1 アリゾナ (Arizona)(1940)
ストーリーは、南北戦争の前年、新開拓地のアリゾナ、ツーソンへ幌馬車の一行と共にやって来たピーター(ウィリアム・ホールデン)は、荒くれ男を相手にパイを売っているフィービー(ジーン・アーサー)に心惹かれるが、彼女は父の死後、独力で大牧場を持つ夢を叶えようと、殺伐なこの地に留まっていた。それに雑貨商のワーナー(ポール・ハーヴェイ)と運送業を始める計画で、彼女はピーターを見込むのだが、彼は再来を約束し、カリフォルニアに去っていく。1862年4月、南北戦争の勃発とともに北軍は、ツーソンを撤退すると、同業者のワード(ポーター・ホール)は、身許不明の男カートレット(ウォーレン・ウィリアム)の入知恵で、インディアンに銃を提供し彼女の営業を妨害をする。だが、北軍は再び戦勝の余勢をかって、カリフォルニア州から南軍の占拠するツーソンへと進軍し、その中にピーターの姿があったが・・・。
フィービーを演じたジーン・アーサーは、1900年生まれの当時40歳、『シエーン』(Shane) ('53) が映画最後の作品、その後TVシリーズ『ガンスモーク』(Gunsmoke)('65) などに出演しているが、本作では西部に夢をかけた女性を熱演している。一方、ウィリアム・ホールデン は、『ゴールデン・ボーイ』(Golden Boy )('39) からの5作品目に当たる当時22歳(1918年生)時の出演。本作では、珍しく「金髪のジェニー」(Jeanie With the Light Brown Hair/Music and Lyrics by Stephen Foster)と「キス・ミー・クイック・アンド・ゴー」(Kiss Me Quick and Go/Music by Frederick Buckley,Lyrics by Silas Sexton Steel)の2曲をバンジョー (banjo and vocal)を弾いて唄っている。
本作は戦前の作品だが、DVDはデジタル・ニューマスター版で画像は極めて鮮明、当時の風俗描写などはかなり史実に近く描かれており興味深いものがある。スタンピー(牛の暴走)描写なども迫力があり、またユニークでストーリーの筋も判り易い。1860年、西へ向かう馬車が永遠と続き、老いも若きも一家揃って夢を抱き西部の新天地を目指す。険しい山岳や砂漠で先住民に襲われることもあったが、飢えや喉の渇きに耐え、何があろうと諦めず、これがやがて誕生するアリゾナ準州の運命を決める人々を描いていると、冒頭にクレジットされる。準州とは、成年男子の人口が5000人を越えた地域が、自治法の適用を受け準州となり、総人口が6万人を超え、連邦議会の承認を受けると州に昇格する。撮影はアリゾナ州ツーソンで行われているが、モノクロ画像の西部の景観は見事なまでに鮮明に捉えられて素晴らしい。
■ アメリカ映画(Columbia)Black and White 125 min.

■cast:
ジーン・アーサー / ウィリアム・ホールデン / ウォーレン・ウィリアム / ポーター・ホール / ポール・ハーヴェイ / エドガー・ブキャナン / フランク・ヒル / ニナ・カンパナ
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■staff:
監督:ウェズリー・ラッグルズ
原作:クラレンス・バディントン・ケランド
脚色:クロード・ビニヨン
撮影:ジョセフ・ウォーカー、ハリー・ハーレンペルガー
音楽:ビクター・ヤング

■link:Arizona
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2 掠奪の町 (Texas) (1941)
ストーリーは、ダン・トーマス(ウィリアム・ホールデン)とトッド・バムジー(グレン・フォード)は、南北戦争後の混乱のテキサスに新天地を求め旅していた。だが、駅馬車襲撃事件に巻き込まれて犯人と間違われ、保安官に追われる身となった。やむなく2人は別行動をとることにしたが、やがて、ダンは善良な牧場主の娘マイク・キング(クレア・トレヴァー)に匿われ、トッドは、ダステイ・キング(ジョゼフ・クレハン)の牧場に身を寄せたが・・・。
この作品は、2人のカウボーイと1人の女性をめぐる愛と友情、それに牛泥棒との闘いを描いた痛快ウェスタン。ジョージ・マーシャル監督のはじめてのトーキー西部劇は『砂塵』(Destry Rides Again)('39)(Universal)であったが、本作は、コロムビアの作品で、当時は、コロムビアでは、軽いタッチの通俗的な西部劇を作ってはヒット作を出していた。
■ アメリカ映画(Columbia)Black and White 95 min.

■cast:
ウィリアム・ホールデン / グレン・フォード / クレア・トレヴァー / ジョージ・バンクロフト / エドガー・ブキャナン
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■staff:
製作:サミュエル・ビスコフ
監督:ジョージ・マーシャル
原作:マイケル・ブランクフォート、ルイス・メルツァー
脚色:ホレース・マッコイ、ルイス・メルツァー、マイケル・ブランクフォート
撮影:ジョージ・ミーハン
音楽:モーリス・W・ストロフ
美術:ライオネル・バンクス

■link:Texas
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3 コロラド (The Man from Colorado) (1948)
ストーリーは、南北戦争で非条理な手段で反乱軍を虐殺したオウエン・デヴァロウ北軍大佐(グレン・フォード)は、やがて、戦争は終わり故郷のコロラドに帰還し判事に任じられる。彼は親友デル・スチュワート(ウィリアム・ホールデン)の愛するキャロリン・エメット(エレン・ドリュー)に言い寄り、裁判を楯に合法的な殺人を犯すなど保安官になったデルと対立することになったが・・。
この作品は、1865年南北戦争の終わり頃を舞台に狂気の虐殺を続ける元戦友と立ち向かい、町の平和を取り戻そうとする男の執念を描いたウェスタンの傑作。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 99 min.

■cast:
グレン・フォード / ウィリアム・ホールデン / エレン・ドリュー / レイ・コリンズ /
エドガー・ブキャナン
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■staff:
製作:ジュールス・シャーマー
監督:ヘンリー・レビン
原作:ボーデン・チェイス
脚色:ロバート・ハーディ・アンドリュース、ベン・マドウ
撮影:ウィリアム・スナイダー
音楽監督:モーリス・W・ストロフ
作曲:ジョージ・ダニング

■link:The Man from Colorado
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4 秘境 (Lust for Gold) (1949)
ストーリーは、オランダ人のジェイコブ(グレン・フォード)は、アリゾナの秘境に眠る莫大な金のありかを知るメキシコ人の後をつけ、まんまと財宝を横取りするが…。
この作品は、実際の出来事にアリゾナ州の記録と伝説を盛り込んだ映画で、迷信の山、険しい岩山が南北60、東西30キロも続くが、その山中に眠る財宝とは、2000万ドルに相当する黄金に輝く金である。埋蔵地は国内一の秘境にある金抗で、金抗の名は「消えたオランダ人」と言われ、フェニックスから東に60キロのところにある。物語は、アリゾナを舞台に金鉱石をめぐる人間の欲望を描いたアクション・ウェスタンで、この映画で悪女を演じたアイダ・ルピノは、1918年イギリスに生まれ、舞台芸人だった父親や叔父の影響でショウ・ビジネスの世界に入ったが、イギリスからハリウッドへ招かれ『美人探し』(Search for Beauty)('34)に出演、その後、ハードボイルド映画『ハイ・シエラ』(HIigh Sierra)('41)でハンフリー・ボガードと共演し強い印象を残した。また、女流映画監督の先駆けともなった。1995年、脳梗塞の為ロサンゼルスで死去し77歳であった。
■ アメリカ映画(Columbia)Black and White 90 min.
■cast:
アイダ・ルピノ / グレン・フォード / ウィリアム・プリンス / ギグ・ヤング / ウィル・ギア / ポール・フォード
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■staff:
製作・監督:S・シルヴァン・サイモン
アソシェイト・プロデューサー:アール・マックエボイ
原作:バリー・ストーム
脚本:テッド・シャーデマン
撮影:アーチー・スタウト
音楽:ジョージ・ダニング
美術:カール・アンダーソン

■link:Lust for Gold
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5 馬上の男 (Man in the Saddle) (1951)
ストーリーは、小規模な牧場を営むオーウェン(ランドルフ・スコット)は、無口だが誠実で、周囲からの信頼も厚かったが、恋人のローリー(ジョーン・レスリー)は、スカル牧場を経営する大牧場主のアイシャム(アレクサンダー・ノックス)と結婚してしまう。ローリーは幼い頃から苦労して育ち、愛よりも富を求めたのだった。だが、プライドが高いアイシャムは、自分を選びながらも、心のどこかでオーウェンのことを忘れられないローリーに怒りを覚え、部下の牧童たちを使って、オーウェンの牧場を潰そうと企むのだが・・・。
この作品は、卑劣な手段で襲い掛かってくる悪党を相手に、一介の牧場主が大牧場主に鮮やかな戦いを描いたウェスタン・ドラマ。ナンがオーウェンをかくまう山小屋で悪党と急斜面をずり落ちながら迫力ある挌闘が展開される。最後には結ばれるオーウェンに思いを寄せるナン・メロット役のエレン・ドリューは、1915年、ミズーリで生まれ、美貌に恵まれた彼女は美人コンテストにも出場し1936年パラマント映画(The Return of Sophie Lang/uncredited)でデビューを果たした。 2003年、88歳で他界。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 87 min.

