1 惨劇の砂漠 (The Painted Desert) (1931)
ストーリーは、西部開拓を目指すホルブルック(ビル・ボイド)とカメロン(J・ファーレル・マクドナルド)は、捨てられた幌馬車から赤ん坊を拾った。両親は殺害されていたので遺骸を埋め、二人とも自分がその子の父になるといって譲らなかった。だが、ホルブルックは赤ん坊を抱いて行ってしまった。やがて、年月が経ってホルブルックは牧畜業で成功し、カメロンは水源の持ち主として牧畜業者を相手の商売を始め、今では年頃の娘メリー・エレン(ヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ)の父となっている。一方、拾われた赤ん坊も立派に成人して鉱山技師になっていたが・・・。
この作品は、サイレント映画時代のスター、ウィリアム・ファーナムや舞台劇から映画入りしたクラーク・ゲーブルが出演している。
■ アメリカ映画(Pathe Exchange)Black and White 75 min.

■cast:
ビル・ボイド / ヘレン・トゥウェルヴトゥリーズ / ウィリアム・ファーナム / J・ファーレル・マクドナルド / クラーク・ゲーブル
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■staff:
監督:ハワード・ヒギン
原作・脚色:トム・バッキンガム、ハワード・ヒギン
撮影:エドワード・スナイダー
編集:クラレンス・コルスター

■link:The Painted Desert
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2 牧童と貴婦人(The Cowboy and the Lady) (1938)
ストーリーは、大統領候補のアメリカ上院議員ホレース・スミス(ヘンリー・コルカー)の一人娘メリー(マール・オベロン)は、生来のお転婆娘だが、ある夜、伯父のハンニバル・スミス(ハリー・ダヴェンポート)に伴われ、ナイト・クラブで出かけると、そのクラブで事件が起ってメリーは新聞種にされる。父親は噂を恐れて彼女をフロリダのパーム・ビーチの別荘へ追いやった。だが、メリーは退屈のあまり、女中のケティー(パッシー・ケリー)とエリー(メイベル・トッド)に案内され地方廻りのカウ・ボーイの競技見物に出かけ、3人の牧童と知合になった。メリーは、面白半分に無口で背の高いストレッチ・ウィロビー(ゲイリー・クーパー)に近づいた。彼女は、親兄弟を養うために女中をしていると偽って同情をひき、別荘の主人が留守だから女中ばかりの宴会を開くと言い、ストレッチを始めシュガー(ウォルター・ブレナン)とバズ(ファジー・ナイト)を招待したが・・・。
この作品は、富豪の娘が西部の男を好きになるというウェスタン・ラブ・コメデイの傑作。メリーを演じたマール・オベロン(Merle Oberon)は、1911年、インドのボンベイで生まれ、父はインド駐在のイギリス軍人、母はインド人で母親に育てられた。1930年、イギリス映画『A Warm Corner』 (uncredited) でデビュー、1933年にプロデューサーのアレクサンダー・コルダの『ヘンリー八世の私生活』(The Private Life of Henry VII )(1933年)で、斬首刑となる王妃アン・ブーリン役に抜擢された。本作は27歳時の作品。
■ アメリカ映画(Samuel Goldwyn Company)Black and White 100 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / マール・オベロン / パッシー・ケリー / ウォルター・ブレナン / ファジー・ナイト / メイベル・トッド / ヘンリー・コルカー / ハリー・ダヴェンポート / エマ・ダン / ウォルター・ウォーカー / バートン・チャーチル / チャールズ・リッチマン
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■staff:
製作:サミュエル・ゴールドウィン
監督:H・C・ポッター
脚本:レオ・マッケリー、フランク・R・アダムス
脚色:S・N・ベールマン、ソニア・レヴィーン
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:アルフレッド・ニューマン
■link:The Cowboy and the Lady
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3 西部の男(The Westerner) (1940)
ストーリーは、新天地のテキサスに農民が移住して来るようになってから牧畜業者との間に争いが絶えなかった。土地の実権を握るロイ・ビーン(ウォルター・ブレナン)判事は、酒場の経営者でもあり、牧畜業者の後盾として農民に迫害を加えていた。馬泥棒の嫌疑で捕えられたコール・ハーデン(ゲイリー・クーパー)は、判事が女優リリー(リリアン・ボンド)に好意を抱いているのを知ると、自分はリリーの髪の毛を持っていると偽って、その髪を欲しがる判事に判決を保留させることに・・。
この作品は、1880年代のテキサスを舞台に牧畜業者と農民との抗争を背景に流れ者と実在の人物ロイビーンの交流を描いたウェスタン。この映画でロイ・ビーンを演じたウォルター・ブレナンは、アカデミー助演男優賞を受賞した。
■ アメリカ映画(Samuel Goldwyn Company)Black and White 100 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / ウォルター・ブレナン / フレッド・ストーン / ドリス・ダヴェンポート / フォレスト・タッカー
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■staff:
製作:サミュエル・ゴールドウィン
監督:ウィリアム・ワイラー
原作:スチュアート・N・レイク
脚色:ジョー・スワーリング、ナイヴン・ブッシュ
撮影:グレッグ・トーランド
音楽:ディミトリ・ティオムキン
■link:The Westerner
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4 静かなる対決 (Abilene Town) (1946)
ストーリーは、南北戦争後、テキサス州アビリーンの町は、カウボーイたちが無法を働き酒場や賭博場は治安が乱れていた。だが、町外れでは、平和を願う開拓民が開墾に精を出していた。酒場を経営するチャーリー・フェア(リチャード・ヘイル)は、賭博場のボスでもあった。歌手のリタ(アン・ドヴォラック)は、保安官のダン・ミッチェル(ランドルフ・スコット)と恋仲であったが、常にリタに酒場から足を洗えとすすめていたが、一方、商人の娘のシェリー・バルダー(ロンダ・フレミング)が密かに保安官のミッチェルに思いを寄せていた。町では、カウボーイのボス、ライカー(ディック・カーティス)が、部下を殺された腹いせに必ず襲撃すると言って去って行った。また、列車強盗ジェット・ヤンガー(ジャック・ランバート)の一味が来るなど大混乱を呈してきた。賭博場のボス、フェアは、開拓民の勢力が強くなるのを恐れ、ヤンガーに開拓村を焼き打ちさせたが・・・。
この作品は、保安官が悪を粛正するといった典型的なウェスタン。歌手のリタ役を演じたアン・ドヴォラック(Ann Dvorak)は、、1911年、ニューヨーク生まれ、5歳で『Ramona』('16) (as Baby) に出ているが、1920年、MGMのダンス・インストラクターからコーラス・ガールを経て、しばらく端役は続いたが1932年『Sky Devils』で本格デビュー、本作は35歳時の作品。商人の娘のシェリー・バルダーを演じたロンダ・フレミングは、1923年、ハリウッド生まれ、1940年、ビバリーヒルズ・ハイスクール在学中、17歳の時にエージェントからスカウトされ、端役で数本の映画に出演後、1945年、アルフレッド・ヒッチコックの『白い恐怖』で本格的な役を得た。本作は23歳時の作品。
■ アメリカ映画 (Guild Productions Inc.) Black and White 90 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / アン・ドヴォラック / エドガー・ブキャナン / ロンダ・フレミング / ロイド・ブリッジス / ヘレン・ボイス / ハワード・フリーマン / リチャード・ヘイル / ジャック・ランバート / ハンク・パターソン / デイック・カーテス / アール・シェンク
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■staff:
製作:ジュールス・レヴィ
監督:エドウィン・L・マリン
原作:アーネスト・ヘイコックス
脚本:ハロルド・シューメイト
撮影:アーチー・スタウト
音楽監督:ナット・W・フィンストン
美術:ダンカン・クラメール
■link:Abilene Town
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5 白昼の決闘 (Duel in the Sun) (1948)
ストーリーは、1880年、テキサスの国境の小さな町。インデアンと白人の混血娘のパール( ジェニファー・ジョーンズ)は父の遺言で、父の昔の愛人で、今は大牧場主ジャクスン(ライオネル・バリモア)の夫人ローラ(リリアン・ギッシュ)もとへ引き取られた。夫妻の長男ジェシー(ジョゼフ・コットン)は、教養のあるやさしい男だったが、二男のリユート(グレゴリー・ペック)は不良青年であった・・。ジェシーは、秘かにパールを愛するようになるが、ふとした事件がもとで父から勘当さてしまう・・。
この作品は、鉄道権利をめぐる資本家と開拓牧童主との対立、それに夫婦、親子、兄弟の愛と憎しみを雄大なスケールで描いた西部劇の大作で、デイヴィッド・O・セルズニックが、第2の『風と共に去りぬ』を狙って600万ドルをかけて製作した。
■ アメリカ映画(Selznick Production)Color 130 min.

