1 ビッグ・トレイル (The Big Trail)(1930)
ストーリーは、大幌馬車隊がミズリー河畔から西部に向かって出発しようとしていた。ルース・キャメロン(マーゲリット・チャーチル)は、弟のデーヴ(デイヴィッド・ローリンス)と幼い妹を連れて、この幌馬車隊に加わることになった。彼女は南部の上流社会に育ったが、父に死別して身寄りがなく、西部の地を志すのである。一方、幼少から西部で先住民を友として育ったブレック・コールマン(ジョン・ウェイン)は親友の仇敵を探すため幌馬車隊に加わったが、ルースはブレックを粗暴な男として反感を抱いたが、次第にその男らしさに惹きつけられていくにであった。ブレックの仇敵は、幌馬車隊の隊長をつとめるレッド・フラック(タイロン・パワー Sr.)という乱暴者であったが、ブレックは彼に狙われ、彼の手下に命を狙われるが、友のジーク(タリー・マーシャル)に助けられ、さらに幌馬車隊は西へ西へと進むのだが・・・。
文明と勇気を自分たちの子孫に根付かせてくれた人々に捧ぐ、彼らは西部、南部、東部からミシシピの川岸に集い、西部開拓に赴いたのだ。
幌馬車隊は西に進む・・・。と、劇中にサイレントにあるような字幕のテロップが、何度か表示される。『幌馬車』を題材にした作品には、『幌馬車』('23)、『幌馬車時代』 ('34) 、『戦う幌馬車』('34)、『進め幌馬車』 ('45) 、『幌馬車隊』 ('50) 、『燃える幌馬車』 ('52) 、『襲われた幌馬車』 ('56) 、『幌馬車隊西へ!』 ('57) 『戦う幌馬車』('67) 、『シマロン』 (1960)など数多く製作されているが、特に『大西部への道』(1967)は本作同様に詳細に描かれている。
本作の『ビッグ・トレイル』は、ミズリーを出発してから1年をかけて5000キロの道なき道を西へ西へと進むのであるが、ある時は、幌馬車隊を阻む巨木を伐採、また、絶壁を下ろすのに幌馬車をロープで吊るすのだがバランスを崩し落下、また渡河で幌馬車が流され、更には先住民シャイアン族の襲撃など、様々な困難に遭遇する。だが、併し、幌馬車隊はあえなく非業の死を遂げてしまう人たちがいる中、1日16キロの道のりを意志の力で突き進み、やがて、素晴らしい肥沃な平野に辿り着くのである。
この作品は、1930年にラウール・ウォルシュが監督した作品であるが、ジョン・ウエインは、1926年の"Brown of Harvard"(MGM)から1930年"Cheer Up and Smile"(Fox Film Corporation)まで、18本出演しているが、いずれもクレジットされてなく、本作ではじめて主演しクレジットされた。監督は、フォックス社の小道具係をしていたジョン・ウェインを見付け、主役のイメージに適任ということで抜擢したと言われる。出演に当って、本名のマリオン・モリスンからジョン・ウェインと芸名が付けられたが、由来は、独立戦争の英雄アンソニー・ウェイン将軍から命名したという。
本作は、「グランデュール方式」と呼ばれる70mm版(158 min.)も同時に撮影されたが、上映可能な映画館はアメリカ国中で、たった2館しかなかったと言われている。
■ アメリカ映画(Fox Film Corporation)Black and White 125 min.Aspect Ratio: 1.20 : 1 (70 mm version/158 min)

■cast:
ジョン・ウェイン / マーゲリット・チャーチル / エル・ブレンデル / タリー・マーシャル / タイロン・パワー Sr. / デイヴィッド・ローリンス / アイアン・キース / フレデリック・バートン / チャールズ・スティーヴンス / ラス・パウエル / ルイス・グラヴァー / ウィリアム・V・モング / マーシャ・ハリス / マージョリー・リート / ヘレン・パーリッシュ
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■staff:
監督:ラウール・ウォルシュ
原作・台詞:ラウール・ウォルシュ、ハル・G・エヴァーツ
撮影:ルシエン・アンドリオ
美術:ハロルド・マイルズ
助監督:アーチボールド・ブカナン
■link:The Big Trail
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2 地獄への道 (Jesse James)(1939)
ストーリーは、1876年、セント・ルイス中部鉄道会社は、セント・ルイスとセダリア間の鉄道敷設のため農民の耕地を只同然の安値で買い始めた。ジェームズ農場も鉄道会社に雇われたパーシー(ブライアン・トレンヴィー)から無法な言い値が提示された。鉄道会社の圧力に抵抗するジェームズ一家の弟ジェシー・ジェームス(タイロン・パワー)がやむなく悪の道に入り、列車強盗団を組織するが・・・。
製作したダリル・F・ザナックは、1933年にワーナーを去ってウィリアム・ゴーツらと共に20世紀ピクチャーズを設立したが、1935年にフォックス映画を買収して20世紀フォックスとなり、ザナックがプロデュースし、5年後には続編の『地獄への逆襲』を製作している。
この作品は、南北戦争後、大陸横断鉄道は西へ西へと延び、西部開拓に多大な貢献をもたらしたが同時に様々な悲劇も生んだ。兄のフランク・ジェームスに(ヘンリー・フォンダ)、ジェシーの恋人にナンシー・ケリー、兄弟に同情的な保安官にランドルフ・スコットが扮している。悪名高き無法者ジェームズ兄弟の伝記的西部劇で『地獄への逆襲』(The Return of Frank James)('40)との2部作の前編にあたる。ヘンリー・キング監督の『西部魂』(Western Union)('41)と同じく、テクニカラーで製作されたが、輸入されたのは黒白版でリバイバル版はカラーであった。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 106 min.

■cast:
タイロン・パワー / ヘンリー・フォンダ / ナンシー・ケリー / ランドルフ・スコット / ヘンリー・ハル / ブライアン・トレンヴィー / ジョン・キャラダイン / スリム・サマーヴィル / J・エドワード・ブロムバーグ / ドナルド・ミーク / ジョン・ラッセル / ジョーン・ダウエル
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■staff:
製作:ダリル・F・ザナック
アソシエイト・プロデューサー:ナナリー・ジョンソン
監督:ヘンリー・キング
脚本:ナナリー・ジョンソン
撮影:ジョージ・バーンズ
音楽:ルイス・シルヴァース
■link:Jesse James
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3 モホークの太鼓 (Drums Along the Mohawk)(1939)
ストーリーは、オルバニイのボースト家で、娘のラナ(クローデット・コルベール)と若い開拓農夫ギルバート・マーティン(ヘンリー・フォンダ)の結婚式が執り行われた。すぐモホーク河の渓谷にあるギルの農場へ出発したが、途中の宿屋に宿泊した時、眼帯をかけた片眼の英国人コールドウェル(ジョン・キャラダイン)が、2人の行先であるディアフィールド地方には、インディアンが出没しているらしいと警告するのであったが・・。
この作品は、1770年、アメリカ独立戦争が始まった頃を舞台に古き良きアメリカの不屈の開拓精神が描かれている。
クローデット・コルベールは、1903、パリ近郊のサント・マンデで生まれ、幼少の頃、ニューヨークに転居、ハイスクルール卒業後、婦人服店に勤めながらファッション・デザイナーを志しアート・スクールに通うが、劇作家に頼まれ、1923年にブロードウェー舞台にデビュー、1927年にフランク・キャプラの『力漕一艇身』( For the Love of Mike)で映画デビューした。本作は36歳時の出演作。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 104 min.

■cast:
クローデット・コルベール / ヘンリー・フォンダ / エドナ・メイ・オリヴァー / エディ・コリンズ / ジョン・キャラダイン / ドリス・ボードン / ジェシー・ラルフ / アーサー・シールズ / ロバート・ローリー / ロジャー・イムホフ / フランシス・フォード / ワード・ボンド
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■staff:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:ジョン・フォード
アソシエイト・プロデューサー:レイモンド・グリフィス
原作:ウォルター・D・エドモンズ
脚色:ラマー・トロッティ、ソニア・レヴィーン
撮影:バート・グレノン 、レイ・レナハン
音楽:アルフレッド・ニューマン
■link:Drums Along the Mohawk
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4 地獄への逆襲 (The Return of Frank James)(1940)
ストーリーは、弟のジェシーと西部を荒し回っていたフランク・ジェームズ(ヘンリー・フォンダ)は、弟と別れてから、名を変え一介の農夫として働いていた。ある日、弟がかつての仲間ボブ・フォード(ジョン・キャラダイン)とその弟に殺されたことを聞き、さらに、絞首刑を知事の恩赦によって保釈されたと知って復讐を誓った。彼は、その資金を得るため、クレム(ジャッキー・クーパー)と鉄道駅を襲ったが、クレムが誤って人を殺し、不当な裁きを免れるために逃走した。彼はデンヴァ−で、新聞記者のエリアナ(ジーン・ティアニー)から、世間では、彼がすでに死亡していると信じていることを聞き、公然とフォードを探すことにした。やがて、目指す仇の兄弟に巡り合い、烈しい撃ち合いで弟を殺すことができたが、ボブは取逃し、デンヴァーに戻ると彼の召使の黒人ピンキーが駅の殺人犯人として絞首刑に処せられようとしていたが・・・。
監督のフリッツ・ラングは、ウィーンに生まれ、パリで絵画を学んでいたが、第一次大戦が勃発して帰国し、1916年から脚本家として映画界に入り、29歳で監督になった。1936年に渡米、ハリウッドに迎えられた後には、ジャンルを選ばずB級作品を多く撮ったが、ベルトルト・ブレヒトの協力で製作した『死刑執行人もまた死す』('43)、『飾窓の女』('44)など、注目すべき作品を残し、マニアからカルト的な評価を受けている。1964年にはカンヌ国際映画祭の審査委員長になるが、その頃はほとんど目が見えなかったと云う。フランク・ジェームズを演じたヘンリー・フォンダは、1929年にブロードウェイの舞台に立ち、1935年には映画にデビューした。1981年には娘のジェーン・フォンダがプロデュースした『黄昏』では念願のアカデミーを受賞した。エリアナ役のジーン・ティアニーは、本作が映画デビュー作品。ジェシー・ジェームズの半生を描いた『地獄への道』('39)の続編にあたる。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 92 min.

■cast:
ヘンリー・フォンダ / ジーン・ティアニー / ジャッキー・クーパー / ヘンリー・ハル / ジョン・キャラダイン / J・エドワード・ブロムバーグ / ドナルド・ミーク / エディ・コリンズ / ジョージ・バービア / アーネスト・ホワイトマン / チャールズ・ターネン / ロイド・コリガン / ラッセル・ヒックス / ラッセル・ヒックス / エドワード・マックウェイド / ジョージ・チャンドラー / アーヴィング・ベーコン / フランク・シャノン / バーバラ・ペッパー
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■staff:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:フリッツ・ラング
アソシエイト・プロデューサー:ケネス・マクゴワン
脚本:サム・ヘルマン
撮影:ジョージ・バーンズ、ウィリアム・V・スコール
音楽:デビット・バトロフ他
美術:リチャード・ディ
編集:ウォルター・トンプソン
■link:Drums Along the Mohawk
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5 西部魂 (Western Union)(1941)
ストーリーは、ウエスタン・ユニオン電信会社は、ネブラスカのオマハから、インディアンが集落する地域を横ぎって、ユタのソルト・レイク・シティまで、通信網を延長しようとしていた。技師長のエドワード・クレイトン(ディーン・ジャガー)が単身で下検分に出かけたが、落馬して重傷し、お尋ね者らしい若者に救われた。やがて、電柱の建設工事に出発することとなり、作業員を募集すると、その中にその若者がいた。ヴァンス・ショウ(ランドルフ・スコット)というその若者は、其夜逃亡しようとしたがクレイトンは留め、彼を道案内役に任命した。
クレイトンの父の親友ブレイクの息子リチャード(ロバート・ヤング)も、電信技手として加わっていたが、彼もショウもクレイトンの妹スウ(ヴァージニア・ギルモア)に一目ぼれしていたが・・・。
この作品は、西部小説作家の中で映画と最も関係深いゼーン・グレイの物語、電信会社の通信網の建設拡充に伴って牛泥棒一味やスウ族インディアンとの戦いなどを描き、アメリカ開拓時代を舞台に展開するスペクタクル映画で、無限にも思える広大な大地など全編に渡って西部劇の醍醐味が味わえる。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 95 min.

