ペネローブを演じたゲイル・ラッセルは、画家志望であったが、美貌が認められハイスクール卒業後、パラマウントからデビューしたが、本作は、23歳時、リバブリックでの出演作である。 ジョン・ウェインとは『怒濤の果て』('49)でも共演している。私生活ではスキャンダルが絶えず、アルコール中毒で、1961年8月26日、36歳で他界した。邦題の『拳銃無宿』(Wanted dead or alive)はスティーブ・マックイーンが主演で制作され、1958年から1961年に放映されたテレビ・ドラマが知られている。
共演しているアンナ・マリア・アルバーゲッティ(Anna Maria Alberghetti)は、1936年ローマ生まれ、歌手として1950年、カーネギー・ホールでデビューした。このYoutubeの曲は、21歳の時にバン・アレキサンダーの指揮によるオーケストラをバックに歌ったもので、清純派歌手の貴重な名盤である。また、映画には、この作品の他に、ローズマリー・クルーニーと共演した『楽しき我が家』(The Stars Are Singing)('53)やジェーリー・ルイスの『底抜けシンデレラ野郎』(Cinderfella)('60)などがあるが、もっぱらTV出演が多い。2009年には、「Leadercatcher」(USA-Drama)に出演している。
アラモ砦の悲劇を描く映画は、ジョン・ウェインの『アラモ』(Alamo)('60)が有名だが、その前にフランク・ロイド監督の『アラモの砦』('55)の本作がある。『アラモの砦』と同じ年に撮られたノーマン・フォスターの『デイビー・クロケット鹿皮服の男』(Davy Crocktt, King of the Wild Frontier)と翌年同監督が撮った『ミシシッピ決死隊』(Davy Crocktt and the River Pirates)の2本も、直接アラモの砦を描いた映画ではないが、アラモの戦いで戦死した英雄デイビー・クロケットを描いた作品である。