■cast:
ランドルフ・スコット/ ジョーン・レスリー / エレン・ドリュー / アレクサンダー・ノックス / リチャード・ローバー / ジョン・ラッセル / アルフォンソ・ベドヤ / グイン・ウィリアムズ / クレム・ビヴァンス / キャメロン・ミッチェル
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■staff:
監督:アンドレ・ド・トス
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
原作:アーネスト・ヘイコックス
脚本:ケネス・ガメット
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
音楽:ジョージ・ダニング

■link:Man in the Saddle
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6 サンタフェ (Santa fe) (1951)
ストーリーは、「何人も悪意を抱かず慈悲の心を」これはゲテスバーグでのリンカーンの名言である。だが、4年の長きにわたった南北戦争は人々に悪意を抱かせ慈悲の心を忘れさせ、帰還した兵士たちを迎えたのは荒れ果てた故郷で、家は破壊され、家族も離散するという、戦禍は史上最悪の停滞期をアメリカにもたらした。南軍を退役したブリット(ランドルフ・スコット)と3人の弟たちは、新天地を求め南部バージニアから北へと向かっていたが、途中、酒場で北軍の兵士と撃ち合いになって逃走し、列車に飛び乗った。この列車はサンタフェ鉄道の建設に参加を募集する列車で、彼らは鉄道建設に協力するようになる。だが、鉄道に情熱を傾けるブリットと、金儲けのため悪事に加担する弟たちとの間には、次第に溝が生まれ、事態は遂に大金の絡む強盗事件へと発展したが・・。
この作品は、南北戦争終結後、西部開拓を担ったサンタフェ鉄道が同業のリオ・グランデ鉄道と競り合いながらのも鉄道を延伸しニューメキシコ州のサンタフェから更にカルフォルニアの貿易港まで計画される様子が壮大なスケールで描かれている。サンタフェ鉄道は、1859年設立され、南西部の産業、経済を支えた重要な鉄道で、全盛期には12州に21,000km以上の路線網を有した。シカゴに本社を構え、1996年、合併により同社はバーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道(現社名・BNSF鉄道)の一部となり、136年の歴史に幕を閉じた。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 87 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / ジャニス・カーター / ジェローム・コートランド / ピーター・M・トンプソン / ジョン・アーチャー / ワーナー・アンダーソン / ロイ・ロバーツ
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■staff:
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
監督:アーヴィング・ピシェル
原作:ジェームス・ヴァンス・マーシャル
脚本:ルイス・スティーヴンス
音楽:ポール・ソウテル
音楽監督:モーリス・ストロフ
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
美術:ウォルター・ホルッシャー

■link:Santa fe
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7 ネバダ決死隊 (Hangman's Knot) (1952)
ストーリーは、南北戦争の1865年、ネバダ州で南軍の少佐マット・スチュワート(ランドルフ・スコット)は部下と共に北軍の金塊輸送の一隊を襲ったが、銃で撃たれた北軍の1人が、戦争は終わった。南軍が負け、ひと月前にリー将軍が降伏したことを告げる。これを聞いたマットは、ピータースン大尉(グレン・ランガン)に問い正すが、いきなりロルフ(リー・マービン)がピータースンを射殺してしまった。マットは25万ドルの金塊を北軍に返す気はないが私物化は出来ない。南部の復興資金に使おうと考え、ワゴンで移動していたが、坂道を登りきれずに、通り掛かりの駅馬車に便乗するのだが、その駅馬車には南軍のナースだったモリー(ドナ・リード)とその婚約者のケンパー(リチャード・デニング)が乗っていたが・・・。
この作品は、南軍の少佐が北軍の金塊輸送隊を襲い、金塊を手に入れるが、南北戦争は既に終結しており、彼らは追われる身となるというウェスタンの傑作。ナース役のドナ・リード は、1921年、アイオワ州デニソン生まれ、高校卒業と同時に舞台に立つ夢をめざしてロサンゼルスのシティ・カレッジで学んだ。その後MGMにスカウトされたが『素晴らしき哉、人生!』('46)、それにテレビ番組の『うちのママは世界一』が知られているが1953年の『地上より永遠に』ではアカデミー助演女優賞を受賞している。1986年、65歳で他界した。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 81 min.

■cast:
ランドルフ・スコット、ドナ・リード 、クロード・ジャーマン・ジュニア 、フランク・フェイレン、グレン・ランガン 、リチャード・デニング 、リー・マービン、ジャネット・ノーラン 、クレム・ビヴァンス 、レイ・ティール
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■staff:
監督:ロイ・ハギンス
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
アソシエイト・プロデューサー:ランドルフ・スコット
原作:ロイ・ハギンス
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
音楽監督:ミーシャ・バカライニコフ
美術:ジョージ・ブルックス

■link:Hangman's Knot
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8 叛逆の用心棒 (The Strangers Wore a Gun) (1953)
ストーリーは、南北戦争が激しくさを増す中、南軍旗をかざして南軍の士官率いるゲリラ隊がミズーリからカンサスへ向かっていた。部下たちはその士官がもはや軍人と認められていないことを知らなかったが、士官の名はファントリルといった。この略奪者にして辺境のならず者の目的地はローレンスであったが、その手先を勤めたのがジェフ・トラビス(ランドルフ・スコット)であった。彼はアメリカ南軍のゲリラ隊に所属していたが、やがて、士官たちの残忍な掠奪行為に嫌気が差し、軍からの離脱を決意した。彼は無法地帯の町を牛耳っているジュールズ(ジョージ・マクレディ)のもとで、仕事を手伝うようになるが、それもまた罪もない人々からの掠奪で、あまりにも汚いやり口に、ジェフは悪党の一掃計画を打ち立てるのだが・・・。
この作品は、略奪行為に加担していた過去の汚名を晴らすため、悪の殲滅を誓って戦う男を描いた正統派ウェスタン。3Dバージョンがあり、随所にその効果を高める描写がある作品(未公開)。ジェフに想いを寄せるジョーシー・サリバン役のクレア・トレヴァーは、1910年、ニューヨーク、ブルックリン生まれ。ハイスクール卒業後コロンビア大学、更にアメリカ演劇芸術アカデミーで学んだ。1930年、ワーナー・ブラザースと契約を結び、ウェスタンやハードボイルドなどに出演したが、映画だけでなく、舞台、ラジオ、テレビなどでも長い間も活躍した。1948年の『キー・ラーゴ』でアカデミー助演女優賞を獲得している。2000年に90歳で他界した。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 83 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / クレア・トレヴァー / ジョーン・ウェルドン / ジョージ・マクレディ / アルフォンソ・ベドヤ / リー・マーヴィン / アーネスト・ボーグナイン
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■staff:
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
アソシエト・プロデューサー:ランドルフ・スコット
監督:アンドレ・ド・トス
脚本:ケネス・ガメット
撮影:レスター・ホワイト
音楽:ジョージ・ダーニング
美術:ジョージ・ブルックス
■link:The Strangers Wore a Gun
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9 限りなき追跡(Gun Fury)(1953)
ストーリーは、ベン・ウォレン(ロック・ハドソン)は南北戦争に参加していたが、終戦を迎え、許婚のジェニファー・バラード(ドナ・リード)が、遥々アトランタからやって来るとの報せに途中の駅馬車中継所まで出迎えた。彼は1200エーカー(1エーカーは約4047平方メートル)の大牧場主でありジェニファーとヘインズビルで結婚式を挙げ、カルフォルニアの牧場に向かう予定であった。二人は駅馬車に乗り、乗客にはフランク・スレイトン(フィル・ケイリー)や相棒のジェス・バージェス(レオ・ゴードン)も乗っていた。しばらくすると護衛の北軍兵士が駅馬車を止め、馭者を殺害、ベンも撃たれ駅馬車から振り落とされ気絶してしまった。 護衛していた兵士は南軍崩れの強盗団の首領スレイトンの一味で、駅馬車の金貨を強奪し、ジェニファーは拉致されてしまう。一方、スレイトンの一味は、メキシコへ向かおうとするが、スレイトンとジェスは、ジェニファーのことで意見が合わずジェスは捕縛されて放置されるが、そこに正気に戻ったベンが通りかかり助けられた。ジェスは彼のスレイトン復讐へ情報提供し手を貸す事になったが・・・。
この作品は、婚約者を連れ去った悪名高き強盗団をどこまでも、執念深く追い続け、戦いを挑む男を描いた復讐劇ウェスタンの傑作。原題が"Gun Fury"(銃の怒り)を内容からして邦題『限りなき追跡』とは名訳。ラストでは、元相棒と婚約者との交換ということになり、婚約者は戻るが、相棒を見せしめに射殺される。このことに腹を立て、ベンはただ「許せない」と、婚約者そっちのけで強盗団のボスを追う正義感が描かれている。 『叛逆の用心棒』 (The Strangers Wore a Gun) ('53)同様に3Dバージョンでの公開もあった。カラー撮影でアリゾナ州西セドナのコーヒー・ポット・ロックなど西部の景観が美しい。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 83 min.