■cast:
ロバート・ヤング / ランドルフ・スコット / ディーン・ジャガー / ヴァージニア・ギルモア / ジョン・キャラダイン / スリム・サマーヴィル / チル・ウィルス / バートン・マクレーン / ラッセル・ヒックス / ヴィクター・キリアン / マイナー・ワトソン / ジョージ・チャンドラー
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■staff:
監督:フリッツ・ラング
アソシエイト・プロデューサー:ハリー・ジョー・ブラウン
原作:ゼーン・グレイ
脚色:ロバート・カースン
撮影:エドワード・クロンジェガー、アレン・M・デーヴィー
音楽:デイヴィッド・バトルフ
■link:Western Union
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6 牛泥棒 (The Ox-Bow Incident)(1943)
ストーリーは、カーター(ヘンリー・フォンダ)がネバタ州のある町にやって来たが、そこでは地元の農民が殺害されたという知らせで、町民は保安隊を組織し彼も加わるが、やがて3人の男たちが発見される。彼らが犯人なのか、怒りに自制心を失った町民たちは正義の名のもとにリンチが行われるが・・・。(日本未公開)
この作品は、1885年、ネバタでの実話を元に冤罪をテーマにしたもので、法が整備されるまでにリンチが横行していた時代、冤罪を着せられそうになった者、阻止する者や扇動される群衆との葛藤を、正義の戦いとはいかに欺瞞に満ちたもかが描写された異色のウェスタン。
ヘンリー・フォンダは、1905年、ネブラスカ州グランド・アイランド で生まれ、幼い頃から絵や文学の才能に恵まれ、12歳の時にニュース映画で映画デビューをした。セントラル・ハイスクール卒業後、ミネソタ大学でジャーナリズムを専攻するが卒業はせず、母親の友人であったドロシー・ブランド(マーロン・ブランドの母親)の紹介で20歳の時、アマチュア劇団オマハ・コミュニティ・プレイハウスに入り、1925年に舞台ニデビュー、1935年にヴィクター・フレミングの『The Farmer Takes a Wife』で映画デビューした。本作は38歳時の出演作。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 76 min.

■cast:
ヘンリー・フォンダ / ダナ・アンドリュース / メアリー・ベス・ヒューズ / アンソニー・クイーン / ウイリアム・エイズ / ヘンリー・モーガン / ジェーン・ダーウエル / フランク・コンロイ / ハリー・ダヴェンポート / フランシス・フォード
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■staff:
製作・脚本:ラマー・トロッテイ
監督:ウイリアム・A・ウェルマン
原作;ウオルター・ヴァン・テルバーグ・クラーク
脚本:ラマ・トロッティ
撮影:アーサー・ミラー,A.S.C.
音楽:クリル・J・モックリッジ
美術:リチャード・デイ、ジェームス・バスビー
編集:アレン・マックネル
■link:The Ox-Bow Incident
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7 西部の王者 (Buffalo Bill) (1944)
ストーリーは、フレデリシ上院議員(モローニ・オルセン )父娘とヴァンダーヴア( ジョージ・レッシー )を乗せてクラーク砦に向かう駅馬車が、シャイアン族の襲撃に遭い、バッファロ・ビル・コーデイ(ジョエル・マクリー)に救われた。彼らは鉄道路線の延長のために、来たのだが、 コーデイはシャイアン族が反対すると忠告する。だが、ヴァンダーヴアは軍の力を借りても強行するつもりであった。シャイアン族は指導者のイエロー・ハンド(アンソニー・クイン)の命令で蜂起し、フレデリシ議員は人質になってしまった。コーデイは救出しょうと単身出向いたが、捕えられ、処刑されようとしたが、コーデイに命を助けられたことのあるイエロー・ハンドは、彼と議員を放免したが・・・。
この作品は、鉄道の施設が進む西部での開拓史上有名なウィリアム・F・コディ(バッファロ・ビル)の半生を描いたもので、またインディアンへの理解を深めようとするヒューマニズムを描いている感動作である。モーリン・オハラは、1920年、アイルランドのダブリンで5人兄弟の次女として生まれ、 6歳の頃から演技に興味を持ち、14歳の時には地元の演劇コンテストで優勝し、アイルランドの劇団アビー・シアターに入団し、17歳で舞台の主役を務めた。彼女の演技に注目したチャールズ・ロートンは、アルフレッド・ヒッチコックの『巌窟の野獣』(Jamaica Inn)('39)の相手役に抜擢した。本作は24歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 90 min.

■cast:
ジョエル・マクリー / モーリーン・オハラ / リンダ・ダーネル / トーマス・ミッチェル / エドガー・ブキャナン / アンソンー・クイン / モローニ・オルセン / フランク・フェントン / マット・ブリッグス / ジョージ・レッシー
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■staff:
製作:ハリー・シャーマン
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
原作:フランク・ウィンチ
脚本:イーニアス・マッケンジー、クレメンツ・リプリー、 セシル・クレーマー
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:デイヴィッド・バトルフ
音楽監督:エミール・ニューマン
スクリプター:ナタリー・カルマス、リチャード・ミュラー
■link:WILLIAM F. CODY (BUFFALO BILL)
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8 荒野の決闘 (My Darling Clementine)(1946)
ストーリーは、カウボーイのワイアット・アープ(ヘンリー・フォンダ)の四人兄弟は、数千頭の牛をメキシコで買い付け、カリフォルニアへ向かっていたが、途中のアリゾナのツームストンの近くで、クラントン(ウォルター・ブレナン)から一頭5ドルで牛を全部買おうと申し出があった。ワイヤットは、その金額では買値を割ると言って断り、その夜はトゥームストーンの近くで夜営したが、翌日、兄弟が留守の時、末弟のジェームスが殺され、牛はことごとく盗まれてしまった。ワイアットはクラントンの仕業とにらんで、ツームストンの保安官となるが・・。
この作品の舞台はトゥームストーンであるが、実際の撮影はユタ・アリゾナにまたがるモニュメント・ヴァレーで行われ、郷愁の込められた西部の風景は素晴らしい。1947年に本邦公開されたときは『いとしのクレメンタイン』とサブタイトルが付いているが、こちらが原題である。リンダ・ダーネルは、1923年、キサス州ダラス生まれ、11歳でモデルになり、13歳で舞台に立った後、ステージママの影響もあり1939年、ハイスクール在学中の16歳の時、20世紀foxのカメラ・テストを受けて合格し、同年『Hotel for Women』で映画デビューした。本作は23歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 98 min.

■cast:
ヘンリー・フォンダ / リンダ・ダーネル / ヴィクター・マチュア / キャシー・ダウンズ / ウォルター・ブレナン / アラン・モウブレイ / ティム・ホルト / ワード・ボンド / ジョン・アイアランド / ロイ・ロバーツ / ジェーン・ダーウェル / グラント・ウィザース / J・ファーレル・マクドナルド / ラッセル・シンプソン
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■staff:
製作:サミュエル・G・エンジェル
監督:ジョン・フォード
原作:スチュアート・N・レイク 、サム・ヘルマン
脚本:サミュエル・G・エンジェル、ウィンストン・ミラー
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:シリル・モックリッジ
音楽監督:アルフレッド・ニューマン
編集:エドワード・B・パウエル
■link:My Darling Clementine
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9 廃墟の群盗 (Yellow Sky)(1948)
ストーリーは、無法者たちが銀行を襲撃して騎兵隊に追われ熱砂の荒地に落ちのびていったが、ストレッチ(グレゴリー・ペック)をボスにデュウド(リチャード・ウィドマーク)らの7人内、1人は逃走中に銃撃され死亡し残る6人は、水や食料を求め数日間の苦難の旅を経て、ようやくイエロー・スカイと呼ばれるゴースト・タウンに辿りついた。そこには老人(ジェームス・バートン)と孫娘のマイク(アン・バクスター)の2人が住んでいるだけだった。やがて、デュウドは老人とマイクが山で金採掘を行っているのを嗅ぎつけ仲間に話し、2人を丘に追いつめ、老人の足を撃ってマイクを降参させ5万ドルの金を強奪しようとしたが・・・。
この作品は、欲にとり憑かれた男たちの顛末を描いたウェスタンで、リチャード・ウィドマークの西部劇初出演作でもある。リメイク作として『金脈を追う男たち・ジャッカルズ』('67)(監督ロバート・D・ウェッブ 、出演者にヴィンセント・プライス、ダイアナ・イヴァーソン、ロバート・ガナー) がある。 グレゴリー・ペックは、1916年、カリフォルニア州サンディエゴで生まれ、カリフォルニア大学バークレー校にて医学を学んでいたが、演劇に興味を持ち卒業後ニューヨークで俳優養成学校のネイバーフッド・プレイハウスで演技を学び、ブロードウェイ劇場にデビューの後、1944年に映画にデビューした。本作は32歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 98 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / アン・バクスター / リチャード・ウィドマーク / ロバート・アーサー / ジョン・ラッセル / ヘンリー・モガン / ジェームズ・バートン / チャールズ・ケンバー / ロバート・アドラー / ハリー・カーター / ヴィクター・キリアン / ポール・ハースト / ハンク・ウォーデン / ジェイ・シルヴァーヒールス / ノーマン・ラビット / チーフ・ヨウラチェ
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■staff:
製作・脚色:ラマー・トロッティ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
原作:W・R・バーネット
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:アルフレッド・ニューマン
美術:ライル・ウィーラー
■link:Yellow Sky
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10 アリゾナの決闘 (Fury at Furnace Creek)(1948)
ストーリーは、銀が産出されるというアリゾナのファーネス・クリークには、酋長のリトル・ドッグが率いる凶暴なアパッチ・インディアンが、付近に巣喰って、白人の銀鉱開発を妨害していた。このファーネス・クリークに物資を送る幌馬車隊には、ウォルシュ大尉(レジナルド・ガーディナー)の指揮する騎兵隊に護られていたが、大尉はブラックウェル将軍(ロバート・ワーウィック)の命令で、別の任務に就いた。護衛のない幌馬車隊は、アパッチ族に襲われ幌馬車隊は全滅し、アパッチが幌馬車隊になりすましてファーネス・クリーク砦の門を潜り、砦に駐在していた騎兵隊員は皆殺しになった。やがて、ブラックウェル将軍は責任を問われ軍法会議に付されたが、将軍は護衛の騎兵隊に別途命令を出さなかったと誓いながら、心痛のあまり死んでしまう。家出して浮浪の身の息子キャッシュ(ヴィクター・マチュア)は、留置されていたが、このこと知ると父の無罪を確信し、汚名を晴らそうと決意する。キャッシュは、銀鉱も支配するボスのレヴァレット(アルバート・デッカー)が臭いと睨んだが、ある日、彼は襲撃され皆殺しになったファーネス・クリーク砦で、カフェのウェイトレス、モリー・バクスター(コリーン・グレイ)と知り合ったが・・・。
この作品は、二人の兄弟が将軍であった父を死に追いやった「ファーネス・クリーク砦の虐殺」(Fury at Furnace Creek)の真相を究明し真犯人を捕らえるという復讐のウェスタン。幌馬車隊護衛の騎兵隊長であったウォルシュ大尉は今や退役し、アパッチによる砦の襲撃事件以来、悶々とし、この町から脱出を試みるが失敗、殺害されるが、アパッチの襲撃は、レヴァレットに買収されてブラックウェル将軍の命令を受けたと偽った旨の告白書を書き残す。これが証拠に真相が解明されるが、冒頭でのインデイアンと騎兵隊との戦闘シーン以外は派手な撃ち合いはない。アルフレッド・ニューマンのスコアは馴染みのウエスタン・メロデイが効果的に使われている。ユタ州のカナブ(Kanab, Utah)で撮影されているが、ここは『バッファロービル』 (Buffalo Bill)、('40)『黄色いリボン』(She Wore a Yellow Ribbon)('49 )や『エルドラド』( El Dorado)('66 )など多くの西部劇に使われている。(US Version)
コリーン・グレイ(Coleen Gray)は、1922年、ネブラスカ生まれ、ハイスクールを卒業後、大学(Hamline University)で演技を学びカリフォルニアでメキシコ料理店のラ・ホイヤ(La Jolla)でウエートレスとして働き、その後、ロスアンゼルスの演劇学校へ通った。やがて、20世紀フォックスのスクリーン・テストでパスし、1946年"Three Little Girls in Blue" (uncredited)でデビューした。翌年『死の接吻』(Kiss of Death )('47) のネッテイ役で、ヴィクター・マチュアやリチャード・ウイドマークらと共演したが、可憐で美しい。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 88 min.

■cast:
ヴィクター・マチュア / コリーン・グレイ / グレン・ランガン / レジナルド・ガーディナー / アルバート・デッカー / フレッド・クラーク / チャールズ・ケンパー / ロバート・ワーウィック / ジョージ・クリーヴランド / ロイ・ロバーツ / ウィラード・ロバートソン
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■staff:
製作:フレッド・コールマー
監督:ブルース・ハンバーストン
原案:デイヴィッド・ガース
脚本:チャールズ・G・ブース
台詞:ウィンストン・ミラー
撮影:ハリー・ジャクソン
音楽:アルフレッド・ニューマン
■link:Fury at Furnace Creek
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11 折れた矢 (Broken Arrow)(1950)
ストーリーは、1870年のアリゾナ、白人とアパッチ族との間には流血の惨事が絶えなく、この地方に金を探しに来たトム・ジェフォーズ(ジェームズ・スチュアート)は、傷ついたアパッチ少年を助け、アパッチ族を統率する大酋長のコチーズ(ジェフ・チャンドラー)を訪ねて、和睦を申込んだ。酋長は白人に対する不安はあったが、民族の誇りと愚かさを理解しながらジェフォーズの友情と信頼で結ばれた。その後、ジェフォーズは、しばしばインディアンの部落を訪れるうちに、アパッチ少女ソンシアレイ(デブラ・パジェット)と恋におちた。一方、グラント大統領からアリゾナに派遣されたハワード将軍(ベイジル・ルイスディール)は、アパッチとの和平に心を砕いたジェフォーズに動かされ、コチーズと会見、合衆国とアパッチの間には3ケ月の休戦条約が成立したが・・・。
この作品は、インディアンとの和平に尽力する内に、彼等の真の姿に共鳴していくという異色の西部劇。西部劇におけるインディアンは、この映画でも描かれているような歴史の悲劇的な面が強調されるようになり、サミュエル・フラーの『赤い矢』(Run of the Arrow)('57)、ジョン・フォードの『シャイアン』(Cheynne Autumn)('64)等が製作され、70年には『小さな巨人』(Little Big Man)('71)、『ソルジャー・ブルー』(Soldier Blue)('70)となって、同時に広大な西部の景色の中で、単純壮快な対決が失われて滅びゆく運命を辿った。大酋長のコチーズは、和平中心人物として有名な、チリカ・アパッチの実在した酋長。コチーズ役のアクションスター、ジェフ・チャンドラーは、1961年、『陽動作戦』(The Merrill's Marauder)('61)に出演中に事故に遭い、その後、肺炎を患い43歳で急逝した。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 93 min.

