1 戦ふ隊商「激斗の河」(Fighting Carvans)(1931)
ストーリーは、南北戦争の頃、幌馬車隊が新たな希望を乗せて西部の未開地を目指していた。山を越え2500キロ、カリフォルニアに向かって町を出発しようとしたが、この幌馬車隊のガイドのクリント(ゲーリー・クーパー)がある罪で保安官に拘束されてしまった。仲間のビル(アーネスト・トレンス)とジム(タリー・マーシャル)は、彼を助けるために一策を案じたが・・・。
この作品は、1863年、西部の未開地に向けて幌馬車隊がインディアンとも戦いながら困難を乗り越え希望の天地を求めていくというもので、戦後、『激斗の河』という邦題でリバイバル公開された。
■ アメリカ映画(Paramount) Black and White 80 min.

■cast:
ゲーリー・クーパー / リリー・ダミタ/ アーネスト・トレンス / タリー・マーシャル / フレッド・コーラー / ユージン・パレット/ ロイ・スチュワート
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■staff:
監督:オットー・ブロワー、デビット・バートン
原作:ゼイン・グレイ
脚本:エドワード・E・パラモア・ジュニア、キーン・トンプソン、アグネス・ブランド・リー
撮影:リー・ガームズ、ヘンリー・ギャレッド
音楽:マックス・バーギュンカー (uncredited) ほか
■link:Fighting Carvans
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2 平原児 (The Plainsman) (1936)
ストーリーは、1865年、リンカーン大統領が暗殺され、南北戦争終結後売れなくなった銃器をインディアンに密売し始めたジョン・ラティマー(チャールス・ビックフォード)は、インディアン部落に向かう。一方、希望に燃えた移住民と共にワイルド・ビル・ヒコック(ゲイリー・クーパー)は西に向かうが、親友のバッファロー・ビル・コデイ(ジェームズ・エリスン)とその妻ルイザ(ヘレン・バージェス)も同行することになった。セントルイスに着くとワイルド・ビルは、「疫病神」の恋人ジェーン(ジーン・アーサー)に再会した。ジェーンは、女馭者であるが、言い寄る男には鞭をくれてやるというので「疫病神」というあだ名の男勝りの女であった。ワイルド・ビルはパイニー砦がインディアンに包囲されて危険が迫っていることカスター将軍に知らせたが・・・。
この作品は、西部の英雄ワイルド・ビル・ヒコックとカラミティ・ジェーンとの恋いに二人の波乱にとんだ半生を描いた伝記的ウェスタン。 カラミティ・ジェーンを演じたジーン・アーサーは、1900年、ニューヨーク生まれで、モデルをしていたときに20世紀フォックスにスカウトされ、1923年に映画デビューした。しかし、なかなか芽が出ず、B級西部劇などの脇役に甘んじていたが、トーキー後、ハリウッドを離れ舞台で演技を磨き直し、映画界に戻って1930年代の後半には人気スターとなった。都会的なキャリア・ウーマンの役を得意とし、特にフランク・キャプラ監督作品でその個性を発揮したが、開拓農民の妻役を好演した『シェーン』(Shane)('53)が最後の映画出演となった。
■ アメリカ映画(Paramount)Black and White 111 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / ジーン・アーサー / ジェームズ・エリスン / チャールス・ビックフォード / ヘレン・バージェス / ポーター・ホール / ポール・ハーヴェイ / ヴィクター・ヴァルコニ / ジョン・ミルジャン / フランク・マクグリン・シニア / グランヴィル・ベイツ /フレッド・コーラー / ファジー・ナイト / ジョージ・ギャビー・ヘイス |

■staff:
製作・監督:セシル・B・デミル
原作:コートニー・ライリー・クーパー
脚本:ウォルデマー・ヤング 、ハロルド・ラム 、リン・リグス
撮影:ヴィクター・ミルナー
音楽:ボリス・モロス 、ジョージ・アンシール
編集:ジェニー・マクファーソン
■link:The Plainsman
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3 テキサス決死隊 (The Texas Rangers)(1936)
ストーリーは、ある夜、3人組の強盗が役人に不意を襲われ逃げ延び、ジム(フレッド・マクマレイ)とワフウ(ジャック・オーキー )は、仲間のサム(ロイド・ノーラン)とはぐれてしまった。ジムとワフウは、サムが情婦の家へ落ちのびたものとテキサスへやって来たが、当時のテキサスは未開の地で、インディアンは絶えず白人を襲撃し、家畜泥棒、銀行や汽車強盗が横行してた。人々は不安の日々を送っていたが、この暴挙に対抗し人民の生活を守っていたのは、ほかならぬテキサス決死隊であった。さすがのジムもワフウも勇敢な決死隊の活躍を恐れ、テキサスでは悪事は働けず、金は無くなり腹は減る一方で、遂に2人は決死隊に志願して採用されたが・・・。
この作品は19世紀末にアメリカ中西部を荒らし廻る3人組を描いたもので、1949年に『テキサス決死隊』(Streets of Laredo)ジム・ドーキンズ(ウィリアム・ホールデン)、ローン・レミング(マクドナルド・ケーリー)、ワフウ・ジョーンズ(ウィリアム・ベンディックス)出演でリメイクされた。
フレッド・マクマレイは、1908年、イリノイ州カンカキーに生まれ、ヴァイオリニストの父からヴァイオリンを習い、将来はジャズ奏者になるのが夢であったが、大学を中退、サックス奏者としてシカゴの楽団に入った。その後、ロサンゼルスの楽団に入団、歌手も兼ね、かたわら映画のエキストラなどしていたが、歌唱力が認められ、カリフォルニア・カレッジアンズのグループの一員としてブロードウェイのミュージカルに出演したが、1934年にパラマウントにスカウトされ、『輝ける百合』(The Gildid Lily)('35)でクローデット・コルベールの相手役を演じた。本作は28歳時の出演作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Black and White 98 min.

■cast:
フレッド・マクマレイ/ ジャック・オーキー/ ジーン・パーカー/ ロイド・ノーラン/ エドワード・エリス
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■staff:
製作・監督:キング・ヴィダー
原作:キング・ヴィダー 、エリザベス・ヒル
脚色:ルイズ・スティーヴンス
撮影:エドワード・クロンジェガー
■link:The Texas Rangers
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4 西部地獄街 (Born to the West)(1937)
ストーリーは、旅を続ける無一文のデラ・ラット(ジョン・ウェイン)と相棒の二人はモンタナからワイオミングに着いた時に牛泥棒と遭遇し、夕食に有り付こうと間違って泥棒に加勢したため追っ手に追われる。だが、運良く従兄のトム・フィルモア(ジョニー・マック・ブラウン)であった。トムは、遊び人のデラを改心させようと仕事を与えるが、彼はトムの恋人であるジュディ・ラストー(マーシャ・ハント)にうつつを抜かし仕事そっちのけ・・。そんな折、牛泥棒が現れたが・・。
この作品は、ジョン・ウェインが、B級ウエスタンに出演していた時代のパラマウント映画で、娯楽映画として見所があるアクション西部劇。 ジュディ・ラストー役を演じたマーシャ・ハント(Marsha Hunt) は、1917年、シカゴ生まれ、セオドア・アーヴィング学校で演劇を学び、歌手やモデルを経て1934年にパラマウントにスカウトされ、『バージニア判事』(The Virginia Judge )('35) でデビュー、本作は20歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Black and White 54 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / マーシャ・ハント / ジョニー・マック・ブラウン / ジェームス・グレイグ / モンテ・ブルー
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■staff:
製作:ウイリアム・T・ラッキー
製作総指揮:ウイリアム・ルバロン
監督:チャールズ・バートン
原作:ゼイン・グレイ
脚本:スチュアート・アンソニー
撮影:デイブ・ジェニングス
■link:Born to the West
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5 大平原(Union Pacific)(1939)
ストーリーは、セントラルとユニオン・パシフィックの鉄道敷設競争で、東部からカリフォルニアまで、労働者を運びながらレールを敷くユニオン側の機関士の娘、郵便係のモリー(バーバラ・スタンウィック)は、工事監督のジェフ( ジョエル・マクリー )と、彼の北軍での戦友でギャンブラーのディック(ロバート・プレストン)の双方から愛され、ジェフを想いながらも彼の危機を救うためディックと結婚をするのだが・・・。
この作品は、1862年、南北戦争勃発直後にリンカーン大統領の命令によって大陸を東西で結ぶ鉄道建設を巡り、インディアンの襲撃や列車の転覆などの妨害を乗り越えながら完成に向かって行くという西部開拓劇。 バーバラ・スタンウィックは、1907年、ニューヨーク生まれ、5人兄弟の末っ子として生まれ、10歳の時にコーラス・ダンサーの姉ミルドレッドに引き取られ、姉の恋人からダンスを教わった。15歳の時にジークフェルド・フォーリーズのコーラス・ダンサーになったのをきっかけに、26歳でブロードウェイで主役を演じるとうになった。1927年にミュージカル『Broadway Night』のダンサー役で映画デビューした。本作は32歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Black and White 135 min.