■cast:
ロック・ハドソン / ドナ・リード / フィル・ケイリー / ロバータ・ヘインズ / レオ・ゴードン / リー・マービン / ネヴィル・ブランド / レイ・トーマス / ロバート・ハーロン / フィル・ローリンズ / フォレスト・ルイス / ジョン・カースン / ン・カルロス / パット・ホーガン / メル・ウェルズ / ポスト・パーク
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■staff:
製作:ルイス・J・ラクミル
監督:ラウール・ウォルシュ
原作:キャサリーン・B・グレンジャー他
脚本:アーヴィング・ウォーレス、ロイ・ハギンス
撮影:レスター・ホワイト
音楽監督:ミーシャ・バカライニコフ
美術:ロス・ベラー
編集:ジェローム・トーマス、ジェームス・スイニー
■link:Gun Fury
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10 欲望の谷 (The Violent Men) (1954)
ストーリーは、南北戦争に従軍したジョン(グレン・フォード)は、復員後ロガサの町の近くに牧場を営んでいたが、恋人のキャロリン(メイ・ウィン)と結婚し、東部へ帰るつもりでいた。一方、大牧場主のリュー(エドワード・G・ロビンソン)は無一文から今日を築いた男で、牧場を拡張するために近隣の農民たちと闘って来たが、その時に銃弾を受け、不具になっていた。妻のマーサ(バーバラ・スタンウィック)は夫を助ける口実で、彼の弟コール(ブライアン・キース)を呼び寄せたが、実はマーサとコールは密かに通じていたのだった。コールが来てから、横暴はひときわ激しく、嫌がらせで小牧場主はつぎつぎと土地を手放し、残った牧場主はパリッシュなど3人だけになったが・・・。
この作品は横暴で強欲な大牧場主と、元北軍大尉でカウボーイの対立を描いたウェスタンで、劇中のスタンピード(牛の暴走/パニック状態)のシーンなどは、カメラ・ワークに優れ、シネマスコープの大画面が活かされている。
主演したグレン・フォードは、1916年にカナダ・ケベック州生まれ、8歳の時に家族でサンタモニカに移住し、1939年にアメリカの市民権を取得後、高校卒業を機に劇団に所属し演技の道に入った。その後、コロムビア映画に所属するが、第二次世界大戦勃発に伴い、1942年にアメリカ海兵隊に従軍し、2年後に除隊、1946年には、リタ・ヘイワースと共演した映画『ギルダ』で一躍有名となったが、西部劇作品も多くほかに、夕陽の対決('69) 、ガンマンの対決('68) 、レッド・リバーのガンマン('67) 、シマロン('60) 、縄張り('58) 、カウボーイ('58) 、平原の待伏せ('58) 、決断の3時10分('57) 、去り行く男('56) 、必殺の一弾('56) 、辺境の掠奪者('55) 、黄金の大西部('51) 、秘境('49) 、コロラド('48)、無頼漢('43) 、掠奪の町('41)等がある。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 96 min.

■cast:
グレン・フォード / バーバラ・スタンウィック / エドワード・G・ロビンソン / ダイアン・フォスター / ブライアン・キース / メイ・ウィン / ワーナー・アンダーソン / ベイジル・ルイスディール
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■staff:
監督:ルドルフ・マテ
製作:ルイス・J・ラクミル
原作:ドナルド・ハミルトン
脚色:ハリー・クライナー
撮影:バーネット・ガフィ、W・H・グリーン
音楽:マックス・スタイナー
指揮:モリス・W・ストロフ
美術:カール・アンダーソン
■link:The Violent Men
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11 捨身の一撃 (A Lawless Street) (1955)
ストーリーは、コロラドのメディシン・ベンド、保安官のカレム・ワー(ランドルフ・スコット)は無敵といわれる拳銃の使い手で、町の秩序を保つため無法者が狼藉を働くや直ちに射殺するほどであった。ある日、劇場経営者のソーン(ワーナー・アンダーソン)は、シカゴから一団の芸人を呼び寄せたが、その中に、タリイ(アンジェラ・ランズベリー)がいた。彼女は数年前、すでにカレム・ワーと結婚していたが、拳銃に生命をかける夫の生活に安心出来ず別居していたが、思いがけずめぐり会った2人は再び共に暮らそうとするのだが・・・。
この作品は、雇われた拳銃の名手におびき寄せられ保安官が負傷し、町は益々無法の巷と化するが、住民が結束して自衛団を編成し、やがて、平和が甦り、保安官は2度と拳銃を持たぬ決心を固めるというウェスタンの傑作。タリイ役を演じるアンジェラ・ランズベリー(Angela Lansbury)は、1925年、イギリス、ロンドン生まれ、女子校で演劇を学び、1940年渡米、当初は歌手としてデビューしたが、1944年『ガス燈』(Gas Light)で映画に出演した。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 78 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / アンジェラ・ランズベリー / ワーナー・アンダーソン / ジーン・パーカー / ウォレス・フォード / ジョン・エーミー / ジェームス・ベル
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■staff:
監督:ジョセフ・H・ルイス
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
アソシエト・プロデューサー:ランドルフ・スコット
原作:バード・ワード
脚本:ケネス・ガメット
撮影:レイ・レナハン
音楽:ポール・ソーテル

■link:A Lawless Street
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12 ララミーから来た男 (The Man from Laramie) (1955)
ストーリーは、ワイオミング州のララミーからニュー・メキシコへにやって来た元騎兵大尉のウィル・ロックハート(ジェームズ・スチュアート)は、弟が連発銃を持ったインディアンに殺され、インディアンに連発銃を売った男を探していた。弟が命を落とした土地に近い、牧場主アレック・ワグマン(ドナルド・クリスプ)の支配する町にやって来た。町では雑貨店で働くバーバラ・ワグマン(キャシー・オドネル)と知り会った。翌日、近くで塩を収集していたが、突然、ワグマンの息子デイヴ(アレックス・ニコル)やヴィック・ハンスボロ(アーサー・ケネディ)などバーブ牧場の連中に襲われ、塩や馬車は焼かれ、ラバも殺されてしまった。町に帰ったロックハートはデイヴをつかまえて殴りつけたが、そこへ牧場主のワグマンが来て、ロックハートの損害を弁償すると約束した。ロックハートはハーフムーン牧場に雇われ、翌日、牧場で働いているとデイヴやヴィックの一味に襲われ射ち合いになった。デイヴはアパッチにハーフムーン牧場を襲わせようと合図したが・・・。
この作品もアンソニー・マン監督とジェームズ・スチュアートのコンビ作で、地主親子の確執や流れ者が犯人の真相究明を追い求めるウェスタンの傑作。アーサー・ケネディは、1914年、マサチューセッツ州生まれ、ウースター・アカデミーやカーネギー・メロン大学を卒業し、ジェームズ・キャグニーに認められ1940年に『栄光の都』(City for Conquest)(Warner Bros.)でジェームズ・キャグニーの弟役でデビューし、西部劇や警察ドラマなどで英雄や悪役などの役柄が多かったが、本作は41歳時の作品。
キャシー・オドネルは、1923年、アラバマ州 で生まれ、オクラホマ・シティー大学やアメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツで演技を学んだ。1945年、サミュエルゴールドウィンとの契約『ダニー・ケイの天国と地獄』(Wonder Man) ('45) (uncredited)でデビュー、翌年の1946年『我が生涯最良の年』(The Best Years of Our Lives)では主要な役柄を演じた。本作は22歳時の作品。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 97 min.

■cast:
ジェームズ・スチュアート / アーサー・ケネディ / ドナルド・クリスプ / キャシー・オドネル / アレックス・ニコル / アリーン・マクマホン / ウォーレス・フォード / ジャック・エラム / ジョン・ウォー・イーグル / ジェームズ・ミリカン / グレッグ・バートン / ボイド・ストックマン / フランク・デ・コヴァ
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■staff:
製作:ウィリアム・ゲーツ
監督:アンソニー・マン
原作:トマス・T・フリン
脚色:フィリップ・ヨーダン、フランク・バート
撮影:チャールズ・ラング
作曲:ジョージ・ダニング
指揮:モーリス・W・ストロフ
美術:ケーリー・オデール
■link:The Man from Laramie
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13 十人のならず者 (Ten Wanted Men) (1955)
ストーリーは、アリゾナのタクスン・シティ郊外で牧場を営むジョン・スチュアート(ランドルフ・スコット)は、兄アダム(レスター・マシューズ)と甥のハウィー(スキップ・ホメイヤー)を自分の牧場へ呼び寄せた。ハウィーはジョンの牧場で働きはじめ、兄はジョンの恋人コリンヌ(ジョスリン・ブランド)の家を借りて弁護士業を開業する。だが、ハウィーは、町のボス・キャムベル(リチャード・ブーン)が惚れていたマリア(ドナ・マーテル)と愛しあうようになったことから、キャムベルはジョンを目の敵にし、殺し屋の一団を雇うが・・・。
この作品は、苦労してようやくアリゾナに広大な土地の牧場を築きあげた男が町の発展にも尽力するが、惚れていたマリアをとられた実業家は殺し屋を雇って、町を牛耳り彼等を亡き者にしょうとする。だが、町や愛する者たちを守るため立ち上がる男の物語。デジタル・ニュー・マスター 版。
■ アメリカ映画(Ranown Pictures Corp/Columbia)Color 80 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / ジョスリン・ブランド / リチャード・ブーン / スキップ・ホメイヤー / ドンナ・マーテル / スキップ・ホメイアー / セルム・ビーバンズ / レオ・ゴードン / マイナー・ワトソン / レスター・マシューズ
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■staff:
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
監督:ブルース・ハンバーストン
アソシエト・プロデューサー:ランドルフ・スコット
原作:アーヴィング・ラビッチ
脚本:ケネス・ギャメット
音楽:ポ−ル・ソーテル
撮影:ウイルフレッド・クライン
美術:エドワード・ロー
編集:ジーン・ハヴリック