■cast:
ジェニファー・ジョーンズ / ジョゼフ・コットン / グレゴリー・ペック / ライオネル・バリモア / ハーバート・マーシャル
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■staff:
製作:デイヴィッド・O・セルズニック
監督:キング・ヴィダー
原作:ナイヴン・ブッシュ
脚色:デイヴィッド・O・セルズニック、オリヴァー・H・P・ギャレット
撮影:リー・ガームス、ハロルド・ロッソン、レイ・レナハン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
美術:ジェームズ・バセヴィ
編集:ウィリアム・ジーグラー
衣装(デザイン):ウォルター・プランケット
■link:Duel in the Sun
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6 カンサス大平原 (Kansas Pacific) (1953)
ストーリーは、アメリカ合衆国が北部と南部に対立し、南北戦争直前の時期、カンサス州は、中立の立場をとっていたが、住民は二派に分れ争いが繰り返されていた。カンサス州を通り西部へ向かうカンサス・パシフィック鉄道は、建設途上にあり、この鉄道の完成は、南北両派にとって重大な意味があった。それは北部には西部への重要な物資補給路となり、南部には敗北につながるものであったからである。そんな事もあって、南軍は必死に妨害工作を始めた。大統領に選出されたリンカーンは、鉄道建設の決意を固め、ワシントンの軍司令部は、鉄道建設の専門家のネルソン大尉(スターリング・ヘイドン)を民間人として鉄道会社へ派遣した。ロックウッドの工事現場では、主任技師や1人娘のバーバラ(イヴ・ミラー)が、新任の技師を待ちかまえていたが、ネルソン大尉を迎えた鉄道会社は、大々的に作業員を募集して工事を再会したが、一方、南部派は、工事の妨害のための作業員をもぐり込ませることに成功したが・・・。
この作品は、南北戦争直前のカンサス・パシフィック鉄道施設を題材とした史実に基づいたダニエル・B・ウルマンのオリジナル・シナリオの映画化の活劇傑作。スターリング・ヘイドン(Sterling Hayden)は、1916年、ニュージャージー州生まれ、船員や消防士などの職を転々とし、友人の紹介でパラマウント契約を結び、1941年『Virginia』 (Paramount) でデビュー、本作は37歳時の作品。
■ アメリカ映画 (Allied Artists Production) Color 73 min.

■cast:
スターリング・ヘイドン / イヴ・ミラー / バートン・マクレーン / ハリー・シャノン / トム・ファッデン / リード・ハドレー / ダグラス・フォーリー / ボブ・キーズ / アーヴィング・ベーコン / マイロン・ヒーリー
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■staff:
製作:ウォルター・ウェンジャー
監督:レイ・ナザロ
脚本:ダニエル・B・ウルマン
撮影:ハリー・ニューマン
音楽:アルバート・センドリー、マーリン・スカイルズ
美術:デイヴィッド・ミルトン
■link:Kansas Pacific
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7 黒い狼 ローンウルフの決闘 (The Singer Not the Song)(1960)
ストーリーは、メキシコのカンタナの町は残忍な無法者のアナクレト(ダーク・ボガード)に支配されていたが、彼に敗れて去ったゴメス神父に代ってキオ神父(ジョン・ミルズ)がやって来たが、大地主デ・コーティネス(ロジャー・デルガド)の娘コチャ(ミレーヌ・ドモンジョ)は神父の布教活動に協力した。アナクレトはABC順に町の住民を殺害し神父の退去を迫ったが、神父は屈しなかった。ある晩、アナクレトの右腕のオールド・アンクル(ローレンス・ナイスミス)が酔って悪事をのことに口をすべらせてから、神父の口を封じるため彼を殺そうとした。アナクレトは神父が酔った人間の言葉を信じぬのを確かめた上オールド・アンクルを射殺し、神父を殺そうとした悪人を殺したことは法律的には正当と認められた。だが、アナクレトは警察に町を追われた。その頃ロチャの母親は娘が誰かを恋しているのを知り、それがアナクレトだと思った両親はロチャをフロリダにやった。そこでロチャはアメリカ青年と婚約した。だが、キオ神父は愛のない結婚に反対したが・・・。
原題の"The Singer Not the Song"(歌ではない歌手だ)とは、悪漢アナクレトの命題で、歌とはすなわち信仰の隠喩であり、キオ神父を信任するのであるが、一方、地主の愛娘ロチャ(ドモンジョ)は、許婚者との婚礼を間近に控えていたが、新任の神父に抱いた愛情をどうすることもできず、アナクレートに惹かれたと偽りの手紙を残して、式の最中逃げ出すのであるが、神父はこれは誘拐と思い、彼女を取り戻しに来る。そこで、アナクレートは交換条件に、彼女への愛情を認めさせ、自分を神の名のもとに赦免することを神父に誓わせる。だが、日曜のミサでキオはこれを翻し、アナクレートと宿命の対決をするのであるが、アナクレトは銃弾を受けて倒れ、駆け寄った神父も一味の弾丸で倒れた。苦しい息の下から懺悔の祈りをして、アナクレトにもそれをすすめ、神父は死んだ。「宗教が神父のような強い男を作ったのか、それとも神父のような男が宗教を強くしたのか」即ち「歌か歌い手か?」とかねて疑問に思っていたアナクレトも、今は「歌じゃない。やっぱり歌い手だ」といって息たえるのだある。メキシコを舞台に人間の原罪をテーマにした心理西部劇の傑作。
■ イギリス映画 (Rank Organisation) Color 132 min.

■cast:
ダーク・ボガード / ジョン・ミルズ / ミレーヌ・ドモンジョ / ローレンス・ナイスミス / ジョン・ベントリー / レスリー・フレンチ / エリック・ポールマン / ロジャー・デルガド / フィリップ・ギルバード / ローレンス・ペイン / ジャクリーン・エヴァンズ / リー・モンタギュー / セラフィナ・ディレオ
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■staff:
製作・監督:ロイ・ウォード・ベイカー
原作:オードリー・アースキン・リンドップ
脚本:ナイジェル・バルチン
撮影:オットー・ヘラー
音楽:フィリップ・グリーン
■link:The Singer Not the Song
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8 荒野の1ドル銀貨 (Un Dollaro Buccato/Blood for a Silver Dollar) (1965)
ストーリーは、南北戦争が終り南軍の捕虜は解放され、捕虜となっていたゲイリー・オハラ(ジュリアーノ・ジェンマ)とその弟フィル(ジュゼッペ・アドバッティ)は、銃身を短く切られた拳銃を返却され帰途についた。弟のフィルは一獲千金を夢見て、コロラドにでかけ、兄のゲイリーは、故郷のバージニアにいる妻ジュディ(イヴリン・スチュワート)のもとに帰ったが、別れぎわにフィルは、わが家の柱時計の中にかくした貯金をゲイリーに託した。
ゲイリーは数日後、妻に再会し、弟の貯金から、一ドル銀貨をお守りとして胸ポケットに入れ、再びフィルの後を追って旅立った。ゲイリーが到着した町は、無法者たちが狼籍をきわめるイエローストーン、彼はその拳銃さばきを買われて、町の顔役マッコリーの用心棒にやとわれた。ところが、顔役に対抗する農民グループに味方していた弟は、兄とは知らずにゲイリーを撃ってしまう。そして、慌てて飛び出た弟を、顔役一味は無残にも射殺してしまった。ゲイリーは胸にあった1ドル銀貨のおかげで命を取り留め、弟の敵を討つため、顔役一味と対決するが・・・。
この作品は冒頭の伏線が効果をあげるマカロニ・ウェスタンで、ジュリアーノ・ジェンマの代表作である。
■ イタリア・フランス合作映画(Adria Filmverleih) Color 95 min.