■cast:
バーバラ・スタンウィック / ジョエル・マクリー / ロバート・プレストン / エイキム・タミロフ / ブライアン・ドンレヴィ / アンソニー・クイン / リン・オーヴァーマン / イヴリン・キース / ファジー・ナイト / J・M・ケリガン / スタンリー・リッジス /モンテ・ブルー / ロン・チェイニー・Jr.
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■staff:
製作・監督:セシル・B・デミル
アソシエイト・プロデューサー:ウィリアム・H・パイン
原作:アーネスト・ヘイコックス
脚本:ウォルター・デレオン、C・ガードナー・サリヴァン、ジャック・カニンガム、ジェシー・ラスキー・Jr.
撮影:ヴィクター・ミルナー
SFX:ゴードン・ジェニングス
音楽:ジグムンド・クラムゴールド、ジョン・レイポルド
スクリプター:アーサー・ロッスン
■link:
Union Pacific Museum Website
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6 北西騎馬警官隊 (North West Mounted Police) (1940)
ストーリーは、19世紀のカナダ北西部、ルイス・リール(フランシス・マクドナルド)の率いる混血族メチスは、反英闘争の気配をみせ、15年前の反乱が失敗し逃亡しているデュロック(エイキム・タミロフ)と共同して騎馬警官隊を一掃しようとしていた。ジム・ブレット軍曹(プレストン・フォスター)が指揮する警官隊の砦に、メチスに武器密輸をしようとしているジャック・コルボー(ジョージ・バンクロフト)を追って、テキサスからダスティ・リヴァース警備隊員(ゲイリー・クーパー)がやって来た。警官隊は、ダック湖畔に貯蔵している弾薬を守るため部隊を移動させようとしたが、早くも感知したメチスはそれを待ち伏せした。それを知った看護婦のエイプリル(マデリーン・キャロル)は、メチスの娘ルヴェット(ポーレット・ゴタード)に本隊へ連絡するように言ったが・・・。
この作品は、カナダの雄大な自然を背景に、騎馬警官隊と反乱軍の攻防を描いたセシル・B・デミルが製作及び監督した初のカラー・スペクタクル大作。
マデリーン・キャロルは、1906年、イギリス・ウェストブロムウィッチに生まれ、フランスのコメデイ映画『Pas si bete』 ('28)でデビューし、1938には、NBCラジオでネルソン・エディやドロシー・ラムアーと活躍した。本作は34歳時の出演作品で、姉妹をロンドン空襲で亡くし後、女優を辞め赤十字の看護婦として野戦病院で働き、フランスからレジオンドヌールの勲章を受けた。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 126 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / マデリーン・キャロル / ポーレット・ゴダード / プレストン・フォスター / ロバート・プレストン / ジョージ・バンクロフト / リン・オヴァーマン /エイキム・タミロフ / ウォルター・ハムデン / ロン・チャニー・ジュニア / モンタギュー・ラヴ
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■staff:
製作・監督:セシル・B・デミル
脚本:アラン・ルメイ、ジェシー・ラスキー・Jr、C・ガードナー・サリヴァン
撮影:ヴィクター・ミルナー、W・ハワード・グリーン
SFX:ゴードン・ジェニングス
音楽:ヴィクター・ヤング
美術:ハンス・ドライヤー、ローランド・アンダーソン
編集:アン・バーチャーズ
スクリプター:ヘンリー・ジャッファ
■link:North West Mounted Police
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7 落日の決闘 (The Virginian)(1946)
ストーリーは、モリー・ウッド(バーバラ・ブリトン)は、東部のニューイングランド生活の単調さから、家を飛び出して教師としてワイオミングのメディシン・ボ-にやって来たが、この地で牧童ヴァージニアン(ジョエル・マクリア)と相棒のスティーヴ・アンドリューズ(ソニイ・タフツ)と知り合った。彼女はヴァージニアンに惹かれながらも、スティーヴとつき合うようになったが、スティーヴは町の無法者の悪漢トランパス(ブライアン・ドンレヴィ)に引き込まれ悪事に手を染めていった。牛泥棒の首謀者トランパスはヴァージニアンと対立していたが、スティーヴが一味に加わり盗みを働くに至っては、親友でも捕えないわけにはゆかず、牛泥棒の罪で処刑するのであったが・・・。
この作品は、ヴァージニアンは親友のスティーヴが金欲しさに牛泥棒仲間に加担し、法律が無い故に自らの掟に従って止む無く縛り首ににせざるを得ないというジレンマに追い込まれる。だが、やがて、首謀者と落日に決闘が行われ、悪漢を倒したヴァージニアンは新妻と更に西へと馬車を進めるという、女教師と牧童、それに牛泥棒の悪漢との対決を描いたオーウェン・ウィスターの西部小説『ヴァージニアン』(The Virginian)の映画化で、1914年(監督:セシル・B・デミル/Cecil B. DeMille)、1923年(監督:トム・フォーマン/Tom Forman)、1929年(監督:ヴィクター・フレミング/Victor Fleming)に次ぐ4度目の映画。2000年にTV(Director:Bill Pullman)でも放映されている。
モリー・ウッドを演じたバーバラ・ブリトン(Barbara Britton)は、1919年9月ロングビーチ生まれ、1941年の"Secret of the Wastelands"でデビュー、"Gunfighters" ('47) のランドルフ・スコット共演、"The Untamed Breed" ('48) では、ソニー・タフツと共演などウエスタン作品も多い。1980年1月、胃癌で他界、61歳だった。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 90 min.

■cast:
ジョエル・マクリー / ブライアン・ドンレヴィ / ソニー・タフツ / バーバラ・ブリトン / フェイ・ベインター / トム・タリー / ヘンリー・オニール / ビル・エドワーズ / ウィリアム・フローリー / ポール・ギルフォイル
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■staff:
製作:ポール・ジョーンズ
監督:スチュアート・ギルモア
原作:オーウェン・ウィスター(Owen Wister)
脚色:フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット、エドワード・E・パラモア・ジュニア
撮影:ハリー・ハレンバーガー
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ
スクリプター:ナタリー・カルマス
■link:The Virginian
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8 征服されざる人々 (Unconquered)(1947)
ストーリーは、1763年、悪徳商人のガース(ハワード・ダ・シルヴァ)は、大西洋上の船中で、女奴隷としてアメリカへ送られて行くアビー(ポーレット・ゴダード)見初めた。やがて、せりが行われ、彼と争って彼女を落したのはビッツ砦の騎兵隊大尉のクリス(ゲイリー・クーパー)であった。彼には、婚約者がいたので下船後、アビーを解放してやったが、その隙にガースは、アビーを己れの所有にしてしまった。一方、心変わりのした許婚者から失恋の傷手をうけたクリスは、ガースのすすめでインディアンへの和平使節としてグヤスタ酋長を訪れたが、途中、待ち伏せを受け砦へ逃げ帰ったが・・・。
この作品は、アメリカがまだイギリスの植民地で、ピッツバーグがビッツ砦と呼ばれていた頃、インデアンの襲撃に悪戦苦闘しながらも屈しない開拓者のたくましい姿を描いている。
ポーレット・ゴダードは、1910年、ニューヨークに生まれ、父親はユダヤ人で、両親は彼女が幼い頃に離婚し、母親に育てられた。モデルの後、1926年に映画デビューし、1932年にチャールズ・チャップリンと出会い、公私共にパートナーとなり『モダン・タイムス』(Modern Times)('36)や『チャップリンの独裁者』(The Great Dictator)('40)で共演している。本作は37歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 146 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / ポーレット・ゴダード / ハワード・ダ・シルヴァ / ボリス・カーロフ / セシル・ケラウェイ / ワード・ボンド / キャサリン・デミル / ヘンリー・ウィルコクスン / ヴィクター・ヴァルコニ / ヴァージニア・グレイ / ポーター・ホール |

■staff:
製作・監督:セシル・B・デミル
原作:ネイル・H・スワンソン
脚本:フレデリック・M・フランク、 ジェシー・ラスキー・Jr. チャールズ・ベネット
撮影:レイ・レナハン
音楽:ヴィクター・ヤング
特殊効果: ゴードン・ジェニングス
スクリプター:ナタリー・カルマス
■link:Unconquered
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9 腰抜け二挺拳銃 (The Paleface) (1948)
ストーリーは、服役中のカラミティー・ジェーン(ジェーン・ラッセル)は、ジョンソン知事にインディアンに武器を売っている武器密売団を捕らえるように命じられた。彼女は臆病者の歯医者のポッター(ボブ・ホープ)を口説き、偽装結婚、幌馬車隊に加わって出発した。やがて、明け方、インディアンに急襲されたが、ポッターは、目をつぶって拳銃を発射したが、目前のインディアン11名が倒れていた。ジェーンが背後から射ったのだが、ポッターは英雄に祭り上げられるが・・・。
この作品は、ボブ・ホープの腰抜けシリーズの痛快コメディ・ウェスタン。の主題歌「ボタンとリボン」(Buttons and Bows)(レイ・エヴァンス作詞、ジェイ・リビングストン作曲)は、ダイナ・ショアが歌って大ヒットし、アカデミー賞主題歌賞に輝いた。
続編に『腰抜け 二挺拳銃の息子』( Son of Paleface)('52)が製作された。 ボブ・ホープは、1903年、ロンドンに7人兄弟の5番目として生まれた。父親は石工で、母親はライトオペラの歌手であったが、家族は、1907年にアメリカ、オハイオ州クリーブランドに移住し、ホープは1920年にアメリカ合衆国の市民権を得た。彼がワーナー・ブラザーズの短編コメディーに出演後、1938年のミュージカル映画 『百万弗大放送』(The Big Broadcast of 1938)で演じた豪華客船の船内放送アナウンサー役で一躍有名になった。本作は45歳時の作品である。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 91 min.