■link:Ten Wanted Men
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14 シャロン砦 (The Last Frontier )(1955)
ストーリーは、1860年代、ジェッド・クーパー(ヴィクター・マチュア)、ガス・ライドアウト(ジェームズ・ウィットモア)、マンゴー(パット・ホーガン )の三人は毛皮を持って町へ行く途中、インディアンに襲われ、鉄砲と毛皮を積んだまま馬ごと
奪われ、命だけは助かったが、ようやくシャロン砦に辿り着いた。狩猟をしながら山で暮らすジェドは、文明の進んだ兵士に憧れ、指揮するリオーダン大尉(ガイ・マディソン)の指揮下で北軍の斥候となる。やがて、メドフォード砦から撤退してきた、マーストン大佐(ロバート・プレストン)が自己の名誉挽回のために、先住民への無謀な襲撃を決行しようとし、彼は次第に軍隊というものに疑問を抱くようになる。やがて、大佐は大尉やジェドが止めるのも聞かず、訓練の未熟な兵士たちを連れ、総攻撃をかけたが・・・。
この作品は、シャロン砦を舞台に騎兵隊と一人の猟師の心理を巧みに描いたリチャード・エメリー・ロバーツのベスト・セラー小説の映画化で、心理的西部劇の一作品。大佐の妻コリナを演じたアン・バンクロフト(Anne Bancroft)は、1931年、ニューヨーク市ブロンクス区の生まれ、両親共にイタリア移民で、ブロンクスの高校を卒業後、アクターズ・スタジオ、アメリカ映画協会(American Academy of Dramatic Arts)などで学んだ。1951年よりテレビに出演し始めたが、本作は24歳時に出演した。1958年、ヘンリー・フォンダ主演の舞台『Two for the Seesaw』に出演してトニー賞助演女優賞を受賞し、1959年に戯曲『奇跡の人』でタイトルロール、アン・サリバン役をつとめ評判となり、1962年に『奇跡の人』(The Miracle Worke)が映画化され、1962年のアカデミー主演女優賞を受賞した。2005年6月子宮癌のため、ニューヨーク市内の病院で73歳で死去。
ビクター・マチュアは、1913年、ケンタッキー州生まれ、パサディナ・プレイハウスで俳優としてスタート、ブロードウェーを経て、第二次世界大戦後にジョン・フォード監督に『荒野の決闘』(My Darling Clementine)('46)で起用されて一躍スターとなった。その肉体美から『サムソンとデリラ』(Samson and Delilah)('50)、『聖衣』(The Robe)('53)などの聖書劇で主役を演じた。1999年、癌により86歳で死去した。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 98 min.

■cast:
ヴィクター・マチュア / ガイ・マディソン / ロバート・プレストン / ジェームズ・ホイットモア / アン・バンクロフト / ラッセル・コリンズ / パット・ホーガン
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■staff:
製作:ウィリアム・ファディマン
監督:アンソニー・マン
原作:リチャード・エマリー・ロバーツ
脚本:フィリップ・ヨーダン、ラッセル・ヒューズ
撮影:ウィリアム・C・メラー
音楽:ライ・ハーリン、モリス・W・ストロフ

■link:The Last Frontier
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15 去り行く男 (Jubal)(1956)
ストーリーは、放浪の男ジューバル・トループ(グレン・フォード)は、ロッキーの山の中で崖から落ちて気を失ったが、運よくその場を通りかかった牧場主のシェップ(アーネスト・ボーグナイン)に助けられ、やがて、元気になってその牧場で働くことになった。シェップの妻メイ(ヴァレリイ・フレンチ)は、もともと淫奔で、夫をあざむいて牧童のピンキー(ロッド・スタイガー)と通じていたが、ジューバルを見て心を動かすのである。シェップはジューバルが次第に頭角を現し、信頼出来ると見込んで主任に任命するが、ピンキーは彼を目の仇にした。メイはジューバルを口説いたが、彼は相手にせず、騒ぎの起こらぬ内に旅立つ決心をするが、事情を知らぬシェップは離さそうとしなかった。そうした矢先、狂信的宗教団体の幌馬車隊がやって来て、この牧場に野営したが、ピンキーたちは、追い払おうとしたが、病人のいることを知ったジューバルは、快く病人の治るまで牧場にいる許可を与えた。ジェーバルは、幌馬車隊リーダー(バジル・ロイスダール)の娘ナオミ(フェリシア・ファー)の美しさに心惹かれるのであった。ある夜、シェップ以下全員が野営している所にメイが手紙が来たという口実でやって来た。実はジューバルの顔が見たくて来たのだが、それを知らぬシェップは、夜間はクーガーが出没し、1人では心配だと言ってジューバルをメイに同行させたが・・・。
この作品は、ジェーバルが、牧場主の妻メイから愛の告白を受け執拗に迫られるが、それを退けたため、彼女は腹いせいに彼との関係があったことを夫に嘘を言う。激怒した夫は酒場でジェーバルをライフルで撃つが、咄嗟にレッド(チャールス・ブロンソン)から渡された拳銃で応戦、撃ち殺してしまう。彼は負傷するがナオミの看護を受け、やがて、メイに会って身の証を立てるために牧場に向かう。だが、そこには、ピンキーに殴られて重傷を負ったメイがいた。そこにピンキーが、40人からなる捜索隊がかけつけるが、死の直前メイの証言によってピンキーは捕らえらる。流れ者のカウボーイを巡り、嫉妬と憎しみと暴力が連鎖反応するヒューマン・ドラマで、人物把握に優れ、不安げな表情のグレン・フォードをリアルな演技の助演者たちが取り囲んだウェスタンの傑作。撮影はカラーで、ワイオミングのジャクソン・ホールなどで行われ、『シェーン』(Shane)('53)同様にグランド・ティトン国立公園の山並みが美しい。
フェリシア・ファー(Felicia Farr)(1932生)は、『去り行く男』(Jubal)('56)、『襲われた幌馬車』 (The Last Wagon)('56)、『決断の3時10分』(3:10 to Yuma) ('57)何れもデルマー・デイヴス監督作の西部劇に出演している。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 100 min.

■cast:
グレン・フォード / アーネスト・ボーグナイン / ロッド・スタイガー / ヴァレリイ・フレンチ / フェリシア・ファー / チャールス・ブロンソン / バジル・ロイスダール
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■staff:
製作:ウィリアム・ファディマン
監督:デルマー・デイヴス
原作:ポール・I・ウェルマン
脚色:ラッセル・ヒューズ、デルマー・デイヴス
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
作曲:デイヴィッド・ラクシン
指揮:モリス・W・ストロフ

■link:Jubal
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16 決断の3時10分 (3:10 to Yuma) (1957)
ストーリーは、ある日、駅馬車がベン・ウェード(グレン・フォード)一味に襲われ御者も殺害された。折しも目撃したのは、貧農のダン・エヴァンス(ヴァン・ヘフリン)で、悪漢一味に手向かえるような状況ではなかった。ダンの一家には、切実な問題を抱えており、それは旱魃のため家畜が死に瀕しているのである。ウェード一味は、ビスビイに到着していたが、そのころ保安官はダンと出会い、ウェードが駅馬車強盗のボスであることを知り、ダンを町にやってウェードと話合わせ、そのすきに逮捕したが、牢獄のあるユマまで護送するには、ベンの手下に気付かれないようにしなければならなかった。ダンは、200ドルの報酬が出るということで、保安官の代りにベンを駅まで護送するという危険な役を買って出た。ウェードを町まで連行、ホテルの1室に監禁したが、この町の停車場からユマ行の汽車が出るのは3時10分、発車までまだ2時間もあったが・・・。
この作品は、アリゾナの広大な大地を舞台に、発車時刻までの間に繰り広げる一味との熾烈な攻防と駆け引きを緊迫感のあるタッチで描かれているが、最初は金の為に引き受けたが次第に使命感の目覚めていくヴァン・ヘフリン、それに悪党のボス、グレン・フォードとの次第に男気の友情が芽生えてくるあたり、見応えある異色のウェスタンの大傑作。尚、本作は2007年同名題で監督ジェームズ・マンゴールド、出演にラッセル・クロウでリメイクされている。
■ アメリカ映画(Columbia)Black and White 92 min.