■cast:
ジェームズ・スチュアート / ジェフ・チャンドラー / デブラ・パジェット / ベイジル・ルイスディール / ウィル・ギア / ジョイス・マッケンジー / アーサー・ハニカット / レイモンド・ブラムレイ /ジェイ・シルヴァーヒールス / アルジェンティナ・ブルネッティ/ ジャック・リー / ロバート・アドラー / ハリー・カーター / ロバート・E・グリフィン
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■staff:
製作:ジュリアン・ブロースタイン
監督:デルマー・デイヴス
原作:エリオット・アーノルド
脚色:マイケル・ブランクフォート
撮影:アーネスト・パーマー
音楽:ヒューゴー・フリードホーファー
音楽監督:アルフレッド・ニューマン
美術:ライル・ウィーラー、アルバート・ホグセット
編集:J・ワトソン・ウエッブ・ジュニア
録音:バーナード・フリックス、ハリー・M・レオナルド
スクリプター:レオナード・ドス
■link:Broken Arrow
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12 彼女は二挺拳銃 (A Ticket to Tomahawk)(1950)
ストーリーは、西部に鉄道の敷設された頃、行商人ジョニイ(ダン・デイリー)は、トマホーク行の列車に乗ったが、この列車は、期限内にトマホークに到着しないと鉄道会社が運転の権利を失うという。鉄道に反対している駅馬車会社のドウスン(マウリッツ・ヒューゴ)は、部下のダコタ(ロリィ・カルホーン)に命じて、線路に大岩を置いて妨害したので汽車は立往生し、ジョニイは町へ救援を求めた。一方、町では、保安官のダッジ(ウィル・ライト)が、ドウスンの部下に命を狙われ、男勝りで拳銃の名手、お転婆娘のキット(アン・バクスター)に危いところを救われたが・・・。
この作品は、無名時代のマリリン・モンローがコーラス・ガールに扮し出演しているウェスタン・コメディ。 ウォルター・ブレナンは、1894年、マサチューセッツ州生まれ、父親がエンジニアで、自分もエンジニアリングを学ぶが、在学中から演劇に興味を持ちヴォードヴィルの舞台に立つが、第一次世界大戦に従軍、1927年に映画デビューしたが、1930年代は俳優生活の中で最も多くの映画に出演した。本作は56歳時の出演作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 91 min.

■cast:
ダン・デイリー / アン・バクスター / ロリー・カルホーン / ウォルター・ブレナン /チャールズ・ケンパー / コニー・ギルクライスト / アーサー・ハニカット/ ウィル・ライト /チーフ・ヨウラチェ / ヴィクター・セン・ユン / マウリッツ・ヒューゴ / レイモンド・グリーンリーフ / ハリー・カーター / マリリン・モンロー
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■staff:
製作:ロバート・バスラー
監督:リチャード・セイル
脚本:メアリ・ルース、リチャード・セイル
撮影:ハリー・ジャクソン
音楽:シリル・モックリッジ
美術:ライル・ウィーラー、ジョージ・W・デイヴィス
編集:ハーモン・ジョーンズ
録音:W・D・フリック、ハリー・M・レオナルド
スクリプター:リチャード・ミュラー
振付:ケニー・ウィリアムズ
■link:A Ticket to Tomahawk
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13 拳銃王 (The Gunfighter)(1950)
ストーリーは、悪名高きガンマン、ジミイ・リンゴ(グレゴリー・ペック)は、やくざ家業から足を洗い、別離の妻と再縁し平和な生活を求めようとした。途中、喧嘩を売って名を挙げようとしたチンピラを正当防衛で射倒し、被害者の3人の兄達からつけ狙われつつカイアンの町へ辿り着いたが、町は大騒ぎになった。旧友の保安官マーク(ミラード・ミッチェル)は、妻との話がつき次第、直ちに町を立退くよう忠告した。だが、妻のペギー(ヘレン・ウェスコット)は保安官に夫とは会いたくないと言う。一方、酒場で待っていたリンゴにやくざ者のハント(スキップ・ホメイヤー)が喧嘩を売りに来たが・・・。
この作品は、早さを競い、名を挙るために無意味に命を捨てる若きガンマンと、そこから抜けだそうとした実在の無法者のリンゴの生き様を鮮烈に描いている。 保安官マーク役を演じたミラード・ミッチェル(Millard Mitchell)は、1903年、ハバナに生まれた。1931年〜36年にかけて脇役として登場し、1942年に6年ぶりに復帰、1953年までに脇役で映画をサポートする性格俳優であったが、『白昼の脱獄』(My Six Convicts)('52)では最優秀助演男優賞のゴールデングローブ賞を受賞している。本作は47歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 85 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / ヘレン・ウェスコット / ミラード・ミッチェル / ジーン・パーカー / カール・マルデン / スキップ・ホメイヤー / アンソニー・ロス /ヴェルナ・フェルトン / エレン・コービー
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■staff:
製作:ナナリー・ジョンソン
監督:ヘンリー・キング
原作:ウィリアム・バワーズ、アンドレ・ド・トス
脚色:ウィリアム・バワーズ
音楽:アルフレッド・ニューマン
撮影:アーサー・ミラー
美術:ライル・ウィーラー
■link:The Gunfighter
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14 狙われた駅馬車 (Rawhide)(1951)
ストーリーは、西部開拓時代、郵便駅馬車中継所のローハイド駅で警備をしているサム・トッド(エドワード・ブキャナン)とトム・オーエンズ(タイロン・パワー)のところにジマーマン(ヒュー・マーロウ)をボスに4人組の強盗一味が近辺に来たとの知らせがあった。そこへ駅馬車が到着し、赤ん坊を連れたヴィニー・ホルト(スーザン・ヘイワード)に、トッドはこの先、女には危険だと言って、トムに出発を止めさせた。やがて、駅馬車が出発した後、ジマーマン一味が次の駅馬車の金塊強奪を企んでやって来た。最初は、バッチを見せてシェリフ、ベン・マイルズの代理と偽って、トム等を信用させ、手を出をせぬように監禁したが、サムはホルトを助けようとして一味に射殺されてしまった。ジマーマンは、ヴィニーをトムの妻と勘違いし、彼女と赤ん坊のキャリー(ジュデイ・アン・ダン)をトムの部屋に閉じ込めた。トムは部屋から脱け出そうと、ナイフで壁に穴を開けたりするが、うまくいかぬ中に駅馬車の到着する朝になったが・・・。
この作品は、サンフランシスコからセントルイスまで、2,700マイルを25日の昼夜を駆け抜けるオーヴァ・ランド・メイル便の駅馬車が乗客(運賃は食事付きで200ドル)やカルフォルニアから金塊を運んでいるが、中継所のローハイド駅を舞台に、駅馬車の金塊を強奪しようとする強盗団一味と、ローハイド駅のオーエンズ、それに強制的に駅馬車から降ろされた赤ん坊を連れた女ホルト等との攻防を描いたウエスタンの傑作で、ライオネル・ニューマンの音楽は、軽快でウエスタンに相応しく力強く響きわたる。 (US Version)
本作でヴィニー・ホルトを演じたスーザン・ヘイワードは、1917年、ニューヨーク・ブルックリンに生まれ、1937年に女優を夢見てハリウッドに居を構え、1939年『ボー・ジェスト』( Beau Geste)でゲイリー・クーパーの相手役にキャスティングされた。彼女にとって転機となった作品、『愚かなる我が心』(My Foolish Heart)('49)に出演後、1952年『わが心に君深く』(With a Song in My Heart)や『キリマンジャロの雪』(The Snows of Kilimanjaro )などで熱演し、1954年の『悪の花園』(Garden of Evil)でもガンをとる強い女を演じたが、このルーツは本作に見られ、映像はモノクロだがかえって魅力的ですらある。
撮影は、カリフォルニア州ローン・パインで行われているが、1941年、ハンフリー・ボガートが出演した『ハイシエラ』(High Sierra)もこの地でロケされ、アラバマ・ヒルズは、ウエスタン映画に頻繁に使われている。シエラネバダは、ネバダでもカリフォルニアにある山脈で、カリフォルニア州を東と西に、西側が太平洋側で表カリフォルニア、シエラネバダはスペイン語で「雪をかぶった山脈」の意。"Rawhide"は、TVシリーズで知られているが、 1959〜66年に放映、 クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)が演じた"Rowdy Yates"作には、エピソードが217回ある。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 89 min.

■cast:
タイロン・パワー / スーザン・ヘイワード / ヒュー・マーロウ / ディーン・ジャガー / エドワード・ブキャナン / ジャック・エラム / ジョージ・トビアス / ジェフ・コーリー / ジェームズ・ミリカン / ルイス・ジーン・ハイト / ウィリアム・ハード / ケネス・トビー / ジュデイ・アン・ダン
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■staff:
製作:サミュエル・G・エンジェル
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:ダドリー・ニコルズ
撮影:ミルトン・クラスナー
音楽:ソル・クラスナー
音楽監督:ライオネル・ニューマン
美術:ライル・ウィーラー、ジョージ・W・デイヴィス
編集:ロバート・シンプソン
■link:Rawhide
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15 革命児サパタ (Viva Zapata!)(1951)
ストーリーは、1911年、メキシコはダイアス大統領の圧政に苦しんでいたが、農民のエミリアノ・サパタ(マーロン・ブランド)は、土地問題でお尋ね者となったため、兄のユーフェミオ(アンソニー・クイン)、友人パブロ(ルウ・ギルバート)とその女ソルダデラ(マーゴ)を連れて山中に隠れたが、ある日、フェルナンド(ジョゼフ・ワイズマン)からテキサスに住む革命家のマデロ(ハロルド・ゴードン)のことを聞かされた。サパタは自ら革命の意図ななかったが、マデロに惹かれ、パブロをテキサスに行かせた。サパタはかねて町の豪商の娘ホセファ(ジーン・ピータース)と相愛の仲にあったが職のないお尋ね者では、ホセファの親が許すはずもなく、彼は牧場に雇われることになり、この働きで頭角を表し、やがて警察の追求も解け、パブロの手引きで彼はマデロと会見した。フェルナンドの計画ではサパタとマデロが南北呼応すれば革命は成就するはずだったが、サパタは固く断った。だが、偶然の事故から彼は再びお尋ね者となり、官憲に捕らわれたが、兄やパブロらが民衆の助けで彼を救ったことが革命の口火となり、ついにサパタは同志の協力を得て南部一帯を制圧したが・・・。
この作品は、20世紀初頭のメキシコでの圧制の下、父祖伝来の土地を次々と奪われ怒りを燃やす農民たちが自由と土地を求め、それに革命に命を懸けた男エミリアノ・サパタの生涯をドキュメンタリー・タッチで描いているが、ジョン・スタインベックが脚本を手がけた、このメキシコの革命家の物語は、ラストの凄まじい射殺シーンに象徴されるが、サパタを演じたマーロン・ブランドは農民から、パンチョヴィラらに指名されて、大統領にまでに登りつめる英雄を力強く演じている。本作でのエミリアーノ・サパタの兄ユーフェミオを演じたアンソニー・クインが第25回アカデミー助演男優賞を獲得し、第5回カンヌ国際映画祭主演男優賞(マーロン・ブランド) 受賞している。
メキシコ革命はラテン・アメリカで最初の社会革命で、メキシコの政治体制を決定づける事件であった。1910年にはじまり、国内を二分する激しい戦いが10年以上続き、1877年以来メキシコ大統領の座にあったポルフィリオ・ディアスに対する反対運動として始まったが、ディアスが大統領に就任してから、政治的には反対派への弾圧を繰り返し、経済的には無原則な外資導入によって国内の主要産業のほとんどを外国資本に売り渡す政策を続けていた。また、ディアス政権は近代的な国家の体裁を整えるために、土地の登記制度を進めたが、メキシコの先住民には元々土地の所有などという概念はなく、ほとんどの農民は所有権のはっきりしない村ごとの共有地で農耕を営んできた。そのような所有権の曖昧な土地を政府が接収し、外国資本や大農園主に売却する政策を進め、その結果メキシコの農民のほとんどが土地を失い、ペオンと呼ばれる農業労働者に転落、土地を取り戻そうとする先住民たちの戦いはすべて、政府軍と大農園主や外国資本の私兵による弾圧によって鎮圧された。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 113 min.