■cast:
ボブ・ホープ
ジェーン・ラッセル / アイリス・エイドリアン / ロバート・アームストロング / ロバート・ワトソン / ジャック・サール / ジョセフ・ヴィテール / ヘンリー・ブランドン |

■staff:
製作:ロバート・L・ウェルチ
監督:ノーマン・Z・マクロード
脚本:エドマンド・ハートマン、フランク・タシュリン、ジャック・ローズ
作詞作曲:レイ・エヴァンス、ジェイ・リヴィングストーン
撮影:レイ・レナハン
音楽:ヴィクター・ヤング
特殊効果: ゴードン・ジェニングス
■link:The Paleface
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10 ネブラスカ魂 (Whispering Smith)(1948)
ストーリーは、西部の国境の街で兇悪な列車強盗事件が横行、バートン兄弟は非道を極めた。ウィスパリング(囁く)と仇名されるスミス(アラン・ラッド)は、物静かな男であったが、二挺拳銃の腕を買われて強盗討伐をすることになった。彼は列車襲撃団が意外にも旧友のマレイ(ロバート・プレストン)と強盗の黒幕レブストック(ドナルド・クリスプ )が関係していることを知ったが、更に、事件が発生し、スミスはバートン兄弟を倒したがボスを取り逃がしてしまった。それに自らも負傷してマレイの牧場へ運ばれたが、マレイの妻マリアン(ブレンド・マーシャル)は、スミスの昔の恋人であったが・・・。
この作品は、1890年の西部を舞台に強盗団に拳銃の名手が立ち向かう痛快ウェスタン。マリアンを演じたブレンド・マーシャルは、1915年、フィリピン生まれ、1939年『Blackwell's Island 』 (uncredited)でデビュー、本作は、16作目33歳時の作品。
■ アメリカ映画 (Paramount) Color 88 min.

■cast:
アラン・ラッド / ロバート・プレストン / ブレンダ・マーシャル / ドナルド・クリスプ / ウィリアム・デマレスト / フェイ・ホールデン / マーヴィン・ヴァイ / フランク・フェイレン / ジョン・エルドレッジ / ロバート・ウッド
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■staff:
製作:メル・エプステイン
監督:レスリー・フェントン
原作:フランク・H・スペアマン
脚本:フランク・バトラー、カール・カム
撮影:レイ・レナハン
音楽:アドルフ・ドイッチェ
美術:ハンス・ドライヤー、ウォルター・タイラー
編集:アーチー・マーシェク
録音:ジョン・コープ
スクリプター:ロバート・ブロウアー
■link:Whispering Smith
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11 テキサス決死隊 (Streets of Laredo)(1949)
ストーリーは、ジム・ドーキンズ(ウィリアム・ホールデン)とローン・レミング(マクドナルド・ケーリー)それにワフウ・ジョーンズ(ウィリアム・ベンディックス)の三人は、追剥家業をしており、テキサスの街道を荒らし回っていた。ある日、悪事を働いているボス、キャリコ(アルフォンソ・ベドーヤ)が民家を襲うのを目撃し、ラニイ・カーター(モナ・フリーマン)を助け、リント老人(クレム・ビヴァンス )の牧場に預けて、それぞれ逃げ去った。2年が経過し、ジムとワフウは、偶然、昔の仲間のレミングが警備隊員の馬車を襲撃しょうとしたが、突差に彼を殴り倒し、レミングは留置された。そんなことで、ドーキンズとジョーンズはテキサス・レインジャーの一員となるのだが・・・。
この作品は、1936年に製作されたキング・ヴィダー監督同名のリメーク作品。モナ・フリーマンは、1926年、ボルティモアで生まれ、ニューヨーク市の交通システムで最初の「ミス地下鉄」となり、その後、パラマウントで10代で人気の映画女優となった。本作は23歳時の作品。この作品は、1936年に製作されたキング・ヴィダー監督同名のリメーク作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 93 min.

■cast:
ウィリアム・ホールデン / マクドナルド・ケイリー / モナ・フリーマン / ウィリアム・ベンディックス / スタンリー・リッジス / アルフォンソ・ベドーヤ / レイ・ティール / クレム・ビヴァンス
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■staff:
製作:ロバート・フェローズ
監督:レスリー・フェントン
原作:ルイズ・スティーヴンス、エリザベス・ヒル
脚色:チャールズ・マーキス・ウォーレン
音楽:ヴィクター・ヤング
撮影:レイ・レナハン
美術: ハンス・ドライヤー、ヘンリー・バムステッド
編集:アーチー・マーシェク
スクリプター:ナタリー・カルマス
■link:Streets of Laredo
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12 腰抜け二挺拳銃の息子 (Son of Paleface) (1952)
ストーリーは、ハーバード大学に在学中の2代目ポッター(ボブ・ホープ)は、父が西部に隠した金貨を求めてはるばるソーバック・パスの町にやって来たが、父の遺した箱の中には一銭もなかった。だが、父の昔の相棒ホウキンス(ポール・E・バーンズ)が現れ、秘密の地図を探し出せば金貨のありかは分かると言う。その頃、「たいまつ」と呼ばれる山賊が出没していたが、それが酒場の人気歌手マイク(ジェーン・ラッセル)の変装で、役人のロイ(ロイ・ロジャース)すら知らなかった。やがて、ポッターとホウキンスは、ついに地図をみつけたが、町の人たちが初代ポッターに貸した金を返せと大勢押し寄せてきたので、ホウキンスは地図を焼き姿をくらましたが・・・。
この作品は『腰抜け二挺拳銃』(The Paleface)('48)の続編でウェスタン・コメディ。本作ではロイ・ロジャースのカウボーイぶりと愛馬の名演も見どころとなっているが、ロイ・ロジャースは、1912年、シンシナティ生まれ、ギターを弾く父の影響で音楽に興味を持ち、地元で歌うようになった。1930年にカルフォルニアで本格的に歌手を目指し、1934年「サンズ・オブ・パイオニアーズ」を結成、その後独立した。ラジオで活躍、短編作品に出演し、1936年に「ディック・ウェストン」の名義でミュージカル西部劇に出演、その後、歌うカウボーイとして絶大なる人気を得るようになった。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 95 min.

■cast:
ボブ・ホープ / ジェーン・ラッセル / ロイ・ロジャース / トリッガー・トレイル / ビル・ウィリアムス / ロイド・コリガン / ポール・E・バーンズ / ダグラス・ダンブリル
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■staff:
監督:フランク・タシュリン
製作:ロバート・L・ウェルチ
脚本:フランク・タシュリン、ロバート・L・ウェルチ、ジョセフ・キーラン
撮影:ハリー・J・ワイルド
音楽:リン・マレー
美術:リチャード・ミュラー 、ハル・ペレイラ、ローランド・アンダーソン
■link:Son of Paleface
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13 シェーン (Shane)(1953)
ストーリーは、開拓移民のスターレット(ヴァン・ヘフリン)一家に厄介となるシェーン(アラン・ラッド) だが、スターレット一家にも牧畜業者との土地をめぐる争いが起こって、シェーンは・・・。
この作品は、西部の股旅物としてはオーソドックスな展開ではあるが、風景・人物描写共に丹念かつリアルな演出で、J・シェーファーの原作を、あくまでも子供の視点から物語を構築し、ワイオミングの美しい山間風景やテーマ曲の「遥かなる山の呼び声」など詩情豊かにうたいあげた西部劇史上の大傑作。(詳細は下記のリンク"Shane Special Page"をご覧下さい)
■ アメリカ映画(Paramount)Color 118 min.

■cast:
アラン・ラッド
ヴァン・ヘフリン
ジーン・アーサー
ブランドン・デ・ワイルド
ウォルター・ジャック・パランス
エミール・メイヤー
ベン・ジョンソン エリシャ・クック・Jr.
エドガー・ブキャナン
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■staff:
製作・監督:ジョージ・スティーヴンス
原作:ジャック・シェーファー
脚本:A・B・ガスリー・Jr.
撮影:ロイヤル・グリッグス
音楽:ヴィクター・ヤング
特殊効果:ゴードン・ジェニングス

■link:Shane Special Page
■link:Wellcome to the official web of Alan Land
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14 三人のあらくれ者 (Three Violent People)(1956)
ストーリーは、1866年、南軍大尉であったコルト・ソンダース(チャールトン・ヘストン)はテキサスの牧場へ帰る途中にダラスで知り合ったローナ(アン・バクスター)と結婚し、5年ぶりに牧場へ帰ると親友のイノセンシオ(ギルバート・ローランド)が喜んで迎えた。弟のシンチ(トム・トライオン)は、しばらく行方が不明であったが、2ヶ月前に牧場に戻っていて、牧場の財産分与を兄のコルトに迫っていた。その頃、政府の長官ハリスン(ブルース・ベネット)と、その部下のケイブル(フォレスト・タッカー)や山師のマッシー(ジョン・ハーモン)らが、テキサス暫定政府の課税と称し、土地や牧場を強奪しようとしていたが・・・。
この作品は、南北戦争終結後のテキサスを舞台に、元南軍大尉の牧場主と牧場を狙う暫定政府の腐敗役人等との争いと頑迷な男を愛する女の心の葛藤を描いたウェスタンの傑作。共演のアン・バクスターは、1923年、インディアナ州で生まれ。母方の祖父は世界的建築家のフランク・ロイド・ライト。彼女は13歳で舞台に立ち、15歳の時にハリウッドで『Mule Team』('40)でデビュー、本作は41作目33歳時の作品。1985年脳動脈瘤で死亡62歳だった。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 100 min.