■cast:
グレン・フォード / ヴァン・ヘフリン / フェリシア・ファー / レオラ・ダナ / ヘンリー・ジョーンズ
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■staff:
製作:デイヴィッド・ヘイルウェイル
監督:デルマー・デイヴス
原作:エルモア・レナード
脚本:ハルステッド・ウェルズ
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
作曲:ジョージ・ダニング
指揮:モーリス・W・ストロフ
歌:フランキー・レイン
■link:3:10 to Yuma
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17 カウボーイ (Cowboy)(1958)
ストーリーは、1871年、牧畜業のトム・リース(グレン・フォード)とその部下達が、またシカゴにやって来た。彼は、ホテルでいつも使っている部屋をオーダーするが、支配人はすぐに部屋の手配をフロント係りのフランク・ハリス(ジャック・レモン)に指示する。
だが、今その部屋を使っているのは、牧場主のヴィダルで、一緒に泊まっている娘のマリア(アンナ・カシュフィ)に恋しているので、彼は困惑してしまうが、支配人の命令なので部屋をチェンジするように伝える。やがて、リースは、風呂から上がり、オペラ見物をすませ、例によってポーカーをはじめるのだが、負けが続く。残金を滞在費用の清算としてフロントに向かうと係りのハリスが、パートナーの条件に資金を融通すると言い出しが・・・。
この作品は、沈着な牧童と、西部男になろうとする若者の2人の性格対比から、カウボーイ魂とでもいうべきものを描こうとしたフランク・ハリス原作の映画化で、西部の情景やバックに流れるサウンドは、往年のウエスタン名作に匹敵する傑作である。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 92 min.

■cast:
グレン・フォード / ジャック・レモン / アンナ・カシュフィ / ブライアン・ドンレヴィ / ディック・ヨーク / ヴィクトル・マヌエル・メンドーサ / リチャード・ジャッケル / キング・ドノバン
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■staff:
製作:ジュリアン・ブロースタイン
監督:デルマー・デイヴス
原作:フランク・ハリス
脚色:エドモンド・H・ノース
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
作曲:ジョージ・ダニング
■link:Cowboy
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18 絞首台の決闘 (Good Day for a Hanging) (1959)
ストーリーは、20年前にマーシャルをやめたベン(フレッド・マクマレイ)は、娘のローリー(ジョアン・ブラックマン)と駅馬車業を営み、未亡人ルス(マギー・ヘイス)と再婚する予定であった。ある日、強盗団が銀行を襲ったが、一味のエディ(ロバート・ヴォーン)はローリーと恋仲であった。マーシャルのケイン(エミール・メイヤー)はベンたちと強盗団を追うが、ケインは殺されエディはベンの弾丸に傷ついて捕らえられたが、秘かにローリーを愛している医師のポール(ジェームス・ドリュウリー)が、恋仇のエディを手当てしてやる。町の人々はエディにリンチを加えようとするが、ベンは正式の裁判にかけるまでは、保護する義務があると言う。裁判の日、再びマーシャルのバッジを胸につけたベンは証言台に立ちエディは死刑を宣告されたが・・・。
この作品は、もと保安官が銀行が強盗団に襲われる現場に居合わせ、銃撃戦のすえ一人を捕えるが、その男は町の若者エディで、娘との恋仲であった。マーシャルのケインを殺害した犯人だと訴えるベン、だが、町の人々は無実を信じ、署名活動まで行った。ベンは次第に孤立していく。住民の総意で保安官に任命されるが、また、住民の勝手で罷免にされるという中で悪漢一味と戦っていくウェスタンの名作。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 85 min.

■cast:
フレッド・マクマレイ / マギー・ヘイズ / ロバート・ヴォーン / ジョーン・ブラックマン / ジェームス・ドリュウリー / ウェンデル・ホルムス / エドモン・ライアン / スタシ−・ハリス / エミール・メイヤー
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■staff:
監督:ネイサン・ジュラン
製作:チャールズ・H・シニア
原作:ジョン・リース
脚本:ダニエル・B・ウルマン
撮影:ヘンリー・フルーリッヒ
音楽:ジョージ・ダーニング

■link:Good Day for a Hanging
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19 馬上の二人 (Two Rode Together) (1961)
ストーリーは、テキサスのタスコサ町の保安官ガスリー・マケーブ(ジェームズ・スチュアート)は、旧友の騎兵隊中尉ゲイリー(リチャード・ウィドマーク)と共にコマンチ族にさらわれた白人の少年と娘を救い出そうとしていた。これは、グラント砦の司令官フレーザー(ジョン・マッキンタイア)少佐に高額報酬で承諾したことであったが、彼らはようやく救いだした少年と娘は、もはや白人社会に溶け込めないほどインディアン生活や風俗に慣れ親しんでいたのだが・・・。
この作品は、サタデイ・イヴニング・ポスト連載のウィル・クックの西部小説の映画化で、インディアンにさらわれた白人の子供を助け出すということでは『捜索者』(The Searchers)('56)と内容は同じだが、スチュアートとウィドマーク二人の西部の男の友情をジョン・フォードタッチで描いた異色ウェスタンの快作。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 104 min.

■cast:
ジェームズ・スチュアート / リチャード・ウィドマーク / リンダ・クリスタル /
シャーリー・ジョーンズ / ジョン・マッキンタイア
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■staff:
製作:スタン・シュペトナー
監督:ジョン・フォード
原作:ウィル・クック
脚本:フランク・ニュージェント
撮影:チャールズ・ロートン・ジュニア
音楽:ジョージ・ダニング
美術: ロバート・ピーターソン
■link:Two Rode Together
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20 クイック・ガン (The Quick Gun) (1963)
ストーリーは、早撃ちのクリント(オーディ・マーフィー)は、巻き込まれた喧嘩 がもとで殺人を犯し、旅に出ていたが、久しぶりに故郷に帰ってきた。だが、町の人々の視線は冷たく、近寄ってくるのは昔の悪党仲間たちばかりであった。
ある日、悪党一味から強盗計画を持ちかけられたが、きっぱり拒み、正義のために立ち上がろうとしたクリントだったが… 。
この作品は、帰郷したガンマンがアウトローたちと対決する姿を描いたアクション・ウェスタン
■ アメリカ映画(Columbia)Color 90 min.

■cast:
オーディ・マーフィー / メリー・アンダース / ジェームズ・ベスト
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■staff:
製作:グラント・ホワイトック
監督:シドニー・サルコウ
原作:スティーブ・フィッシャー
脚本:ロバート・E・ケント
撮影:レスター・ショア
音楽:リチャード・ラサール

■link:The Quick Gun
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21 ダンディー少佐 (Major Dundee) (1964)
ストーリーは、南北戦争も終わりの頃、北軍のダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)は、チャリバ率いるアパッチの奇襲によって全滅した第5騎兵隊B中隊仇を打つために、南軍の捕虜や脱走兵まで募ってアパッチを追跡した。捕虜の中にタイリーン大尉(リチャード・ハリス)がいたが、ダンディーとは士官学校の同期生で親友であったが、自分を有罪にしたダンディー少佐を憎んでいた。ダンディー少佐の討伐隊は河にさしかかり待ち伏せされたが・・・。
この作品は、1864年の南北戦争末期を舞台に友情と憎悪が入り交じる復讐に燃えた北軍少佐がインデイアン討伐を描いたウエスタンの傑作。冒頭にながれるミッチ・ミラー合唱団のコーラスが印象的である。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 123 min.

■cast:
チャールトン・ヘストン / リチャード・ハリス / ジム・ハットン / ジェームズ・コバーン / マイケル・アンダーソン・ジュニア
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■staff:
製作:ジェリー・ブレスラー
監督:サム・ペキンパー
原作:ハリー・ジュリアン・フィンク
脚本:ハリー・ジュリアン・フィンク 、オスカー・ソール 、サム・ペキンパー
撮影: サム・リーヴィット
音楽:ダニエル・アンフィシアトロフ
歌:ミッチ・ミラー合唱団
■link:Major Dundee
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22 キャット・バルー (Cat Ballou) (1965)
ストーリーは、町の顔役パーシバル(レジナルド・デニー)と利権で対立したために、殺し屋ストロウン(リー・マービン)に殺された牧場主フランキー(ジョン・マーレイ)の娘キャット・バルー(ジェーン・フォンダ)は、復讐をするために、荒くれ者たちを集めた。数日後、バルーたちは、列車を襲ってウォルフ・シティ開発会社の給料を強奪し、町に乗り込もうとしていたが・・。
この作品は、19世紀のワイオミングを舞台にコミカルに展開するコメデイ・ウェスタンで、リー・マービンは、殺し屋とガンマンの2役を演じ、ナット・キンゴ・コールの軽快な歌が印象的でもある
■ アメリカ映画(Columbia)Color 100 min.