■cast:
ジュリアーノ・ジェンマ / イブリン・スチュワート / ピーター・クロス / ジュゼッペ・アドバッティ
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■staff:
監督:カルヴィン・J・パジェット
脚本:ジョージ・フィンレー
撮影:トニー・ドライ
音楽:ジャンニ・フェリオ
■link:Un Dollaro Buccato/Blood for a Silver Dollar
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9 続・荒野の1ドル銀貨 (Il Ritorno Di Ringo) (1965)
ストーリーは、南北戦争終了後のある日、広漠とした荒野を馬に乗った元北軍の大尉モンゴメリー・ブラウン、またの名をリンゴ(モンゴメリー・ウッド)という早射ちのガン・ファィターが帰ってきた。生れ故郷がすっかり変ってしまっているのに驚いたが、それというのも、このミンブルスを流れる川から砂金が発見されて以来、パコ(ジョージ・マーティン)を首領とする悪らつなメキシコ人の一味が居据り農民や町民を苦しめ、更にリンゴの妻ハリー(ロレーラ・デ・ルーカ)がパコの女になっているという噂であった。リンゴはパコの他自分を裏切った妻をも殺してしまおうと心を決め、自分が帰って来たことを知られないために変装して町へ行ったが・・・。
この作品は、『荒野の1ドル銀貨』とは無関係で、『夕陽の用心棒』の続編に当たる作品。南北戦争から帰還したリンゴは、故郷の町がメキシコ人の兄弟に乗っ取られ、最愛の妻が結婚を強要されていることを知り、メキシコ人に変装して町に潜入し、妻との再会が見つかり、右手をナイフで刺され、二度と銃を握れなくなる。だが、左手で銃の猛特訓をし、復讐に燃えるが、これらのシーンが実にシリアスに描かれたマカロニ・ウエスタンの傑作。
■ イタリア・スペイン合作映画(Balcazar Producciones Cinematograficas)Color 95 min.

■cast:
モンゴメリー・ウッド(ジュリアーノ・ジェンマ)/ ロレーラ・デ・ルーカ / ジョージ・マーティン / フェルナンド・サンチョ / アントニオ・カサス / ニエヴェス・ナヴァロ
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■staff:
製作:アルベルト・パリエーゼ、ルチアーノ・エルコリ
監督:ドゥッチョ・テッサリ
脚色:ドゥッチョ・テッサリ、フェルナンド・ディ・レオ
撮影:フランシスコ・マリン
音楽:エンニオ・モリコーネ
■link: Il Ritorno Di Ringo
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10 続・さすらいの一匹狼 (Adios Gringo) (1965)
ストーリーは、ブレント・ランダース(ジュリアーノ・ジェンマ)が旧知のジル(ジョヴァンニ・パッツァフィーニ)から牛を買ったばっかりに、牛泥棒呼ばわりされ、命まで奪われようとした。正当防衛でその男スタンを斃したブレントは殺人者の汚名を受けるが、牛を盗んだ張本人ジルを捕える以外、無実を証明する道はなかった。そこで彼はジルのあとを追ったが、その途中、人里離れたある山間で、裸で杭に縛られ太陽に焼かれている牧師の娘ルーシー・チルソン(イヴリン・スチュワート)を助けたが、彼女は駅馬車で寄宿学校から帰る途中、三人の暴漢に襲われたのであった。やがてルーシーは快方に向ったが、ある日、駅馬車が町に着くのを見て、その客の中に紛れも無く彼女に暴行を加えた三人組がいるのを見つけたが、その一人はジルであったが・・・。
マカロニ・ウエスタンと言えば、イタリア独自の発想で目を覆うような残虐性などが売り物であるが、本作は女性が裸で晒されるシーンなどがあってもマカロニ特有な過激な見せ場はない。アメリカの西部劇には、叙情性などが見られるが、本作は激しいガン・ファイトなどがあるが、正統派西部劇へのオマージュを感じさせる作品でもある。
■ イタリア・フランス・スペイン合作映画(Fono Roma)Color 100 min.

■cast:
ジュリアーノ・ジェンマ / イヴリン・スチュワート / ピーター・クロス / マックス・ディーン / グラント・ララミー / ロベルト・カマルディエル / ジョヴァンニ・パッツァフィーニ
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■staff:
監督・脚本:ジョージ・フィンレー
原作:ハリー・ウィッティントン
脚本:J・ルイス・ヘレス、ミケーレ・ヴィエロ
撮影:フランシスコ・センペレ
音楽:ベネデット・ギリア
"Full Movie"が楽しめます。(It's possible to enjoy Full Movie")
続・さすらいの一匹狼 (Adios Gringo)
■link: Adios Gringo
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11 南から来た用心棒 (Man from Nowhere) (1966)
ストーリーは、山賊のゴルド(フェルナンド・サンチョ)は、残虐きわまりない皆殺一団のボスで、失った部下を補充しようと、国境に近い牢獄を襲撃し、囚人たちを連れ出したが、その中には拳銃使いのアリゾナ・コルト(ジュリアーノ・ジェンマ)の姿もあった。ゴルドは、コルトを部下にしようとしたが、拒否され、彼は悠々と一人で去って行った。彼は、南部生れの用心棒が稼業であった。ブラックストン・ヒルの町ではゴルドの右腕、ケイ(ジョヴァンニ・パッツァフィーニ )が銀行襲撃に備えて偵察に余念がなかったが、自分の素姓をドロレスに見破られてしまい、彼女を惨殺してしまった。ドロレス殺しの犯人がケイであると判ったのは、ゴルド一味の銀行襲撃直後で、アリゾナはケイ殺しの犯人を捕らえることを買って出て、謝礼はドロレスの妹ジェーン(コリンヌ・マルシャン)と一夜付き合えば謝礼は、数ドルでいいと言って、彼女に承諾させると、ゴルドの一味のケイ探索が始じまり、危機を脱した末、遂に彼を倒したが自分も重傷を負ってしまった・・・。
この作品は、ゴルドが率いる山賊一団が、囚人を脱走させて仲間につけるのだが、その中でアリゾナ・コルトだけは仲間に加わらず、両者は対立する。ゴルドは残虐な悪党で、また凄腕のガンマンであったが、アリゾナ・コルトが仲間に入らないと判ると、彼の両手両足を撃ちぬくのである。だが、コルトは、密かに傷を治す。やがて、ゴルド一味が襲撃を仕掛けてくるが、コルトは一味を倒し、ボスのゴルドを生きたまま棺桶に入れ、最期の審判は町の住人に委ね、町の人々の見守る中を、またあてどもなく立ち去って行くというイタリア製の(マカロニ)活劇ウエスタン。スコアは、フランチェスコ・デ・マージで、ギターのフレーズが印象的であり、テーマ曲"Arizona Colt"(Written by Audrey Nohra and Francesco De Masi)はラオール(Raoul)の唄っている。
ジュリアーノ・ジェンマ(Giuliano Gemma)は、1938年9月、ローマ生まれで、マカロニ・ウェスタンのトップスター。幼少頃から肉体労働などをして家計を支え、高校時代はボクシングや器械体操で数々の賞を獲り、卒業後に兵役に就いたが、その後1957年に演劇学校ビデス・フィルムに入学し、1959年、アメリカ映画『ベン・ハー』(Ben-Hur) (uncredited) で、メッサラのローマ兵士役に出演、『タイタンの逆襲』(Sons of Thunder)('62)、『ボッオカチオ'70』(Boccaccio '70)('62)や、『山猫』(The Leopard)('63)などにも出演している。
■ イタリア・フランス合作映画(Leone Film) Color 118 min.