■cast:
マーロン・ブランド / ジーン・ピータース / アンソニー・クイン / ジョゼフ・ワイズマン / アーノルド・モス / アラン・リード / マーゴ / ハロルド・ゴードン / ルウ・ギルバート / ミルドレッド・ダンノック /
バーニーゴッチア / フランク・デ・コヴァ / ジョゼフ・グランビー / ペドロ・レガス / リチャード・ギャリック / フェイ・レープ、ハリー・キングストン / ロス・バグダサリアン / レオナード・ジョージ / ウィル・クルーヴァ
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■staff:
製作:ダリル・F・ザナック
監督:エリア・カザン
脚色:ジョン・スタインベック
撮影:ジョー・マクドナルド
美術:ライル・ウィーラー
音楽:アレックス・ノース
録音:W・D・フリック、ロジャー・ヒーマン
編集:バーバラ・マクリーン
■link:Viva Zapata!
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16 悪の花園 (Garden of Evil)(1954)
ストーリーは、カリフォルニアで黄金発掘を夢見る3人の男、元保安官のフッカー(ゲイリー・クーパー)にイカサマ賭博師のフィスク(リチャード・ウィドマーク)それに、やくざのルーク・デイリー(キャメロン・ミッチェル)を乗せた船が修理のためメキシコのある漁港に着いた。3人は酒場で飲んでいると、アメリカ人の女リー・フラー(スーザン・ヘイワード)が駆け込んできて、落磐で閉じ込められた夫ジョン・フラー(ヒュー・マーロウ)を高額の報酬を提示して助けて欲しいという。3人は承知し、メキシコ人のヴィセンテ( ヴィクトル・マヌエル・メンドーサ )も加わり、陸路の旅がはじまったが・・・。
この作品は、1850年のメキシコ辺境、雄大なカリフォルニアの大地を舞台に黄金への執念や女への愛や男の友情などが繰り広げられるウェスタンの傑作で、スーザン・ヘイワードは、1951年の『狙われた駅馬車』(Rawhide)で見せた男勝りの強い女を演じているが、1952年にはハリウッドの外人記者協会が「世界で最も愛すべきスター」の女優部門に選ばれている。本作は37歳時の作品。撮影はメキシコで行われている。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 101 min.

■cast:
ゲイリー・クーパー / スーザン・ヘイワード / リチャード・ウィドマーク / ヒュー・マーロウ / キャメロン・ミッチェル / リタ・モレノ / ヴィクトル・マヌエル・メンドーザ / フェルナンド・ワグナー / アルトゥーロ・ソト・ランゲル / アントニオ・ブリベスカ(Guitar Player))
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■staff:
製作:チャールズ・ブラケット
監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:フレッド・フリーバーガー、ウィリアム・ターンバーグ
脚色:フランク・フェントン
撮影:ミルトン・クラスナー、ホルヘ・スタール・ジュニア
音楽:バーナード・ハーマン
・La Negra Noche:(エミリオ・D・ウランガ)
・Aqui:(ケン・ダービー、ライオネル・ニューマン)
美術:ライル・ウィーラー、エドワード・フィッツジェラルド
編集:ジェームス・B・クラーク
■link:Garden of Evil
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17 折れた槍 (Broken Lance)(1954)
ストーリーは、古き西部の大農場主マット・デヴェロオ(スペンサー・トレイシー)には、先妻との間に生まれたベン(リチャード・ウィドマーク)、マイク(ヒュー・オブライエン)、デニー(アール・ホリマン)と後妻のインディアン娘(カティ・フラドー)の間に生まれた息子ジョー(ロバート・ワグナー)の家族がいたが、力と威厳で治め、ジョーを可愛がる父親にベンは反抗的な態度を示していた。ある日、農場が家畜泥棒に荒らされ、デヴェロオはすぐベンとジョーをつれて牧童頭トゥー・ムーンズ(エドワード・フランツ)の案内で泥棒を追跡し捕まえた。意外にも息子のマイクとデニーであった。マイクは月40ドルの手当じゃやっていけないから盗んだと言い訳したが、デヴェロオは怒って2人を追放しようとした。その夜、農場では知事とその娘バーバラ(ジーン・ピータース)を招いてパーティーが開かれ、ジョーとバーバラは親しくなったが、その頃、川上の銅精錬所から流れ出る鉱毒のためデヴェロオの家畜が大変な被害を被る事件が発生したが・・・。
この作品は、1880年代、西部の大牧場のテヴェロー一家で繰り広げられる家族の葛藤を描いた異色の社会派ウェスタン。劇中、「祖父はアイルランドの貧農で、ジャガイモの大凶作のとき、アメリカに移民として渡ってきた」というセリフがある。大農場主のマット役のスペンサー・トレイシーがアイリッシュの俳優なので、このセリフは史実を踏まえているが、アイルランドでは、1845年から3年間、常食であったジャガイモの凶作が続き、1847年だけで約25万人が死亡し、20万人以上が故郷を捨て、移民となってアメリカに渡ったと言われている。騎兵隊員、開拓農民やカウボーイなど西部劇に頻繁に登場するアイリッシュのキャラクターたちは、みな、その1世、もしくは2世であり、アイルランドと西部劇と言えばジョン・フォードを思い出されるが、彼もアイリッシュの2世で同郷のキャストを組んで映画を製作している。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 97 min.

■cast:
スペンサー・トレイシー / ロバート・ワグナー / ジーン・ピータース / リチャード・ウィドマーク / カティ・フラード / ヒュー・オブライエン / エドワード・フランツ / アール・ホリマン / E・G・マーシャル / カール・ベントン・リード / フィリップ・オーバー / ロバート・バートン / ロバート・アルダー / ロバート・グランディン
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■staff:
製作:ソル・C・シーゲル
監督:エドワード・ドミトリク
原作:フィリップ・ヨーダン
脚本:リチャード・マーフィー
撮影: ジョー・マクドナルド
音楽:リー・ハーライン
指揮:ライオネル・ニューマン
美術: ライル・ウィーラー、モーリス・ランスフォード
編集:ドロシー・スペンサー
録音:W・D・フリック、ロジャー・ヒーマン
■link:Broken Lance
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18 帰らざる河 (River no Return)(1954)
ストーリーは、ゴールド・ラッシュに沸くカナディアン・ロッキー。酒場の歌姫ケイ(マリリン・モンロー)に世話になっていた9歳のマーク(トミー・レーテング)は、捜していた父のマット・コールダー(ロバート・ミッチャム)に引き取られた。ある日、川沿いで畑作業を始めた親子は、ケイと恋人のハリー・ウエストン(ロリー・カルホーン)を筏の遭難から救出したが・・・。(詳細は下記のリンク"River no Return Special Page"をご覧下さい) )
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 97 min.

■cast:
マリリン・モンロー
ロバート・ミッチャム
ロリー・カルホーン
トミー・レーテング
マービン・バイ
ダグラス・スペンサー
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■staff:
製作:スタンリー・ルーベン
監督:オットー・プレミンジャー
原作:ルイス・ランツ
脚本:フランク・フェントン
音楽:シリル・モックリッジ
主題歌:River of No Return (作曲:ケン・ダービー、作詞:ライオネル・ニューマン)
撮影:ジョゼフ・ラ・シェル


■link:River no Return Special Page
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19 誇り高き男 (The Proud Ones)(1956)
ストーリーは、1872年のカンサス州フラット・ロックの町、テキサスから食用牛の大群が入り、この町が栄えるのを目に付けた悪徳ボスのジョン・バレット(ロバート・ミドルトン)は、荒稼ぎをするため町の酒場を買い取った。保安官のカス(ロバート・ライアン)は、バレットと仇同士で、許婚のサリイ(ヴァージニア・メイヨ)が止めるのも聞かずバレットに会いに行く途中で、家畜を追って来たカウボーイのサッド(ジェフリー・ハンター)に出会った。サッドはカスがキーストンの保安官をしていた時、丸腰の父親を射殺した思って恨んでいた。バレットの酒場に来たカスは、サッドを相手にイカサマ賭博をやっていた男を暴いたので騒動となり、カスを射とうとしたバレットの子分を阻止したサッドは負傷し、サリイが手当てをするが、カスは頭に負傷したのが原因でしばしば一時的に見えなくなるのだが・・・。
この作品の舞台はキャトル・タウンで、牧畜地帯のサプライ・センターであり、給料をもらったカウボーイたちが、酒と女とトランプのギャンブルを楽しむ為に押し寄せ、土曜の夜は最高に活気づくが、一方、悪名高い無法の町と化する。
この映画のタイトルバックに流れる主題歌は、(作詞:ジョニー・デスモンド、ルース・ケディングストン、作曲:ライオネル・ニューマン)マウスハープを使ったスリー・サンズの演奏は、日本でもスマッシュ・ヒットした。感傷を誘う口笛を使った映画には、ジョン・ウェインが出演した『紅の翼』(The High and the Mighty)('54)、ウイリアム・ホールデン、アレック・ギネスが共演した『戦場にかける橋』(The Bridge on the River Kwai)('57)なども知られている。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 97 min.

■cast:
ロバート・ライアン / ヴァージニア・メイヨ / ジェフリー・ハンター / ロバート・ミドルトン / ウォルター・ブレナン
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■staff:
製作:ロバート・L・ジャックス
監督:ロバート・D・ウェッブ
原作:ヴァーン・アサナス
脚本:エドモンド・ノース、ジョセフ・ペトラッカ
撮影:ルシアン・バラード
音楽:ライオネル・ニューマン
■link:The Proud Ones
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20 やさしく愛して (Love Me Tender)(1956)
ストーリーは、ヴァンス(リチャード・イーガン)の指揮する南軍の騎兵隊は、北軍の列車を襲って兵士の給料12000ドルを奪ったが、南北戦争はすでに終戦を迎えていた。ヴァンスは金を部下と山分けして、2人の兄弟ブレット(ウィリアム・キャンベル)とレイを連れ故郷に帰るが、ヴァンスの恋人であったキャシイ(デブラ・パジェット)には、彼は2年前に戦死したと伝えられていたので、ヴァンスの弟であるクリント(エルヴィス・プレスリー)と結婚していたのだが・・・。
エルヴィス・プレスリーは、歌手で有名になり映画会社数社から出演依頼があったが、演技派を目指し、映画の中では歌には興味がないと言っていた。それで、20世紀フォックスの「Rino Brothers」を選んだそうだが、結局、パーカー大佐の要請で4曲を歌うことになりタイトルも「Love Me Tender」変更されたという。この映画の4曲は、「Love me Tender」、「Let Me」「Poor Boy」「We're Gonna Move」で、「Love me Tender」は、1956年、全米で5週間連続1位となった。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Black and White 95 min.

■cast:
リチャード・イーガン / デブラ・パジェット / エルヴィス・プレスリー / ロバート・ミドルトン / ウィリアム・キャンベル
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■staff:
製作:デイヴィッド・ワイスバート
監督:ロバート・D・ウェッブ
原作:モーリス・ジェラティ
脚本:ロバート・バックナー
撮影:レオ・トーヴァー
音楽:ライオネル・ニューマン
■link:Love Me Tender
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21 襲われた幌馬車 (The Last Wagon)(1956)
ストーリーは、1875年の北アリゾナ、早くに父母と死別してコマンチ・インディアンに育てられたコマンチ・トッド(リチャード・ウィドマーク)は、妻子を殺したハーパー兄弟の3人までを射殺した。だが、残る1人はシェリフのブル(ジョージ・マシュース)だが、逆に捕えられてしまった。丁度そこを通りかかったノーマンド大佐(ダグラス・ケネデイ)が指揮する移民を乗せた幌馬車隊に加わったが、トッドは馬車の車輪に縛られ食物も与えられなく、移民のジェニイ(フェリシア・ファー)とビリイ( トミー・レッティグ )は同情し、食べ物を与えたりした。大佐にはヴァリンダ(ステファニー・グリフィン)とジョリイ(スーザン・コーナー)の2人の娘がいたが、ジョリイはインディアンとの混血であった。ある夜、ヴァリンダ姉妹、ジェニイ姉弟やクリント( レイ・ストリックリン)などが泳ぎにいった留守に間に幌馬車隊はインディアンに襲われ全滅してしまった。だが、車輪に縛られたまま崖から落とされたトッドだけが奇跡的に助かったが・・・。 (US Version)
この作品は、1875年の北アリゾナを舞台にアパッチの脅威から最後まで幌馬車を譲った男を描いたウェスタンの傑作。撮影はアリゾナ州セドナ・オーク・クリーク・キャニオンで行われ、オープニングやガンファイト・シーンなどはレッド・クロッシング・キャニオンで行われている。
フェリシア・ファー(Felicia Farr)は、1932年、ニューヨーク州ウエストチェスターに生まれ、1955年『Big House, U.S.A.』でデビュー、本邦公開作には『去り行く男』(Jubal)('56)、『最初のテキサス人』('56)(The First Texan)、『決断の3時10分』( 3:10 to Yuma)('57)、『水兵さんは暇がない』( Onion Head)('58)、『ねえ!キスしてよ』(Kiss Me Stupid)('64)、『ベネチタ事件』(The Venetian Affair)('66)、『コッチおじさん』( Kotch)('71)、『突破口!』(Charley Varrick)('73)などがある。本作は24歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 98 min.