■cast:
チャールトン・ヘストン / アン・バクスター / ギルバート・ローランド / トム・トライオン / フォレスト・タッカー / ブルース・ベネット / エレーン・ストリッチ / ジョン・ハーモン
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■staff:
製作:ヒュー・ブラウン
監督:ルドルフ・マテ
原作:レオナルド・プラスキンス、バーニー・スレイター
脚色:ジェームズ・エドワード・グラント
撮影:ロイヤル・グリグス
音楽:ウォルター・シャーフ
歌:マック・デヴィッド&マルチタ(Un Momento)
■link:Three Violent People
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15 OK牧場の決斗 (Gunfight at the O.K. Corral) (1957)
ストーリーは、賭博師で元歯科医のドク・ホリデイ(カーク・ダグラス)は、フォート・グリフィンで3人組の殺し屋を返り討ちに殺し、町民のリンチにかけられようとしていた。町にやって来たダッジ・シティのマーシャル、ワイアット・アープ(バート・ランカスター)は、ホリデイの情婦ケイト(ジョー・ヴァン・フリート)に頼まれ助けてやった。アープはドッジ・シティに帰ったが、ある出来事が待っていた。ワイアットの兄でトゥムストーンの保安官ヴァージル(ジョン・ハドスン)とクラントン一家との問題であった。クラントン(ライル・ベトガー )は、殺し屋リンゴー・キッド(ジョン・アイランド)を雇って機会を窺っていたが、こんな時にドクがケイトを連れてドッジ・シティにやって来た。さらに、ローラ(ロンダ・フレミング)という女が現れ御法度の賭博を始めたのでワイアットはローラを留置場へ入れたが、間もなく釈放した。ある日、3人の銀行強盗が町に向かったというのでワイアットは連れて強盗どもを迎え撃ったが・・・。
この作品は、ジョン・スタージェス監督の西部劇映画で、その後『ゴーストタウンの決斗』( The Law and Jake Wade )('58)、『ガンヒルの決斗』( Last Train from Gun Hill)('59)と続き決闘三部作と呼ばれる。1953年頃より映画のワイドスクリーン化が進み、大きな画面にスタア1人じゃものたりないということもあって、大スターを複数共演させ、いわゆる決闘もののパターンのほかに、二つのキャラクターの激突させるものが増えたと言われる。また、OKコラルとは、牧場と訳されることが多いが、本来コラルとは馬置き場のことを意味し、牧場ではなく、OKコラルは、貸し馬屋だったので、いつでもOKの意味からこの名が付けられたと言う。
バート・ランカスターは、1913年、ニューヨーク生まれ。貧しい家庭に育ち、新聞の売り子などして家計を助けていた。ハイスクールでは、体育部でバスケットボールの選手として活躍し奨学金を得てニューヨーク大学に進学した。だが、退屈な授業に嫌気がさして2年で中退、サーカスに入団し、空中アクロバットの花形として活躍した。第二次世界大戦が勃発、1942年に海軍に入隊、軍の慰問団のショーの演出や出演などをしたが、除隊後、ニューヨークで、ある舞台のプロデューサーと出会って、1945年に『A Sound of Hunting』でブロードウェイで舞台デビューを果たし、その後、製作者のハル・B・ウォリスと知り合いパラマウント社と契約したが、翌年、ユニヴァーサルでアーネスト・ヘミングウェイの短編を映画化である『殺人者』でデビューした。本作は44歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 122 min.

■cast:
バート・ランカスター / カーク・ダグラス / ロンダ・フレミング / ライル・ベトガー / ジョン・アイアランド / ジョー・ヴァン・フリート / リー・ヴァン・クリーフ / アール・ホリマン / デニス・ホッパー / ケネス・トビー / デフォレスト・ケリー / ジャック・イーラム / ブライアン・ハットン
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■staff:
製作:ハル・B・ウォリス
監督:ジョン・スタージェス
原案:ジョージ・スカリン
脚本:レオン・ウーリス
撮影:チャールズ・ラング・Jr.
音楽:ディミトリ・ティオムキン
■link:Gunfight at the O.K. Corral
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16 胸に輝く星 (The Tin Star)(1957)
ストーリーは、モーグ・ヒックマン(ヘンリー・フォンダ)が、西部のある町のシェリフ・オフイスに、馬の背にお尋ね者の死体を乗せてやって来た。彼は運送会社を襲って金を奪った男を捕えてきたと云って500ドルの賞金を要求したが、この町のシェリフはベン・オーエンス(アンソニー・パーキンス)という新任の若い男であった。賞金は犯人である確証が得られるまで、支払われなく、モーグはそれまで町に滞在することにした。だが、素性の知れぬ旅がらすを泊める宿もなく、馬を預けようとしても厩の主に断られた。厩の主はバート・ボガーダス(ネヴィル・ブランド)と云って、強盗犯人とは親類であった。モーグは野宿を覚悟して町を出たが、途中、キップ(マイケル・レイ)という少年と知合い、その母親の家に泊めてもらうことになった。キップの母のノナ・メイフィールド(ベッツィ・パーマー)はネイティブ・アメリカンの夫に死別、今は息子と二人住んでいるのであった。自分も妻と子を失っていたモーグはキップに愛情を覚えた。翌日、モーグがシェリフのオフィスに行くと、ジョセフ・マコード医師(ジョン・マッキンタイア)とミリー(メアリー・ウェブスター)がベンを訪れていて、彼女はベンの恋人であるが、シェリフだった父親が殺されたためベンにシェリフの辞職を迫っていた。その時、往来から3発の銃声が聞こえたが・・・。
この作品は、実際にベンは非力で、酒場で暴れていた強奪犯の親類のボガーダスに殺されかけたところをモーグに救われ、また、拳銃の指南を頼むのだが、かってシェリフであったモーグは、シェリフとしての数々の心得を教えていく。やがて、賞金を受領したモーグが町を去ろうという時、駅馬車襲撃事件が発生し、マコード医師は負傷した犯人に殺害され、町をあげての犯人捜索となる。だが、ベンの期待に反してモーグは加わらないが、併し、結局、モーグは、犯人の二人を生け捕りにしてシエリフに引き渡す。だが、ブランドは町民を煽動して犯人をリンチにかけようとする。併し、ベンは公正な裁判を主張し、彼と決闘となるが、その時、胸にバッチを付けたモーグが見守る中、ブランドを撃ち倒すのである。全体の流れは、新米保安官が一人前になるまでの成長と、無法の西部から法と秩序の西部へ変貌するリアルにかつリベラルに描かれたウエスタンの傑作。音楽を担当したエルマー・バーンスタインは、アーロン・コープランドの流れを受けた音色は素晴らしく『荒野の七人』でも郷土色も活かした見事なスコアであったが、本作でもウエスタンに相応しい効果を挙げている。
■ アメリカ映画(Perlsea Company/Paramount)Black and White 93 min.

■cast:
ヘンリー・フォンダ / アンソニー・パーキンス / ベッツィ・パーマー / マイケル・レイ / ネヴィル・ブランド / ジョン・マッキンタイア / メアリー・ウェブスター / ピーター・ボールドウィン / リー・ヴァン・クリーフ
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■staff:
監督:アンソニー・マン
製作:ウィリアム・パールバーグ、ジョージ・シートン
原作:バーニー・スレイター、ジョエル・カーン
脚本:ダドリー・ニコルズ
撮影:ロイヤル・グリグス
作曲:エルマー・バーンスタイン
■link:The Tin Star
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17 ガンヒルの決斗 (Last Train from Gun Hill) (1959)
ストーリーは、オクラホマ州の町ポーニー、テキサス州から遊びに来たリック(アール・ホリマン)は、酒に酔ってインディアンの女を殺してしまった。その女カザリン(ジヴァ・ロダン)は、保安官マット(カーク・ダグラス)の妻であった。それを見たマットの子供が、リックの馬にまたがって父に知らせたが、マットは一瞬、鞍を見て、親友のクレイグ(アンソニー・クイン)のものとわかったが、二人は10年間も疎遠になっていた。クレイグはガン・ヒルで大牧場を経営する付近一帯の顔役であった。マットはガン・ヒル行の列車に乗りクレイグを訪ね二人は再会を喜び、例の鞍をクレイグ返した。リックは、馬は酒場で盗まれたといって父に真相を話していなかった。保安官のマットは、リックに手錠をかけてホテルに入り、最終列車まで6時間待たねばならなかったが・・・。
この作品もジョン・スタージェス監督の西部劇映画で、決闘三部作の1本で、1971年の『新・ガンヒル決闘』(Shootout)は無関係。
カーク・ダグラスは、1916年、ニューヨーク州に生まれた。両親はロシアからの移民で、貧しかったので様々な仕事につきながらセントローレンス大学で学んだ後、奨学金を得てアメリカ芸術アカデミーで演技を学んだ。第二次世界大戦では海軍に従軍、除隊後に舞台に出て、1946年に映画デビューした。本作は43歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 94 min.

■cast:
カーク・ダグラス / アンソニー・クイン / アール・ホリマン / キャロリン・ジョーンズ / ブラッド・デクスター / ブライアン・ハットン / ビング・ラッセル
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■staff:
製作:ハル・B・ウォリス
監督:ジョン・スタージェス
脚本:ジェームズ・ポー
撮影:チャールズ・ラング
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:ウォルター・タイラー
編集:ウォーレン・ロウ
■link:The Last Train
From Gun Hill
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18 西部に賭ける女 (Heller in Pink Tights)(1960)
ストーリーは、ヒーリ劇団という東部からきた旅まわりの一座が西部のシャイエン町に着いた。トム・ヒーリ(アンソニー・クイン)が座長で、欧州帰りの女優アンジェラ(ソフィア・ローレン)、若い女優デラ(マーガレット・オブライエン)、その母のローナや、シェイクスピア俳優と自称するマンフレッドなどがいた。劇場主のサムは、アンジェラに魅かれ一座を快く迎え、アンジェラの男装した芝居が大当たりとなったが、一座は東部で失敗し、借金があり、そこへ債権者がやって来て差押えしようとしたので、アンジェラは売り上げでポーカーをしたが相手が悪かった・・・。
この作品は、1880年代の西部を舞台に旅まわりの一座の顛末を描いたもので、ソフィア・ローレンは始めてウェスタン映画に出演した。ソフィア・ローレン(1934年生まれ)は後の夫となるカルロ・ポンティに見いだされ、彼の製作した多くの映画に出演したが、本作も同様である。長い間、妻のいるカルロ・ポンティとは不倫の間柄だったが、彼の離婚が成立した1972年に正式に結婚した。ソフィア・ローレンは、1951年にハリウッドの超大作『クオ・ヴァディス』( Quo Vadis)('52)に端役で出演している。アラン・ラッドと共演した『島の女』(Boy on a Dolphin)('57)では、彼女の水に濡れたボディ・ラインが浮き立つシーンは印象的であった。本作は26歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 100 min.