■cast:
ジュリアーノ・ジェンマ / コリンヌ・マルシャン / フェルナンド・サンチョ / ロベルト・カマルディエル / ジョヴァンニ・パッツァフィーニ / ロザルバ・ネリ
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■staff:
監督:ミケーレ・ルーポ
原作:ルチアーノ・マルティーノ、エルネスト・ガスタルディ
脚本:エルネスト・ガスタルディ
撮影:グリエルモ・マンコーリ
音楽:フランチェスコ・デ・マージ
■link:/Man from Nowhere
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12 星空の用心棒 (Long Days of Vengeance) (1967)
ストーリーは、テッド(ジュリアーノ・ジェンマ)は無実の罪でテキサス山中の収容所で強制労働をさせられていたが、自分を牢獄に送りこんだチャールス・タウンの大地主コッブ(コンラード・サルマルティン)、その部下のゴメス、保安官のダグラス(フランシスコ・ラバル)それに、その妻ドリー(ニエヴェス・ナヴァロ)に復讐する一念で脱獄した。テッドの脱獄を知って動揺した親分のためゴメスは、自分の手下たちをさし向けテッドを殺害させようとしたが逆に彼にやられてしまった。テッドは、ゴメスを訪ね、真犯人を聞き出したが、抵抗しようとしたゴメスを射殺し、チャールスタウンに向った。町に着いたテッドは、コッブが鉄道を使って武器の密売をしようとしているのを知り、その列車を横どりして隠匿、その夜、ダグラスの家に押し入り、自分の父親を殺した事実を聞き出し、射殺した。翌朝、コッブは、武器を引き渡すためにメキシコ人と待ち合わせ、列車の到着を待ったが、列車の中はカラッポであったが・・・。
この作品は、無実の罪で強制労働を宣告された男が、自分に罪をかぶせた一味に復讐するというマナヘム・ヴェラスコの原案を、スタン・バンスが監督した生っ粋のイタリアン・ガンマン、ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・ウエスタン。
■ イタリア・スペイン・フランス合作映画(Produzioni Cinematografiche Mediterranee) Color 90 min.

■cast:
ジュリアーノ・ジェンマ / フランシスコ・ラバル / ガブリエラ・ジョルジェリ / コンラード・サルマルティン / フランコ・コビアンチ / ニエヴェス・ナヴァロ
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■staff:
製作:ルチアーノ・エルコリ
監督:スタン・バンス
原作:マーナヘン・バレスコ
脚本:フェルナンド・ディ・レオ、アウグスト・カミニート
撮影:フランシスコ・マリン
音楽:エンリコ・モリコーネ、アルマンド・トロヴァヨーリ
美術:ウルフガング・バーマン
■link:Long Days of Vengeance
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13 怒りの荒野 (I giorni dell'ira /Days of Wrath) (1967)
ストーリーは、メキシコとの国境に近いクリフトンの町では、娼婦の私生児として生れたスコット(ジュリアーノ・ジェンマ)が、町の人たちからは、侮蔑と罵詈に耐えながら黙々と働いていた。だが、彼の心には、いつしか一人前のガンマンとなり町の人たちを見返してやろうと思っていた。ある時、フランク・タルビー(リー・ヴァン・クリーフ)と名乗る流れ者が町にやって来たが、タルビーの馬の世話をしたスコットは、その駄賃をとりに酒場へ入った時に、タルビーと酒場で飲んでいた町の人たちとの間にトラブルが起こった。腕自慢のパーキンスが銃を抜いたが、呆気なくタルビーに倒された。裁判の結果、無罪となってタルビーは町を去ろうとしたが、スコットは、タルビーの弟子入りを望んで後を追った。厳しい訓練が続き、スコットは強い意志と恵まれた天分でメキメキと腕を上げていった。今や一人前のガンマンとなったスコットを連れて、タルビーは再びクリフトンの町へ帰って来たのだが・・・。
この作品は、マカロニ・ウェスタンを代表する貫禄十分のリー・ヴァン・クリーフと人気絶頂のジュリアーノ・ジェンマが最初で最後の共演をした記念すべき傑作のイタリア製のウエスタン。拳銃の達人リー・ヴァン・クリーフが、「ガンマンの心得十か条」を若者のジュリアーノ・ジェンマに伝授することなどが話題になり、ラストには、ドク・ホリディが使っていた銃を用いて、その教えを見事に実行するクライマックスは圧巻と言える。音楽はベテランのリズ・オルトラーニ、セルジオ・レオーネの助監督だったトニーノ・ヴァレリ入魂の一作。
■ イタリア・西ドイツ合作映画(Divina-Film) Color 95 min.

■cast:
ジュリアーノ・ジェンマ /リー・ヴァン・クリーフ / ワルター・リラ / ルカス・アマン / アンドレア・ボジック / ジョルジョ・ガルジュッロ / アル・ムロック / エニオ・バルド / ベニート・ステファネッリ
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■staff:
監督:トニーノ・ヴァレリー
原作:ロン・バーカー
脚色:トニーノ・ヴァレリー、エルネスト・ガスタルディ
撮影:エンツォ・セラフィン
音楽:リズ・オルトラーニ
■link:I giorni dell'ira
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14 レッド・ムーン (The Stalking Moon) (1968)
ストーリーは、19世紀末のアリゾナ。インディアンの暴動鎮圧にあたってきたベテラン・スカウトのサム・バーナー(グレゴリー・ペック)は、彼が一人前に育てたインディアンとの混血青年ニック(ロバート・フォスター)に後事を託し引退しょうとしていた。が、その矢先、アパッチに一団にいた白人女サラ(エヴァ・マリー・セイント)とその混血の息子を保護したことから、凶暴なアパッチとの死闘に追い込まれていく・・・。
この作品は、劇場用映画製作に乗りだしたNGP(ナショナル・ジェネラル・プロダクション)の日本公開第1作で、アメリカン・ニュー・シネマのさきがけともなった作品。
■ アメリカ映画 (National General Production Inc.) Color 109 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / エヴァ・マリー・セイント / ノーランド・クレイ / ロバート・フォスター
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■staff:
製作:アラン・J・パクラ
監督:ロバート・マリガン
原作:セオドア・V・オルセン
脚色:ホートン・フート 、アルヴィン・サージェント
撮影:チャールズ・ラング
音楽:フレッド・カーリン