■cast:
リチャード・ウィドマーク / フェリシア・ファー / ダグラス・ケネデイ / スーザン・コーナー / トミー・レッティグ / ステファニー・グリフィン / レイ・ストリックリン / ジョージ・マシュース
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■staff:
製作:ウィリアム・ホークス
監督:デルマー・デイヴス
原作:グウェン・バーニ・ギールガッド
脚色:ジェームズ・エドワード・グラント 、デルマー・デイヴス、グウェン・バーニ・ギールガッド
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
音楽:ライオネル・ニューマン
■link:The Last Wagon
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22 四十挺の拳銃 (Forty Guns)(1957)
ストーリーは、1890年代の西部開拓時代、かつては凄腕ガンマンで、今は連邦保安官のグリフ・ボネル(バリー・サリヴァン)が、弟のウェス(ジーン・バリー)、チコ(ロバート・ディックス)と共に、郵便局強盗犯を捕らえるため、アリゾナの町ドラグーンにやってきた。この地域一帯は、40人のガンマンを部下に持つ大牧場主の女傑ジェシカ・ドラモンド(バーバラ・スタンウィック)が支配していた。やがて、グリフが捕らえた郵便局強盗犯は、ジェシカの手下の一人で、彼女に雇われている郡保安官のネッド・ローガン(ディーン・ジャガー)の助手であった。一方、ジェシカの12歳年下の弟のブロッキー(ジョン・エリクソン)は手の付けられない無法者で、町では酔った勢いで視力が弱まった保安官のチザム(ハンク・ワーデン )を殺害し逮捕、拘留されるが、姉の権力や財力によってすぐ釈放される。グリフの上の弟ウェスは鉄砲鍛冶屋の娘(イヴ・ブレント)と恋に落ち、やがてグリフとジェシカも惹かれ合う。だが、悔い改めることのないブロッキーの身勝手な蛮行が、取り返しのつかない悲劇をもたらすのだが・・・。
この作品は、西部開拓時代のアリゾナを舞台に、正義をもたらすため町にやってきた元ガンマンの法執行官グリフと町を牛耳る女ボス、ジェシカの闘いをサミュエル・フラーが手掛けた異色ウエスタンの傑作。冒頭、白馬に跨ったバーバラ・スタンウィックに率いられた、40騎の男たちの群れがボネル三兄弟の馬車を土煙を巻いて走り抜けて行くシーンは迫力があり、これは最初に観客を驚かせるサミュエル・フラーの得意とするところで、この映画のスタートは誇らしく、痛烈なアクション、牧歌的な愉悦が交錯するウエスタンの素朴な活劇性と強烈なダイナミズムを描写し、一対一の決闘や馬の暴走など古典的なウエスタンに不可欠な見せ場が数々ある。更に男たちの風呂桶が幾つもある入浴風景、色目を使う酒場の女、歌自慢の男が朗々と歌うシーンや結婚式といったウエスタンの風俗描写にも非常に興味が注がれる。
ジェシカ・ドラモンドを演じたバーバラ・スタンウィック(Barbara Stanwyck)は、1907年ニューヨーク生まれ、本作出演時は、50歳であったが、多くの40年代のスターが引退していくなかで、B級ウエスタンに誇りを持って出演、フィルム・ノワール、メロドラマ、コメディとあらゆるジャンルに遺憾なく実力を発揮した大女優として、評価は衰えることがなかった。ゴダールの『勝手にしやがれ』(A bout de souffle)('60)のミシェル(ジャン=ポール・ベルモンド)がポスターを丸めてベッドの上のパトリシア(ジーン・シバーグ)を見つめる動作は、『四十挺の拳銃』のウェスが小銃の銃身から鉄砲鍛冶屋の娘に狙いを定めるしぐさの創造的模倣だそうである。サミュエル・フラー のオリジナル脚本では、驚くほど無情で後味の悪い結末が用意されていため、会社の意向で、無難な結末に改変されたと言われる。劇場未公開、JSBで放映後にビデオ発売された。ウェスに扮したジーン・バリーは、1919年6月、ニューヨーク生まれ、5年近く、アルツハイマー症を患っていたが、2009年12月9日に逝去し、90歳だった。
挿入歌の"High Ridin' Woman"(Harold Adamson and Harry Sukman)、"God Has His Arms Around Me"(Victor Young and Harold Adamson)何れもジャッジ・キャロルが唄っているが、ハリー・サックマンのオリジナル・スコアは、冒頭より、ダイナミックに響きわたり、見事なドラマの進行を際立たせ、ロマンテックでゴージャスな旋律は感銘を受ける。
■ アメリカ映画(Globe Enterprises/Twentieth Century-Fox)Black and White 79 min.

■cast:
バーバラ・スタンウィック/ バリー・サリヴァン/ ディーン・ジャガー/ ジョン・エリクソン/ ジーン・バリー / ロバート・ディックス/ ジャッジ・キャロル/ ポール・ダボフ/ ジェラルド・ミルトン/ ジバ・ロダン/ ハンク・ワーデン / ニール・モーロー./ サンドラ・ワース
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■staff:
製作・脚本・監督:サミュエル・フラー
撮影:ジョセフ・バイロック
特殊効果:L・B・アボット
音楽:ハリー・サックマン
編集:ジーン・フォウラー・Jr
■link:Forty Guns
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23 無法の王者ジェシイ・ジェイムス (The True Story of Jesse James)(1957)
ストーリーは、南北戦争が勃発した1861年、ミズリー州で、サミュエル農場の医師を父に持つ18歳のフランク・ジェイムス(ジェフリー・ハンター)は南軍のゲリラ部隊に入って活躍していた。フランクには、弟のジェシイ(ロバート・ワグナー)がいたが、彼は1864年、北軍ゲリラ隊の襲撃で一家が追放された時、兄のゲリラ部隊に入隊するのである。翌年、南北戦争も終わり、ジェシイは、コッブ家の娘ズィー(ホープ・ラング)と恋仲となったが、ミズリー州に燻る南北抗争の戦火に農場を焼かれ、2人の結婚も延期となる。やがて、復興祈祷会でジェシイは、従兄弟のヤンガー兄弟(アラン・ヘイル&ビフ・エリオット)と列席し、過去の罪を悔いるが、その後の酒盛りに我を失いヤンガー兄弟とともに無法者となり、ズィーを連れセント・ジョセフに行き、変名で楽しい生活を始めた。16年の歳月が流れた1882年、ミネソタ州ノースフィールドで、ジェシイ兄弟はヤンガー兄弟と組んで銀行を襲撃するが失敗して探偵レミントンに追われることになったが・・・。
この作品は、アメリカ西部史を飾るアウトロー、ジェシー・ジェームズの波乱に満ちた生涯を、回想を交えながら、なぜ悪の道に入り、惨めに死んで行かざるを得なかったかを生々しく描写されているが、タイロン・パワー、ヘンリー・フォンダが出演した『地獄への道』 (Jesse James)('39)(監督:ヘンリー・キング )のリメイク作品でもあり、後編にあたる『地獄への逆襲』(The Return of Frank James)('40)等もあり、最近の作品には、『アメリカン・アウトロー』(American Outlaws)('01)や『ジェシー・ジェームズの暗殺 』(The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford) ('07)などが製作されている。(US Version)
ホープ・ラング(Hope Lange)については、『青春物語』(Peyton Place)(1957) サイトに記述があります。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 92 min. Aspect Ratio:2.35 : 1

■cast:
ロバート・ワグナー(Jess James)/ ジェフリー・ハンター(Frank James)/ ホープ・ラング (Zee)/ アグネス・ムーアヘッド(Mrs.Sammuel)/ アラン・ヘイル(Cole Younger) / アラン・バクスター(Remington)/ ジョン・キャラダイン(Rev.Jethro Bailey) / Rachel Stephens(Anne)/ ビフ・エリオット(Jim Younger)/ アンソニー・レイ (Bob Younger)/ カール・テイラー(Bob Ford)
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■staff:
製作:ハーバート・B・スウォープ・ジュニア
監督:ニコラス・レイ
脚本:ナナリー・ジョンソン
脚色:ウォルター・ニューマン
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:リー・ハーライン
衣装デザイン:メアリー・ウィルス
特殊効果:レイ・ケロッグ
編集:ロバート・L・シンプソン
■link:The True Story of Jesse James
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24 無頼の群 (The Bravados)(1958)
ストーリーは、アメリカ南西部の村リオ・アリバで、銀行強盗を働いた4人の凶漢が絞首刑になる日、ジム・グラス(グレゴリー・ペック)は、処刑を見届けにやって来た。半年前から留守中に妻を殺した4人組を探していたのである。
村では旧知の美人ホセファ・ベラルデ(ジョーン・コリンズ)に会い、やがて死刑執行人シムズがやってきた。囚人のテーラー(アルバート・サルミ)、ザッカリー(スティーブン・ボイド)、パラル、そしてインディアンのルーファン4人の処刑が近づいてきた。だが、前夜に執行人シムズは保安官を殺害し4人を逃がした。執行人は偽者であった。4人は雑貨店主スタインメッツ(ジョージ・ヴォスコヴェク)の一人娘エマ(キャスリーン・ギャラント)を人質に逃走した。追っ手が出されジムも加わって、一人一人と追いつめ復讐を果たしていくが、だが、そこには意外な事実があった・・・。
この作品は、復讐に燃えて4人の仇をつけねらう男を主人公にしたウェスタンの傑作。悪役ザッカリーを演じたスティーヴン・ボイドは、1931年、北アイルランド生まれ、働きながら演劇を続け、劇団に入り、ロンドンに出て、チャンスを狙っていたところ、The Arts Council Midland Theatre Companyに参加するチャンスを得、BBCにも出演するようになった。1956年、20世紀foxと契約を結び、アイルランド人スパイを演じた『The Man Who Never Was』で映画デビュー。本作は27歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 98 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / ジョーン・コリンズ / スティーブン・ボイド / アルバート・サルミ / ヘンリー・シルヴァ / キャサリーン・ギャラント / バリー・コー / ジョージ・ヴォスコヴェク / ハーバート・ラッドレー / リー・ヴァン・クリーフ / アンドリュー・デュガン / ケン・スコット / ジーン・エヴァンス / ジョー・デ・リタ
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■staff:
製作:ハーバート・B・スウォープ・ジュニア
監督:ヘンリー・キング
原作:フランク・オルーク
脚本:フィリップ・ヨーダン
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:ライオネル・ニューマン
美術:ライル・R・ウィラー
編集:ウィリアム・メース
■link:The Bravados
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25 不死身の保安官 (The Sheriff of Fractured Jaw)(1958)
ジョナサン・ティブス(ケネス・モア)はイギリスで伯父の銃器販売を手伝いながら、馬の不要な蒸気機関で走る車などの研究に没頭していたが、銃器販売が不振で、倒産寸前である叔父の会社を立て直すために、販路を求めてアメリカの西部に向かっていた。やがて、彼が乗っている駅馬車が途中インデアンに襲われたが、彼は酋長を説いてそれを止めさせた。彼は目的地に到着すると町民に英雄として迎えられ、ケイト(ジェーン・マンスフィールド)が経営するホテルに落ち着くことになったが、町では牧場同士が縄張り争いが頻発しており、治安が悪く、そこでマスターズ町長(ヘンリー・ハル)がティブスを保安官に任命したのであったが・・・。
この作品は、アメリカのミステリー作家ジェイコブ・ヘイの短篇小説『フラクチュアード・ジョウの保安官』の映画化で19世紀の半ばに、イギリスの武器商人がアメリカの新天地である西部で保安官となり活躍、そして酒場の女主人との恋を描いたウエスタン・コメディ。保安官は、シェリフ(sheriff)の訳語で、一般的に選挙で任命される郡内の法執行官の長であるが、自治意識の強いアメリカでは、州によって任命制度や任務内容に相違がある。州内でも郡毎・市町村毎に違いが見られ、西部開拓時代では様々な人物が就任したが、本作では町長によって任命されている。ジェーン・マンスフィールドが、"In the Valley of Love"、"If the San Francisco Hills Could Only Talk"、"Strolling Down the Lane with Bill"の3曲を披露しているが、いずれもコニー・フランシス(Connie Francis)が吹き替えている。
ケイトを演じたジェーン・マンスフィールド(Jayne Mansfield) は、1933年、ペンシルベニアに生まれ、ブロードウェイ、及びハリウッドで活躍した1950年代を代表するブロンドのセックスシンボルの1人で、PLAYBOY誌などの他に、多くの雑誌に登場した。彼女はプラチナブロンドの髪、ウェストが細くくびれた肉体、露出した胸の谷間を強調する衣裳で魅了したが、映画デビューは、「Female Jungle」 ('55) で本作は25歳時の出演作品。1967年6月、自動車事故で他界、34歳だった。
■ アメリカ映画(Angel Productions/Twentieth Century-Fox)Color 103 min.