■cast:
ソフィア・ローレン / アンソニー・クイン / マーガレット・オブライエン / スティーヴ・フォレスト / アイリーン・ヘッカート / エドモンド・ロウ / ラモン・ノヴァロ
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■staff:
製作:カルロ・ポンティ、マルチェロ・ジローシ
監督:ジョージ・キューカー
原作:ルイス・ラムーア
脚本:ダドリー・ニコルズ、 ウォルター・バーンスタイン
撮影:ハロルド・リップステイン
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ
■link:Heller in Pink Tights
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19 片目のジャック (One-Eyed Jacks) (1961)
ストーリーは、1880年のメキシコ、リオ(マーロン・ブランド)とダッド・ロングワース(カール・マルデン)は銀行破りで山頂へ追い詰められ、馬が追手の弾丸に倒れ、ロングワースが代りの馬を連れてくると言って下山した。だが、彼は金袋をもって逃れ再び戻らず、リオは捕らえられた監獄に入れられた。数年後、リオはモデスト(ラリー・デュラン)と共に脱獄に成功し、酒場で知り合ったボッブ(ベン・ジョンソン)とハーベイ(サム・ギルマン)という悪漢の2人とつれだって、4人でカリフォルニアに向った。モントレイの町で一旗揚げようという魂胆だったが、その町には、かつてリオを裏切ったロングワースが保安官をやっていた。目の前に現れたリオを見て、ロングワースは顔色を変えたが、リオはもう過去のことは忘れたと云うのであったが・・・。
この作品は、マーロン・ブランドが監督に進出した第1作の西部劇で、チャールズ・ニーダーの小説「ガン・アップ」をもとにに映画化された異色の西部劇。
マーロン・ブランドは、1953年、『乱暴者』で反抗的な若者を演じ、注目を浴びたが、イギリスなどでは、反社会的とされ上映が禁止されたが、ブランドの革ジャンとジーンズでバイクにまたがるブランドは若者に人気があった。彼はセリフを憶えてこないとか、女性に手を出し、癇癪を起こしてスタッフを困らせるといったトラブルメーカーでもあったようで、60年代半ばから『ゴッドファーザー』('72)に出演するまでの「落ち目の俳優」と見られていたが、併し、威風や迫力それに演技力は抜群で、『ゴッドファーザー』でドン・ビトー・コルレオーネを演じてそれまでのマイナスイメージを払拭、以降確固たる名声を確立した。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 100 min.

■cast:
マーロン・ブランド / カール・マルデン / カティ・フラード / ピナ・ペリサー / スリム・ピケンズ / ベン・ジョンソン / サム・ギルマン / ラリー・デュラン
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■staff:
製作:フランク・P・ローゼンバーグ
監督:マーロン・ブランド
原作:チャールズ・ニーダー
脚本:ガイ・トロスパー、カルロ・フィオーレ、カルダー・ウィリンガム
撮影:チャールズ・ラング
音楽:ヒューゴー・フリードホーファー
美術:マック・ジョンソン
編集:アーチ・マー
助監督:チコ・デイ
■link:One-Eyed Jacks
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20 リバティ・バランスを射った男 (The Man Who Shot Liberty Valance) (1962)
ストーリーは、シンボーンの町に列車が着き、上院議員のランス・ストッダード(ジェームズ・スチュアート)が妻ハリー(ベラ・マイルズ)を伴って下車した。トム・ドニフォン(ジョン・ウェイン)の葬儀に出るためにやって来たのだが、新聞記者たちに帰郷の理由を取材され、ドニフォンは私の友人だと語り始める・・・。1880年代、ストッダードは大学で法律を学び青雲の志に燃え、東部から西部へやって来たが、途中、無法者リバティ・バランス(リー・マーヴィン)の一味に襲われ重傷を負った。だが、小さな牧場を経営する正義感のある拳銃の名手ドニフォンに救われ町の食堂へ運ばれた。食堂の経営者夫妻と娘ハリーの看護で回復し、彼はお礼に皿洗いを手伝うことになった。当時、未だこの地方は、合衆国の一部ではなく、住民は州昇格を運動していたが、牧場主の一部が反対し、バランスはその手先となって住民を脅かしていた。
ストッダードは町の新聞社主ピーボディ(エドモンド・オブライエン )と協力し、無法者一味と戦う決意を固め、州昇格運動代表を選ぶ町民大会で牧場主側の候補バランスを破って当選した。バランスはピーボディを半殺し、ストッダードは持ったことのない拳銃を握ったが・・・。長い思い出話を語り終えたストッダードは記者に言う「記事にするかね?」「記事にはしません。西部では、伝説が事実となるのです・・・。」
この作品は、モンタナ州立大学教授のドロシー・M・ジョンソンが1949年の書いた同名小説の映画化で、新しい時代になりつつある西部を舞台にモノクロも美しく、伝統の影に消えた男を詩情豊かに描かれている。ジョン・ウェイン、ジェームズ・スチュアートが始めて共演ウェスタンの傑作。
ヴェラ・マイルズは、1929年、オクラホマ州ボイジーシティに生まれ、1948年、19歳の時にミス・カンザスに出場して3位に入賞し、それがきっかけでハリウッドへ出て、モデルを経て、1950年に『When Willie Comes Marching Home』で 映画デビューした。本作は33歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Black and White 122 min.

■cast:
ジェームズ・スチュアート / ジョン・ウェイン /ベラ・マイルズ / リー・マービン /
エドモンド・オブライエン / ウッディ・ストロード / リー・バン・クリーフ
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■staff:
製作:ウィリス・ゴールドベッグ
監督:ジョン・フォード
原作:ドロシー・M・ジョンソン
脚本:ジェームズ・ワーナー・ベラ、ウィリス・ゴールドベック
撮影:ウィリアム・クロージア
音楽:シリル・モックリッジ
美術:エディ・リマズ
編集:オソー・ラヴァリング
■link:The Man Who Shot Liberty Valance
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21 エルダー兄弟 (The Sons of Katie Elder) (1965)
ストーリーは、1800年代のテキサスの田舎町、母親カーティ・エルダーが死んで4人の息子ジョン(ジョン・ウェイン)、トム(ディーン・マーティン)、マット(アール・ホリマン)、バッド(マイケル・アンダーソン・ジュニア)たちが、それぞれ放浪の旅から故郷に帰って来た。ジョンは、シェリフのビリー(ポール・フィックス)から、エルダー牧場は、今やヘイスティングス(ジェームズ・グレゴリー)ものになり、父親のエルダーは何者かに殺されたことを聞き、さらに、ヘイスティングスは殺し屋を雇ってエルダー兄弟の復讐に備えていた。ある夜、ジョンは母親が世話になった下宿屋のメーリー・ゴードン(マーサ・ハイヤー)に形身を届け、父親殺しの犯人を尋ねたが・・・。
この作品は、原題の"Katie Elder"とは4兄弟の母親の名前で、おらかに母性愛に包まれた人情物語の西部劇で、『リオ・ブラボー』 ('59)以来、再びジョン・ウェインとディーン・マーティンが共演した映画。 メーリーを演じたマーサ・ハイヤー(Martha Hyer)は、1924年、テキサス州フォートワース生れ、1946年『The Locket 』 (uncredited)でデビュー。本作は31歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 123 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / ディーン・マーティン / マーサ・ハイヤー / アール・ホリマン / マイケル・アンダーソン,Jr. / ジェレミー・スレート / ジェームズ・グレゴリー / ジョージ・ケネディ / デニス・ホッパー / ポール・フィックス
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■staff:
製作:ハル・B・ウォリス
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:タルボット・ジェニングス
脚本:ウィリアム・ライト、アラン・ライス、ハリー・エセックス
撮影:ルシアン・バラード
音楽:エルマー・バーンスタイン
■link:The Sons of Katie Elder
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22 エル・ドラド (El Dorado) (1966)
ストーリーは、テキサスのエル・ドラドに久しぶりにやって来たガンファイターのコール・ソーントン(ジョン・ウェイン)は、旧友であるハラー(ロバート・ミッチャム)のライフル銃と、酒場の女主人モーディー(シャーリーン・ホルト)のキスで迎えられた。ソーントンは牧場主のジェイスン(エドワード・アズナー)に頼まれ、水利権の争いの助太刀に来たのだが、ハラーがシェリフになっているのを知り、旧友のために手を引くことにした。ソーントンはジェイスンの牧場に断わりに行った帰り、狙撃してきた男に重傷を負わせたが、その男はジェイスンと水利権を争っているマクドナルド(R・G・アームストロング)の息子であったが、苦痛に耐え兼ね自ら命を絶った。ソーントンは事情説明にマクドナルドの牧場へ行った帰り、今度はマクドナルドの娘ジョイ(ミシェル・ケーリー)に撃たれ重傷を負ったが・・・。
この作品は、1970年代のテキサス、エルドラド(黄金の国)と呼ばれる地域を舞台にジョン・ウェイン扮するガンマンとロバート・ミッチャムのシェリフがコンビを組んで、悪辣な牧場主と対決する痛快ウェスタン。 『リオ・ブラボー』('59)の姉妹編とも言うべき作品でハワード・ホークス監督が『雨に唄えば』('52)の名カメラマン、ハロルド・ロッソンを8年間の隠退生活からカムバックさせて映画としても知られる。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 126 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / ロバート・ミッチャム / ジェームズ・カーン / シャーリーン・ホルト /ミシェル・ケリー / アーサー・ハニカット / ポール・フィックス / R・G・アームストロング / エドワード・アズナー / クリストファー・ジョージ / ロバート・ドナー / ジョン・ガブリエル
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■staff:
製作・監督:ハワード・ホークス
原作:ハリー・ピーター・ブラウン
脚本:リー・ブラケット
撮影:ハロルド・ロッソン
音楽:ネルソン・リドル
■link:El Dorado
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23 ネバダ・スミス (Nevada Smith) (1966)
ストーリーは、白人の父にインディアンの母を持ったネバダ・スミス(スティーヴ・マックイーン)は、山中走り回って育っていた。だが、ある日、3人のならず者に両親を殺害され、怒りと悲しみが込み上げ、それから1挺のライフルを携え犯人への復讐がはじまった。ある日。マックスは、流れ者の鉄砲かじ屋のジョナス・コード(ブライアン・キース)に出会い、拳銃の扱いかたを習った。彼はどんな時にも油断してはいけないと、世間知らずのスミスにとっては貴重な教訓を得た。やがて、町から町へと流れ歩いたスミスは、遂に殺し屋の1人を見つけ、仇を討ったが、スミスも傷を負った。
更に、ルイジアナの刑務所に2人目のならず者が服役していることを知ったが、わざと強盗をはたらき保安官に捕まって刑務所には入り、ならず者を巧みにそそのかして一緒に脱獄したが・・・。
この作品は、ならず者に両親を惨殺され、仇を求め、荒野にさすらいの旅に出る若者にスティーブ・マックイーンが扮した異色股旅のウェスタンで、当初アラン・ラッドが主演をする予定が、急死したため彼が主演することになった。この映画でスティーヴ・マックイーンはスーパースターダムにのし上がったが、彼は、1930年、インディアナ州ビーチグローブ二生まれ、17歳で海兵隊へ入隊、1951年、俳優の道を選びネイバーフッド・プレイハウスに入学、アクターズ・スタジオを経てブロードウェイにデビュー、1956年『傷だらけの栄光』でデビューした。本作は33歳時の作品。撮影はカリフォルニア州ローンパインで行われた。また、アルフレッド・ニューマンのフィルム・スコアはスケール感が漲っている。
■ アメリカ映画(Paramount)1966 Color 131 min.