■link:The Stalking Moon
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15 シャラコ (Shalako)(1968)
ストーリーは、1880年代のニュー・メキシコ、不可侵条約が締結されていたネイティブ・アメリカンの居留置に、ヨーロッパから狩猟にやってきたダゲット卿(ジャック・ホーキンス)、その夫人(オーナー・ブラックマン)、それに美しいイリナ(ブリジット・バルドー)や彼女に求婚しているハルスタット伯(ピーター・ヴァン・アイク)にガイド役のボスキー(スティーブン・ボイド)らがいた。ある時、イリナが単独で行動し、アパッチ族に襲われるが、元軍人のシャラコ(ショーン・コネリー)が窮地を救った。イリナは無事に戻ったが、二人に対してハルスタットは嫉妬するが、シャラコは、今襲ったアパッチが必ず戻ってくると警告する。だが、彼は一斉射撃すれば防げるという安易な考えで、警告を無視するのだが・・・。
この作品は、冒頭に、アメリカ大西部には開拓者だけでなく、1822年ヴィルヘルム王子、1837年アレーゼ伯爵、1860年代トロブリアントアレクセイ大公、ブリテン諸島からは、リチャードバートン、オスカー・ワイルド、40人を連れたリチャード・ゴア数え切れない狩りをする者や旅行する者など、彼らやその子孫はアメリカ西部開拓に偉大な貢献をした。と字幕での説明がある。本作ではショーン・コネリー、ブリジット・バルドーなど英仏のビッグスターの共演と共にスティーブン・ボイド、ジャック・ホーキンス などキャスティングだけが目を引く印象で、惹き付けるような内容には仕上がってないのが残念だが、ニユー・メキシコを舞台に、アパッチと白人との対決を描いたウェスタン映画である。
居留地とは、アメリカ合衆国内務省BIA(インディアン管理局)の管理下にあり、インディアン(アメリカ州の先住民族)部族の領有する土地で、リザベーションという呼び名が一般的であるが、有力な民族のものは自治権が強く1つの国家にも等しい力を持つとされ、ネイション(国家)とも呼ばれる。
■ イギリス・西ドイツ合作映画 (Palomar Pictures International) Color 113 min.

■cast:
ショーン・コネリー / ブリジット・バルドー / スティーブン・ボイド / ジャック・ホーキンス / ペーター・ファン・アイク / オーナー・ブラックマン / ウッディ・ストロード / フリアン・マテオフ / エリック・サイクス / アレクサンダー・ノックス
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■staff:
製作:イアン・ロイド
監督:エドワード・ドミトリク
脚本:J・J・グリフィス 、ハル・ホッパー、スコット・フィンチ
原作:ルイス・ラムーア
撮影:テッド・ムーア
音楽:ロバート・ファルノン
編集:ビル・ブランデン

■link:Shalako
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16 ソルジャー・ブルー (Soldier Blue) (1970)
ストーリーは、1860年代アメリカ中西部のコロラド。先住民のインディアンと開拓者、アウトローや騎兵隊の衝突は尽きることがなく、血の殺戮、硝煙の匂いが立ちこめていた。クレスタ(キャンディス・バーゲン)は、旅行中、シャイアン族に襲われ、囚われの身でありながら比較的自由な生活が許されていたが、婚約者がいるので一族に別れを告げ、彼の待つ砦へ向かうところであった。だが、護送する騎兵隊は給料を運んでいたため待ち伏せに遭い生き残ったのはクレスタとホーナス(ピーター・ストラウス)という若い兵士だけだったが・・。
この作品は、冒頭に人類5000年の歴史は血で記されてきた。文化を築いた功績は大きいが、カインの弟殺し以来、魂の腐敗は見逃せない。この映画は軍隊の圧倒的勝利で終わるが血の欲望が理性より強いことを意味し、この物語は事実である。とテロップが流れる。
インデアン虐殺で有名なサンドクリークの虐殺の実話をもと映画化されたもので、語られざる西部開拓史と、そこに燃えた激しい青春の姿を描いている。騎兵隊の兵士(Soldier Blue)を実態に近似した描き方によって西部劇史上画期的な作品となり、また、インディアンが少数民族の権利を主張するようになって、この作品を最後に西部劇の分野はなくなってしまったと言っても過言ではない。尚、この時期は南北戦争の最中で、北軍のシャーマン将軍によってジョージア州アトランアタが占領され、更にサヴァンアへ向け、シヴィングストン大佐の率いるコロラド準州の民兵によってサンドクリークの虐殺が行われた。
ラストに1864年11月29日700名のコロラド騎兵隊は、シャイアンの村を襲った。インデイアンは降伏の白旗を掲げたが、騎兵隊は攻撃を開始し500人のインデイアンを虐殺したが、大部分は女と子供だった。100人以上の頭皮が剥がされ、多くの女性が犯された。陸軍のマイルズ大将は、この虐殺をアメリカ史上最も嫌悪すべき犯罪と指摘した。とテロップが流れる。
■ アメリカ映画(AVCO-Enbassy)Color 113 min.アブコ・エンバシー配給

■cast:
キャンディス・バーゲン / ピーター・ストロース / ドナルド・プレゼンス / ホルヘ・リベロ / ジョン・アンダーソン
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■staff:
製作:ハロルド・ロブ、ガブリエル・カッカ
監督:ラルフ・ネルソン
製作総指揮:ジョゼフ・E・レヴィン
原作:セオドア・V・オルセン
脚色:ジョン・ゲイ
撮影:ロバート・ハウザー
音楽:ロイ・バッド
主題曲:Buffy Sainte Marie(バフィ・セイント・マリー)
■link:Soldier Blue (1970) from Johnny Web
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17 レッド・サン (Red Sun) (1971)
ストーリーは、1870年、西部の荒野を特別列車で首都ワシントンへ向かっていた日米通商の任務を帯びた日本の大使坂口備前守(中村哲)と随行の黒田重塀兵衛(三船敏郎)は、大統領に献上すべき宝刀をリンク・スタート(チャールズ・ブロンソン)やゴーシュ・キンク(アラン・ドロン)らの列車強盗に奪われてしまった。かねてよりボスの座を狙っていたゴーシュは、郵便車にいるリンクをも爆死させようとした。大使は重兵衛に7日間の猶予を与え、宝刀奪還を命じた。重兵衛は爆破で負傷したリンクを手当し、ゴーシュ追跡の案内役として出発、黒田は宝刀を取り戻すべく西部の男とサムライの奇妙な旅が始まったが・・・。
この作品は、奇抜なアイデアで西部に侍を登場させた痛快活劇映画で、劇中に流れるモーリス・ジャールのスコアは叙情的でスケール感に漲っている。
チャールズ・ブロンソン(Charles Bronson)は、1921年、ペンシルベニア州でリトアニア移民家庭に15人兄弟の5男として生まれた。10歳の時に父は死去し、ブロンソンは炭坑で、石炭を1トン掘るごとに1ドルを得たといい、家庭は大変に貧しかったので学校へは妹の服を借りて通ったという。1946年に除隊、美術学校に入学し、舞台の裏方となり、エキストラも経験し芝居に目覚め、1948年に友人と共にニューヨークに行き、本格的に演技を学び、その後、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のパサディナ・プレイハウスで本格的に演技を勉強した。映画は1951年『赤い空』(Red Skies of Montana)でデビュー、本作は50歳時の作品。
■ フランス・イタリア・スペイン合作映画(レ・フィルム・コロナ作品)Color 112 min.