■cast:
ケネス・モア / ジェーン・マンスフィールド / ヘンリー・ハル / ウィリアム・キャンベル / ブルース・キャボット / ロバート・モーレイ / ロナルド・スクァイア / デイヴィッド・ホーン
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■staff:
製作:ダニエル・M・エンジェル
監督:ラウール・ウォルシュ
原作:ジェイコブ・ヘイ
脚色:アーサー・デイルス
撮影:オットー・ヘラー
美術:バーナード・ロビンソン
編集:ジョン・シャーリー
■link:The Sheriff of Fractured Jaw
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26 ワーロック (Warlock)(1959)
ストーリー、ワーロックはマックオウン(トム・ドレーク)の牧場に雇われた暴れ者たちがのさばりはこびっていた。彼はワーロックの法律は、自分が作るのだと豪語したが、部下のギャノン(リチャード・ウィドマーク)は、嫌悪感を抱いていた。翌日、町の人々は集会を開き、町を自衛するために保安官のクライ(ヘンリー・フォンダ)を呼ぶ協議をした。だが、ジェシー(ドロレス・マイケルズ)は、クライには必ず賭博師のモーガン(アンソニー・クイン)がついてくるので、町に騒動が起こるといって反対した。だが、やがて、クライとモーガンがやって来た。モーガンはさっそく酒場を開き、クライはモーガンは悪人ではないと言うが、マックオウンがワーロックに現われた。保安官のクライは彼の前に立ちふさがったが・・・。
この作品は、町の平和の為に招かれた保安官が、また町の平和のために追い出されてしまうという、50年代の社会派ウェスタンの傑作。アンソニー・クインは、1915年、メキシコ・チワワで生まれ、少年時代にカリフォルニア州ロサンゼルスに移住、靴磨きやプロボクサーのスパーリング・パートナーや画家など転々とし、1936年に『殺人都市』(Parole)でデビューした。劇場出演の後、セシル・B・デミルのパラマウント作品で悪人を演じるなどキャリアーを広げ、本作は44歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 121 min.

■cast:
リチャード・ウィドマーク / ヘンリー・フォンダ / アンソニー・クイン / ドロシー・マローン / ドロレス・マイケルズ / ウォーレス・フォード / トム・ドレーク / リチャード・アーレン / デフォレスト・ケリー / レジス・トゥーミー / ボーン・テイラー / ドン・ベードー
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■staff:
製作・監督:エドワード・ドミトリク
原作:オークレイ・ホール
脚本:ロバート・アーサー
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:リー・ハーライン
美術:ライル・R・ウィラー、ハーマン・A・ブルメンタル
編集:ジャック・W・ホルムズ
■link:Warlock
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27 アラスカ魂 (North to Alaska)(1960)
ストーリーは、ゴールド・ラッシュのアラスカ、シアトルからきたサム(ジョン・ウェイン)と相棒のジョージ(スチュワート・グレンジャー)とその弟ビリー(フェビアン)は金鉱堀り当てに成功した。サムはシアトルに採鉱機を買いに出かけ、帰りにジョージの婚約者ジェニーを連れてくることであったが、彼女は既に結婚していた。サムは、やむなく酒場で知り合った美女ミシェール(キャプシーヌ)を連れて帰ることにしたが・・・。
この作品は、1900年のゴールド・ラッシュのアラスカを舞台にミシェールを巡って、いざこざが繰り広げられる痛快娯楽作品。タイトルに流れるジョニー・ホートンが歌った主題歌「北の国アラスカ」は当時話題となった。 スチュワート・グレンジャーは、1913年、ロンドン生まれ、1933年、エキストラとして映画デビュー、戦争が始まると、少尉に任官して入隊、傷病で除隊後『 灰色の男』(The Man in Grey) ('43)で初主演した。本作は27歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 122 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / スチュワート・グレンジャー / アーニー・コバックス / フェビアン / キャプシーヌ / ミッキー・ショーネシー
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■staff:
製作・監督:ヘンリー・ハサウェイ
原作:ラズロー・フォーダー
脚本:ジョン・リー・メイン、マーティン・ラッキン、クロード・ビニヨン
撮影:レオン・シャムロイ
音楽:ライオネル・ニューマン
美術:ダンカン・クラメール、ジャック・マーティン・スミス
編集:ドロシー・スペンサー
■link:North to Alaska
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28 燃える平原児 (Flaming Star)(1960)
ストーリーは、テキサスの牧場主バートン(ジョン・マッキンタイア)には、2人の息子がいた。長男のクリント(スティーヴ・フォレスト)は、白人の先妻との間に生れたが、次男のペイサー(エルヴィス・プレスリー)の母親はキオワ・インディアンのネディ(ドロレス・デル・リオ)であった。
クリントには、婚約者のロスリン(バーバラ・イーデン)がいて、彼の誕生日に、彼女の兄弟や妹が招待された。だが、その夜の帰宅途中、酋長バファロー・ホーン(ロドルフォ・アコスタ)の率いるキオワ・インディアンに襲撃され、2人の兄が惨殺されたが・・・。
この作品は、白人とインディアンとの混血児を主人公にしたウエスタンで、演技派を目指したエルヴィス・プレスリーが混血児に扮した。歌は冒頭で2曲「A Cane And A High Starched Colla」「Flaming Star」を披露している。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 90 min.

■cast:
エルヴィス・プレスリー / バーバラ・イーデン / スティーヴ・フォレスト / ドロレス・デル・リオ / ジョン・マッキンタイア / ロドルフォ・アコスタ / カール・スウェンソン / フォード・レイニー / リチャード・ジャッケル / アン・ベントン / L・Q・ジョーンズ / ダグラス・ディック / トム・リーズ
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■staff:
製作:デイヴィッド・ワイスバート
監督:ドン・シーゲル
原作:クレア・ハフェイカー
脚本:クレア・ハフェイカー、ナナリー・ジョンソン
撮影:チャールズ・G・クラーク
音楽:シリル・J・モックリッジ
美術:ダンカン・クラメール、ウォルター・M・シモンズ
スクリプター:リチャード・タマッジ
■link:Flaming Star
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29 コマンチェロ (The Comancheros)(1961)
ストーリーは、ニューオリンズでリグレット(スチュアート・ホイットマン)が、判事の息子と決闘をして、追われる身となった。手配書が各地に配布され、ミシシッピーの蒸気船でポーカーをしているところをテキサス警備隊のカッター大尉(ジョン・ウェイン)に逮捕された。彼はリグレットを連行して警備隊本部へ向かう途中、インディアンに焼き払われた開拓部落を通過したが、そこでインディアンに殺害された開拓者の死体をリグレットに埋葬させたが、その隙にシャベルでカッターを殴り倒し逃走した。やがて、本部へ帰ったカッターは、最近のコマンチ・インディアンの暴動は不良白人の強盗団コマンチェロにあると睨み、彼は武器密売者に姿を変えスイートウォーターの町にやって来た。だが、この町でポーカーをしているホテルで再びリグレットに巡り合ったが・・・。
この作品は、1850年のテキサス、インディアンに武器を密売し白人の牧場を襲わせる白人武器商人コマンチェロ一味の撲滅のため、テキサス・レインジャーの大尉と賭博師が立ち上がり活躍する痛快ウエスタンの傑作で、エルマー・バーンスタインのスコアはウエスタンに相応しいダイナミックで軽快な音楽が冒頭より流れる。出演者は、ジョン・ウェインのほか実の息子パット・ウェイン、リー・マーヴィン、スチュアート・ホイットマン、イナ・バリンなど豪華な顔ぶれであるが、強盗団コマンチェロの首領の娘を演じたイナ・バリン(Ina Balin )は、1937年11月生まれで、テレビのペリー・コモ・ショウに出たりしていたが、1958年、『黒い蘭』(The Black Orchid)で映画デビュー、1960年に『孤独な関係』(From the Terrace)、1971年には、プレスリーと『殺し屋の烙印』(Charro!)などに出演している。1990年6月、心臓疾患で亡くなり、52歳であった。監督は『カサブランカ』でアカデミー作品賞・監督賞を受賞したマイケル・カーティス(Michael Curtiz)だが、この作品が遺作(満73歳没/ 1962年4月11日、癌により死去)となった。
『ハリウッド帝国の興亡』(City of Nets/Otto Friedrich)文芸春秋刊、柴田京子訳に紹介されているマイケル・カーティス(Michael Curtiz)については、彼はハンガリー生まれで、第一次世界大戦では、オーストリアの砲兵隊に入隊、そののち、ハンガリー初の映画撮影所を創設した。ドイツで製作された『イスラエルの月』の評判を耳にしたハリー・ワーナーが契約して、1927年アメリカに招かれた。伝説によればカ−ティスは、ニューヨークで旗と花火に迎えられ、喜んだというが、その日は7月4日だった。エロール・フリンをスターに仕立てるのに一役買うと、続いて『進め竜騎兵』(The Charge of The Light Brigade)('36)、『ロビンフットの冒険』(The Adventures of Robin Hood)('38)その他6本の大作を撮っているが、デヴィッド・ニーヴンが出演した映画『カンサス騎兵隊』(Santa Fe Trail)('40)の撮影現場で監督がスタッフに「乗り手のいない(no rider または without rider)馬を連れて来い」というところを「Bring on the empty horses(空の馬をつれて来い)」と叫んだのにはニーヴンとエロール・フリンは、ばか笑いして監督を不機嫌にさせたという。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 107 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / スチュアート・ホイットマン / イナ・バリン / ネーミア・パーソフ / リー・マービン / マイケル・アンサラ
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■staff:
製作:ジョージ・シャーマン
監督:マイケル・カーティズ
原作:ポール・I・ウェルマン
脚本J:ジェームズ・エドワード・グラント、クレア・ハフェイカー
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:エルマー・バーンスタイン
美術:ジャック・マーティン・スミス
編集:ルイス・ロフラー
■link:Comancheros
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30 太陽の中の対決 (Hombre)(1967)
ストーリーは、1880年代、東部アリゾナは元アパッチの居住地であったが、白人達に追い払われサン・カーロスの保護地に移り住んだが、その中でジョン・ラッセル(ポール・ニューマン)は白人で子供の頃にインディアンにさらわれアパッチに育てられた。彼は養父から下宿屋を遺産としてをもらったが、それを売却しコンテンションという町で馬を買う計画を持っていた。数日後、南へ行く馬車がやっとやって来た。この地方にも鉄道が敷かれ、駅馬車が影をひそめる時代が来たのであった。
馬車の同乗者は、下宿屋のマネージャーであったジェシー(ダイアン・シレント)、ビリー・リー(ピーター・レザー)とドリス(マーガレット・ブライ)の新婚夫婦、そして年輩のフェーバー(フレドリック・マーチ)と若い妻のオードラ(バーバラ・ラッシュ)等であったが、馬車が出発間際にグライムス(リチャード・ブーン)と名のる男が強引に乗り込んで来た。やがて、馬車が険しい山を越えると、突如行手に3人のガンマンが現れたが・・・。
この作品は、子供の頃にインディアンに拉致されインディアンとして育ったジョン・ラッセル(ポール・ニューマン)が主人公で、白人の養父ラッセルに救い出されるが、脱走して再びインディアン居留地に戻り"Hombre"(米俗で男)と呼ばれる大人に成長する。ある日、公金を横領した悪漢と同じ駅馬車に乗り合わせたために強盗に襲われ、馬を奪われ、荒野で立ち往生するが、生き延びる術を心得ているインディアンとして育ったジョンによって救われるというエルモア・レナードの小説『オンブレ』をもとにした心理ドラマを織り込んだ異色のウエスタン。
■ アメリカ映画(Hombre Productions/Twentieth Century-Fox)Color 111 min.

■cast:
ポール・ニューマン / フレドリック・マーチ / リチャード・ブーン / ダイアン・シレント / キャメロン・ミッチェル / バーバラ・ラッシュ / マーティン・バルサム / ピーター・レザー / マーガレット・ブライ
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■staff:
製作:マーティン・リット、アーヴィング・ラヴェッチ
監督:マーティン・リット
原作:エルモア・レナード
脚本:アーヴィング・ラヴェッチ、ハリエット・フランク・ジュニア
撮影:ジェームズ・ウォン・ホウ
音楽:デイヴィッド・ローズ
■link:Hombre
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31 バンドレロ! (Bandolero!)(1968)
ストーリーは、メイス・ビショップ(ジェームズ・スチュワート)とディー(ディーン・マーティン)の兄弟は南北戦争に従軍した元兵士であったが、戦争終結後、彼らのような兵士は流れ者となり、西部へと旅立って行った。そんな中、ディーは、仲間と銀行に押し入ったが、ジョンソン保安官(ジョージ・ケネディ)に捕まり、縛り首の判決を受ける。だが、刑執行直前に、縛り首役人に化けたメイスに助けられるが、逃走するために食料と水を確保するためマリア・ストナー(ラクエル・ウェルチ)の馬車を襲い、彼女を人質に国境に向かうが、執拗に追いかけてきた保安官との銃撃戦を切り抜けながらメキシコの国境地帯、バンドレロ(野盗の群)が潜む不毛の地に逃げ込んだが・・・。
この作品は、南北戦争直後の時代を背景に、兄弟の運命や兄弟愛や絆、また逃亡生活で芽生えた未亡人とのはかない恋などを描いたヒューマン・ウエスタンの傑作で、西部劇の巨匠ジョン・フォードの後継者といわれる正統派のアンドリュー・V・マクラグレンの監督作品。ジェリー・ゴールドスミスのフィルム・スコアも冴え渡っていて、西部の素晴らしい景観も楽しめるが、撮影はアラモ・ヴィレッジ(Highway 674, Brackettville, Texas, USA)、ユタ州グレン・キャニオンやカナブ・ムビーランチ(5001 Angel Canyon Road, Kanab, Utah, USA)などで行われた。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 106 min.