■cast:
ジェーン・フォンダ / リー・マービン / マイケル・カラン / ドゥエイン・ヒックマン |

■staff:
製作:ハロルド・ヘクト
監督:エリオット・シルヴァースタイン
原作:ロイ・チャンスラー
脚本:ウォルター・ニューマン、フランク・R・ピアソン
撮影:ジャック・マータ
音楽:フランク・デヴォール
歌:マック・デイヴィッド、ジェリー・リヴィングストン
■link:Cat Ballou
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23 テキサス群盗団 (The Texican) (1966)
ストーリーは、早撃ちのジェス・カーリン(オーディ・マーフィ)は、町のボス、ルーク・スター(ブロデリック・クロフォード)の策略で、お尋ね者となりメキシコで暮らしていた。
ある日、流れ者から、兄が殺されたことを聞き、仇討ちを誓って再び町に戻った。だが、ルークの手下たちが彼の命を狙おうと待ち構えていたのだったが…。
(劇場未公開作品)
ブロデリック・クロフォードは、1911年、フィラデルフィアで生まれ、1937年『木に登る女』(Woman Chases Man)(Samuel Goldwyn Company)で、デビュー、本作は55歳時の作品。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 88 min.

■cast:
オーディ・マーフィ / ブロデリック・クロフォード / ダイアナ・ロリス / ラス・マルクェス /アントニオ・カザス / アントニオ・モリノ・ロジョ / アルド・サンブレル / ユアン・アントニオ・ピエール / ヘルガ・ジェニスジョージ・リガード
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■staff:
製作:ブルース・バラバン
監督:レスリー・セランダー
脚本:ホセ・アントニオ・デ・ラ・ローマ
撮影:フランシスコ・マリン
音楽:ニコ・フィデンコ

■link:The Texican
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24 無頼漢 (The Desperadoes) (1966)
ストーリーは、無頼漢のシャイアン・ロジャース(グレン・フォード)は、銀行襲撃を頼まれ町にやって来た。だが、すでに銀行は襲われていた。その町で彼は旧友のスティーヴ・アプトン(ランドルフ・スコット)と出会うが、スティーヴは保安官で犯人を探していた。だが、強盗団の策略によりシャイアンが濡れ衣を着せられてしまう。スティーヴは彼を助けるため逃がそうとするが・・・。
ランドルフ・スコットが映画界へ入るきっかけとなったのは、ハワード・ヒューズとの出会いがあったという。数本の端役を経験後、『ヴァージニアン』('28)に主演のゲーリー・クーパーにヴァージニア訛りを教え、出演もしている。その後、パラマウントと年間契約で『砂漠の遺産』('32)で主役を演じてから二枚目スターとしてウェスタンを中心に活躍するようになり、アメリカンフットボールの選手として活躍したことからも頑健な体躯を颯爽とウェスタンのヒーローを演じて魅せた。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 88 min.

■cast:
ランドルフ・スコット / グレン・フォード / イヴリン・キース / クレア・トレヴァー / エドガー・ブキャナン / レイモンド・ウォルバーン / グィン・ウィリアムス / ポーター・ホール
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■staff:
製作:ハリー・ジョー・ブラウン
監督:チャールズ・ヴィダー
原作:マックス・ブランド
脚本:ロバート・カースン
撮影:ジョージ・ミーハン
音楽:ジョン・レイポルド
美術:ライオネル・バンクス

■link:The Desperadoes
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25 アルバレス・ケリー (Alvarez Kelly) (1966)
ストーリーは、1864年、アイルランド系アメリカ人、アルバレス・ケリー(ウィリアム・ホールデン)とアルバート・ステッドマン少佐(パトリック・オニール)は、北軍との契約で、2500頭の牛をメキシコから運び出した。ケリーは、金のためだけに仕事をする男であったが、途中、食糧が乏しい南軍は、この牛を盗もうとトム・ロシター大佐(リチャード・ウィドマーク)率いる南軍のゲリラ隊が見張ってた。やがて、ケリーは、バージニア州のワーウィック農場に着いたが、美しい女主人のチャリティ・ウォーイック(ヴィクトリア・ショウ)とロシター大佐の策略で、南軍に誘拐され、止む無くロシター大佐に協力せざるを得なくなった。ロシターの美しい婚約者リズ・ピッカリング(ジャニス・ルール)と知り合ったケリーは、戦争にもロシターにもいや気がさしたというので彼女をイギリスへ逃がしてやるのだが・・・。
この作品は、南北戦争を舞台に二人の男の闘い、やがて友情が結実していくというアクション・ウェスタンの傑作で、クライマックスでの牛の暴走シーンは圧巻である。ヴィクトリア・ショウは、1935年、オーストラリア、シドニー生まれ、『The Phantom Stockman』 ('53)でデビュー、『愛情物語』(The Eddy Duchin Story) ('56)チキータ役で知られるようになり、本作は31歳時の作品。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 120 min.

■cast:
ウィリアム・ホールデン / リチャード・ウィドマーク / ジャニス・ルール / パトリック・オニール / ヴィクトリア・ショウ /ロジャー・C・カーメル / リチャード・ラスト / アーサー・フランツ / ドナルド・バリー / デューク・ホビー / ハリー・ケリー・ジュニア
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■staff:
製作:ソル・C・シーゲル
監督:エドワード・ドミトリク
原作:フランクリン・コーエン
脚色:フランクリン・コーエン、エリオット・アーノルド
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:ジョニー・グリーン
歌:ブラザース・フォア

■link:Alvarez Kelly
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26 プロフェッショナル (The Professionals) (1966)
ストーリーは、メキシコ革命さなかにテキサスで無法者たちが、テキサス油田の経営者グラントの妻マリア(クラウディア・カルディナーレ)を誘拐して、身代金10万ドルを要求してきた。
グラントは妻を取り返すため4人の男を雇ったが、彼らは、それぞれの特技をもつ戦争のプロで、ファーダン(リー・マーヴィン)は、射撃の名手で4人のリーダー、エーレンガード(ロバート・ライアン)は馬の専門家、ジェイク(ウディ・ストロード)は追跡と狩りの名人、ナイフと弓矢の術は抜群、そしてドルワース(バート・ランカスター)はダイナマイトの専門家で4人は出発したが・・。
この作品は、1917年、メキシコ革命の時代を舞台に妻を奪い返すために雇われた4人の戦争プロフェッショナルの活躍を描いたアクション・ウエスタンの傑作。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 117 min.

■cast:
バート・ランカスター / リー・マービン / ロバート・ライアン / ジャック・パランス / クラウディア・カルディナーレ / ウディ・ストロード
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■staff:
監督・脚本:リチャード・ブルックス
原作:フランク・オルーク
撮影:コンラッド・ホール
音楽:モーリス・ジャール
■link:The Professionals
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27 無法のライフル (40 Guns To Apache Pass)(1967)
ストーリーは、南北戦争後、ブルース・コバーン(オーディ・マーフィ)大尉は、アパッチ族のコーチーズ(マイケル・キープ)酋長のもとに集結した先住民の襲撃に備え、開拓者をウェルズ砦に移動させていた。彼は婚約者エレン・マローン(ラレイン・スティーブンス)の家族も訪ねエレン父、マローン(ケネス・マクドナルド)にも危険が迫っていることを説得し護送することになった。だが、幌馬車隊は、砦に入る寸前にはアパッチ襲撃され、マローンが殺されてしまった。二人の息子、マイク(マイケル・ブロジェット)とダグ(マケル・バーンズ)は激高し、その場で騎兵隊に志願、父の仇を討つことを誓うのである。その頃は、旧式の単発銃しかなかったが、新式の連発銃が配備されることになって、騎兵隊長のリード(バイロン・モロー)に連絡があり、コバーン大尉はマイクとダグの兄弟、それにボディーン伍長(ケネス・トビー)のほか数名の隊員を連れて、連発銃の受取りに行くことになった。
彼らは途中、アパッチと遭遇し、撃ち合いになるが、マイクが先住民と戦っているところ、ダグに助けを求めるが、彼は先住民の死体からの流血や同僚が目前で殺されるのを見て臆病となって、それがもとでマイクは殺されてしまう。それにダグは、マイクの死体が先住民の馬に引きずられていくを目撃してしまう。戦闘は終わり、ようやくコバーン大尉は40挺の銃を引取り、砦に向かおうとした。だが、ボティーン伍長の裏切りで連発銃は奪われ、コバーン大尉は捕縛されてしまうのだが・・・。
この作品は、騎兵隊大尉が、裏切りで失った40挺の連発銃を取り戻し、先住民と騎兵隊の激闘で、騎兵隊は弾が底をつき、命運を覚悟した時、騎兵隊の突撃ラッパが意気高らかに増援部隊がやって来るという騎兵隊映画お決まりのストーリーながら、先住民との戦いは、壮絶でリアルに描かれている。ラレイン・スティーブンス(Laraine Stephens)は、1941年、カルフォルニア州オークランド生まれ、1961年TVシリーズでデビュー。1965年日米合作映画『勇者の森』(None But the Brave)で映画デビュー、本作は26歳時の出演作で、TVシリーズ出演が多い。(US Version)
■ アメリカ映画(Columbia)Color 95 min. Aspect Ratio:1.85 : 1