■cast:
スティーヴ・マックイーン / カール・マルデン / ブライアン・キース / アーサー・ケネディ / スザンヌ・プレシット / ラフ・バローネ / ジャネット・マーゴリン / パット・ヒングル /ハワード・ダ・シルヴァ / マーティン・ランドー / ポール・フィックス / ジーン・エヴァンス
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■staff:
製作・監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:ハロルド・ロビンス
脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ
撮影:ルシエン・バラード、A.S.C
音楽:アルフレッド・ニューマン
■link:Nevada Smith
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24 ウィル・ペニー (Will Penny) (1967)
ストーリーは、牛を扱っては腕のいいカウボーイとして知られるウィル・ペニー(チャールトン・ヘストン)は、ある日ダッチ(アンソニー・ザーブ)とブルー(リー・メジャース)を連れて町に出かけた。途中、クイント(ドナルド・プレゼンス)というならず者一家との喧嘩になりダッチが重傷を負って、近くの牧場に運んだが、その牧場でザリン(ジョーン・ハケット)が、ダッチーの手当てをしてくれた。
町に戻るとペニーは、ダッチを医師に預け、ブルーを町に残して、牧草の手入れをするため、草原に出かけたが、この草原はアレクス(ベン・ジョンソン)が管理していた。ペニーは人里離れた小屋に冬の食糧を運ぶ仕事を頼まれ、その途中、ペニーはクイント一家に襲われ馬と食糧それに銃まで奪われてしまったが・・・。
この作品は、孤独なカウボーイの心情を描いたウェスタンの傑作。ウィル・ペニーを演じたチャールトン・ヘストンは、1924年、イリノイ州エヴァンストン生まれ、ノースウェスタン大学卒業後、アメリカ陸軍に入隊したが、『Peer Gynt』 ('41) で映画デビューをしている。本作は43歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 109 min.

■cast:
チャールトン・ヘストン / ジョーン・ハケット / ドナルド・プレザンス / ブルース・ダーン / ベン・ジョンソン / スリム・ピケンズ / アンソニー・ザーブ
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■staff:
製作:フレッド・エンジェル、 ウォルター・セルツァー
監督:トム・グライス
脚本:トム・グライス
撮影:ルシアン・バラード
音楽:デヴィッド・ラクシン
■link:Will Penny
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25 5枚のカード (5 Card Stud)(1968)
ストーリーは、1880年のコロラド州リンコンの町で、7人の男たちが5枚のカードのスタッドに熱中していたが、ギャンブラーのバン・モーガン(ディーン・マーティン)が、一息入れようとテーブルから離れると、残った6人の内の1人の若い男のイカサマがバレ、怒った5人の男たちは、モーガンの言うことも聞かずに彼をリンチにかけようとした。しばらくすると片手に拳銃、片手に聖書を持った牧師のジョナサン・ラッド(ロバート・ミッチャム)が町へやって来た。その頃、町では若い男をリンチにかけ殺した男たちが、つぎつぎと殺されていくが・・・。
この作品は、レイ・ゴールデンの同名小説の映画化でミステリー・タッチのウェスタン。ディーン・マーティンは、1917年、オハイオ州ステューベンヴィルで生まれ、イタリア系移民の子であったので幼少のときは英語が話せずイタリア語を話していたという。1940年初頭にクラブまわりをしていたバンドと知り合い専属歌手となり、クラブ歌手として活動中の1946年、アトランティック・シティのクラブで、ジェリー・ルイスと即興でコンビを組み人気が沸騰、ハル・B・ウォリスの目に止まりコンビで映画『底抜けシリーズ』に出演しスターになった。本作は51歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 105 min.

■cast:
ディーン・マーティン / ロバート・ミッチャム / インガー・スティーヴンス / ロディ・マクドウォール / ジョン・アンダーソン / ルース・スプリングフォード / デンバー・パイル
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■staff:
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:ハル・B・ウォリス
原作:レイ・ゴールデン
脚本:マーゲリット・ロバーツ
撮影:ダニエル・L・ファップ
音楽:モーリス・ジャール
■link:5 Card Stud
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26 ウェスタン (C'era una volta il West)(1968)
(Once Upon A Time In The West)
ストーリーは、アイルランドから移住して来たマクベイン(フランク・ウォルフ)は、大きな夢を抱いて、広大な荒野を買い、ニュー・オリンズにいる婚約者のジル(クラウディア・カルディナーレ)を呼ぶつもりでいた。だが、彼の地権を狙う鉄道局のモートン(ガブリエレ・フェルゼッティ)と、ガンマンのフランク(ヘンリー・フォンダ)の2人の悪党と、また、そこへ、兄の仇を討つためフランクを捜して一人のよそ者(チャールズ・ブロンソン)がやって来たが・・・。
この作品は、セルジオ・レオーネがアメリカで監督したマカロニ・ウェスタン。特にイタリア製はアクションと残酷シーンを売り物に、史実を無視した自由な発想で作られているが、「Once Upon A Time In The West」と言うタイトルのとおり、西部に鉄道建設が始まった頃の昔の物語である。この映画の音楽を担当したエンニオ・モリコーネのスコアは哀調のこもったスロー・テンポの美しいメロディ、またマカロニ・ウェスタンならではの旋律がバックに流れシーンを盛り上げている。マカロニ・ウェスタンとは、1960年〜70年代前半に作られたイタリア製西部劇のことで、大半のものはユーゴスラビアやスペインで撮影された。イギリス、アメリカ、イタリアなどでは、これらの西部劇をスパゲッティ・ウェスタン(Spaghetti Western) と呼んでいる。セルジオ・レオーネ監督の『荒野の用心棒』(Per un Pugno di Dollari)('64)が日本に輸入された際に、この映画は大変にヒットしたが、映画評論家の淀川長治が「スパゲッティでは細くて貧弱そうだ」ということで「マカロニ」と改名した(中身がないという暗喩も含んでいるという説もある)と言われる。
■ アメリカ・イタリア合作映画(Paramount)Color 165 min.

■cast:
ヘンリー・フォンダ / クラウディア・カルディナーレ / ジェイソン・ロバーズ / チャールズ・ブロンソン / フランク・ウォルフ / ブリエレ・フェルゼッティ / キーナン・ウィン / パオロ・ストッパ / ライオネル・スタンダー
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■staff:
監督:セルジオ・レオーネ
製作:フルヴィオ・モルセッラ
原案:ダリオ・アルジェント、ベルナルド・ベルトルッチ、セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ、セルジオ・ドナーティ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
音楽:エンニオ・モリコーネ
美術:カルロ・シーミ
■link:C'era una volta il West
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27 血と怒りの河 (Blue)(1968)
ストーリーは、1850年、メキシコ、アスール(スペイン語で「青」という意味)と呼ばれている若者ブルー(テレンス・スタンプ)は、アメリカ人であったが、幼少の頃、両親がメキシコの革命家に殺され、盗賊の首領オルテガ(リカルド・モンタルバン)に育てられた。オルテガには4人の息子がいたが、今や貧しい農村を襲うほどに落ちぶれ、豊かなテキサスの集落を襲うしか生きる道がなかった。ある日、テキサスの開拓者集落は祭の最中だったが、押し入った雑貨屋の店先で義兄弟のマヌエルが、美しい娘ジョアンヌ・モートン(ジョアンナ・ペティット)を犯そうとした。そこへ現れたブルーは、とっさに銃でマヌエルを撃ち殺してしまう。 これがきっかけで育ての父親のもとを離れることになり、自分捜しの旅が始まっていくのだが・・・。
この作品は、実の親子以上に互いに愛情を抱いていた盗賊の首領とブルーが国境の河を挟んで対決するという内容で、監督がイギリス出身のシルヴィオ・ナリッツァーノ、アクション・シーンの監督には、ヤキマ・カヌットが担当している。主演がイギリスの性格俳優のテレンス・スタンプで、陰鬱で寡黙、瞑想的なその主人公のキャラクターがそのまま映画の個性ともなっているマカロニ・ウェスタンとも違った異色作である。撮影も原色を用いたセット・シーンは美しく、撮影はユタ州のコロラド川やプロフェッサー谷で行われている。
ジョアナ・ペテット(Joanna Pettet)は、1942年にロンドンで生まれ、カナダで育てられた。父はイギリス、ロイヤル空軍のパイロットで第二次世界大戦で戦死。彼女はニューヨークに移住し、ブロードウェイでエリザベス・アシュリーの代役でデビューしたアラン・ベイツと共演した"Take Her, She's Mine"、 "The Chinese Prime Minister" and "Poor Richard"で成功を収めた。映画では、『将軍たちの夜』(The Night of the Generals)(1966) 、『大列車強盗団』(Robbery)(1967) や『007/カジノ・ロワイヤル』(Casino Royale)(1967) などある。
■ アメリカ映画(Kettledrum Productions, Paramount Pictures)Color 113 min. Aspect Ratio:2.35 : 1