■cast:
ジェームズ・スチュワート / ディーン・マーティン / ラクエル・ウェルチ / ジョージ・ケネディ / ハリー・ケリー・Jr / アンドリュー・プライン / ウィル・ギア / クリント・リッチー / デンヴァー・パイル / トム・ヒートン / ルディ・ディアス / ショーン・マクローリー / ドナルド・バリー
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■staff:
製作:ロバート・L・ジャックス
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
原作:スタンリー・L・ハフ
脚本:ジェームズ・リー・バレット
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
■link:Bandolero!
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32 明日に向って撃て!(Butch Cassidy and The Sundance Kid)(1969)
ストーリー、家畜泥棒と銀行強盗が稼業の2人組のガンマン、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)は、同じ仲間のハーベイ・ローガン(テッド・キャシディ)らの誘いにのって、列車強盗を試み、大金をせしめ、ブッチは、銀、錫などの鉱山資源の豊富なボリビアへ行って荒稼ぎしようと、サンダンスを誘う。そして、スペイン語のできるサンダンスのガール・フレンド、女教師のエッタ・ブレーズ(キャサリン・ロス)も交えて、彼らはボリビアへ向かうが・・・。
この作品は、実在した2人組の強盗を描いた新感覚のウェスタンで、アメリカ・ニューシネマの傑作。ラストシーンのストップモーションは屈指の名シーン。主題歌の「雨に濡れても」(Raindrops Keep Fallin' On My Head)は、作詞:ハル・デビット、作曲:バート・バカラック、歌はB・J・トーマスで、1970年ビルボードで第1位となったが、アカデミー賞でも主題歌賞を受賞した。
キャサリン・ロスは、1940年、カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれた。1962年頃より、短編などに出ているが本格的な映画では『シェナンドー河』(Shenandoah)('65)、『歌え!ドミニク』(The Singing Nun )('66)などに出演したが『卒業』( The Graduate)('67)や本作で人気スターとなった。本作は29歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 110 min.

■cast:
ポール・ニューマン / ロバート・レッドフォード / キャサリン・ロス / ストロザー・マーティン / ジェフ・コーリー
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■staff:
製作:ジョン・フォアマン
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
製作総指揮:ポール・モナシュ
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
撮影:コンラッド・ホール
音楽:バート・バカラック
編集:ジョン・C・ハワード、リチャード・C・メイヤー
衣装(デザイン):エディス・ヘッド
■link:Butch Cassidy and The Sundance Kid
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33 殺し屋の烙印 (Charro!)(1969)
ストーリー、ジェス・ウェイド(エルヴィス・プレスリー)は、昔の仲間のビンス・ハケット(ヴィクター・フレンチ)に騙され、彼が盗んだメキシコ軍の黄金が張り付けられた「大砲」の犯人にされそうになった。だが、スキを見て逃げ出し、リオ・セコの町で友人のラムゼイ保安官(バーバラ・ウェール)、酒場のトレイシー・ウインターズ(イナ・バリン)等の味方を得え、やって来たビンスの弟ビリー・ロイ(ソロモン・スタージェス)を保安官傷害の罪で捕らえた。保安官はジェスを保安官助手に任命したが・・・。
この作品は、濡れ衣を着せられた西部の男の報復の物語で、プレスリーは「Charro!」の1曲のみ披露しているが、エルヴィス・プレスリーは、有名になるにつれ映画各社から出演の依頼があり、喜んで、劇場に通いつめ、演技を独学で勉強したという。パーカー大佐は、初出演映画にはエルヴィス主演を希望したので20世紀foxの「Rino Brothers」を選んだが、エルヴィスはシリアスな演技を目指していたので、映画での歌には興味がないと言っていた。だが、パーカー大佐の要請で4曲も歌う事になりタイトルも「Rino Brothers」から「 Love Me Tender」 に変更された。1958年の陸軍入隊前まで4作の映画が製作されたが、いずれも歌ありの主演映画であった。また、映画に歌を収めた作品が好評だったため、当時のショウ・ビジネスに新たなビジネスの形態を創出することにもなった。
1960年に陸軍除隊するとパーカー大佐は、映画会社数社と長期の出演契約を締結したため、1969年まで1年に3本のペースで27本もの映画の製作が行われ、活動の拠点もハリウッドに移された。映画は製作費を抑えた歌(ミュージカル)付きのものが多かったが、『G.Iブルース』(G.I. Blues)('60)、『ブルー・ハワイ』(Blue Hawaii)('61)、『ラスベガス万才』(Viva LasVegas)('63)などは話題になった。1956年から1969年まで計31本の映画が公開された中で、エルヴィスが望んだ歌なしの映画は、1969年公開の 本作『殺し屋の烙印』(Charro!)のみであった。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 98 min.

■cast:
エルヴィス・プレスリー / イナ・バリン / ヴィクター・フレンチ / バーバラ・ウェール / ソロモン・スタージェス
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■staff:
製作・監督・脚本:チャールズ・マーキス・ウォーレン
原案:フレデリック・ルイス・フォックス
撮影:エルスワース・フレデリックス
音楽:ヒューゴ・モンテネグロ
編集:アル・クラーク
■link:Charro!
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34 大いなる男たち (The Underfeated)(1969)
ストーリーは、ヘンリー・トーマス(ジョン・ウェイン)は元北軍の大佐であったが、南北戦争終了後牧童となり忠実な部下とインディアンの養子ブルー・ボーイ(ロマン・ゲブリエル)等と野生馬を捕獲し、3000頭からの馬をマキシミリアン皇帝に売り渡すためにメキシコに向かっていた。また、敗戦した南軍のラングドン大佐(ロック・ハドソン)は、再起を計るため、邸宅を焼き払い妻のマーガレット(リー・メリウェザー)、娘のシャーロット(メリッサ・ニューマン)、兄の未亡人アン(マリアン・マッカーゴ)、ビッグ・ジョージ(マーリン・オルセン)ら、総勢百余名を連れて、1,200キロ彼方のメキシコのマキシミリアン皇帝のもとへ向かった。やがて、リオ・グランデ河にさしかかり渡河したところにキャンプを張ったが、その時山賊が襲ってきた。だが、トーマスやブルー・ボーイら仲間の活躍で危機を脱することとで、両大佐の間には、熱い男の血が通い合い、ブルー・ボーイとシャーロットの心には、淡い恋が芽生えるのだが・・・。
この作品は、南北戦争終結直後の西部を舞台に、互いに敵同士であった南軍と北軍の大佐が、それぞれの目的を持ってメキシコへ向かうが、メキシコの内紛に巻き込まれる。だが、互いに困難を共にする内に、友情が芽生えてゆくという雄大な男と男を描いたウエスタン・ドラマの傑作。ヒューゴ・モンテネグロはスパゲッティ・ウエスタンで良く知られているが、本作ではタイトルに相応しい骨太のスコアを随所で披露している。シャーロットを演じたメリッサ・ニューマン(Melissa Newman )は、ポール・ニューマンが再婚したジョアンナ・ウッドワードとの長女で、この映画がデビュー作品。その後、テレビ出演が多く、『ボナンザ』(Bonanza)('71)や『ガンスモーク』(Gunsmoke)('72)などにも出演している。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 119 min.

■cast:
ジョン・ウェイン / ロック・ハドソン / トニー・アギラ / ロマン・ゲブリエル / マリアン・マッカーゴ / リー・メリウェザー / マーリン・オルセン / リッサ・ニューマン
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■staff:
製作:ロバート・L・ジャックス
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
原作:スタンリー・L・ホー
脚本:ジェームズ・リー・バレット
撮影:ウィリアム・H・クローシア
音楽:ヒューゴ・モンテネグロ
衣装(デザイン):ビル・トーマス
■link:The Underfeated
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35 100挺のライフル (100 Rifles)(1969)
ストーリーは、1912年、メキシコ、ヤキ族の反乱が起こってベルドゥーゴ将軍(フェルナンド・ラマス)は大虐殺を行っていた。ヤキ族の美しい娘サリータ(ラクウエル・ウェルチ)の父はベルドゥーゴにライフルの咎で処刑され、サリータは連行されたが、その頃、ホテルにいたヤクイ・ジョー(バート・レイノルズ)は、金のことで大声を張り上げた娼婦との諍いで、ベルドゥーゴに捕らえらた。その頃、アリゾナのフェニックス銀行を襲って6千ドルを強奪し逃走中のお尋ね者、ジョーを逮捕するためにアメリカの警官、ライデッカー(ジム・ブラウン)が現れた。だが、ライデッカーも捕らえられ二人は監禁されてしまったが、ジョーは強奪した金で100挺のライフルを買込み、ヤキ族の仲間に提供するものであった。だが、二人は脱走しヤキ族の仲間に戻ったが・・・。
この作品は、ロバート・マクラウド原作の小説を映画化した異色西部劇で、20世紀初頭のメキシコを舞台にした痛快活劇であるが、100挺のライフルでネイティヴ・アメリカンとメキシコ軍の攻防を描くシーンはさすがに圧巻!である。ジム・ブラウンはプロフットボールNFLのスーパーボウルを制し、その現役絶頂期に引退したが、60〜70年代ブラック・ムービーで俳優として活躍したアフリカ系アメリカ人に強い影響を与えた人物でもある。音楽は南カルフォルニア大学でミクロス・ローザから学んだジェリー・ゴールドスミスで本作に相応しく冴え渡ったフィルム・スコアで、『パピヨン』でも従来にないような美しい印象的なスコアが記憶に残るところであるが、このテーマ曲は後に『大いなる決闘』(The Last Hard Men)(1976)で流用されている。ロケはスペインのアンダルシアで行われた。
ヤキ族は、ソノラのリオヤキ地区から来た民族で、ツーソンのバリオスアンドプエブロ、マラナ、グアダルーペに居住し、ガズデン購入地域以前より前は、ヒラ川南部のほとんどの土地がメキシコの一部であり、メキシカンやパパゴインディアンたちが住んでいた。ガズデン購入は、アメリカ合衆国アリゾナ州南部及びニューメキシコ州にあたる30,000平方マイル(77,700Km2)の地域が1853年、メキシコよりアメリカ合衆国が購入したことで、地域は、ヒラ川の南およびリオグランデ川の西の地域であり、山岳、高原地帯。1853年12月30日、アメリカのメキシコ担当大臣ジェームズ・ガズデンとメキシコ大統領アントニオ・ロペス・デ・サンタ・アナは土地の価格1,000万ドルに同意成立した。
■ アメリカ映画(Marvin Schwartz Productions/Twentieth Century-Fox)Color 110 min. Aspect Ratio:1.85 : 1

■cast:
ジム・ブラウン/ ラクウェル・ウェルチ/ バート・レイノルズ/ フェルナンド・ラマス/ ダン・オハーリー / エイキム・タミロフ
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■staff:
製作:マーヴィン・シュワルツ
監督・脚本:トム・グリース
原作:ロバート・マクラウド
撮影:チェリオ・パニアグア
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
■link:100 Rifles
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36 男の出発 (The Culpepper Cattle Co.)(1972)
ストーリーは、南北戦争終了後のテキサスのある村で、16歳になるベン・モックリッジ(ゲイリー・グライムス)はカウボーイになることを夢見て、母親に内緒で買った拳銃を友達に見せ、その感触を楽しんでいた。その頃、フランク・カルペッパー(ビリー・グリーン・ブッシュ)が、テキサスからコロラド州のフォード・ルイスに牛を輸送することを知り、どんな仕事でもするからカウボーイとして雇ってほしいと頼み込むのであったが、カルペッパーは彼をコック(レイモンド・ガス)の助手として雇うことにした。やがて、カルペッパーとカウボーイたちは出発したが、しばらくすると、キャンプに4人組の牛泥棒が、牛をスタンピードさせ、盗まれてしまった。カルペッパーは、牛泥棒を追い、激しい撃ち合いで、彼等を倒したが、3人の部下を失う羽目になり、ベンにカスティーゴの村に行ってラス・コールドウェル(ジョフリー・ルイス)に、食事付で1日1ドルで働くように依頼する用事をベンにいいつけたが、途中、2人の賊に襲われ大事な拳銃と馬を奪われてしまい歩いて村に辿りついたベンは、コールドウェルに用件を伝え、彼の仲間のルーク(ルーク・アスキュー)とブリック(ボー・ホプキンズ)、ミズーラ(ウエィン・サザーリン)らと共に出発した。カルペッパーは、ベンが馬と拳銃を巻き上げられたことを聞くと、賊の居所をつきとめ、取り戻してくれたが・・・。
この作品は、テキサスからコロラド州のフォード・ルイスに牛を輸送する一隊に加わったカウボーイになることを夢見る16歳の少年が、身を持って体験していく現実の厳しさを描いたウエスタンで、道中、牛泥棒や馬泥棒に遭遇し、さらに開拓者(約束の地と定めて定住しようとする教団)たちと地主のピアース(ジョン・マクリアム)との確執などが描かれ、激しい銃撃戦などは実にリアルに演出されている。
監督のディック・リチャーズは写真家で本作がデビュー作であるが、本作が作られた1972年は、ウエスタンの黄金時代は完全に終わっており、セルジオ・レオーネのマカロニ・ウェスタンである『荒野の用心棒』(A Fistful of Dollars)('64)や、『俺たちに明日はない』(Bonnie and Clyde)('67)で始まったアメリカン・ニューシネマが、最後の西部劇と言われる『ワイルドバンチ』(The Wild Bunch)('69)や『明日に向かって撃て』(Butch Cassidy and the Sundance Kid)('69)のほか、従来のインディアン(ネイティブ・アメリカン)と白人の関係を描いた『小さな巨人』(Little Big Man)('70)や『ソルジャー・ブルー』(Soldier Blue)('70)が製作された後の正統派の西部劇作品で、邦題は『男の出発』となっているが、原題は"The Culpepper Cattle Co." (カルペッパー・カウボーイ商会)である。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 92 min.

