・トロスパー
原作:レスリー・T・ホワイト
撮影:ウィリアム・スナイダー
音楽:ロイ・ウェッブ 、ザヴィエル・クガート

■linkGlenn Ford



14 対決の一瞬(Tennessee's Partner)(1955)


ストーリーは、1849年、ゴールド・ラッシュで賑わうサンフランシスコ北部、サンディ・バアの町に流れてきた賭博師のテネシー(ジョン・ペイン)は、毎晩のようにエリザベス・ダッチェス(ロンダ・フレミング)の経営するナイト・クラブで金を巻き上げては、町の顔役ターナー(トニー・カルーソ)などから恨みを買っていた。だが、彼はカードの勝負以外では、情のある男で、ターナーに金を無心にきて断られた老山師のグラッブステイク(チュビィ・ジョンソン)に勝負で儲けた金をやるほどで、男勝りのダッチェスもテネシーを秘かに愛していた。ある日、テネシーは、ターナー一味の待ち伏せにあい危うく殺されそうになったが、テネシーを助けたのは、よそ者のカウポーク(ロナルド・レーガン)という男で、以来2人は親友となった。カウポークは、金を掘り当て5000ドルを貯えたので、結婚を約束した女ゴールディ(コリーン・グレイ)を迎えようとこの町に来たのであるが・・・。

The performer
この作品は、原題が"Tennessee's Partner"というように二人の友情を描いている。カウポークがサンフランシスコから花嫁を迎える女は、テネシーが以前から知っていたあばずれ女で、彼がカウポークを思う気持ちから言葉巧みに彼女を蒸気船に乗せ追い払い、カウポークが渡した5000ドルも取り返してやるが、カウポークは、テネシーに女を横取りされたと誤解する。やがて、老山師のグラッブステイクが金を掘り当てたということで意外な展開となっていくが、今や親友となった賭博師のテネシーとカウポークの友情を描いたアラン・ドワン監督のウエスタン。(US Version)

賭博師を演じたジョン・ペイン(John Payne)は、1912年、バージニア州生まれ、裕福な家庭に育ち、1930年にコロンビア大学に入学し、演劇を専攻、同じ時期にジュリアード音楽院で声楽を専攻した。その後、1936年にサミュエル・ゴールドウィンとの契約、1940年に20世紀foxと契約、ソニヤ・ヘニーと共演した『銀嶺セレナーデ』(Sun Valley Serenade)('41)に出演、『ロッキーの春風』(Springtime in the Rockies)('42)、『剃刀の刃』(The Razor's Edge)('46)、『三十四丁目の奇跡』(Miracle on 34th Street)('47)等々で名声を博し、西部劇、活劇並びにフィルム・ノワールを中心とした映画作品でハンサムなタフガイとして活躍した。一方、エリザベス・ダッチェスを演じたロンダ・フレミング(Rhonda Fleming)は、1923年、ハリウッド生まれ、1940年、ビバリーヒルズ・ハイスクール在学中の17歳の時にエージェントからスカウトされた。デビューは、ジョン・ウエイン主演の『硝煙の新天地』(War of the Wildcats) ('43)(Republic) (uncredited)で、その後、デヴィッド・O・セルズニックと契約し、端役で数本の映画に出演後、1945年にアルフレッド・ヒッチコック監督の『白い恐怖』(Spellbound)で本格的な役を得たが、西部劇では鉄火姉御を魅力的に演じていた。

アメリカ映画(RKO)(Benedict Bogeaus Production) Color 87 min.

■スペーサー
■cast
ジョン・ペイン / ロナルド・レーガン / ロンダ・フレミング / コリーン・グレイ/ トニー・カルーソ/ モーリス・アンクラム/ レオ・ゴードン/ チュビィ・ジョンソン / ジョー・デヴリン / ジョン・マンスフィールド
■スペーサー
■staff
製作:ベネディクト・ボジャース
監督:アラン・ドワン
原作:ブレット・ハート
脚色:ミルトン・クリムス、ダニエル・D・ビューチャンプ、グレアム・ベイカー、テッディ・シャーマン
撮影:ジョン・アルトン
作曲:ルイス・フォーブス
歌:ルイス・フォーブス

■linkTennessee's Partner