■cast:
三船敏郎 / チャールズ・ブロンソン / アラン・ドロン / ウルスラ・アンドレス / キャプシーヌ / モニカ・ランドール / 中村哲 / 田中浩
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■staff:
製作:ロベール・ドルフマン
監督:テレンス・ヤング
脚本:レアード・コーニグ
撮影:アンリ・アルカン
音楽:モーリス・ジャール
美術:ポール・アポテケール
"Full Movie"が楽しめます。(It's possible to enjoy Full Movie")
レッド・サン (Red Sun)
■link:Red Sun
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18 100万ドルの血斗 (Big Jake) (1971)
ストーリーは、テキサスのマッキャンドルズ牧場では、牧場主のジェーコブ・マッキャンドルズ(ジョン・ウェイン)が、ここ数年メキシコに出掛けており、息子のジェフ(ボビー・ヴィントン)が留守を守っていた。ある日、悪漢のジョン・フェーン(リチャード・ブーン)一味、7人の無法者に牧場が襲われ、ジェーコブの孫ジェーク少年(ジョン・イーサン・ウェイン)が誘拐され、少年の生命と交換に百万ドルの身代金を要求してきた。ジェーコブの妻マーサ(モーリン・オハラ)は、ほかの2人の息子ジェームズ(パトリック・ウェイン)とマイケル(クリス・ミッチャム)を呼び寄せ、ジェーコブにも急いで知らせたが・・・。
この作品は、無法者に誘拐された孫を約10年ぶりに再会した息子と共に百万ドルの身代金を携え、まだ見ぬ孫を救いだす西部男の心意気を描いている。プロデューサーにジョン・ウェインの長男のマイケル、次男のパトリック、三男のイーサンと共演したウェイン一家の映画。ジョン・ウェインはこの映画の8年後、胃癌で死去し、カリフォルニア州オレンジ郡のコロナ・デル・マーにあるパシフィック・ビュー・メモリアル・パーク墓地に埋葬されているが、72歳であった。
■ アメリカ映画(Batjac Productions)Color 110 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / リチャード・ブーン / モーリーン・オハラ / パトリック・ウェイン / クリス・ミッチャム / ボビー・ヴィントン / ブルース・キャボット / ジョン・イーサン・ウェイン
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■staff:
製作:マイケル・ウェイン
監督:ジョージ・シャーマン
脚本:ハリー・ジュリアン・フィンク、 リタ・M・フィンク
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:エルマー・バーンスタイン
■link:Big Jake
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19 ダンス・ウィズ・ウルブズ(Dances with Wolves) (1990)
ストーリーは、1863年、南北戦争の激戦地テネシー州セント・デービッド。足に重傷を負った北軍中尉のジョン・ダンバー(ケヴィン・コスナー)は、北軍と南軍両陣営の睨み合いが続く中、決死の覚悟で敵陣に乗り込み、北軍は一気に攻め込み勝利を収めた。一躍英雄となったダンバーは、勤務地を選ぶ権利を与えられた。彼はフロンティアと呼ばれていた当時の最西部、サウスダコタのセッジウィック砦に赴任したが・・・。
この作品は、バファローが数えきれないほど土煙をあげ、蹄を響かせていた頃、大自然と調和していた生きていた自由を愛し、大平原の領主と呼ばれたスー族の物語でもあり、ひとりの兵士の勇気と愛と友情の物語でもある。バファローは白人の乱獲によって絶滅寸前に陥り、インディアンたちも保留地政策や有刺鉄線の発明などによって、自由の大地を駆け回ることが出来なくなり、すべては時代の流れの中で失われてしまった。この映画はそうした失われたものたちを、愛情と慈しみを持って描いた壮大なスケールの西部劇。第63回アカデミー賞7部門(作品、監督、編集、脚色、撮影、オリジナル作曲、録音)を受賞した。
■ アメリカ映画(Majestic Film International)Color 181 min.

■cast:
ケヴィン・コスナー / メアリー・マクドネル / グラハム・グリーン / ロドニー・A・グラント
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■staff:
製作:ジム・ウィルソン、ケヴィン・コスナー
監督:ケヴィン・コスナー
製作総指揮:ジェイク・エバーツ
原作・脚本:マイケル・ブレーク
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ジョン・バリー
美術:ジェフリー・ビークロフト
"Filming Location"が楽しめます。(It's possible to enjoy Filming Location")
Dances with Wolves (1990)Part 1 (filming location video)
■link:Dances with Wolves
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20 ラスト・オブ・モヒカン (The Last of the Mohicans) (1992)
ストーリーは、18世紀半ば、建国前夜の新大陸アメリカ。ヨ−ロッパ人による植民地戦争が激化するなか、コーラ(マデリーン・ストウ)は妹アリス(ジョディ・メイ)と共に、イギリス軍を指揮する父マンロー大佐(モーリス・ローヴス)に会うため、植民地争いの最前線へと向かっていた。だが、彼女たちはマンロー大佐に妻子を殺されたマグア(ウェス・ステューディ)に襲われたが、モヒカン族の酋長チンガチェック(ラッセル・ミーンズ)と2人の息子ウンカス(エリック・シュウェイグ)とホークアイ(ダニエル・デイ・ルイス)が助けた。
ホークアイはインディアンに育てられたイギリス人開拓者の孤児であったが、2人を大佐の待つ砦に案内するが、いつしかコーラとホークアイは愛し合うようになっていた。だが、嫉妬にかられたヘイワード(スティーブン・ウォーディントン)がホークアイを反逆罪で捕え牢に入れてしまうが・・・。
この作品は、1757年の建国前夜のアメリカ東部を舞台にインディアンに育てられた白人青年とイギリス人大佐令嬢の愛と歴史のうねりの中で滅び行く民族の悲しみを描いた歴史ドラマ。
■ アメリカ映画 (Morgan Creek Productions)Color 116 min.

■cast:
ダニエル・デイ・ルイス / マデリーン・ストウ / ジョディ・メイ / ラッセル・ミーンズ / エリック・シュウェイグ
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■staff:
製作:マイケル・マン、ハント・ローリー
監督:マイケル・マン
製作総指揮:ジェームズ・G・ロビンソン
原作:ジェームズ・フェニモア・クーパー
脚本:マイケル・マン、クリストファー・クロウ
撮影:ダンテ・スピノッティ
音楽:トレヴァー・ジョーンズ、ランディ・エデルマン
美術:ウォルフ・クレーガー
■link:The Last of the Mohicans
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21 トゥームストーン (Tombstone) (1993)
元保安官のワイアット・アープ(カート・ラッセル)は、妻マティ(ダナ・ウィーラー・ニコルソン)のために銃を捨て、平穏な暮らしを望んでゴールドラッシュで栄えた町トゥームストーンにやって来た。彼は、兄のヴァージル(サム・エリオット)夫妻と弟のモーガン(ビル・パクストン)夫妻共々再出発を図ろうとする。だが、凶暴なカーリー・ビル(パワーズ・ブース)、クラントン兄弟、そして凄腕のガンマンのジョニー・リンゴ(マイケル・ビーン)等の無法者たちに町が牛耳られていることを知るのだが・・。
この作品は、実在した西部開拓期の英雄ワイアット・アープと親友ドク・ホリデイの友情を描いたものだが、2人を描いた作品には、『荒野の決闘』('46)、『OK牧場の決闘』('56)、『墓石と決闘』('67)など多くの作品があるが、本作では、アープとホリデイのドラマチックな真実の姿を描いている。単に保安官と言われるワイアット・アープは、様々な相違があり、バージルとモーガンの町での保安官(Town Marshall)は、町長が任命するが他の町では権限がなく、ワイアット・アープがダッジ・シティで勤めたのもこの保安官であった。一方、郡保安官(Coutry Sheriff)は選挙で選ばれ郡全域にまたがる事件を担当する。ワイアット・アープの連邦保安官補(Deputy U.S.Marshall)のバッチはアメリカ全域で効力を発揮するもの。
■ アメリカ映画(CINERGI Production)Color 130 min.