■cast:
ゲイリー・グライムス、ビリー・グリーン・ブッシュ、ルーク・アスキュー、ボー・ホプキンス、ジョフリー・ルイス、ウエィン・サザーリン、ジョン・マクリアム、マット・クラーク、レイモンド・ガス、アンソニー・ジェームズ
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■staff:
製作:ポール・A・ヘルミック
監督:ディック・リチャーズ
脚本:エリック・ベルコビッチ、グレゴリー・プレンティス
原案:ディック・リチャーズ
撮影:ローレンス・エドワード・ウィリアムス、ラルフ・ウールジー
音楽:トム・スコット、ジェリー・ゴールドスミス
編集:ジョン・F・バーネット
■link:The Culpepper Cattle Co.
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37 大いなる決闘 (The Last Hard Men)(1976)
ストーリーは、サム(チャールトン・ヘストン)は、鬼保安官として鳴らした男であったが、歳と共に暴力の世界がいやになり、遂に引退を決意するが、彼は妻と死別し、娘スーザン(バーバラ・ハーシー)と暮している。彼の保安官時代に、ナバオ・インディアンと白人の混血児で、列車強盗の常習犯のザック(ジェームズ・コバーン)を逮捕した時に過失でザックの妻を殺したのが、いつまでも胸に残っていた。一方、アリゾナ刑務所にいるザックは復讐の鬼となり脱走の機会を待っていたが・・。
この作品は、1909年、開拓時代のアリゾナが舞台に復讐に燃える男と引退保安官との闘いを描いた正統派のウェスタン。
ジェームズ・コバーンは、1928年、ネブラスカ州生まれ、第二次世界大戦には陸軍に入隊、戦争が終わった後に演出家になるために勉強を始めたが、『荒野の七人』(The Magnificent seven)('60)でナイフ投げの名人ブリットの役を演じ『大脱走』( The Great Escape)('63)などで活躍したが、サム・ペキンパー作品の常連でもあった。本作は49歳時の作品。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 100 min.

■cast:
チャールトン・ヘストン / ジェームズ・コバーン / バーバラ・ハーシー / クリス・ミッチャム / ホルヘ・リベロ / マイケル・パークス
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■staff:
製作:ラッセル・サッチャー、ウォルター・セルツァー
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
原作:ライアン・ガーフィールド
脚本:ガードン・トュルーブラッド
撮影:デューク・キャラハン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
美術:エドワード・C・カーファグノ
■link:The Last Hard Men
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38 ヤング・ガン (The Young Guns)(1988)
ストーリーは、1878年、ニューメキシコ州リンカン郡は、2つの勢力が対立していた。ある日、一方の勢力であるイギリス人紳士のジョン・タンストール(テレンス・スタンプ)は、彼が雇うヤングガンの1人であるドク(キーファー・サザーランド)と共に町へやってきた時、数十人の男たちに追われる若者と出会って彼を救ってやった。この若者ウィリアム・H・ボニー(エミリオ・エステヴェス)こそ、後のビリー・ザ・キッドで、彼はタンストールの牧場で立派なヤングガンへと成長してゆく。だが、もう一方の勢力であるマーフィ(ジャック・パランス)一味の陰謀により、タンストールが惨殺され、彼らの運命は一転するが、彼の友人であった弁護士マクスウィン(テリー・オクィン)の尽力により、保安官代行となった彼らは犯人逮捕へ向かうが、ビリーの独断で、1人を撃ち殺してしまい、一大銃撃戦となってしまうのだが・・・。
この作品は、リンカン郡の戦いで大暴れして勇名を馳せたビリー・ザ・キッドと5人の仲間達の姿を描いたウエスタンで、アイルランド人のマーフィーとイギリス人のタンストールとの縄張り争いが発端となった。イギリス人を嫌うマーフィーがタンストールを殺害、それに怒ったビリーと5人の仲間が立ち上がるという内容で、ラストには、以下のようなテロップが出る。
地元情報には、チャベスはカルフォルニアへ、名を変えて果樹園で働いたと、ドクは西部から東部へ移った模様、新妻とその母14人の兄弟姉妹をつれて、スーザンは、夫とスタントールの夢を実現、大牧場主となった。大統領はアクストル知事を解任、マーフィーの利権集団は壊滅、ウイリアム通称ビリー・ザ・キッドは、ニューメキシコに残り、ギャレット保安官に殺された。闇の中丸腰だったという。墓はチャーリーの隣に、情報によると、その後、何者かが彼の墓に字を刻んだそうだ。たったひと言「仲間たち」と・・・。
■ アメリカ映画(Twentieth Century-Fox)Color 100 min.

■cast:
エミリオ・エステヴェス / キーファー・サザーランド / ルー・ダイアモンド・フィリップス / チャーリー・シーン / ダーモット・マローニー / ケーシー・シマスコー / テレンス・スタンプ / ジャック・パランス / ブライアン・キース / パトリック・ウェイン
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■staff:
製作:ジョー・ロス、クリストファー・ケイン
監督:クリストファー・ケイン
脚本:ジョン・フスコ
撮影:ディーン・セムラー
美術:ジェーン・ムスキー
音楽:アンソニー・マリネッリ、ブライアン・バンクス
編集:ジャック・ホフストラ
■link:The Young Guns
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39 ヤングガン2 (Young Guns II)(1990)
ストーリー は、ハイウェイを車でやって来た新聞記者が、老人が待ちうけているとこへ駆けつける。老人は余命いくばくもない今、ビリー・ザ・キッドの死の真実を伝えたいと、自身の過去を語り始める。時は、1878年、ニューメキシコ南部、リンカーン郡戦争を生き延びたビリー・ザ・キッド(エミリオ・エステベス)は、伝説のアウトローとなり、その首に賭けられた50ドルを狙う賞金稼ぎや軍隊に追われる日々を送っていた。仲間のデイヴ・ルダボウ(クリスチャン・スレーター)やパット・ギャレット(ウィリアム・ピーターセン)と行動を共にしていたが、根城であるフォート・サムナーの町まで軍隊の追跡は及んだ。一方、ドク(キーファー・サザーランド)は、足を洗ってニューヨークで教師をしているところを捕まり、留置所で仲間のチャベス(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と再会する。ビリーたちは、2人を助け農夫のヘンドリー(アラン・ラック)やビリーに憧れる孤児のトム(バルサザール・ゲッティ)が仲間入りするが、ビリーの無軌道さに愛想をつかしたパットは、去り、5人になった「警備団」は牧場王の異名をもつ権力者ジョン・チザム(ジェームズ・コバーン)に脅しをかけ、そのためにチザムとウォーレス知事(スコット・ウィルソン)は手を組み、ビリー逮捕に本腰を入れる。彼らがリンカーン郡の保安官に任命したのは、パット・ギャレットであったが・・・。
この作品は、1988年にアメリカで大ヒットした『ヤングガン』(1988)の続編で、西部史上のヒーロー、ビリー・ザ・キッドと新メンバーも加わった「警備団」“レギュレーターズ"の活躍を描いている。前作では無名のアウトローが鳴り物入りのアウトローになるまでを描いてたのに対して、本作品では成り上がったビリー・ザ・キッドが追い詰められて死に行く様を描き、脱獄シーン等は過去の作品にも見られる「トイレの隠し拳銃」「小銭を詰めた散弾銃での射殺」等がオマージュ的要素で懐かしさを感じさせる。デイブ・ルダボウが、ビリー・ザ・キッドの仲間にいたことは不明で、1879年3月、ビリーはニューメキシコ準州知事のルー・ウォーレスと極秘に会見し、説得された上で投降したが、期待していた恩赦は受けられそうになく、6月には留置所を脱走する。この準州知事ルー・ウォーレスは『ベン・ハー』の原作者でも有名である。
メキシコに到着後デイブは、国境を越える無法者へに見せしめに処刑された。ビリーに関するギャレットの本は不詳で、1908年2月、ギャレットは、21歳の男に射殺された。1950年11月29日、ビル・ロバーツは、テキサス州の知事の前に姿を現したが、当時を知る無法者たちの証言もあったが、彼をキッドとは認められなかった。その28日後、ロバーツは、テキサス州ヒッコの町で死去。本当にロバーツはキッドだったのか、それは今も謎だと最後にテロップが流れる。
■ アメリカ映画(Morgan Creek Productions/Twentieth Century-Fox)Color 104 min. Aspect Ratio: 2.35 : 1

■cast:
エミリオ・エステヴェス (William H. Bonney)/ キーファー・サザーランド (Doc Scurlock)/ ルー・ダイアモンド・フィリップス (Chavez Y Chavez)/ クリスチャン・スレーター(Arkansas Dave Rudabaugh)/ ウィリアム・ピーターセン(Pat Garrett) / アラン・ラック(Hendry William French)/ R・D・コール(D.A. Rynerson)/ ジェームズ・コバーン(John Simpson Chisum)
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■staff:
監督:ジョフ・マーフィー
脚本:ジョン・フスコ
製作総指揮:ジェームズ・G・ロビンソン、ジョー・ロス、ジョン・フスコ
製作:アービー・スミス、ポール・シッフ
撮影:ディーン・セムラー
音楽:アラン・シルヴェストリ
編集:ブルース・グリーン
■link:Young Guns II
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40 ラスト・オブ・モヒカン(The Last of the Mohicans)(1992)
ストーリーは、1757年、独立前夜のアメリカ東部、コーラ(マデリーン・ストウ)は妹のアリス(ジョディ・メイ)と共に、イギリス軍を率いる父、マンロー大佐(モーリス・ローヴス)に会うため、植民地争いの最前線へと向かっていたが、突然、フランス軍側のインディアン、マグア(ウェス・ステューディ)のヒューロン族に襲われた。彼の妻子はマンロー大佐の軍に妻子を殺されたのであった。コーラが危ういところモヒカン族の酋長チンガチェック(ラッセル・ミーンズ)と2人の息子、ウンカス(エリック・シュウェイグ)とホークアイ(ダニエル・デイ=ルイス)が救った。ホークアイは、イギリス人開拓者の孤児で、彼らを大佐の待つ砦に案内するが、コーラとホークアイは愛し合うようになっていた。だが、コーラに求婚していた護衛隊を指揮するヘイワード少佐(スティーヴン・ワディンソン)は、嫉妬にかられ、ホークアイを反逆罪で捕え投獄してしまう。フランス軍の猛攻により、やむなく降伏したマンロー大佐らは砦を出るが、そこへまたヒューロン族が襲いかかるが、混乱に乗じてコーラを救うホークアイであったが、酋長とウンカスも駆け付けアリスを救い出すのだが、大佐は亡くなってしまう。逃避行がはじまり、ウンカスとアリスの間にも愛が芽生え、彼らは激流を下るのだが・・・。
この作品は、ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説『モヒカン族の最後』(1825年)を原作を元に18世紀の建国前夜のアメリカ東部を舞台に、先住民に育てられた白人青年と、イギリス人大佐令嬢の愛を描くヒストリー・ドラマで、アメリカ最初の英雄と呼ばれる主人公には、イギリス映画『マイ・レフトフット』( My Left Foot)(1989)でアカデミー主演男優賞を受賞したダニエル・デイ・ルイスが演じている。 マデリーン・ストウ(Madeleine Stowe)は、1958年、カルフォルニア州ロサンジェルス生まれ、父親はイギリス人で母親はコスタリカ人、10歳の時からピアノをはじめ、コンサートで弾くまでになったが、その後、南カリフォルニア大学でジャーナリズムと映画を学びながら舞台にも立つようになり、テレビシリーズに出演するようになった。映画は29歳の時に『張り込み』(Stakeout)(1987)(Touchstone Pictures)でデビューし、本作は34歳時の出演作品。
■ アメリカ映画(Morgan Creek Productions/Twentieth Century-Fox)Color 112 min. Aspect Ratio:2.20 : 1

■cast:
ダニエル・デイ・ルイス / マデリーン・ストウ / ジョディ・メイ / ラッセル・ミーンズ / エリック・シュウェイグ / スティーヴン・ウォーディントン / ウェス・ステューディ / モーリス・ローヴス
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■staff:
監督:マイケル・マン
製作総指揮:ジェームズ・G・ロビンソン
製作:マイケル・マン、ハント・ローリー
原作:ジェームズ・フェニモア・クーパー
脚本:マイケル・マン、クリストファー・クロウ
撮影:ダンテ・スピノッティ
美術:ウォルフ・クレーガー
音楽:トレヴァー・ジョーンズ 、ランディ・エデルマン
編集:ドヴ・ホウニグ、アーサー・シュミット
衣装(デザイン):エルザ・ザンパレッリ
■link:The Last of the Mohicans
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