■cast:
オーディ・マーフィ(Cap. Coburn)/ マイケル・バーンズ(Doug)/ ケネス・トビー(Corp. Bodine)/ ラレイン・スティーブンス (Elle)/ マイケル・ブロジェット(Mike) / マイケル・キープ(Cochise)/ バイロン・モロー(Col. Reed)/ ケネス・マクドナルド(Kenneth MacDonald)
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■staff:
製作:グラント・ワイトック
監督:ウィリアム・ウィットニー
脚本:ウィラード・ウィリンガム、メアリー・ウィリンガム
撮影:ジャック・マルクェ
音楽:リチャード・ラサール
編集:グラント・ワイトック
■link:40 Guns to Apache Pass
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28 マッケンナの黄金 (Mackenna's Gold) (1969)
ストーリーは、黄金を探し求めるコロラド(オマー・シャリフ)と騎兵隊上がりのディブス(テリー・サヴァラス)それに、黄金の谷への道を知って捕虜にされた保安官のマッケンナ(グレゴリー・ペック)。黄金を求めて集まった20名ばかりの間には、欲とエゴの不気味な均衡が保たれていたが、フロンティアたちの黄金への夢は彼らに血を流させ、互いに殺し合いをさせるのであった。マッケンナとコロラドの命を賭けた死闘、そしてインガとヘシュ・ケの戦いが・・。
この作品は、欲にとり憑かれた人間たちが、牽制しあい、時には助け合ってその行く手を阻む敵や自然との闘いを描いているウェスタンの傑作。撮影はオレゴン、アリゾナ、ユタ、カルフォルニアの4州のわたって行われたというが、西部ならではの大景観が、空中撮影によって見事に捉えられている。アメリカ西部劇は、残酷さを売り物にしたイタリア西部劇に変わっていったが、そのマカロニ・ウエスタン・ブームも終焉に近くなった1968年に本作は製作された。アメリカ映画人としての意地が、映画をより壮大なものにしたいと思ったのか、J・リー・トンプソン 監督は西部を大スクリーンに出現させた実に見応えのある映画となった。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 124 min.

■cast:
グレゴリー・ペック / オマー・シャリフ / テリー・サヴァラス / カミラ・スパーブ /
キーナン・ウィン
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■staff:
製作・脚色:カール・フォアマン
監督:J・リー・トンプソン
原作:ウィル・ヘンリー
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:クインシー・ジョーンズ
■link:Mackenna's Gold
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29 弾丸を噛め (Bite the Bullet)(1975)
ストーリーは、デンバー・ポスト新聞の主催による過酷なレースが始まろうとしていた。レース参加者にための特別列車が仕立てられ、客車には、700マイル(1120キロ)耐久レース、賞金2000ドルという横幕が見える。それは、人間と馬による、行く手には山あり谷あり、砂漠もあるという定められたコースを6日半で踏破する死のレースで、馬を乗り換えることは不可能で、馬を乗りつぶしたり事故に遭ったら生きては帰れないのだ。出場者が各地から集まり、カウボーイのサム・クレイトン(ジーン・ハックマン)や賞金稼ぎのルーク・マシューズ(ジェームズ・コバーン)それにミスターと呼ばれるカウボーイ(ベン・ジョンソン)など8人がチェック・ポイントに立ち寄り、獣医によって厳しい馬の検査を受けるのだが、その中にミス・ジョーンズ(キャンディス・バーゲン)も参加していたが・・・。
この作品は、今世紀初頭の馬による西部横断レースを題材に、その苛酷な試練に参加した人々の人間模様を描き、熱さと渇きに耐えかね、馬までもが全身から塩を噴出させて過労死するというシーンを始め、大自然の厳しさに晒されつつも賞金を求めて荒野を彷徨する人々の執念が描写されている。題名の『弾丸を噛め』とは、アメリカ開拓時代に負傷した男が麻薬のかわりに弾丸を噛んで手術の苦しみに耐えたという故事に起因し「苦しみに耐えてやりぬけ」という意味に使われる。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 132 min.

■cast:
ジーン・ハックマン / キャンディス・バーゲン / ジェームズ・コバーン / ベン・ジョンソン / イアン・バネン / J ・ジャン・マイケル・ヴィンセント / マリオ・アルテアガ
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■staff:
製作・監督・脚本:リチャード・ブルックス
撮影:ハリー・ストラドリング・ジュニア
音楽:アレックス・ノース
編集:ジョージ・グレンヴィル
■link:Bite The Bullet
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30 ワイオミング (The Mountain Men) (1980)
ストーリーは、ハンターとして気儘に暮しているビル・タイラー(チャールトン・ヘストン)とヘンリー・フラップ(ブライアン・キース)は、ある日、クロウ族のから美しいインディアン娘ムーン(ヴィクトリア・ラチモ)を救ったが、彼女は、ブラック・フィート族の酋長ヘビー・イーグル(スティーブン・マクト)の愛人であった・・。
この作品は、1830年代のロッキー山脈を舞台に、山男たちが過酷な自然と闘いながらの生活とインデイアンとの戦いを描いたウェスタン。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 99 min.

■cast:
チャールトン・ヘストン / ブライアン・キース / ヴィクトリア・ラチモ / スティーブン・マクト / ジョン・グロヴァー
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■staff:
製作:マーティン・シェイファー、アンドリュー・シェインマン
監督:リチャード・ラング
製作総指揮:リチャード・R・St・ジョーンズ
脚本:フレイザー・クラーク・ヘストン
撮影:ミシェル・ユーゴー
音楽:ミシェル・ルグラン

■link:The Mountain Men
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31 シルバラード (Silverado)(1985)
ストーリーは、小屋で寝ていたエメット(スコット・グレン)が賊に襲われ、壁板や天井をぶち抜き、壁の隙間からの応戦で一人、屋根の軋みへ向けてライフル乱射でまた一人と片付けていく。ある事件で5年の刑期で投獄の身であった彼は故郷であるシルバラードに帰る途中であったが、砂漠で下着姿の風来坊ペイドン(ケヴィン・クライン)と出会った。彼は仲間に裏切られて身ぐるみ剥がされたという。ひとまず二人は野宿で夜を明かしたが、やがて、街では、かつての無法者仲間のリーダーだったコッブ(ブライアン・デネヒー)から、仕事の話を持ちかけられたが、足を洗うつもりのペイドンは断って、姉一家の住むシルバラードに向かうエメットに同行することになった。途中、ターリーの町に立ち寄った二人は、そこの酒場で黒人客のトラブルを目撃し、それを制した保安官からエメットの弟ジェイク(ケヴィン・コスナー)が縛り首寸前の状態で牢獄に繋がれていることを知らされた。エメットはペイドンの協力で弟を助け逃亡するが、追跡隊が迫って来た。その時、酒場で会った黒人ガンマンのマル(ダニー・グローヴァー)が助太刀した。彼等は目的こそ違え、めざすはシルバラードであったが、途中、強盗に襲われた幌馬車隊を救い、四人はそれぞれの方向に分かれ、エメットとジェイクは姉の家へと、マルは父と妹の待つ開拓部落へ、そしてペイドンは幌馬車隊の若い女性ハンナ(ロザンナ・アークェット)を守って、新しい入植地へと向かったが、シルバラードは土地独占を図る牧場主マッケンドリック(レイ・ベイカー)に牛耳られていたが・・・。
この作品は、1985年に製作された西部劇でローレンス・カスダンが製作、脚本、監督まで担当して全盛期の西部劇を復活させた痛快活劇の傑作。西部の街シルバラードに集った四人のガンマンが、街を牛耳る悪徳ボスとの戦いを描いているが、俳優陣にはスコット・グレン、ケヴィン・クライン、ケヴィン・コスナーやダニー・グローヴァーなどが熱演している。だが、プロットが若干、複雑で判りにくいと思われるが、全般に西部劇には欠かせないキーワードや名シーンを思わせる場面などが多く取り入れられた最近にない本格的なウェスタンである。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 133 min.

■cast:
ケヴィン・クライン / スコット・グレン / ケヴィン・コスナー / ダニー・グローヴァー / ロザンナ・アークェット / ジョン・クリース / ブライアン・デネヒー / リンダ・ハント
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■staff:
製作・脚本・監督:ローレンス・カスダン
製作総指揮:チャールズ・オークン、マイケル・グリロ
脚本:マーク・カスダン
撮影:ジョン・ベイリー
音楽:ブルース・ブロートン
美術:アイダ・ランダム
編集:キャロル・リトルトン
衣装(デザイン):クリスティー・ジー

■link:Silverado
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32 グローリー (Glory) (1989)
ストーリーは、1860年代初頭、ボストンに戻ってきた北軍指揮官ショー(マシュー・ブロデリック)は、知事(アラン・ノース)から、黒人だけで組織する第54連隊の指揮官を勧められ、連隊の設立と指揮を託される。彼は葛藤や様々な困難に直面しながら、過酷な訓練の中から絆が深まって、ほかの部隊に負けないほどの強い規律と志気を持った黒人連隊が誕生した。やがて、黒人連隊は激戦地へと進軍するのだが・・・。
この作品は、南北戦争を舞台に実在した北軍の黒人部隊の指揮官と兵士たちの活躍と勇姿を描いた戦記のドラマで、黒人兵を演じたデンゼル・ワシントンは、第62回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 122 min.