■cast:
テレンス・スタンプ / ジョアナ・ペテット / カール・マルデン / リカルド・モンタルバン / アンソニー・コステロ / ジョー・デ・サンティス / ジェームス・ウェスターフィルド / スタチス・ヒアレリス
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■staff:
製作:ジャド・バーナード、アーウィン・ウィンクラー
監督:シルヴィオ・ナリッツァーノ
アクション監督:ヤキマ・カナット
原案:ロナルド・M・コーエン
脚色:ロナルド・M・コーエン、ミード・ロバーツ
撮影:スタンリー・コルテス
音楽:マノス・ハジダキス
■link:Blue
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28 勇気ある追跡 (True Grit) (1969)
ストーリーは、1880年代のアーカンソン州(北はミズーリ州、東はテネシー州とミシシッピ州、西はオクラホマ州とテキサス州、南はルイジアナ州に接している)、マティ・ロス(キム・ダービー)の父親が雇人のトム・チャーニー(ジェフ・コーリー)と共にテキサスに種馬を購入するために出掛けたが、そこで父は彼に無残にも撃ち殺されてしまった。知らせを受けたマティは、遺体を引き取りにオクラホマ州境のフォートスミス(アーカンソー州西部に位置する)へとやって来る。マティは葬儀屋を訪ね、更に遺品を受け取ったが、そこで復讐を決意するのである。マティは、保安官事務所を訪ね何人かの候補者の中から大酒飲みだがガッツ(True Grit)ある片目の副保安官コグバーン(ジョン・ウェイン)に報酬を提示して頼むのである。一方、若きテキサス・レンジャーの軍曹でこの事件を担当しているラ・ビーフ(グレン・キャンベル)は、テキサスで上院議員を殺害したトム・チェイニーを追っていたのである。三人はインディアン地区に逃げ込み、お尋ね者のネッド(ロバート・デュヴァル)の悪党一味に仲間入りしたトム・チェイニーの追跡をはじめるが、世代のギャップを感じながら奇妙な旅がはじまった。やがて、犯人を追い詰めたものの、ラ・ビーフは重傷を負うが、コブラの穴に落ち蛇に噛まれたマティとコグバーンを助けた後に息絶えるのであるが・・・。
この作品では、馬上そびえる193センチの巨体、ドギモ抜くウインチェスター銃を片手撃ち、隻眼の保安官に扮したジョン・ウェインは、そいつは醜くて、強く、そして威厳があった。ジョン・ウェインが愛した言葉通りの雄々しさに、ファンは文句なく圧倒され、これで念願のアカデミー主演男優賞(第42回)に輝いた。ジョン・ウェインは、キム・ダービーとのユーモラスなやりとりの中には、従来の殻を破る枯淡(あっさり)な味わいを発揮し、それにクライマックスでのジョン・ウェイン対4人のも無法者との間に展開する中世の槍試合さながら決闘は実に圧巻と言える。この映画では、ジョン・ウェインは、大酒飲みの役でもあり、酒を飲むシーンが多いが、実生活でも大変な酒豪であり「船を浮かべるほど、日にリットル単位」で飲んでいたそうだが、併し、アルコールが入った状態で仕事をした事は一度もないと言われている。
マティ・ロス役のキム・ダービーは、1947年、カリフォルニア州ロスアンゼルス生まれで、"Bye Bye Birdie"(1963)で映画デビュー、その後TVでの出演が多かったが、22歳の時に本作でマティ・ロス役に抜擢された。監督には、ジョン・フォード、ハワード・ホークスと並んでジョン・ウェインの資質を最も熟知する男性派の巨匠ヘンリー・ハサウエイが担当し、カメラは、西部劇撮影の第一人者であるルシアン・バラードが担当した。コロラドの大自然の景観が実に素晴らしいく、ロケは、ビショップ・カルフォルニア、キャッスル・ロック・コロラド、デュランゴ・メキシコなどで行われた。フィルム・スコアは、エルマー・バーンスタインが担当しているが、彼の多くの作品は、ジャズを中心に最もアメリカ的なサウンドをクリエイトしているところに特徴があり、スペクタクルも手がけ『大脱走』や『ハワイ』など、それに『荒野の七人』では、メキシコの郷土色も活かした、きらびやかな音色でダイナミックなサウンドには胸が躍るものがあったが、本作『勇気ある追跡』のスコアも、雄大な景観やドラマ進行に素晴らしい効果を挙げ、極め付きと言える。尚、同じ主人公による続編『オレゴン魂』(Rooster Cogburn)(1975)(監督:スチュアート・ミラー、 ジョン・ウェイン、キャサリン・ヘップバーン出演)が製作されている。テキサス・レンジャーを演じたグレン・キャンベルは、1936年、アーカンソー州で生まれ、プロ・ミュージシャンを目指し、ロサンジェルスで、ギターのテクニックが認められ、スタジオ・ミュージシャンとなったが、映画のデビュー作は1967の"The Cool Ones"で、本作は、映画出演5本目33歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 128 min. Aspect Ratio:1.85 : 1

■cast:
ジョン・ウェイン /グレン・キャンベル / キム・ダービー / ジェレミー・スレート / ロバート・デュヴァル / アルフレッド・ライダー / ストロザー・マーティン / ジェフ・コーリー / ロン・ソブル / ジェームス・ウェストフィールド
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■staff:
製作:ハル・B ・ウォリス
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:チャールズ・ポーティス
脚本:マーガリット・ロバーツ
撮影:ルシアン・バラード
作詞:ドン・ブラック
音楽:エルマー・バーンスタイン
美術:ウォルター・タイラー
■link:True Grit
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29 小さな巨人 (Little Big Man)(1971)
ストーリーは、ロサンゼルス在郷軍人の病院で、今年121 歳という老人のジャック・クラブ(ダスティン・ホフマン)は、歴史学者のインタビューに追憶の糸をたどりつつ、自分の数奇な運命の驚くべき事実を語り始める。1859年の南北戦争直前、10歳だったジャックはインディアンに両親を殺され、姉のキャロライン(キャロル・アンドロスキー)と二人きりになったところを、シャイアン族のひとり、「見える影」(ルーベン・モレノ)に見つけられ、部落へ連れて行かれたが、老酋長のオールド・ロッジ・スキンズ(チーフ・ダン・ジョージ)は二人を快く迎え入れた。だが、男まさりのキャロラインは夜になると、馬を盗んで脱走し、ジャックは一人部落にとり残された。ジャックはチビだったが勇敢で、14歳のとき、クロー・インディアンと戦いで、仲間の「若い熊」(カル・ベリーニ)の危ないところを救い、老酋長は「小さな巨人」(リトル・ビッグ・マン)という名誉ある名を与えた。身体はチビでも、肝が大きいという意味である。16歳になったジャックは、初めて騎兵隊と戦闘を交わし、兵士のひとりに殺されかけた。だが、思わず「ジョージ・ワシントン!」と初代大統領の名を叫けび、あっけにとられたその兵士に、ジャックは白い肌を見せ、こうしてジャックは白人社会に戻ったが・・・。
この作品は、ジャックは仲間から「小さな巨人」と呼ばれるまでになり、やがて彼は、騎兵隊との戦闘で捕らえられ、その後、白人社会で生活するようになるのだが、それは、インディアン撲滅に異常な執念を燃やすカスター将軍を押さえるためでもあった。ある日、ジャックはカスター将軍に再び偵察員に志願するが、カスターは自分を憎んでいる男をあえて雇い、部下の反対を押しきって、彼の意見を聞くのだが、結果的にインディアンの罠にかかり、まんまと両部族の間におびき寄せられ、カスター将軍の率いる第七騎兵隊が全滅してしまう。この有名な史実を題材にした衝撃のウエスタン・ドラマで、リトル・ビッグ・ホーンの大虐殺を唯一の生き残りだという121歳の老人ジャック・クラブの数奇な半生を描いている。
1876年6月25日にモンタナ州リトル・ビッグホーン川流域で行われた「リトルビッグホーンの戦い」(Battle of the Little Bighorn)は、白人側の呼称であって、インディアン側では、「グリージーグラス川の戦い」(Battle of the Greasy Grass)と呼ばれている。カスター将軍が率いる第七騎兵隊は、東欧などからの移民たちで士気はかなり低下していたと言われ、部下のベンティーン大尉が軍事裁判で提出したカスター将軍が最後に書き残したメモには、第七騎兵隊は一人につき124発しか装備しておらず、輸送馬車には2万4千発以上の弾薬が残してあったと証言している。それに、戦場に残された薬莢の状況からカスター隊は、45口径の単一のカートリッジを使用していたので、それ以外の弾丸や薬莢は、全てインディアン部隊のものと判断された。インディアンたちは、カスター隊の4倍もの銃を装備し、その種類は極めて多彩といえるもので、上記の調査からも47種類以上の銃が使用されていたと考えられている。 カスター隊が単発式の「スプリングフィールドM1873」を使用していたのに対し、インディアンたちは、威力や射程距離や命中精度では、劣るものの連射速度で遙かに勝るヘンリー連発銃(ウィンチェスター・ライフルの原型)や弓矢、戦斧を使用しての接近戦を挑み、バッファロー狩りのテクニックを応用し、騎兵隊を分散、孤立化させ、追いつめたので、その結果、戦闘が始まると同時に一方的な展開となり、カスター隊は2時間と経たないうちに全滅することとなった。
■ アメリカ映画(Cinema Center Films/Paramount)Color 139 min.