■cast:
カート・ラッセル / ヴァル・キルマー / サム・エリオット / ビル・パクストン / ダナ・デラニー
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■staff:
製作:ジェームズ・ジャックス、ショーン・ダニエル、ボブ・ミシオロウスキ
監督 ジョージ・P・コスマトス
製作総指揮:アンドリュー・ヴァイナ、バズ・フェイシャンズ
脚本:ケヴィン・ジャール
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
音楽:ブルース・ブロートン
"Full Movie"が楽しめます。(It's possible to enjoy Full Movie")
トゥームストーン (Tombstone)
■link:Tombstone
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22 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (800 Balas)(2002)
ストーリーは、フリアン(サンチョ・グラシア)は、クリント・イーストウッドやジョージ・C・スコットの代役を務めたことが自慢の元スタントマンであるが、今や閑古鳥が鳴き、仲間たちもやる気をなくしている「テキサス・ハリウッド」のウエスタン村の座長をしている。ある日、スキーウェア姿の小学生カルロス(ルイス・カストロ)がやって来た。彼は、実業家の母ラウラ(カルメン・マウラ)、そして祖母ロシオと共にマドリードで暮らしているが、事故死したと聞かされている父の死の真相を探りに学校のスキー旅行から抜け出して来たのである。そんなある日、インディアン役の役者たちが麻薬に手を染めていたばかりに、座長のフリアンが投獄されるが、そのピンチを救ったのがカルロスであった。フリアンが村に戻ると、みんなでドンチャン騒ぎが繰り広げられるが、併し、そのとき、村の外では恐ろしい陰謀が企てられていたのだが・・・。
この作品は、スペイン南部のアルメリア(この地域がアメリカ西部に酷似)のウエスタン村「テキサス・ハリウッド」(タベルナス砂漠)は、かつて映画産業で栄え、400本以上のマカロニ・ウエスタンが撮影された西部劇のメッカであり、『アラビアのロレンス』(Lawrence of Arabia)(1962)、『ドクトル・ジバゴ』(Doctor Zhivago)(1965)、『パットン大戦車軍団』(Patton)(1970)や『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(Indiana Jones and the Last Crusade)(1989)等々のハリウッド大作の撮影も行われた。現在は、観光客もほとんど訪れない荒涼たる砂漠にあるウエスタン村「テキサス・ハリウッド」では、かつての繁栄が忘れられない男たちが、実演ショーでなんとか食いつないでいるのである。ウエスタンに誇りを持ち、愛しながらも、時代に逆行しながら自我を押し通すフリアン役のサンチョ・グラシアの熱演にも目を奪われるが、ラストに800発の銃弾を武器に現代の合理主義に立ち向かうという内容。西部劇へのオマージュ(敬意)として壮絶な喜悲劇に作り上げている。
■ スペイン映画(Alan Young Pictures)Color 124 min.Aspect Ratio:2.35 : 1

■cast:
サンチョ・グラシア / アンヘル・デ・アンドレス・ロペス / カルメン・マウラ / ユウセビオ・ポンセラ / ルイス・カストロ / マヌエル・タリャフェ / エンリケ・マルティネス / ルシアーノ・フェデリコ / エドゥアルド・ゴメス / ラモン・バレラ / テレル・パベス / ヨイマ・バルデス
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■staff:
製作・監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア
脚本:ホルヘ・ゲリカエチェバァリア、アレックス・デ・ラ・イグレシア
撮影:フラビオ・マルティネス・ラビアーノ
音楽:ロケ・バニョス
■link:800 Balas
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23 ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (Open Range)(2003)
ストーリーは、1882年、雄大な大自然の中で、牛を追う四人の男たちがいた。牧場を持たずに草原から草原へと自由気ままに移動しながら牛を育てるオープン・レンジで牛を追いながら旅を続けるフリー・グレイザーと呼ばれる遊牧カウボーイで、ボスのスピアマン(ロバート・デュヴァル)、銃の名手のチャーリー(ケヴィン・コスナー)、料理人のモーズ(アブラハム・ベンルビ)、それにメキシコ人の少年バトン(ディエゴ・ルナ)の四人であった。ある日、通過した町に戻って食料を買に出かけたモーズが帰ってこないので、ボスとチャーリーは町へ出かけたが、モーズは雑貨店で暴れたということで留置場に拘留されていた。二人は殴られたモーズの顔を見て、保安官に真相を質すが、街の顔役で、保安官を飼いならしている牧場主のバクスター(マイケル・ガンボン)から、町を出て行くよう強要され、もはやフリー・グレイザーの時代ではないというのであった。ボスたちはモーズを医師にみせるために医院を訪れ、バーロウ医師(ディーン・マクダーモット)と妹のスー(アネット・ベニング)に手当てしてもらった後、キャンプに戻るのだが・・・。
この作品は、スピアマンたちはオープン・レンジ(公共の放牧地)で牛を育てる古いタイプのカウボーイで、それに対する顔役のバクスターはクローズド・レンジ(個人所有の放牧地)で営む牧場主であり、遊牧生活を送るカウボーイと悪徳牧場主の対決を雄大な自然を背景に描き、フィナーレでは、バクスター一味と二人のカウボーイとの壮絶な撃ち合いが実にリアルに描写される。また、住民たちが銃をとりバクスター一味と向き合うとこなどは、新鮮で印象的でもある。チャーリーがスーに1000回のキスをしたいなどというロマンテックなシーンなども、西部の雄大な景観映像が絵画のような美しさで撮られている本格的な西部劇大作である。
医師の妹スー・バーロウを演じたアネット・ベニング は、1958年カンザス生まれ、サンフランシスコ州立大学で学び、アメリカン・コンサヴァトリー劇団に所属して舞台に立っていた。30歳の時『大混乱』('88)で映画デビュー、1999年の『アメリカン・ビューティー』と2004年の『華麗なる恋の舞台で』でアカデミー主演女優賞の候補になるが、『華麗なる恋の舞台で』ではゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。本作は45歳時の出演。
■ アメリカ映画(Touchstone Pictures/Buena Vista Pictures)Color 139 min.

■cast:
ロバート・デュヴァル、ケヴィン・コスナー、アネット・ベニング、マイケル・ガンボン、マイケル・ジェッター、ディエゴ・ルナ、ジェームズ・ルッソ、アブラハム・ベンルビ、ディーン・マクダーモット、キム・コーツ
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■staff:
製作:ケヴィン・コスナー、デイヴィッド・ヴァルデス、 ジェイク・エバーツ
監督:ケヴィン・コスナー
製作総指揮:アーミアン・バーンスタイン、クレイグ・ストーパー
脚本:クレイグ・ストーパー
撮影:ジェームズ・ミューロー
音楽:マイケル・ケイメン
美術:ガエ・バックリー
編集:マイケル・J・ダシー、ミクロス・ライト
衣装(デザイン):ジョン・ブルームフィールド
■link:Open Range
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24 アラモ (The Alamo)(2004)
ストーリーは、アラモ砦を占領していたメキシコ軍を、テキサス軍は撃破し、撤退させることに成功しもの、テキサス州議会との考えの相違からテキサス軍司令長官を更迭されたヒューストン将軍(デニス・クエイド)は、サン・アントニオに赴く義勇兵のジム・ボウイ(ジェイソン・パトリック)に願いを託し、若いトラヴィス中佐(パトリック・ウィルソン)がアラモ砦の指揮官に任命された。だが、リーダーとして民間兵の信頼を得ているのはボウイであった。併し、やがて信任されるようになるのだが・・・。
アラモを題材にした映画には『アラモの砦』(The Last Command)('55)の他に『デイビー・クロケット鹿皮服の男』(Davy Crocktt, King of the Wild Frontier)('55)、それに『ミシシッピ決死隊』(Davy Crocktt and the River Pirates)('56)の2本も、直接アラモの砦を描いた映画ではないが、アラモの戦いで戦死した英雄デイビー・クロケットを描いた作品だが、ジョン・ウェインが製作した『アラモ』(Alamo)('60)も代表的な映画である。この作品は、メキシコからのテキサス独立を求めた有名な「アラモ砦の戦い」を壮大なスケールで史実を忠実に描いているが、メキシコ軍を相手に圧倒的に不利な状況の中、13日間にわたって壮絶な攻防を繰り広げた伝説の男たちの戦いを迫力溢れる映像で描かれている。一方、彼らが織りなす人間模様をリアルに綴っているが、アラモ砦が陥落後、「アラモを忘れるな!」と叫んだサム・ヒューストンの言葉に奮い立った義勇兵たちがサンタ・アナ軍を18分の戦闘で破り、サンタ・アナは助命と引き換えにテキサスを譲渡し、映画の中で有名なローンスター(一つ星)という州旗が見られるが、テキサス共和国が樹立される。だが、9年後には第28番目の州として合衆国に加えられた。
■ アメリカ映画(Touchstone Pictures)Buena Vista Pictures Color 137 min.