■cast:
マシュー・ブロデリック / デンゼル・ワシントン / ケアリー・エルウィズ / モーガン・フリーマン / ジミー・ケネディ
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■staff:
製作:フレディ・フィールズ
監督:エドワード・ズウィック
原作:リンカーン・カースティン、ピーター・バーチャード、ロバート・グールド・ショー
脚本:ケヴィン・ジャール
撮影:フレディ・フランシス
音楽:ジェームズ・ホーナー
美術:ノーマン・ガーウッド
■link:Glory
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33 ジェロニモ (Geronimo:An American Legend)(1994)
ストーリーは、1885年、アメリカ合衆国陸軍に抵抗していた最後のアパッチ族が降伏し、リーダーのジェロニモ(ウェス・ステューディ)は、中尉のゲイトウッド(ジェイソン・パトリック)と士官学校を卒業して初めて任官したデイヴィス少尉(マット・ダモン)に護送された。ゲイトウッドらは砂漠を旅するうちに、威厳と誇りに満ちたジェロニモに理解と友情を覚え、途中、アパッチの身柄引き渡しを要求するシェリフの一隊を追い払い、やがて、ゲイトウッドは、ジェロニモと友情の証として双眼鏡とブルー・ストーンを交換した。20年近くに渡り、アパッチとの戦いの指揮をとってきたクルック准将(ジーン・ハックマン)は、礼節をもってジェロニモを迎え、500人のアパッチ族が軍の保護、監視の下に、保留地で農耕生活を送るようになった。だが、半年後、些細な事から軍が武力で制圧しようとし、暴動が起こり、ジェロニモは仲間たちと逃走した。ジェロニモは古老の要求を受け入れてクルックと会見したが、白人に故郷を奪われる理不尽を訴え、徹底抗戦を主張するのだが・・・。
この作品は、チリカウア族のアパッチは政府の保留地移住政策に抵抗した最後の部族で、ジョージ・クルック准将の率いる部隊が抵抗を排除する任務に就いていたが、チリカウア族の拠点への攻撃により南西部では20年に及ぶ戦闘状態が続いていた。1人の戦士とその仲間が抵抗を続けたが、2ヶ月以内に投降すると約束した彼の名はゴヤクラ、メキシコ人が付けた別名はジェロニモといった。この物語は、新米の士官で22歳になる1ヶ月前にアリゾナ準州に赴任した新任のブリトン・デイヴィス少尉の述懐で展開されていくが、彼は西部の砂漠も見るのも初めてで、ジェロニモ追撃作戦に加わり、騎兵として、その期待と興奮に溢れ、歴史の証人としてこの話を皆さんに伝えたいと映画が進行していく・・・。
フィナーレでは、デイヴィスはマイルズ准将に面会し、ゲイトウッド中尉の処遇も含め、約束は軍であればなおさら守るべきであり、仕打ちは裏切りだと訴える。だが、准将は、国民より野蛮人のことの方が気になるのか?我々は勝ったのだ。それが肝心で、もう終わった。ジェロニモもアパッチも過去の物として消えればいい。だが、それに対しデイヴィスは、閣下の考え方には承服出来ない、幻滅しました。軍を去りますと言って、家族や友人の期待を裏切って軍を去るのである。ジェロニモを追った時の出来事が脳裏を去らず、あの日々の記憶、人間の勇気と残虐性が交錯した、あの日々それがもたらした冷酷な現実1000年続いた文化が消滅し、この砂漠は正当な住民が消えた主なき土地だと述懐するのである。ジェロニモは捕らえられフロリダの刑務所に送られる列車の中で、我々の神が、この土地を白人に奪い取らせたのか分からない。どうしてやつらはあんな大勢いるんだ?やつらがあれほど多くの銃と馬を持っているのはなぜなんだ。俺が若かった頃からずっと、神は俺を戦士として白人と戦わせてきた。幾度と無く戦ったが俺は生き抜いた。それが俺の力だ(That was my power.)だが、俺の時代は変わった・・・。多分我々アパッチの時代もこれで終わるのだろう。ジェロニモは捕虜として更に22年生きたが、国は約束に反し、彼を家族の元へ帰さなかった。本作は、伝説のアパッチ族の戦士ジェロニモの人間像を描き、アメリカの歴史の暗部に光を投げかけた西部劇の傑作で、ライ・クーダーのスコアは格調高く奏でられている。
■ アメリカ映画(Columbia)Color 115 min.

■cast:
ジェイソン・パトリック / ジーン・ハックマン / ロバート・デュヴァル / ウェス・ステューディ / マット・デイモン / ロドニー・A・グラント / ケヴィン・タイ / スティーヴ・リーヴス / ベス・グラント / ハウソン・ジェームス / カルロス・カラスコ / デヴィット・クリゲル / ナツコ・オハマ
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■staff:
監督:ウォルター・ヒル
製作総指揮:マイケル・S・グリック
製作:ウォルター・ヒル、ニール・カントン
脚本:ジョン・ミリアス、ラリー・グロス
原案:ジョン・ミリアス
撮影:ロイド・エイハーン
美術:ジョー・アルヴス
音楽:ライ・クーダー
編集:フリーマン・デイヴィス、カーメル・ディビス、ドン・アーロン
衣装(デザイン):ダン・ムーア
■link:Geronimo:An American Legend
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34 ブロークン・トレイル 遥かなる旅路 (Broken Trail)(TV mini-series)(2 parts) (2006)
ストーリーは、1898年、サンフランシスコ、チャイナタウン。19世紀貧困に喘ぐ中国では、当時の風習もあり、無数の女性が売られ、多数がアメリカ西部に送られ娼婦として短く辛い人生を過ごしたが、その中、酒場の経営者ビック・ラム・ケイト(ラスティ・シュワイマー) に頼まれたキャプテイン・ビリー・フェンダー (ジェームス・ラッソー)は、5人の中国人の少女を選び、馬車に乗せて荒野を運んでいた。一方、カウボーイのプリント・リッター(ロバート・デュヴァル)は、トム・ハート(トーマス・ヘイデン・チャーチ)の母親の死を彼に伝えるのであるが、一人息子のトムと母親は疎遠だった。母親はプリントに遺産を残したが、彼の目的は甥のトムに援助をすることで、若いトムにやり直すきっかけをもたらすことにあった。こうして、プリントは牧場も売り払って500頭のムスタングを調達し、二人でオレゴン州からワイオミング州まで移動の旅路につく事になった。だが、途中、娼婦にされようとしていた中国人の少女5人を助けることになり、言葉も通じない彼女たちを連れて旅を続ける事になる。そんなことで、余計なトラブルまで招き寄せてしまうのであったが・・・。
この作品は、オレゴンを出発してアイダホから南下しグランドティートン国立公園の南側を通り、ワイオミングのシェリダンまで、約2000キロ以上の道のりを、あらゆる困難に立ち向かいながら、500頭からの馬を移動させるのであるが、その西部の雄大な景観映像は誠に素晴らしいものがある。西部という厳しい世界のなかで、娼婦として連れてこられた中国娘を荒くれ男のカウボーイが助け、やがて、その荒くれ男にやさしい心が芽生えていくという内容であるが、中国の娘たちに焦点を当てた西部劇は珍しい。二人のカウボーイは、ムスタング(純血種、雑種の健康な3〜8歳馬)を運ぶだけでなく、ロード・ムービー(旅の途中で起こるさまざまな出来事を描いた作品)といえるもので、美しい風景をバックに郷愁とロマンあふれるタッチで綴られている。ロバート・デュヴァルの『ロンサム・ダブ』(Lonesome Dove)(TV mini-series 1989)、『ワイルドレンジ』(Open Range)(2003)に続く3部作の完結編といえる作品で、十分な装備もなく困難な旅に乗り出した不器用な男の物語でもある。ウォルター・ヒルは、監督の仕事の7割はキャステイングだとサム・ペキンパーが言っているが、まさに至言だと言っているとおり、キャストは素晴らしく、実話を集めて作られた西部劇である。
アメリカのクラシック映画専門チャンネルAMCのオリジナルTV映画として、アメリカでは2006年6月に放送され、日本では2007年9月にWOWOWでプレミア放映後にDVD発売となった。エミー賞 作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)、主演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)、助演男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)、キャスティング賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)の他に全米監督協会賞 監督賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞している。
■ アメリカ・カナダ合作映画(Butcher's Run Films, Once Upon a Time Films/Distributors Sony Pictures)Color 184 min (2 parts) Aspect Ratio:1.78 : 1

■cast:
ロバート・デュヴァル / トーマス・ヘイデン・チャーチ / グレタ・スカッキ / スコット・クーパー / クリス・マルケイ / ラスティ・シュウィマー / グウェンドリン・ヨー / ヴァレリー・ティアン / キャロライン・チャン / オリヴィア・チェン / ジェイディン・ウォン / ドナルド・フォング / ジェームズ・ルッソ / ダンカン・フレイザー / トッド・アレン
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■staff:
製作:ウォルター・ヒル、アラン・ジョフリオン、ロナルド・パーカー、チャド・J・オークス、ダミアン・ガンチェウスキー
監督:ウォルター・ヒル
製作総指揮:スタンリー・M・ブルックス、ロバート・デュヴァル、ロブ・カーライナー
脚本:アラン・ジョフリオン
撮影:ロイド・エイハーン
プロダクションデザイン:ケン・レンペル
衣装デザイン:ウェンディ・パートリッジ
編集:フリーマン・デイヴィス、フィリップ・ノーデン
音楽:デヴィッド・マンスフィールド、ヴァン・ダイク・パークス
■link:Broken Trail
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