■cast:
ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイ、マーティン・バルサム、リチャード・マリガン、チーフ・ダン・ジョージ、ジェフ・コーリー 、エイミー・エクルズ 、ケリー・ジーン・ピータース、キャロル・アンドロスキー、カル・ベリーニ 、ルーベン・モレノ
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■staff:
製作:スチュアート・ミラー
監督:アーサー・ペン
原作:トーマス・バーガー
脚本:カルダー・ウィリンガム
撮影:ハリー・ストラドリング・ジュニア
音楽:ジョン・ハモンド
■link:Little Big Man
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30 ラスト・シューティスト (The Shootist) (1976)
ストーリーは、ネバダ州のカースン・シティに老境の名ガンマンのブックス(ジョン・ウェイン)が、やって来た。腰痛のために旧知の医師ホステトラー(ジェームズ・スチュワート)を訪ねたのだが、癌であることを知った。ブックスは医師のすすめで、ロジャース夫人(ローレン・バコール)の下宿に行ったが、ウィリアム・ヒコックと名のり、保安官だったと嘘をついた。だが、夫人の息子のギロム(ロン・ハワード)は正体をつきとめ、30人も人を殺していることを知った。翌日、保安官のティビドー(ハリー・モーガン)が彼を訪れ、殺したがっている奴がいっぱいいるから、早く町を出ていくよう忠告した。だが、この部屋で死ぬというので病状を知り、納得して帰って行ったが・・・。
この作品は、古き良き西部時代の終焉を舞台に、自身の生涯をダブらせてジョン・ウェインの遺作となったウェスタンの名編。 1901年の西部を舞台に、フロンティアに生きた伝説のガンマンの死までの1週間を描くウェスタン。ロジャース夫人を演じたローレン・バコールは、1924年、ニューヨーク生まれ、モデルでハーパース・バザー誌の写真がハワード・ホークス夫人の目にとまり、1944年『脱出』(To Have and Have Not)で映画デビュー、共演のハンフリー・ボガートと翌年結婚したが、25歳の年の差がにもかかあらず仲は終始円満であった。本作は53歳時の作品。
■ アメリカ映画(Paramount)Color 99 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / ジェームズ・スチュワート / ローレン・バコール / ロン・ハワード / シェリー・ノース / ジョン・キャラダイン / ヒュー・オブライエン / ビル・マッキーニー / リチャード・ブーン / スキャットマン・クローザース
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■staff:
製作:M・J・フランコヴィッチ、 ウィリアム・セルフ
監督:ドン・シーゲル
原作:グレンドン・スワザウト
脚本:マイルズ・フッド・スワザウト、スコット・D・ヘイル
撮影:ブルース・サーティース
音楽:エルマー・バーンスタイン
美術:ロバート・F・ボイル
衣装(デザイン):モス・メーブリー
■link:The Shootist
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31 トゥルー・グリット (True Grit)(2010)
始めに、悪しき者は追われなくても逃げる。箴言28章1節。若い娘が真冬に家を離れ、父の仇を倒したことがある、これは本当の物語だ。私が14歳の時、卑怯者トム・チェイニーが私の父を撃った。彼は私の父の命と馬と金貨2枚を奪って逃げた。父が雇った人でフォート・スミスまでテキサス馬(ムスタング)の買い付けに行ったチェイニーは、町で酒と博打の誘惑に負け有り金をすべて失った。彼は、イカサマと負けに怒り、宿からライフルを持ち出し、止めようとした父を撃った。そして逃げ、罰を逃れたと安心しただろうが、それは間違いだ。彼は必ず代償を払わねばならない。代償なしで手に入るのは「神の慈悲」だけだ。と、ナレーションが入る。
物語は、14歳の少女、マティ・ロス(ヘイリー・スタインフェルド)が、遺体を引き取りにオクラホマ州境のフォート・スミス(アーカンソー州西部に位置する)へとやって来る。マティは、葬儀屋を訪ねた後に、父が投宿していたホテルで形見のコルト・ドラグーンを受取り、犯人に罪を償わせることを心に誓うのである。彼女は「トゥルー・グリット(真の勇気)」があると言われる、大酒飲みでアイパッチ(眼帯)の連邦保安官ルー
スター・コグバーン(ジェフ・ブリッジス)に犯人追跡を依頼し、チェイニーは、手配犯で、賞金は2ドル、追跡料は1マイル10セント、それにお礼に50ドル払うとマティは、言う。だが、コグバーンは、おとぎ話と牧師の説教と金の話しは信じない主義だと一蹴する。併し、決して諦めない執念と報酬の魅力に負けたコグバーンは、マティの依頼を受けることなった。その後、テキサスで上院議員ビグスをウエイコで殺し家族が賞金を出したお尋ね者のチェイニーを追ってフォート・スミスへ来ていた若きテキサス・レンジャーのラビーフ(マット・デイモン)も加わり、犯人追跡の過酷な旅が始まるのであるが・・・
フィナーレで、25年というのは永い年月が経過し、メンフィス駅に到着、バグビーの店へ着くと私の手は黒ずみ、昏睡中に腕は切断された。保安官はずっと付き添ってくれたらしいが、目が覚めたらいなかった。帰宅して彼に賞金の残り50ドルを取りに来てと手紙を書いたが、返事はなく、後日、彼から手紙とチラシが送られ、ワイルド・ウエスト・ショーの一座と旅をし、一座はメンフィスに行くという、会場では、ルースターは、3日前にジョーンズボロで亡くなり、南軍の共同墓地に埋葬したと言う座長のコール・ヤンガー。だが、マティは彼の遺体を家の敷地内に移し通い続けた。人々は噂し、良く知らない男なのに変わり者の独身女だと、確かに私自身結婚する暇はなかったと、それにラビーフの消息は知らないまま、生きているなら連絡が欲しい。今はもう70歳を過ぎ80歳に近いはずだ。40歳になったマティは、述懐する。時は、瞬く間に過ぎる・・・。
墓標には、ルーベン・コクバーン勇敢な法執行官と記されている。
"REUBEN COGBURN" Born July 15 1825 Died Aug 12 1903 A Resolute Officer of Parker's Court
この作品は、ジョン・ウェインが初めてオスカーを受賞した事でも知られている1969年の『勇気ある追跡』(True Grit)のオリジナル原作のリメイクであるが、ほぼあらすじは同じだが、テキサス・レンジャーのラビーフの描写が若干相違し、本作では落命はない。それに、マティ・ロスが40歳を迎えた時のエピーソードが加わっている。2011年度アカデミー賞に作品賞、主演男優賞ほか10部門でノミネートされたが、作品賞は『英国王のスピーチ』(The King's Speech)、主演男優賞は、同作品のコリン・ファースが獲得し、本作品は無冠に終わった。監督にコーエン兄弟、製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグも加わるという豪華な布陣が話題となったが、コーエン兄弟の集大成とも言うべき美しい映像とドラマチックな作品に仕上がっている。出演者は、2年連続でオスカーノミネートのジェフ・ブリッジスやマット・デイモン、いずれも劣らぬ名演である。尚、ルースター(Rooster)には、「気どった男」とか「雄鳥(おんどり」の意がある。 マティ・ロス役は、テキサスでキャスティング・セッションが行われ、1万5千人の候補者からも見つからず、最終的にロサンゼルス出身のヘイリー・スタインフェルド(Hailee Steinfeld /December 11, 1996)に(当時13歳)に決定したと言われる。彼女は、2007年に"Back to You" のTV シリーズに11歳でデビューしている。40歳のマティ・ロスにはエリザベス・マーヴェル(Elizabeth Marvel/November 27, 1969) が演じている。撮影は2010年3月〜4月にかけてテキサス州グレンジャー及びオースティンと、ニューメキシコ州サンタフェで行われた。
フォート・スミスのメイン・ストリートのロジャース通りは、町の創設者ジョン・ロジャースにちなみ、スミス砦国指定史跡はダウンタウンに位置、歴史的な町並みは竜巻で破壊されたが、現在は修復されている。通称"Miss Laura's"と呼ばれる売春宿、リバーフロント・ホテルは1992年に改装され、市のビジターセンターになり、この建物は全米で唯一、国の史跡に指定されている旧売春宿だそうである。 興行成績は、西部劇映画としては『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(Dances with Wolves)に次いで歴代2位の北米興行収入を挙げている。
1.Dances with Wolves $184,208,848
2.True Grit $171,050,328
■ アメリカ映画(Paramount Pictures, Skydance Productions)Color 110 min. Aspect Ratio:2.35 : 1

■cast:
ジェフ・ブリッジス / マット・デイモン / ジョシュ・ブローリン / バリー・ペッパー / ヘイリー・スタインフェルド / ブルース・グリーン
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■staff:
製作:スコット・ルーディン、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
監督・脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、ローベルト・グラーフ、デヴィッド・エリソン、ポール・シュウェイク、ミーガン・エリソン
原作:チャールズ・ポーティス
撮影:ロジャー・ディーキンス
プロダクション・デザイン:ジェス・ゴンコール
音楽:カーター・バーウェル
衣装(デザイン):メアリー・ゾフレス
編集:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
■link:True Grit
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