この作品は、西部の実話や騎兵隊の生活を基にして書かれたジェームス・ワーナー・ベラの「Command」や「War Party」が原作で、ジョン・フォード監督の戦後の名作のひとつに数えられる作品。同じく「Massacre」を基にした『アパッチ砦』('48)の後に作られた作品。「Mission with No Recod」を基に撮られた『リオ・グランデの砦』('50)(リバブリック作品)と共に「騎兵隊3部作」と呼ばれる。
冒頭に流れる"She Wore A Yellow Ribbon"は、アメリカの古い民謡で、効果的に使われ、また、黄色いリボンの由来は、イギリスでは黄色は身を守る色として生まれ、黄色いハンカチなど身につけるとその身を守ると言い伝えれててきたという。アメリカに渡った黄色は、その姿を「黄色いリボン」として「愛する人の戦場での無事を祈り帰還を願う」シンボルとなったと言われる。
ガイ・マディソンは、1922年、 カリフォルニア、ベーカーズフィールドで生まれ、ベーカーズフィールド・カレッジで学び、1942年に沿岸警備隊に参加、1944年に休暇でハリウッドを訪問していた時、彼のボーイッシュなルックスと体格からデヴィッド・O・セルズニックに認められ、『Since You Went Away 』('44)(Vanguard Films)でデビュー、本作は29歳時の作品。
■ アメリカ映画 (King Brothers Productions/RKO) Color 86 min.
賭博師を演じたジョン・ペイン(John Payne)は、1912年、バージニア州生まれ、裕福な家庭に育ち、1930年にコロンビア大学に入学し、演劇を専攻、同じ時期にジュリアード音楽院で声楽を専攻した。その後、1936年にサミュエル・ゴールドウィンとの契約、1940年に20世紀foxと契約、ソニヤ・ヘニーと共演した『銀嶺セレナーデ』(Sun Valley Serenade)('41)に出演、『ロッキーの春風』(Springtime in the Rockies)('42)、『剃刀の刃』(The Razor's Edge)('46)、『三十四丁目の奇跡』(Miracle on 34th Street)('47)等々で名声を博し、西部劇、活劇並びにフィルム・ノワールを中心とした映画作品でハンサムなタフガイとして活躍した。一方、エリザベス・ダッチェスを演じたロンダ・フレミング(Rhonda Fleming)は、1923年、ハリウッド生まれ、1940年、ビバリーヒルズ・ハイスクール在学中の17歳の時にエージェントからスカウトされた。デビューは、ジョン・ウエイン主演の『硝煙の新天地』(War of the Wildcats) ('43)(Republic) (uncredited)で、その後、デヴィッド・O・セルズニックと契約し、端役で数本の映画に出演後、1945年にアルフレッド・ヒッチコック監督の『白い恐怖』(Spellbound)で本格的な役を得たが、西部劇では鉄火姉御を魅力的に演じていた。
■ アメリカ映画(RKO)(Benedict Bogeaus Production) Color 87 min.