■cast:
デニス・クエイド、ビリー・ボブ・ソーントン 、ジェイソン・パトリック、パトリック・ウィルソン、エミリオ・エチェヴァリア、ジョルディ・モリャ、レオン・リッピー、トム・デイヴィッドソン、マーク・ブルーカス
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■staff:
監督:ジョン・リー・ハンコック
製作:マーク・ジョンソン、ロン・ハワード
脚本:レスリー・ボーム 、スティーヴン・ギャガン、ジョン・リー・ハンコック
撮影:ディーン・セムラー
音楽:カーター・バーウェル
美術:マイケル・コレンブリス
編集:エリック・L・ビーソン
衣装(デザイン):ダニエル・オルランディ
■link:The Alamo
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25 3時10分、決断のとき (3:10 to Yuma)(2007)
ストーリーは、南北戦争終了後間もないアリゾナ準州、北軍に従軍して片足を負傷して以来、小さな牧場を営むダン・エヴァンズ(クリスチャン・ベール)は、妻のアリス(グレッチェン・モル)と息子2人で暮らしているが、牧場の経営も思わしくなく苦しい生活をおくっていた。ある日、ダンはビスビーの町に赴くが、その途中、無法者ベン・ウェイド(ラッセル・クロウ)一味の強盗団と遭遇し、彼らが襲撃した駅馬車を見つけ、一人生き残ったピンカートン探偵社の賞金稼ぎバイロン・マックロイ(ピーター・フォンダ)を助け町まで運ぶ。町では酒場にいるベン・ウェイドが保安官たちに捕まる現場に居合わせた。逮捕された彼は、ユマ行きの列車が出発する駅まで連行されることになったが、ダンは200ドルの報酬を要求して護送役に名乗りを上げた。護送の途中、何人も犠牲者を出したが、ダンは彼を連れてコンテンションの町に到着した。だが、そこにボスのベン・ウェイドを奪い返そうとする強盗団の部下たちが押し寄せ、ボスを狂信的に崇拝する強盗団のチャーリー・プリンス (ベン・フォスター)は、ダンやボスがいるホテルを包囲し、更にダンたちを殺害した者に報奨金を出すと群衆を扇動するのだが・・・。
この作品は、悪名高い無法者と彼をユマ刑務所行きの汽車まで護送しようとする牧場主の物語で、牧場主が、強盗団のみならず町中を敵に回し、保安官や鉄道会社の役員までもが絶望的な状況に屈して保身に汲々とする中で、無法者を刑務所行きの汽車に乗せるため、ただ一人で孤独な戦いを挑む、そして、孤立無援の牧場主を見た無法者の心にもある変化が現れるという1953年に発表されたエルモア・レナードの短編小説を映画化した『決断の3時10分』('57)のリメイクである。西部劇としては近年稀に見るヒット作となり、この映画でのラッセル・クロウは、残虐性と寛容さ、射撃の腕前と深い教養という相反する要素を併せ持つ無法者のベン・ウェイドを見事に演じ批評家から賞賛を集め、初老の賞金稼ぎを演じたピーター・フォンダや偏執的な強盗団の副頭目を演じたベン・フォスターの演技も高く評価された。
■ アメリカ映画(Lionsgate)Color 122 min.

■cast:
ラッセル・クロウ、クリスチャン・ベール、ピーター・フォンダ、グレッチェン・モル、ベン・フォスター、ダラス・ロバーツ、アラン・テュディック、ヴィネッサ・ショー、ローガン・ラーマン、ケヴィン・デュランド
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■staff:
製作:キャシー・コンラッド
監督:ジェームズ・マンゴールド
製作総指揮:スチュアート・ベサー、ライヤン・カヴァナー、リンウッド・スピンクス
脚本:ハルステッド・ウェルズ、マイケル・ブラント、デレク・ハース
撮影: フェドン・パパマイケル
音楽 :マルコ・ベルトラミ
編集: マイケル・マッカスカー
■link:3:10 to Yuma
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26 アパルーサの決闘 (Appaloosa)(2008)
ストーリーは、1882年、ニューメキシコ準州、ベン保安官と助手の2人が、ランダル・ブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)の牧場で、シカゴの男を殺し妻をレイプ後に殺害した容疑者を連行しょうとした。だが、ブラッグは、人手不足で管轄外で不法侵入だと言って断ったが、それでも保安官は、端の二人を逮捕しろと2人の助手に命じた途端、ブラッグのライフルが火を吹いた。エヴェレット・ヒッチ (ヴィゴ・モーテンセン)は、陸軍士官学校を卒業し軍人になったが、軍隊生活は性がに合わず、南北戦争が終わった1年後に退役した。自分を試しに旅に出たが、ヴァージル・コール(エド・ハリス)との出会いは、泥酔した猟師たちと対決を援護した時で、それ以来、ヴァージルに誘われ私設警察の相棒となり、今だに8G(ゲージ)の銃を手にし、もう10年以上共に無法者と戦ってきた。二人はアルパーサの町を見下ろした時、すべていつもの通りにいくと思っていたが、人生は予想通りにはいかず、思いもよらぬ運命が待ち受けていたが・・・。
この作品は、2000年に『ポロック2人だけのアトリエ』(Pollock)を製作、監督、主演、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたエド・ハリスが監督した2作目の映画で、ハードボイルド作家のロバート・B・パーカー同名のウエスタン小説の映画化。無法の町アパルーサを舞台に新保安官として雇われ、町を牛耳る悪との対決を描いている。エド・ハリスは、1980年公開の『ボーダーライン』でチャールズ・ブロンソンと共演、その後『ライトスタッフ』(1983)、『ザ・ファーム 法律事務所』(1993)、『アポロ13』(1995)、『ビューティフル・マインド』(2001)等々多くの作品に出演、2005年には『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(A History of Violence )で全米映画批評家協会賞助演男優賞を受賞し、社会派の作品に起用が多く、知的な役を演じる俳優でもある。
■ アメリカ映画 (New Line Cinema) Color 115 min.(日本未公開)

■cast:
ヴィゴ・モーテンセン、エド・ハリス、レネー・ゼルウィガー 、ジェレミー・アイアンズ 、ティモシー・スポール、ランス・ヘンリクセン、トム・バウアー、ジェームズ・ギャモン、 アリアドナ・ヒル、 ガブリエル・マランツ、 ティモシー・V・マーフィ、ジェームズ・ターウォーター、 ルース・レインズ、ボイド・ケストナー、アダム・ネルソン、レックス・リン
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■staff:
製作:エド・ハリス、ロバート・ノット、ジンジャー・スレッジ
監督:エド・ハリス
製作総指揮: マイケル・ロンドン、トビー・エメリッヒ、サム・ブラウン 、コッティ・チャブ
原作:ロバート・B・パーカー
脚本:ロバート・ノット、エド・ハリス
撮影:ディーン・セムラー
音楽:ジェフ・ビール
プロダクション・デザイン:ワルデマー・カリノウスキー
衣装デザイン: デヴィッド・ロビンソン
編集: キャスリン・ヒモフ
■link:Appaloosa
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